ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年7月

39件の記事があります。

2020年07月31日シカ対策

上信越高原国立公園 谷川 増田 多美

みなさまこんにちは。

谷川・苗場地域でたくさんのアジサイが咲いていました。

長引く梅雨に嫌になりますが、アジサイと雨の組み合わせが好きな谷川管理官事務所の増田です。

  

  

左上:谷川温泉 恋沢ガーデン  谷川岳南面のマナイタグラを見ることが出来ます。

右上:谷川富士浅間神社の手水舎  江戸時代以前からの山岳信仰の参拝道があります。

左下:山鳥原公園  新潟県湯沢町にある公園。ヤマアジサイの八重咲きが咲いていました。

右下:一ノ倉沢トレッキングコース  谷川岳の見所である一ノ倉沢を楽しめるコース。歩道脇にはヤマアジサイが多く咲いていました。

突然ですが皆さん、↑上の写真の植物が何か分かりますか?

???なんだこれって感じですね。

実はこの植物...

シカに食べられてしまったニッコウキスゲです。

本当は↓下の写真のように鮮やかな黄色い花をつけます。

今回は、そんなニッコウキスゲをシカによる食害から守るため侵入防止柵を設置しましたので、その様子をご紹介します。

7月13日、当日のメンバーは赤谷森林ふれあい推進センター、関東森林管理局、日本自然保護協会、赤谷プロジェクト地域協議会、三国山の会、平標山の家、、環境省職員です。

みんなでシカ柵の資材をそれぞれカバンに詰め、支柱を持ち、いざ!出発!

途中休憩をとりながら登っていきます。

設置場所に到着しました。ニッコウキスゲの様子はどうでしょう。

黄色の矢印で示した所はシカに食べられたニッコウキスゲです。

以前はたくさん咲いていたニッコウキスゲですが、シカの摂食とササの侵入等により数がかなり減ってしまいました。

さぁ、いよいよ柵の設置開始です!

まずは3m間隔で支柱を設置し、ネットを張っていきます。

  

次にアンカー杭を地面に打ち込みシカがネットの下から潜り込むのを防ぎます。支柱補強ロープを張り、

  

ネットを支柱に固定し、最後にシカ柵設置についての貼り紙をし、完成です!

  貼り紙→ 

さらっと書きましたが、最初はネットをピンッと張りすぎてしまい、アンカー杭を地面に打ち込む際にネットの丈が最後足りなくなってしまい、ネットの張り直しをしたり...と実は大変でした。

ニッコウキスゲは種から花をつけるまで約7年かかると言われており、お花畑が復活するには非常に時間がかかります。

いつか以前のようなニッコウキスゲの群落が戻るといいなと思います。

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上信越高原国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。上信越高原国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月31日2020年度 環境省アクティブ・レンジャー 国立公園写真展

中部山岳国立公園 福澤春彦

こんにちは中部山岳国立公園管理事務所の福澤です。

来たる2020年8月4日(火)から8月30日(日)まで「アクティブ・レンジャー国立公園写真展」

が高山市役所1階ロビー(https://www.city.takayama.lg.jp/)で開催されます!

高山市には中部山岳国立公園と白山国立公園の2つの国立公園があります。

今回の開催地が高山市役所ということもあり、白山国立公園のアクティブ・レンジャー

からも写真ご提供をいただきました!

これにより環境省信越自然環境事務所にある上信越高原国立公園、妙高戸隠連山国立公園、中部

山岳国立公園に白山国立公園を加えた4公園の素敵な写真を見ていただけます!

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

●アクティブ・レンジャー国立公園写真展」●

環境省信越自然環境事務所では、国立公園の魅力や環境省と地域の取組、アクティブ・レンジャー

の活動などを紹介するため、平成20年度より「アクティブ・レンジャー国立公園写真展」を開催

しています。上信越高原国立公園、妙高戸隠連山国立公園、中部山岳国立公園の3公園で活動する

アクティブ・レンジャーが、令和元(平成31)年度の業務で撮影した数多くの写真から厳選して展示します。

それぞれの写真に込められたメッセージや国立公園の魅力を感じて頂ければ幸いです。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2020/post_94.html

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月30日万座地区での硫化水素ガスの定期観測 !

上信越高原国立公園 万座 飯島久美子

万座温泉周辺にて硫化水素ガスの定期観測に参加してきました。

万座温泉地区では上信越高原国立公園を代表する火山のひとつ、草津白根山系に育まれた自然を

安全に楽しんでいただくため、関係者により定期的に硫化水素ガスの観測を行っています。


⇑ 草津白根山系硫化水素ガス安全対策連絡協議会のみなさま

出発前に観測場所や、ガスマスク等装備の確認を行いました。

⇑ 万座某所の火山ガス噴出地を目指し、道なき道を進みます。

ヒトの背丈ほどの草木をかき分け、足元に十分気を付けて歩いていきます。

⇑ ガスマスクを装着し、硫化水素ガス観測中。

沢の色は白濁しており、硫黄のにおいがたち込めています。


⇑ 周辺にはハナゴケ属の地衣類が岩にびっしり生えていました。

高さ2~3センチほどです。神秘的な雰囲気です。

戻るころには雨具はあちこち泥だらけ、沢歩きや草木をかき分け進む道中はさながら冒険のようでしたが、

雨にもほとんど降られず、安全に終えることができました♪

上信越高原国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。上信越高原国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 

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2020年07月29日志賀高原の四十八池湿原

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

7月28日、池めぐりコースの、前山(まえやま)から四十八池(しじゅうはちいけ)湿原までを往復しました。

四十八池湿原の近くにある公衆便所の施設や機能の点検のためです。点検の結果、特に問題はありませんでした。この公衆便所は10月中旬まで開所予定です。

池めぐりコースは通常であれば、7月下旬から8月上旬は、夏休みの林間学校などの児童・生徒の団体でにぎわいます。しかし、28日は天気の影響も加わって、大人の二人組を3組見かけただけでした。

なお、公衆便所を7月1日から28日までに利用した人数は、昨年度の同期間の約15%でした。

【四十八池公衆便所を使われる際のお願い】

■使用済みのトイレットペーパーは便器に流さず、備え付けのゴミ箱に入れてください。

 トイレットペーパーが排泄物に混じると、酵素の働き低下し、トイレの機能に悪影響が出るためです。

■弁当ガラ(弁当を食べた後の容器)がゴミ箱に捨てられたことがありました。持ってきたものは持ち帰ってください。

さて、四十八池湿原の様子です。

見頃の花はキンコウカでした。

キンコウカ

マルバダケブキはもうすぐ開花しそうでした。

マルバダケブキ

トンボが足元にとまっていたので撮影し、事務所に戻ってから調べたところ、カオジロトンボのようです。名前のとおり顔の部分(トンボなので頭の前側と言ったほうがよいかもしれません)が白くなっていることが特徴とのことです。でも、この写真では顔の白い部分は確認できません。

カオジロトンボ

四十八池湿原の木道の一部は、経年劣化により板に凹凸ができ、ボルトが浮き出たようになった所があります。注意して通行してください。

四十八池湿原の木道

池めぐりコースの概略図。

池めぐりコース

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

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2020年07月28日イタセンパラ調査~イタセンパラ保護池~

中部山岳国立公園 立山 佐藤 裕子

前回の一ノ枝ARの日記に引き続き、国立公園からは外れますが、

環境省の保護増殖事業の一環でひみラボ関係者によって行われたイタセンパラ調査に

同行させていただきました。

私が参加した日は、氷見市にある保護池に行き、事前に仕掛けておいた定置網で

どのくらいイタセンパラなどの淡水生物が生育しているかを確認しました。

「イタセンパラ保護池」は、屋外大小5つの素掘り池からなり、

自然河川の繁殖状況と同等の環境で過ごせるようになっています。

ヤリタナゴ、ミナミアカヒレタビラ(タナゴ類)、モツゴ、メダカ、ドジョウ等の魚類、

またタナゴ類の産卵母貝として、イシガイ、ドブガイなどなど...多種多様な生物が生息しています。

保護池罠

この定置網の先が細くなる形状により、魚類の習性で自然と入ってくるそうです。

保護池 網2

網の"かえし"部分を持って振り落とし、かかった生物を集めます。

■ミナミアカヒレタビラ(左:メス 右:オス)

富山県の指定希少野生動植物種、環境省レッドリストにも載っています。

許可なく捕獲等はできません。

タナゴの仲間で、北陸地方から山陰地方に分布しています。

産卵期は3月から7月頃で、メスは産卵管が出ていました。(左、黒い丸で囲った部分)

産卵管を伸長させ、イシガイやドブガイなどの2枚貝に産卵します。

オスは鮮やかな婚姻色が出ていました。(右)

婚姻色とは異性認知のため、繁殖期(多くはオス)に体表が変化します。

■イタセンパラ

国の天然記念物であり、環境省レッドリストにも載っています。

許可なく捕獲等はできません。

繁殖期は9月から11月。

ミナミアカヒレタビラと同じくタナゴの仲間で、産卵管を伸ばして2枚貝に産卵します。

(教えていただいた"にわか"ですが...)背びれに少しだけある黒い部分が特長です。

その他採取された生物とともにその場で数を計測したのち、また保護池に放流しました。

■オニバス

水面に浮いている丸い葉は、「オニバス」というスイレン科の水生植物です。

環境省レッドリストに載っており、万尾川沿いの"十二町潟オニバス発生地"は天然記念物にもなっています。葉に細かなトゲがついていて、ふと触れてしまい痛い思いをしました。

今後も調査を行い、増殖数を見守って行きます。

希少な生物が生息するイタセンパラ保護池及び河川は、ひみラボはじめ、氷見市教育委員会、富山大学などの教育機関や研究者、地域の方々など多くの人の手で守られています。

★ひみラボ→https://sites.google.com/site/himilab/

★ひみラボTwitter → https://twitter.com/Itasenpara1927

中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新たな生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月28日東大淀小学校レンジャー出前授業(1回目)

伊勢志摩国立公園 小川美代子

 伊勢志摩国立公園管理事務所では、伊勢志摩国立公園の自然について楽しく体験しながら学べる講座「レンジャー出前授業」を行っています。

 7月7日、伊勢市立東大淀小学校でレンジャー出前授業を行いました。

 

 伊勢市立東大淀小学校は、レンジャー出前授業として、4年生を対象に年間を通した「クスノキ学習」を平成30年から3年間継続して行っています。今年も年間4回の学習を予定していました。しかし、1回目の学習は学校が新型コロナウイルス感染予防対策として休校中だったため中止しており、7月7日は待ちに待った1回目の学習でした。

 ここで東大淀小学校の「クスノキ学習」について紹介しておきましょう。

 東大淀小学校の運動場には、大きなクスノキがあり、校舎の高さと変わらないほどの大木に育っています。私も、初めてそのクスノキを見たとき、その大きさと堂々とそびえ立つ姿に感動しました。

 東大淀小学校ではこのクスノキのことを「くすのきさん」と呼び、学校全体で大切にしています。そして、このクスノキにかかわる学習が「クスノキ学習」です。

 4年生では理科の学習でクスノキをとりあげ、1年間(季節)の変化を観察していきます。

 

 7月7日は今のクスノキの様子を観察することが目的でした。

 運動場で観察をしたかったのですが、雨降りだったので、感染症対策として児童同士、また私たちとも十分な間隔がとれるように体育館で行いました。

まずは、国立公園やレンジャーのことについて知ってもらい、東大淀小レンジャーとして活動することの意識付けを行いました。

 次に、体育館の渡り廊下からクスノキ全体の様子を観察し、その後は、体育館に戻って、葉の観察をしました。

 葉の色を観察したり、長さを測ったり、手触りやにおいを確かめたりしました。においをかいだとたん「くさーい!」と口々に言っている児童の様子に思わず笑ってしまいました。ツーンと薬くさいにおいを知っている児童も何人かいて、「葉を折り曲げるとよけいにおいするんやよ。」と私がやりたいことを先んじて言っている児童もいました。クスノキは児童にとって身近な存在です。普段の生活でクスノキの葉のにおいをかいだり、葉を折り曲げたりすることはよくあることなのでしょう。その中で、折り曲げると更ににおいが増すことは経験済みなのでしょう。

 しかし、新たにクスノキの薬くさいにおいに気づいた児童もいました。身近な存在のクスノキですが、クスノキへの関わり方は児童によって様々です。どの児童にとってもクスノキの姿を1年間継続して観察することは、知らなかった新たな一面を知るよい機会になると思いました。

 今回は、クスノキ全体や葉の様子を観察しましたが、季節の変化については観察しませんでした。しかし、4月からの3ヶ月の間にクスノキは確実に変化しています。下の3枚の写真を見ても葉の色が変化していることがわかります。そして、つぼみから花がさき、実が出来はじめているという大きな変化がありました。秋の学習では変化に着目し、実際のクスノキの観察とともに写真などを活用したいと思います。

 

<4月21日 東大淀小クスノキ>

<5月19日 東大淀小クスノキ>

<7月2日 東大淀小クスノキ>

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2020年07月27日上高地の色とりどりの花々【夏】

中部山岳国立公園 小森 夏奈

みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。

雨の4連休となりましたが、上高地にはたくさんのお客さんがお見えになっていました。

上高地では季節がどんどん進み、夏のお花が開花しています。

本日はその中でも、上高地バスターミナル~小梨平キャンプ場の間で見られたお花をご紹介します。雨で山の眺望がないときは、足元の生き生きとした花々に目を向けてみてはいかがでしょうか。

【ヤチトリカブト】

上高地の夏のお花の代表格で、清水川沿いなどでよく見られます。

猛毒を含んでいますが、触るだけなら問題がないとされています。

でも見るだけにとどめておいた方が安心ですね(^^;)

【キバナノヤマオダマキ】

ヤマオダマキは紫色ですが、上高地で多く見られるのは、こちらのクリーム色をした『キバナノヤマオダマキ』です。

【ヤマホタルブクロ】

低地にあるホタルブクロよりも色が濃いのが特徴だそうです。雨粒がきらりと輝きました。

【クサボタン】

くるん!としたお花の形が可愛らしいクサボタン。日当たりの良い河童橋付近や梓川沿い

で見かけることができます。

【ヨツバヒヨドリとクガイソウ】

バスターミナルの梓川沿いでは、ピンクと紫のお花のコラボレーションを見ることができました。

【キンミズヒキ】

今回、日記を書くにあたり初めて名前を知りました。名前は『金色の水引』の意味だそうです。低地にも多いお花ですが、上高地にも自生しています。

【ウツボグサ】

上高地では各所で見ることができ、かたまって生えていることが多いです。

夏は、紫や黄など鮮やかな色のお花たちが多いですね!

雨の日は足元が悪くなっていることが多いので、充分気をつけて散策されてください。

防水の靴や、長靴の持参をおすすめします。

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令和2年7月豪雨による水害と、近辺で多発している地震により、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。通行止め箇所が発生している可能性もありますので、上高地へお越しの際は、自然公園財団上高地支部のHP情報をご確認ください。


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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月22日立山室堂の歩道の通行について(代替歩道&室堂ー天狗平間)

中部山岳国立公園 立山 佐藤 裕子

明日から4連休がはじまりますね!

今日は天気が良かったおかげか、室堂もいつもより人が多く見られました。

立山黒部アルペンルートをご利用の際は、マスク、手指の消毒を携行の上、お出かけください。

■代替歩道は通行可能です。

妊婦、乳幼児、喘息等呼吸器疾患のある方、持病のある方などが"高感受性者"と言われ、低濃度の火山ガスでも発作等を起こす場合があります。

エンマ台から雷鳥荘間は特に地獄谷から流れる火山ガスの影響を受けやすい場所で、歩行の際は注意が必要です。

上記の理由から平成26年に代替歩道を整備しました。

室堂山荘から一ノ越山荘に向かう道の途中(室堂山荘側)に代替歩道の入口があります。

(↑写真参照)

また、以前一ノ枝ARからも日記 でお知らせしておりますが、下記にて現在の火山ガス濃度を確認することができます。

●火山ガス濃度監視閲覧システム〈PC版・スマホ共通〉

http://52.68.12.47

風向きによっては急激に濃度が上昇する可能性がありますので、ご注意ください。

代替歩道入口から神の道と雷鳥沢の分岐の間は、

歩道に残雪(例年融け残る場所)が斜面になって雪がついているので、歩行の際はご注意ください。

※高山植物の保護等のため、歩道以外は歩かないでください。

■室堂から天狗平 通行可能です。

歩道上、雪は見られません。

(↑室堂側のロープも撤去しました。)

安全に注意し、楽しい連休をお過ごしください!

中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新たな生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月22日新穂高ロープウエイ新ゴンドラが営業開始!

中部山岳国立公園 福澤春彦

中部山岳国立公園の北アルプスの山々を間近に臨むことができる日本有数の

山岳観光地、また西穂高岳の代表的な登山口である新穂高ロープウエイにか

かるゴンドラがリニューアルされ7月22日に営業を開始しました。

新穂高ロープウエイは、この7月で50周年を迎え、それに合わせて今回リニュ

ーアルされたのは第2ロープウエイの2階建てゴンドラと「しらかば平駅」です。

実は旧ゴンドラも日本初の2階建てゴンドラでしたが、今回も2階建て、しかも

機能やデザインがバージョンアップされた「日本唯一」に相応しい2階建てゴ

ンドラなんです。

朝9時にいつもの第一ロープウエイ乗り場に到着すると既に登山客や観光客が

並んでいらっしゃいました。

みなさん新ゴンドラを楽しみにされている様子がうかがえます。

私も新ゴンドラを楽しみにしながら、数年ぶりになる新穂高ロープウエイが懐

かしくてたまりません。

西穂高岳や奥穂高岳に向かう緊張で胸が高鳴るのが今も思い出されます。

乗車口には消毒液、整列時の間隔を示したテーピング、また第一ロープウエイ

の乗客を定員45名に対して20名にするなど、しっかりした新型コロナ対策が

取られていました。

「鍋平駅」で降車して第二ロープウエイに向かうと、まず目に入ったのは新しくな

った「しらかば平駅」で、素敵なベーカリーやカフェが白を基調としたお洒落な雰

囲気を醸し出しています。

新ゴンドラ乗車口までの導線もまさに白樺をイメージさせる落ち着いた白色は

山岳リゾートの雰囲気を高めてくれます。

私は発車の写真が撮りたくて第二便にしました。

新聞社やテレビ局など報道の方々と肩を並べロープウエイ直下にベストポジション

を探します。

発車ベルがなり、ついに姿を現した新ゴンドラは、これまでの白ボディーと違いシック

なグレーに新しい新穂高ロープウエイのロゴが光ります。

第一印象は「窓、でかい!」でした。

カメラを構える私たちに満面の笑みで手を振るお客さん達を乗せた新ゴンドラは、その

大きさをほとんど感じさせない静かな通過音を残してあっという間に西穂高口駅に上っ

ていきました。


いよいよ新ゴンドラに乗車。

外見から感じましたが、実際に乗車すると窓の大きさに驚きます。

窓の面積は旧車両の約1.5倍だそうです。

そして窓上のサイネージには国際色豊かな4カ国語(日本語、英語、中国語、韓国語)の

アナウンスに合わせ、周囲の山岳情報などが綺麗に表示されていました。

今日は生憎山岳眺望は望めませんでしたが、山肌の緑、麓の温泉街や河川などの景色は

十分に堪能できました。

関係者の方々のお話も伺うことができましたが、幸いにも7月の豪雨影響は最小限に留ま

ってくれたようで、新型コロナとの新しい生活様式における準備もしっかりできている印象です。

最後に、先日読んだ6月21日岐阜新聞からの引用ですが、新ゴンドラはオーストリア製で

現地メーカーの担当者が1階と2階の組み立てを指示するところ新型コロナの影響で来日で

きず、滋賀県の国内メーカーがオーストリアと綿密に打ち合わせをしてトラブルなく作業

完了したそうです。

沢山の方々が携わってオープンを迎えた新穂高ロープウエイ。

ますます中部山岳国立公園に沢山の人を運んでくれることを期待せずにはいられません。

・新穂高ロープウエイ

https://shinhotaka-ropeway.jp/

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2020年07月21日イタセンパラ調査~イタセンパラとひみラボ水族館~

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

718,19日の2日間でイタセンパラの調査があり、そちらに同行をさせていただきました!私は19日に参加しましたので、今回はそのご紹介です。

「イタセンパラ」とは、淡水魚(分類:コイ科タナゴ亜科タナゴ属)で「国指定天然記念物」、「国内希少野生動植物」になっています。

<ひみラボ水槽内のイタセンパラ>

また、「環境省のレッドリスト2020」の絶滅危惧IA類に選ばれています。(IA...ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。現在71種類が指定されている。詳細を知りたい方はこちら

つまり簡単にいうと、とても希少で、絶滅の危機に瀕している生き物です。。

イタセンパラの生息地は、岐阜県の木曽川水系と大阪府淀川水系、そして富山県氷見市の万尾川(モオガワ)水系の3カ所でのみ生息が確認されています。

富山県氷見市の、イタセンパラの生息状況を調査する拠点となるのが「ひみラボ水族館」です。

「ひみラボ水族館」は、富山大学理学部と氷見市連携研究室が開設されており、地域密着型の「水族館」です。イタセンパラだけでなく、地元の自然を通して、身近な川の生き物を見ることにより、自然に対する関心を高めてもらうことを目的としています。

しかも入場料は無料です!!気軽に、(しかも無料で)身近な水の生き物と触れあう機会がある氷見市の皆さんは羨ましい限りです。もちろん、市外・県外の方も入場無料となっています。

今回の調査は、ここを拠点としてイタセンパラの生息地である川へ行き、しかけていた網にどんな魚が入っているのかの調査を行いました。調査風景などは、残念ながらお見せできないのですが、この日イタセンパラを確認することはできませんでした。

ひみラボ水族館は、元小学校であったこの施設を活用して様々な展示があります。

イタセンパラの生態を知るのにはもちろんのこと、それ以外にも、在来種や外来種のことや学生との研究結果をわかりやすく紹介しているなど、面白い展示が色々ありました。

身近な水生生物を見て・遊んで・知って・学ぶ機会にぜひ、ひみラボ水族館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

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