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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋

249件の記事があります。

2019年03月12日~藤前干潟をフィールドとして学習~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。

あっという間に3月に入り、最近は暖かい日も増えて来ました。

先日、地元の野跡小学校の4年生が1年間を通して藤前干潟の学習をし、学習の最後のまとめとして、稲永ビジターセンターで清掃活動を実施しました。

この1年間、藤前干潟を地元ならではのフィールド学習として、どんな風に取り組んできたのかをご紹介したいと思います。

<4月>

稲永ビジターセンターに来館し、稲永ビジターセンターのスタッフの案内で、DVDを見たり、館内の展示物などを使って藤前干潟について学習をしました。

<6月>

AR(アクティブレンジャー)が行う出前講座で「干潟ってどんな所?・藤前の生きものたち・藤前干潟がこまっている?」などの学習やシジミの浄化実験を通して干潟の重要性を学びました。

→出前講座の報告はこちらでもご覧いただけます。

<http://chubu.env.go.jp/wildlife/mat/m_1_1_6.html>

<6月末>

稲永ビジターセンタースタッフの案内で、実際に干潟に入り、カニなどの生きもの観察を行いました。

<9月>

児童集会で学習したことを他の学年のみんなに知ってもらうため、手作りで藤前干潟を再現した劇を発表しました。干潟の紹介をする博士役、トビハゼ、カニ役など、クイズ形式で干潟の仕組みなどを紹介し、他の学年の児童たちは熱心に見入っていました。

<3月>

1年間の学習の最後のまとめとして、4年生みんなで藤前干潟の清掃活動を行いました。また、稲永ビジターセンターのスタッフから、マイクロプラスチックのお話しもあり、みんながごみを拾った場所にも無数にそれはありました。「土ごと拾えばいい、でも干潟の土がなくなってしまう・・・」などの意見が出て、それぞれが考えてくれる場面がありました。

担任の先生と4年生のみなさんに清掃活動で感じたこと、1年間藤前干潟を学習してきて印象に残ったことなどをインタビューさせていただいたので、ご紹介したいと思います。

【担任の先生の感想】

今回の清掃で感じたことは、大きいごみより細かいごみが多い。もともとあったものではなく、流れてきたようなごみがたくさんあるので、それを見て今まで勉強してきたこと、「山・川・海は繋がっている、自分たちの住んでいる所から流れてきている、昔、埋立られる計画が持ち上がり、干潟がなくなるかもしれなかったこと」など、実際に藤前干潟で清掃活動を通して、ごみの様子をみて実感しているように感じる。

藤前干潟を学習してからは、関心を持ち、休みの日に藤前干潟に来る子もいるようだ。ここはとても有名な所で大事にしていかなくてはいけない場所であることを年間の学習を通して理解出来たと思う。

子どもたちを連れて来るのは大変だが、いつも楽しみにしている。

ごみを捨ててはいけない、また、それを注意できる人になってくれると嬉しいと思う。

【子ども達の清掃活動の感想】

・缶やペットボトル、ディスク、注射器、袋、布団などがあった。

・ペットボトルがないのにキャップだけがたくさんあった。

・捨てずにリサイクル出来るものはすればいいのに、と思う。

・いろんな人にごみを無くしてほしい。

・実際藤前干潟でごみ拾いをして、たくさんごみが流れ着いているのを見て、環境のことを気にしていない人がいるんだ、と嫌な思いをした。

【藤前干潟の感想】

・鳥の名前や干潟のいろんなことを知ることが出来た。

・藤前干潟はいろんな生き物がいてすごいと思った。

子ども達の意見を聞いて、担任の先生の思いがとても伝わっているのでは、と感じました。

清掃活動の最後にそれぞれのグループが干潟についてまとめたポスターの贈呈式が行われました。

こちらは稲永ビジターセンターで大切に展示させていただきます。

それぞれ違うタイトルでまとめがしてあり、学習したこと、感想が書かれていました。

・ラムサール条約について

・環境問題について

・藤前干潟の鳥たち

・藤前干潟が大変!

・藤前干潟の歴史

・鳥以外の生きものについて

これからも藤前干潟やごみ問題に関心を持ち、学習したことを思い出してくれると嬉しいです。


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2019年03月08日~飛島干潟のズグロカモメ~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。
少しずつ暖かくなり、鳥たちの渡りが始まる季節になってきました。そして、干潮時の干潟の面積も広がりつつあります。


今回は、飛島村にある、一部が国指定藤前干潟鳥獣保護区にかかる干潟より、干潟と鳥たちの様子をお伝えします。

(写真の干潟は鳥獣保護区内から少し外れます)

よく見ると、この大きく広がった干潟にはカニがたくさんいるんですよ。
干潟の上に見える小さいつぶつぶが実は全部カニです!

この日は、冬鳥のカモが減ってカモメ類が多くいました。
鳥には夏羽と冬羽があり、そのためさらに識別が難しい鳥もいるのですが、このユリカモメやズグロカモメはとってもおもしろい変化をし、私でも分かりやすいのです。夏羽は頭が黒くなるのです(^o^)

    (冬羽のユリカモメ)             (冬羽のズグロカモメ)

※ユリカモメとズグロカモメの見分けやすい違いはくちばしです。ユリカモメは赤く、ズグロカモメは黒いです。

どうですか。冬羽から夏羽に変わった、この変わりよう!!

 

(夏羽で頭が黒くなっているズグロカモメです。奥はカモメです。) 

※写真はありませんが、ユリカモメも夏羽は頭が黒くなります。

そして、今の時期ならではの換羽中のおもしろいズグロカモメも・・・まるでほおかぶりをした泥棒さんのよう(笑)


(かなりピンボケですみません。)

飛島干潟にはカニが多く、度々、ズグロカモメがカニ食べているのはよく見かけますが、↓
 
この日は、小さなくちばしで、なんと、こんな大きな魚と格闘していました。

また、これは、少し前に撮影した飛島干潟にいたズグロカモメですが、よく見ると、
片足がありません。しばらく観察していてもなかなかカニを捕まえる気配もなく
じっとたたずんでいました。自然界は厳しいですね。

これからは再び広大な干潟が広がる季節になり、また、春の渡りの鳥たちもたくさんやってきます。
初めての方もリピーターの方も是非、遊びに来て下さい。

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2019年02月18日【実施報告】ごみ非常事態宣言20周年記念イベント「なごやのみらい Open Together!」

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

皆さま、藤前干潟からこんにちは。

大変ご無沙汰しております、アクティブレンジャーの西部です。

今年の藤前干潟は比較的おだやかで暖かい日が多いような気がします。

心なしか鳥の数が例年よりも少ないような気もしていて、ちょっと寂しいなぁと感じています。データで見たわけではありませんので正確ではありませんが。

最近の藤前干潟を少しだけご紹介。

オオジュリン オオジュリン2

この間から、ヨシ原にいるオオジュリンをバシッと撮影したいと思って何度か挑戦していますが、なかなか思うように撮影できません。ちょこちょこと動き回り、一心不乱にヨシをつついて回っています。首もこんなに曲がるんですね!

20190218 ミサゴ 大物ゲット!

ミサゴが大物をゲットしたところに出会いました!

どこで食べようかとグルグル上空を回っていました。

また別の記事で書こうと思っていますが、カンムリカイツブリがちょっと茶色っぽくなっていたり、

ズグロカモメの頭が黒くなって来ていたり、、、と春の気配があちこちに見られました!

久しぶりにフィールドに出てみると、旬な発見があって楽しいですね。

さて、藤前干潟、と言えば、最近、藤前干潟と言う言葉を目にしたり、耳にしたりする機会があったのではないでしょうか!

なぜかと言うと、2019年2月は、名古屋市が「ごみ非常事態宣言」を出してから20年となる記念の年だからです。

ごみ非常事態宣言とは、簡単に説明すると、名古屋市民の生活ごみを分別してごみ処理量を減らし、藤前干潟を保全するキッカケとなった画期的な取組のことです。

そこで、つい先日、216日(土)に、ごみ非常事態宣言20周年記念イベント「なごやのみらい Open Together!」と言うイベントがららぽーと名古屋みなとアクルスで実施されました。

2019年2月16日(土)なごやのみらい Open Together!

私たち名古屋自然保護官事務所のメンバーは、藤前干潟ふれあい事業実行委員会としてイベントに参加しました。

1つは、藤前干潟ミュージカル!

藤前干潟に縁のあるアーティストにお願いして実施したミュージカルで、パーカッショニスト本多"taco-bow"正典氏と劇団シンデレラのコラボが実現しました。

2019年2月16日(土)藤前干潟ミュージカル

もう一つは、生物多様性カフェ。

生物多様性カフェとは、なごや生物多様性センターが定期的に実施しているサイエンスカフェなのですが、今回のイベントでも実施すると言うことで、藤前干潟ふれあい事業実行委員会と共催で、藤前干潟の生きものを取り上げたサイエンスカフェを実施しました。

藤前干潟の生きもの、と言うことで、なんと今回は3人のスピーカーにお話しいただくと言う贅沢な内容。

・底生藻類:寺野ひろ実さん((株)ニック環境システム)

・底生生物:梅村幸稔さん(NPO法人藤前干潟を守る会)

・鳥 類 :野村朋子さん(名古屋市野鳥観察館)

1つ1つがじっくりお話を聞きたいテーマでしたね。

2019

生物多様性カフェでは、藤前活動センターの<アナジャコの巣穴模型>も出張展示され、

同じく藤前活動センターから顕微鏡も持参して、干潟の底生藻類"珪藻"を皆さまに観察していただきました。

アナジャコの巣穴模型 生物多様性カフェの顕微鏡コーナー

<アナジャコの巣穴模型>            <顕微鏡コーナー>

どちらも準備などの打合せは大変でしたが、盛りだくさんの内容でご来場いただいた皆様にも楽しんでいただけたのではないでしょうか。

今また、プラスチックごみや電子ごみといった新たなごみ問題が新聞紙面で取り上げられるようになって来ています。

今年度、このAR日記でも何度も取り上げてきましたが、藤前干潟でもごみ問題は本当に生き物の生活を脅かす大きな問題にもなっています。

私たちもアイディアを出しあって、普及啓発や皆さまへの情報提供をしていきたいと思っています。

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2019年01月29日「第8回 ごみと水を考える集い」

国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。
連日のニュースでもよく耳にするインフルエンザですが、愛知県は現在インフルエンザ患者報告数が全国でも高い値となっているようです。皆さま、どうぞ、気を付けてお過ごしくださいませ。

さて、1月26日(土)に「第8回 藤前干潟 伊勢・三河湾のごみと水を考える集い」が開催されました。
寒い中にもかかわらず、総勢90名近くの方々が集まり、こみと水についての議論が交されました。

来賓に河村名古屋市長が出席され、藤前干潟の現在に至る経緯などをお話しいただきました。

そして、昨年の台風21号、24号の被害の状況や漂着した大量のペットボトルの調査報告なども行われました。
500mLの飲用ボトルの販売開始は1996年で、昨年の清掃活動で回収された約19万本の中に、1996年からの古いペットボトルが多量に含まれていることが判明したそうです。

拾っても拾ってもなくならないペットボトルですが、清掃活動を行わなかった場合、どうなるのかのシュミレーションやペットボトルの販売量と回収量で不法投棄の推定を行ったりと大変興味深い報告もたくさんありました。

<昨年の台風21号の後の漂着ペットボトルの様子>

そして、PETボトルリサイクル推進協議会の方からペットボトルを製造している側から、お話をいただきました。

ペットボトルの出荷本数は2004年に比べると1.54倍と増加はしているものの、ペットボトルの軽量化やリサイクルの取り組みによりCO₂ 排出量は出荷本数の増加に比べて抑制されていること、また、ペットボトルのリサイクル率は84.8%に及ぶこと、自治体によって分別方法が違ったりするものの、やはり、キャップ、ラベルははずさなければ、リサイクルが難しいことなどを話していただきました。

分散会では、それぞれ「漂着ごみ減量について」の意見を述べ、グループごとに発表しました。

 
・リサイクルBOXの増加、アピール
・捨てない、一人一人のモラル、不法投棄の抑制
・おいしい水道水を飲んでほしい、海外にはお洒落な給水器(給水スポット)がある
・買取りしてくれる缶やペットボトルを作る

などなど、この他にもたくさんの意見が出ました。

私もアクティブ・レンジャーになるまでは、このような会があることも知らずにいましたが、この記事を読んでいただいた方、ぜひ、次回の参加を検討していただき、ごみ問題を身近に感じていただけると嬉しいです。


 写真アップ特集!
冬鳥のシロハラと最近、藤前干潟では数が増えているオナガガモの写真です。

<お腹が白いのが名前の由来です。>

<細長いしっぽが名前の由来です。羽の色がとってもきれいです。>

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2019年01月21日【実施報告】藤前干潟サイエンスカフェ 藤前干潟のハンターたち~ミサゴとその他の猛禽類~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

皆さま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。

ここ愛知県では、インフルエンザが猛威をふるっており、学級閉鎖も相次いでいるようです。

皆さまはいかがですか?体調には十分お気を付けください。

藤前干潟サイエンスカフェ

さて、カモ類も少ないような感じの藤前干潟ですが、1月19日(土)には「藤前干潟を学ぼう! 鳥を見る、知る、作る!」と言う藤前干潟ふれあい事業を実施しました。

午前中には名古屋市野鳥観察館と稲永ビジターセンターを利用した鳥の観察とミサゴのペーパークラフト、午後からは藤前干潟サイエンスカフェを実施しました。

藤前干潟サイエンスカフェは、定員30名のところ事前の申込が80名近く集まると言う盛況ぶりで、大変申し訳なかったのですが、抽選とさせていただきました。

落選となってしまった皆さま、大変申し訳ありません。

藤前干潟サイエンスカフェ

講師にお招きしたのは、先崎啓究氏。

鳥類調査員として全国各地を調査するほか、月刊誌BIRDERへの執筆や講演、環境教育など幅広い活動をされています。藤前干潟のある愛知県にも10年近くお住まいだったことのある縁のある方です。

藤前干潟サイエンスカフェ カフェコーナー

当日、参加者の皆さまに楽しんでいただいたカフェコーナーは、イオンスタイル名古屋茶屋さんからのご提供。コーヒーだけでなく、ココアやカフェオレなどのほか、一口チョコレートなどのおつまみも提供いただきました。

イオンスタイル名古屋茶屋の皆さま、ありがとうございました。

藤前干潟サイエンスカフェ カフェコーナー

そのほか、お隣名古屋市野鳥観察館のスタッフの方、ガタレンジャーの方にもお菓子やミカンなどの差し入れもいただきました!

ありがとうございます!

藤前干潟サイエンスカフェ カフェコーナー

会場はゆったりとしたスペースと言うわけにはいきませんでしたが、先崎氏の話に時折、質問などをしながら、皆さん熱心に聞き入りメモをされている姿が印象的でした。ミサゴの話に始まり、猛禽類の生態や観察の仕方など幅広い内容のお話しに、アンケートでも満足度が高かったようです。

お越しいただきました皆さま、ありがとうございました。

また藤前干潟のミサゴに会いに来てくださいね。

今後もアンケートなどを参考にこうした企画を実施したいと思っています。

今後の藤前干潟情報もチェックしてくださいね!

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2019年01月09日~新しい年が始まりました!~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 管理者(名古屋自然保護官)

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。
新らしい年が始まりましたね。今年は年末年始、お天気も良く、過ごしやすいお正月となりました。

今年はまだ良い写真が撮れていないので、昨年末の分より藤前干潟の様子をお伝えしたいと思います。

空気の澄んだある日、飛島干潟からきれいに山が見えました。頂上付近には雪がかかり、とってもきれいです。

<写真より、実物はとてもきれいです。>

そして、きれいと言えばこちらも。カモ(オス)の色がどんどん鮮明になってきています。識別がしやすくなり、これからが観察時ですね。これは、ヒドリガモです。護岸近くにやってきて岩についている藻を食べていました。

<そろそろペアでいるカモが多い中、このカモは一羽でした。頑張れ!>

その様子を見ていると、何かをくわえたカラスが近くに飛び降りてきました。よく見ると・・・ 大きなボラを捕まえています。他のカラスに横取りされないように転々と場所を変えながら食べていました。

<この写真の主役はボラ(笑)>

そして、干潟には一羽ぽつんとズグロカモメがうろうろしています。様子を見ていると、カニをゲットしました。くわえたり、落としたりを繰り返しながら、食べてしまいました。

 
<獲物を探してうろうろしています。>     <見事、カニゲット!>

 

<そして、落とす・・・>           <カニがハサミだけになってる・・・?>

最後に、いつもは姿は確認が出来ても、なかなか上手くカメラに収めることが出来なかったメジロです。最近ようやく、木の葉が落ち、シャッターチャンスが到来です!それでも、動きはとてもすばしっこく必死に撮影しました。

 

<目の周りのアイリングがかわいいですね。>  <正面の顔です、ちょっぴりこわい・・・>
皆さんもご存じのメジロは色がきれいでかわいい鳥ですね。ビジターセンター周辺では集団で飛び交っています。

そして、センタースタッフの皆さまの年末の大掃除できれいになった、稲永ビジターセンターと藤前活動センターです。これから数ヶ月すると、また干潟が出る季節となってきます。是非、干潮時間を確認していただき、干潟の風景を見に来て下さい。各センターから眺める風景は格別です。

 

<稲永ビジターセンター>           <藤前活動センター>

本年もどうぞよろしくお願いいたします。皆さまのご来館、お待ちしております。

<レンジャー写真展2018開催中>

国指定藤前干潟鳥獣保護区、白山国立公園、伊勢志摩国立公園、で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が目にする美しい自然を写真で紹介します。

 会 場:東邦ガス(株)ガスエネルギー館
 日 時:平成30年12月20日(木)~平成31年1月25日(金)10:00 - 17:00
 住 所:愛知県東海市新宝町507-2
 入場料:無料
 休館日:土曜日、祝日(日曜日と重なる場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月5日)
 主 催:環境省中部地方環境事務所

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2018年12月25日~藤前干潟、生き物のペーパーキャップ作りをしました!~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。
毎日、徐々に寒くなってきていますが、名古屋はホワイトクリスマスまではいきませんでしたね。
年末は寒くなりそうですので、みなさま、体調管理、気をつけて下さい。

さて、12月20日より、東邦ガス(株)・ガスエネルギー館において「レンジャー写真展2018」を開催しています。会場は9階のとても景色のよい展望室です。

<望遠鏡が備え付けられており、景色を見ることが出来ます>

会場には、名古屋の藤前干潟、そして、国立公園の白山と伊勢・志摩の写真を展示しています。

 

そして、12月23日は、東邦ガス(株)・ガスエネルギー館でクリスマスイベントがあり、名古屋自然保護官事務所では「藤前干潟の生き物ペーパーキャップ作り」を実施しました。

 

<みんな、真剣に作成中です>


参加者は56名、時間が合わなくて会場では作成出来なかった参加者も15名ほどいましたが、お家で上手く作ることが出来たかな?出来上がった時にはみんな嬉しそうにペーパーキャップをかぶっていました!!

ペーパーキャップのモチーフはこの生き物たちです。

<トビハゼ>                 <ダイゼン>

また、レンジャー写真展のアンケートを記入していただくと、「藤前干潟オリジナルのしおり」をプレゼントしています!

 
ぜひ、皆さま、お時間ございましたら、東邦ガス(株)・ガスエネルギー館9階、レンジャー写真展会場まで足をお運び下さい。

<レンジャー写真展2018>

国指定藤前干潟鳥獣保護区、白山国立公園、伊勢志摩国立公園、で働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が目にする美しい自然を写真で紹介します。

 会 場:東邦ガス(株)ガスエネルギー館
 日 時:平成30年12月20日(木)~平成31年1月25日(金)10:00 - 17:00
 住 所:愛知県東海市新宝町507-2
 入場料:無料
 休館日:土曜日、祝日(日曜日と重なる場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月5日)
 主 催:環境省中部地方環境事務所

<今後のイベントのご案内>

詳細はチラシをご覧下さい。

皆さまのご参加、お待ちしております。

2019年1月19日(土)藤前干潟サイエンスカフェ

2019年1月19日(土)藤前干潟サイエンスカフェ

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2018年12月13日今年もやります!藤前干潟サイエンスカフェ!

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 管理者(名古屋自然保護官)

みなさま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。

とっても寒くなってきましたね。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆さま、お気を付けください。

さて、保護官事務所のある稲永ビジターセンターの周辺では少し前からジョウビタキの声がしていましたが、今日は久しぶりにその姿を間近でみました。

ジョウビタキ メス ジョウビタキ メス

1211日:ジョウビタキ

ジョウビタキの姿を追っていると、すぐ近くで、素早く動き回る小さな影。

早すぎてなかなかその姿をとらえることが出来ませんでしたが、1枚だけ、なんとか確認出来そうな写真がこちら。ピラカンサの実にピントがバッチリあってしまいましたが、どうやらウグイスのようです。

ムシクイの仲間

1211日:ウグイス?>

そんな事務所周辺から干潟の方へ目を向けてみますと、渡って来たカモ達で賑やかな様子。

カモ類だけでなく、カモメ類も徐々に集合し始めています。

1210日の巡視では、ズグロカモメやユリカモメ、セグロカモメなどカモメ日和!と言う感じでした。

そして、ミサゴ。

夏場よりも数が増えており、豪快に海面に飛びこんで魚をキャッチする姿を何度も見る事が出来ました。

飛島干潟 ユリカモメ 飛島干潟 ミサゴが見事に魚をキャッチ

1210日:左、ユリカモメの飛翔、右、ミサゴが魚をキャッチ!>

オオジュリン

<12月10日:ヨシ原には、オオジュリン>

冬になると伊吹おろしが吹いてかなり冷え込み、干潟の出も悪くなる藤前干潟ですが、

冬にしか出会えない渡りの鳥たちに、ぜひ会いに来てください。

ちょっと寒くて外にいるのはちょっと・・・

そんな時には、あたたかい飲み物を飲みながら野鳥談義はいかがでしょうか。

今年もやります!藤前干潟サイエンスカフェ!

藤前干潟ふれあい事業として実施している講座のうち、当所が担当する今年度最後の講座は、恒例となりつつある藤前干潟サイエンスカフェ。

今年のテーマは、「ミサゴ」!

タイトルは、「藤前干潟のハンターたち~ミサゴとその他の猛禽類~」です。

ミサゴ

遠く北海道から、「先崎 啓究(せんざき ひらく)氏」をお迎えして、お話を聞きたいと思います。

先崎氏は、鳥類調査員として北海道はもとより各地で調査をされており、ここ愛知県にも数年間お住まいだったこともあります。また、月刊誌BIRDERなどへの執筆もされておりますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

藤前干潟はシギ・チドリ類の飛来地として有名ですが、近年はミサゴが増加し、豪快なハンティングに魅了される人も多くいます。稲永ビジターセンターでは、名古屋市野鳥観察館のスタッフである前田氏が撮影した実物大のミサゴ写真と一緒に撮影が出来るフォトスポットが人気。来館者の方々が「大きいね!」などと言いながら一緒に写真を撮る姿が見られます。

その他にも、藤前干潟ではハヤブサやチュウヒなどの猛禽類も見られます。

猛禽類についてじっくり2時間、お話を聞く機会もなかなか無いと思いますので、ぜひこの機会に皆さま、ご参加ください。

普段は基本的に飲食禁止の館内ですが、この日の会場だけは解禁にしていただいて、地元にあるイオンスタイル名古屋茶屋さん提供の温かいドリンクを飲みながら、リラックスした雰囲気でお話を聞きたいと思います。

詳細は、下記のチラシをご覧ください。

2019年1月19日(土)藤前干潟サイエンスカフェ

2019年1月19日(土)藤前干潟サイエンスカフェ

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2018年11月28日~身近な鳥・カワラヒワとモズ~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。
朝晩は冷え込むようになりましたが、日中はまだ暖かい日が多いですね。

穏やかな日差しにタンポポもタンポポの綿毛も日差しの方を向いて咲いています。

 
鳥たちも暖かい光を浴びて気持ちよさそうに休んでいます。
そんな様子を今日はご紹介いたします。

これが、最近よく見かけるカワラヒワたちです。

<この木に4~5羽ほど、とまっていました>
せっかく気持ちよく止まっている所に度々ヒヨドリが飛んで来て、カワラヒワは迷惑そう・・・

 

<ヒヨドリが近くに来て気になる様子のカワラヒワ> <迷惑そうなカワラヒワ>

そして、次にドバトが。さすがにカワラヒワは飛び去ってしまいましたが、しばらくするとまた戻ってきました。とても目立つ場所ですがお気に入りでしょうか?

 

<バサバサっと近くの木から飛んで来たドバト><戻って来て辺りをキョロキョロ見渡すカワラヒワ>

また、カワラヒワは、稲永ビジターセンター周辺で、赤い実(グミの木の実)をよく食べているのを見かけますが、タンポポの種子なども好きだそうです。

次に、この隠れている鳥は何でしょう?

  

モズです。漢字では「百舌鳥」と書きます。様々な鳴き声で囀(さえず)るため、その名の由来となっています。モズは肉食で主に虫などを食べます。こちら!! 苦手な方はごめんなさい。

<虫を捕まえて木のてっぺんに止まっている所>
また、「モズのはやにえ」というすごい習性もあるので興味ある方はぜひ調べてみてください!

【プチ情報】モズは大阪府の鳥で、大阪のJR阪和線に「百舌鳥」という駅があります。百舌鳥駅の近くには、日本最大の古墳、仁徳天皇陵古墳があります。

カワラヒワやモズは、比較的によく見られる鳥で、観察しやすい場所に止まってくれるので、藤前干潟に来られた際は干潟の鳥たちと共にぜひ観察してみてください。

【お知らせ】12月20日より、東邦ガス(株)・ガスエネルギー館で「レンジャー写真展2018」を開催いたします。日々の撮影した写真から選りすぐりのものを展示していますので、ぜひ、お越し下さい。

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2018年11月12日続・巡視のこと ~赤い看板やフラッグのついた鳥~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

みなさま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブレンジャーの西部です。

先日、山﨑ARから私たち名古屋自然保護官事務所のメンバーによる鳥獣保護区巡視の報告がありました。

今日は、巡視の時に私たちが何をチェックしているのか、少しご紹介したいと思います。

まずは、これ。ご存知ですか?

赤い看板 鳥獣保護区を示す標識看板

<鳥獣保護区を示す制札、いわゆる看板>

この赤い看板が指定の位置にちゃんと立っているか、壊れていないかなどを確認します。

山に登られる方などは、見たことがあるかもしれません。

見たことないな、知らないよ、と言う方は、ぜひ今度山に行かれる際には探してみてください。

写真では「環境省」となっていますが、これが都道府県になっていることもあります。

鳥獣保護区は国または都道府県のどちらかで指定されるのですが、「環境省」と言う文字が入っている場合は、国指定の鳥獣保護区、と言うことがわかります。

そして、なんといってもその季節ごとの鳥獣保護区の様子。

2018年11月5日 セグロカモメとハマシギの群れ

<11月5日:セグロカモメとハマシギの群れ>

寒い季節には人間界でもインフルエンザが流行りますが、鳥界でもインフルエンザが流行ることがあるため、鳥たちの様子も巡視の際には観察しています。

藤前干潟の景色

<ヨシ原が夏の緑から、薄茶色へと変化し、秋の色合い>

山﨑ARが日記に書いてくれた巡視の日には、なんと飛来したハマシギの中に「フラッグ」をつけたハマシギが混じっていました。

2018年11月5日 ハマシギ(フラッグ)

<どのハマシギにフラッグがついているか、わかります?>

アップしてみましょう。

2018年11月5日 ハマシギ(フラッグ)

<左から3番目:フラッグのついたハマシギ>

このようなフラッグを「標識」と言いますが、これは渡り鳥の生態を解明するために考えられた調査として行われているものです。

環境省では、金属の足環を使って調査を実施していますが、その他の国や調査によってはカラーフラッグを使用している場合もあり、カラーの組み合わせや装着している部位などによって取り付けられた日時や場所などが分かるようになっています。

このような調査から、渡り鳥がどのようなルートを通って渡りを行っているのか、何年くらい生きるのか、と言った様々なことがわかってきています。

いつも観察しているフィールドの鳥たちの中に、こうしたフラッグを付けた鳥を見つけるのも楽しいですね。

もしも、こうした鳥を見つけた方は、ぜひ下記までお知らせください。

自分の見つけた情報が調査に一役買っている、と思うとワクワクしませんか?

http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#ashiwa

ちなみに、このハマシギは、カムチャッカ半島で放鳥されたとのことです。

標識調査について、もっと詳しく知りたい!と言う方は、ぜひ下記を参照してみてください。

●鳥類標識調査

http://www.biodic.go.jp/banding/index.html

●(公財)山階鳥類研究所

http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#ashiwa

●渡り鳥に関する情報

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/migratory/index.html

このほかにも、巡視の際には不法投棄や密猟、危険行為をする人などがいないか等、様々なことを確認します。

藤前干潟で双眼鏡を持って、揃いの緑色の服で歩いている人たちを見かけたら、それはもしかすると名古屋自然保護官事務所のメンバーかもしれません。

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