アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
令和2年7月豪雨の影響
2020年07月17日こんにちは。
上高地管理官事務所の松下です。
7月3日から続く大雨の影響で、上高地内の歩道では広い範囲で土砂崩れや橋の流失等の被害がありました。
特に7月7日から降り続いた雨による被害は大きく、先日、その状況を確認してきました。
【左岸(小梨平~横尾)】7/17日現在、歩道の状態が非常に悪くなっています。十分な装備のうえ通行してください。雨天時は通行を控えてください。なお、復旧工事や雨量により通行規制することがありますのでご注意ください。
六百沢では土砂が流出していました。 明神付近の白沢に架かる橋の被害
徳沢に架かる橋では水が越水する被害 左岸は早急に復旧工事が行われています。
【右岸(河童橋~明神)】7/17現在 岳沢湿原~明神間は通行止めです。
6月14日の大雨の影響で、今も歩道が埋まっています。
上部の土砂は、地震や雨の影響で現在も非常に不安定な状態です。除去作業も難しく、岳沢湿原~明神間の歩道は通行しないでください。
春から続く地震と今後の雨の影響で、上高地園内の遊歩道は、日々、状況が変わります。
また、国道158号も通行止め箇所が発生する可能性があります。
上高地は、大自然の中にあります。
お越しの際は、環境省中部山岳国立公園管理事務所HPの「【周知】中部山岳国立公園上高地地域における7月豪雨の影響について」をご確認ください。
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