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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

白山ろくで雪を楽しむ♪

2023年01月26日
白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。

週明けからの強烈な寒波で全国的に大雪になりましたが、皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしょうか。早く日常が戻ることをお祈り申し上げます。

さて、白山では、大雪になる前の1月21日(土)に白峰にある白山国立公園センター周辺でイベントが開催されました。
白山市生涯学習課が主催する「感性のびのびジオ・サタデー」の第5回です。「ジオ・サタデー」は、白山市内の小学生対象の連続講座で「市内各地域の自然や文化、歴史への理解を深め、白山手取川ジオパークを通じた『水と人々の関わり』をテーマとした体験学習を実施するもの」です。第5回は白山自然保護官事務所と白山パークボランティアも協力し、子どもたちに白峰まで来てもらい、白山の周辺地域に水の恵みをもたらす豊富な雪がつくりあげる世界を体験してもらいました。

冬は曇りが多く、雪が降ったりやんだりすることの多い北陸ですが、当日は子どもたちを歓迎してか青空の広がる好天になり、白山もこんなにきれいに見えました。
 

 

白山国立公園センター前から望む、雪をまとった白山(白山国立公園センター前から望む、雪をまとった白山)

子どもたちには、まずは新雪の上をつぼ足(靴や長靴だけの状態)で移動するのがどれほど大変か体験してもらおう!ということで、ビーチフラッグならぬスノーフラッグを体験してもらいました。
が、特別豪雪地帯である白峰にしては珍しく、1月中は雪の降らない日が続いたこともあって、この日はよく締まった雪の上に15㎝ほどの新雪が乗っただけの状態でした。そのため雪面は走りやすく、子どもたちは軽やかに疾走していきました。
(楽々と走る子どもたち。なお、お顔にはぼかしを入れています)
(楽々と走る子どもたち。なお、お顔にはぼかしを入れています)


そのあとは思いっきり雪の上で遊ぶ時間です。
そりすべりを堪能したり、雪玉を投げ合ったり、かまくらを作ったりするなど、思い思いにパワー全開で取り組んでいました。

(すべり台)
(すべり台)
表情をお伝えすることはできませんが、とてもいい顔で滑っています!

そして、見守りの大人が大勢いる中で、レンジャーが断トツの一番人気で、子どもたちに狙われつづけ、最後には砂風呂ならぬ雪風呂状態に・・・。
(最終的にレンジャーは雪に埋められました・・・)
(最終的にレンジャーは雪に埋められました・・・)

昼食のあと、午後はスノーシューを履いて森の中への探検です。
パークボランティアの皆さんと動物の足跡や食痕、冬芽、雪に覆われた自然の景観、大きなつららなどを観察しました。
(「これ何だろう?」木からぶら下がっていた枯れ葉を観察)
(「これ何だろう?」木からぶら下がっていた枯れ葉を観察)

折り返し地点ではホットドリンクとおやつタイムがあり、一息いれました。
ただ、元気いっぱいの子どもたちは休憩もそこそこに雪遊びを楽しんでいました。

(雪景色となった谷川を観察)
(雪景色となった谷川を観察)

寒い冬も、みんなと一緒に外に出れば楽しい!笑顔いっぱいの子どもたちと過ごして、改めてそう感じました。
みんな、来てくれてありがとう!