ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年08月17日登った人に聞いてみました!白山ってこんなところ♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
前回の記事※に続いて8月4日のパークボランティア活動についてお伝えします!!
2018年08月17日 白山でクリーンデー♪

今回は白山に登った人に直接聞いた白山の魅力をご紹介しましょう♪

(魅力いっぱいの白山。弥陀ヶ原のコバイケイソウ。7月27日撮影)

甚之助避難小屋で種子除去マットの清掃が行われている頃、別当出合に残ったパークボランティアは、下山者を待ち構えていました。
白山に登った方にアンケートを実施するためです。

アンケートは...下山してすぐだとお疲れだろうし、時間を空けすぎると早く帰りたいという雰囲気になっているし、バスに乗る方は発車時刻も考慮しないといけないし...タイミングが難しい!
しかし、パークボランティアの皆さんは上手に聞き取りしてくださいました。その結果、短い時間ではありましたが、31人から回答をいただくことができました。下山後のお疲れのところ回答してくださった皆さま(とその同行者の皆さま)、ご協力ありがとうございました!

(アンケートを実施した別当出合)

アンケートは、実施した曜日や時間によって回答する人のタイプが大きく変わってくるので、今回の結果が白山の傾向と言うことできませんが、8月4日(土)午前に下山した人の回答から見えてきた「白山の姿」をちょっとご紹介しましょう!

まずは回答者の基本的な情報を少々。
男性9割、女性1割。
回答者は男性が多かったです。ふだん白山に登っていて「男性ばかりだな」と感じたことはないので、アンケートの取り方の問題なのでしょう...。

年齢層は多い順に40代、30代、50代・60代、20代、10代、70代...となっていました。 
あら、意外と働き盛りの年齢が多い。週末だからでしょうか。

どんな行程で登ったのかも聞いてみました。
午前中にアンケートを取ったので、日帰りの方は少なかったのですが(でも、すでに下山していた人はいました...早い)、印象的だったのは2泊3日が2割ちょっといたことです。南竜と室堂の両方に泊まった人、どちらかで2連泊した人など、行程は様々でしたが、プライベートでそういう登り(過ごし)方をしたことがなかったので新鮮でした。

(テント泊もできる南竜ヶ馬場)
ゆっくり山で過ごすって素敵ですね。

白山に何回登ったことがあるかも聞いてみました。
すると、約半数が初めてだった一方で、半数以上がリピーター!!
3回以上が約3割という熱烈なファンを抱えているというのが、白山の姿のようです。しかも、3回以上登っている方の多くが、両手の指では足りないほど登っており、パークボランティアの方に「白山ファンには、『今年』何回目の白山登山ですか?って聞かないと(笑)」と指摘されました。うーん、確かにそうかも。


そしてここからが、今回のアンケートの核心部(!?)。
登山前後で白山の印象が変わったかどうか、聞いてみました!
すると3人に1人が、印象が変わったと言うのです。

で、どう変わったのか、ドキドキしながら具体的な理由を聞いてみると...
 「改めてきれいだなと思った」
 「想像以上にきれい」
 「よかった」
等々、良い方向に印象が変わったという意見がほとんどでした!
悪い方向に変わった様子だったのは「暑かった」という回答。猛暑を反映した回答ですね...。

(「十二曲がり」の登りもお花の時期は大変さを忘れます。7月27日撮影)

次に、満足した点があったか聞いてみたところ...
9割の方が「あった」と回答♪

具体的な内容を質問すると...
3人に1人が「お花」を挙げ、
半数以上が「景色」に満足していました。
好天が続いていたこともありますが、天気がよければ登山者を満足させられる景色があるという白山の底力を見せつけられ、改めて感服しました。

(山頂からのご来光も重要な見どころ!)

満足した点として、アクセスの良さを挙げる人もいました。
ある登山者さん曰く、東京方面から来たけれど、夜行バスで金沢に着いて、そこから乗り継ぎ時間の無駄なく、登山バス1本で登山口まで来られてストレスがなかったと。
遠方から来てくださった方から直接お話を伺ったことで、公共交通機関でのアクセスの良さの重要性について気づかせてもらいました。

アンケート結果から見えてきた白山の特徴をまとめると・・・
 ・リピーター(熱烈なファン)が多い
 ・満足度が高い!
 ・高山植物が素晴らしい♪
 ・天気が良ければ景色が最高!!

最高の山ですね♪
しかし、今回のアンケートでは拾いきれなかった魅力が白山にはモリモリあります。あなたにとっての白山の魅力を探しに、白山国立公園へぜひお越しください♪

顔を合わせてのアンケートというのは、新しいことに気づかせてもらえて、私もかなり楽しませてもらいました。盛りだくさんな1日を一緒に活動してくださったパークボランティアの皆さん、ご協力くださった登山者の皆さん、本当にありがとうございました♪

** お知らせ ***************************
<観光新道 殿ヶ池避難小屋のトイレ>
 トイレが使用できません。
 観光新道を通行する場合は、携帯トイレを持参する等対策をお願いします。
 詳細は下記をご覧ください。
 【お知らせ】殿ヶ池避難小屋のトイレ使用不可のお知らせ(白山へ登られる皆様へ)
 ※観光新道に水場はありません。ご注意ください。

<その他 施設状況>
 ・渇水のため、砂防新道 中飯場の水場及びトイレが使用ができないなど
各所に影響が出ています。最新の情報を収集して登山に臨むようお願いいたします。
 *砂防新道 甚之助避難小屋は水場・トイレともに使用可能です。

◎ 山もいいけどコチラもいかが?
< 白山にくらす動物たち展♪ (8/22まで!)>
ただいま市ノ瀬ビジターセンターで「白山にくらす動物たち展」を開催中 ♪
ぜひお越しください!

 開催期間:2018.8.7 火 -8.22
 
会 場 :市ノ瀬ビジターセンター (石川県白山市白峰ノ-35-1
 
開館時間:午前845分~午後5時
 
休館日 :開館期間中は毎日開館
 
観覧料 :無料 (入館無料)

 共 催 :白山自然保護官事務所、福井県自然保護センター

     石川県白山自然保護センター
 AR
日記 :
 20180808日 市ノ瀬ビジターセンターに白山の動物たちがやってきた!
***********************************

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2018年08月17日白山でクリーンデー♪

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。
8月4日に、パークボランティアの皆さんとクリーンデーの活動を別当出合の登山口でしてきました!

(別当出合の登山口)
もともと8月の第1日曜日は「自然公園クリーンデー」ということで、国立公園や国定公園などの自然公園で、ゴミ持ち帰りの呼びかけや清掃活動をしよう!という日になっていて、白山ではパークボランティアの皆さんとともに毎年実施しています。

しかし!
白山では
1泊2日の行程で土曜日に入山される方も多く、日曜日だと下山者が多くなってしまうのです。せっかくなら入山者に声掛けをしよう!ということで、今年は第1土曜日に活動することにしました♪

登山シーズンの土日祝日はマイカー規制が実施されているため、登山者はマイカーでは市ノ瀬までしか入れません。このため、市ノ瀬からシャトルバスで別当出合の登山口にやってきます。私たちはそこを狙ってゴミの持ち帰りについて、皆さんの深層心理に刷り込む...じゃなくて協力をお願いする声かけをします。

(クリーンデーの看板を身に着けて声掛けをするパークボランティア)
登山者の皆さんは「わかった!」「いつも拾ってます」など嬉しい声を返してくれました♪

そして、クリーンデーでは当然のことながらゴミ拾いもするのですが、登山者や関係者の方々が日々、美化に努めてくださっているおかげで、この時期は登山人数の割にゴミがあまりありません。

(別当出合の園地でゴミを探す。拾うのではなく「探す」。8月4日)

そこで今年は声掛け・ゴミ拾いのほかに、大きな2つの活動を盛り込みました。
ひとつは、砂防新道の甚之助避難小屋近くに設置している「種子除去マットの清掃」。もうひとつは「下山者向けアンケート」です。


まずは、「種子除去マットの清掃」の様子をご紹介しましょう!
避難小屋など休憩スポットでは、登山者が荷物を下ろしたり座ったりするので、ザックやズボンについてきた「白山にはもともといなかった植物(外来植物)の種子」が落ちやすい場所です。また、山小屋などは、ヘリコプターで資材を荷揚げするときに資材と一緒に外来植物の種子がくっついて来てしまいます。このため、山小屋などの周辺は外来植物が繁茂しやすいのです。


何もしなければ、登山者の皆さんは甚之助避難小屋周辺で外来植物の種子を「新たに」身につけて、山の上を目指すことになってしまいます!!

そこで、
甚之助避難小屋周辺で皆さんが新たに登山靴にくっつけた種子を落せるように種子除去マットをこんな山の中に設置しているのです。


(甚之助避難小屋近くにある種子除去マット。皆さん存在に気づいてますか?)
これは侵入してしまった外来植物が「周辺(山の上)に拡大していくのを防ぐ」ためのものなんです。

前置きが長くなりましたが、このマット、下に土が溜まったままだとタネを落とす機能が衰えてしまいます。このため、今回、マットの目詰まりの原因となる土の除去・清掃を実施したというわけです。

全く雨が降らない日が続いていたため、スコップを動かすとカラッカラに乾いた土がもうもうと土煙を挙げるという状況の中、土をかき出します。

(土回収作業中!)

甚之助にある種子除去マットはたった2枚ですが、約1年分の土は土のう袋8個分に... 全て事務所に回収です。

(回収された外来植物の種子入り土のう袋8個)
暑い中、全て担ぎ下ろしてくださったパークボランティアの皆さまに感謝です!

※ 外来植物対策については、下記の日記もご参考ください
2018年06月01日 白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その2
2018年03月16日 白山の自然を守る「生態系維持回復事業」とは? その1
2017年08月09日 知ってる?使ってる? 白山の自然を守る便利アイテム!


さて、盛りだくさんの1日だったので、アクティブ・レンジャー日記も盛りだくさんになってきました。気になる下山者へのアンケートについては、次回の記事に載せますね!お楽しみに!


** お知らせ ***************************
<観光新道 殿ヶ池避難小屋のトイレ>
 トイレが使用できません。
 観光新道を通行する場合は、携帯トイレを持参する等対策をお願いします。
 詳細は下記をご覧ください。
 【お知らせ】殿ヶ池避難小屋のトイレ使用不可のお知らせ(白山へ登られる皆様へ)
 ※観光新道に水場はありません。ご注意ください。

<その他 施設状況>
 ・渇水のため、砂防新道 中飯場の水場及びトイレが使用ができないなど
各所に影響が出ています。最新の情報を収集して登山に臨むようお願いいたします。
 *砂防新道 甚之助避難小屋は水場・トイレともに使用可能です。

◎ 山もいいけどコチラもいかが?
< 白山にくらす動物たち展♪ (8/22まで!)>
ただいま市ノ瀬ビジターセンターで「白山にくらす動物たち展」を開催中 ♪
ぜひお越しください!

 開催期間:2018.8.7 火 -8.22
 
会 場 :市ノ瀬ビジターセンター (石川県白山市白峰ノ-35-1
 
開館時間:午前845分~午後5時
 
休館日 :開館期間中は毎日開館
 
観覧料 :無料 (入館無料)

 共 催 :白山自然保護官事務所、福井県自然保護センター

     石川県白山自然保護センター
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日記 :
 20180808日 市ノ瀬ビジターセンターに白山の動物たちがやってきた!
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2018年08月14日自然の不思議を教えてもらおう!

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

811日から始まった夏休み自然教室ですが、すでにたくさんの方に参加いただいています!

クラフト教室も大人気で、この日の竹笛づくりの教室は、超満員で2回に分けて開催するほど。竹のパーツで組み立てていくと、フクロウとウグイスの鳴き声のする笛が完成するのだとか。作った竹笛から音がなると、みなさんとてもうれしそう!

工作は日替わりで内容を変えて開催しているので、毎日参加する!というのもアリです。実際に「明日も来ます!」というご家族の方も。

竹笛を手作り中

また、ガイドウォークではパークボランティアさんが自然解説をしてくださいます。いつも来ている場所だけど、パークボランティアさんと歩くと普段気づかないことにも気づかされます。

この日の新発見は・・・このバッタ!

草の先端につかまるバッタ

遊歩道沿いの草木につかまっているバッタがあちらこちらにいるのに気づきます。

よく見るとどれも草木の高いところにとまって死んでいるみたい・・・

実はこの行動はバッタに寄生する菌によるものなんだとか。

病原菌が自らの胞子を高いところから飛散させるべく、宿主のバッタを操って、高いところへ登らせるそうです。そしてその場所で息絶えたバッタから胞子を飛ばし、また別のバッタのところへ移動していく・・・

菌の戦略とはすごいものですね。

↓いまにも胞子を飛ばそうとする様子(閲覧注意)

高いところから胞子を飛ばします

詳しい人と歩くと、自分が見えている世界と全く違う世界を見せてくれます。みなさんもぜひガイドウォークに参加してみてくださいね~♪

●番外編●

わらじ作り教室やります

パークボランティアさんが19日の池の平会場で行われるわらじ作り教室の準備をしていたのでスゲをよるところを見せてもらいました。

すげをよる手さばきがものすごい

「は、はやい!!!!!」

週末、この神業を目の当たりにしたら思わず見入ってしまうこと間違いなしです!

スゲを用意するのも大変らしく、今年のような参加費でできるのはもうありません。

どうぞこの機会をお見逃しなく!定員は20名なので確実に参加したい!という方は妙高高原ビジターセンターまで予約をお願い致します。(電話:0255864599

夏休み自然教室についてはこちらの記事をご覧下さい

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2018年08月14日山岳環境整備事業に参加しました

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

8月4日、富山県主催の山岳環境整備事業に参加しました。

この事業は、8月11日に「山の日」が制定されたことに関連し、立山の山岳環境の保全と適正な利用を推進することを目的に行われています。

今回は「とやまの山岳環境整備ボランティア」のみなさんとともに、9班に分かれて天狗平の木道スリップ事故対策や弥陀ヶ原の外来植物除去を行いました。

私は、富山県高岡市の中学生のみなさんと一緒に活動しました。

まずは、木道のスリップ事故対策として滑り止めの板を木道に打ち付けました。

滑り止めの板には2箇所の穴が開いており、そこに釘を打ち付ける作業です。

中学生のみなさんも真剣そのものでした。

すべらんぜ打ち込み すべらんぜ作業

午後は弥陀ヶ原での外来植物除去を行い、私の班は「オオイタドリ」を刈り取りました。

中には大人の背丈よりも高くなるオオイタドリですが、生え際をはさみで刈り取ることで目立たなくなりました。

刈り取った分を集め、何本刈り取ったのかを数えた後、来年度以降の経年変化を見るためにはどのような方法があるのか考えました。

オオイタドリ刈り取り オオイタドリ並べ

最後には、富山県各地で自然解説を行うナチュラリストの方に弥陀ヶ原を案内していただきました。

弥陀ヶ原の植物や地形等について観察しながらお話していただきました。

【左:自然観察の様子、右:イワショウブ】

ナチュラリスト解説 イワショウブ

暑い中でしたが、参加者のみなさんお疲れ様でした!

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