アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
もうすぐ夏山シーズンの立山
2017年06月23日こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。
富山県も梅雨入りし、これから本格的に雨が降るのかと思いきや、意外と降っておりません。
さて、だいぶ雪が少なくなってきており、もう少しで北アルプスの3000m級の山々も本格的に夏山シーズンが到来しますね。
もう予定を立てているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
立山は1週間後の7月1日(土)に夏山開きを迎えますが、その前に室堂周辺を歩いてきました。
【みくりが池と立山三山】6月22日撮影
みくりが池はまだ半分以上は水面が見えていません。手前に写っている山本ARは、みくりが池に踏みいらないようポール・ロープを移動させています。みくりが池や地獄谷に落ちないよう、ポール・ロープがある場所では外れて歩かないようお願いします。
【歩道のひび割れ】6月22日撮影
エンマ台から雷鳥荘方面へ数分下りた歩道にひび割れがあります。バランスを崩したり足を捻ったりする危険性がありますので、歩く際はご注意ください。
【水場の設置】6月22日撮影
雷鳥荘前と火山ガス情報ステーション前に水場が設置されました。地獄谷では火山ガスが発生しており、濃度が上昇する場合があります。臭いを感じましたら、タオル等を水で濡らして口に当てることによって、影響を少なくできます。詳しくは、右のリンク先をご覧ください。http://chubu.env.go.jp/nagano/post.html
【水浴び中】6月22日撮影
目の前でカヤクグリが水浴びをしていました。私や山本ARから距離3,4m程度でしょうか。こんな至近距離でも逃げようとしませんでした。
立山は夏山シーズンには大変な賑わいをみせますが、今の時期は観光客・登山客ともに少なく、静かな立山を楽しむことができます。
歩道上にはまだ雪が残っていますので、長靴や登山靴等を準備されることをおすすめします。