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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

安曇小学校上高地学習~5・6年生の木道修繕活動~

2017年09月19日
中部山岳国立公園 佐藤怜子

少し前の話になりますが、9月6日(水)に地元の松本市立安曇小学校5・6年生の上高地学習を行いました。

6年生は昨年に引き続き外来植物に関してしっかり学習してきたので、今回は、今までとはちょっと違って、傷んだ木道を修繕する活動を行いました。木道の穴の空いた部分に、上から板を貼って塞ぐ簡易な修繕方法です。

今日の活動内容を話した後、活動現場まで歩く中で、児童たちは「あ!ここ修理してあるよ。」「お!こっちも修理してあるよ。」と、ところどころで木道の修繕か所を発見。

以前、同じ木道を歩いた時、誰も修繕か所に気を留めていませんでした。違う活動を行うことによって、目線をこれまでと少~し変えてみると、今まで気が付かなかったことに気付くものですね(^^)

さて、活動現場へ着き、実際の穴を見てみました。自分の足を上に重ねて「危ないよ。」「足が穴に入って落ちちゃう。」と歩く人の立場で危険を考えてから、修繕活動開始!

【6年生で協力して板を1枚貼りました】

【5年生で協力して板を1枚貼りました】

【最後に自分たちで修繕した木道の上で記念にパシャリ】

雨の中での活動でしたが、みんなよく頑張りました!

その後、雨のため予定を変更して、木片に焼きごて(電気)を押す体験を行いました。

私たちの仕事の中で、現場で使用する物に焼き印を押したりすることもあるという話をしてから(みんながいつも使用している外来植物除去の道具も「環境省」の焼き印が押してあるのですよ)、一人一個ずつ作成しました。

【どきどき・・・うまく押せるかな!?】

  

今後も、様々な活動を通して〝中部山岳国立公園上高地学習〟を持続させていけたらいいなと思います。

最後になりましたが、今回はちょっと大変な活動でしたが、インターン実習生や担任の先生方のご協力のおかげで無事に活動できました。ありがとうございました。