松本

雪の中の冬期巡視

2024年02月15日
中部山岳国立公園 中岡浩貴
 乗鞍・白骨アクティブ・レンジャーの中岡です。
 2月上旬、各地で大雪になりましたね! 私たちが勤務する松本市の中部山岳国立公園管理事務所でも20センチ以上の降雪があり、職員総出で除雪作業に追われました。
 

 
 さて、自分は先日乗鞍に冬期巡視に行ってきました。
 

 
 乗鞍高原は、冬期間もスノーシューハイキングなどの利用が盛んです。このため環境省としてもシーズン中に数回は園路の巡視を行い、最新の利用状況や、設置した案内・掲示物、園路の状態に異常がないかをチェックしています。今回は普段他の業務や地区を担当している職員にも同行してもらい、乗鞍高原エリアの特性や確認ポイントなどを説明しながらの巡視だったのですが、ちょうど大雪の翌日だったため、フカフカの新雪を踏みながら徐々に青空が広がっていく絶好のコンディションとなり、仕事であることを忘れてしまいそうでした(もちろん、ちゃんと緊張感を持って仕事していますよ!)。
 
 
 
 雪が積もっていればどこにでも踏み込めるスノーシューの爽快感は格別ですが、フィールドの条件は雪山と全く同じです。自由に歩けるがために道に迷ったり、吹雪等で遭難する危険もありますので、事前の情報収集や、装備の準備を万全にした上で楽しむようにしてください。
 

 
 また、積雪期であっても自然環境への配慮を忘れずに。ゴミは持ち帰り、積雪が薄い場所では無理に植生に踏み込まないようにしてください。トイレについても、冬期間もフィールド内で利用可能な公衆トイレや携帯トイレブースがありますので、決められた場所で行ってください(詳細は下記のページをご覧ください)。ご協力よろしくお願いします。
 
◎トレハナ のりくらトイレプロジェクト(外部サイトへ移動します)