アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
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こんにちは。中部山岳国立公園管理事務所の関根です。
4月23日に乗鞍高原の現地確認に行った際、白骨地区を通って帰ってきました。
この日はなんと雪が降りました。
白骨温泉は雪が似合いますね~!
「#STAYHOME 乗鞍高原ってどんなとこ? ~江戸時代編~」でもご紹介したように歴史のある温泉です。
白骨温泉のお湯は、やわらかくて、硫黄の香りがするとてもいいお湯です!!
温泉成分が湯船の中で白くなることから、白船、白骨と呼ばれるようになったそうです。
白くなる要素の一つがカルシウム成分です。
白骨温泉では、炭酸カルシウム(石灰華)が少しずつ重なってできた塊や、つぶつぶと丸く固まったものもあり、国の特別天然記念物にもなっています。
このカルシウム、実は南の島からやってきたものらしいです!!!
地質調査総合センターの地質図Naviで見てみましょう!
(産総研地質調査総合センターウェブサイトより(https://www.gsj.jp/))
中心の水色のエリアが、カルシウム成分を多く含んでいる地質です。
白骨温泉の周辺にありますね~
私も詳しくないのですが、おおまかにお伝えすると、
・南の海の底から噴出した溶岩の上にサンゴ礁が育つ
・プレートの動きによって運ばれる
・サンゴ礁だった塊が、海溝で日本列島を形成しているプレートに"付加"される
・プレートの動きで日本列島に取り込まれ、気が付いたら山の中の白骨温泉の位置に!
石たちにも、お湯にもストーリーがあったのですね!
5月10日は「地質の日」とのことで、自宅でも楽しめる地質関係のデジタルコンテンツが紹介されています。
こども向けから専門的なものまで!ぜひコチラからご覧ください。
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中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
・#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト