アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
上高地の色とりどりの花々【夏】
2020年07月27日みなさん、こんにちは。上高地管理官事務所の小森です。
雨の4連休となりましたが、上高地にはたくさんのお客さんがお見えになっていました。
上高地では季節がどんどん進み、夏のお花が開花しています。
本日はその中でも、上高地バスターミナル~小梨平キャンプ場の間で見られたお花をご紹介します。雨で山の眺望がないときは、足元の生き生きとした花々に目を向けてみてはいかがでしょうか。
【ヤチトリカブト】
上高地の夏のお花の代表格で、清水川沿いなどでよく見られます。
猛毒を含んでいますが、触るだけなら問題がないとされています。
でも見るだけにとどめておいた方が安心ですね(^^;)
【キバナノヤマオダマキ】
ヤマオダマキは紫色ですが、上高地で多く見られるのは、こちらのクリーム色をした『キバナノヤマオダマキ』です。
【ヤマホタルブクロ】
低地にあるホタルブクロよりも色が濃いのが特徴だそうです。雨粒がきらりと輝きました。
【クサボタン】
くるん!としたお花の形が可愛らしいクサボタン。日当たりの良い河童橋付近や梓川沿い
で見かけることができます。
【ヨツバヒヨドリとクガイソウ】
バスターミナルの梓川沿いでは、ピンクと紫のお花のコラボレーションを見ることができました。
【キンミズヒキ】
今回、日記を書くにあたり初めて名前を知りました。名前は『金色の水引』の意味だそうです。低地にも多いお花ですが、上高地にも自生しています。
【ウツボグサ】
上高地では各所で見ることができ、かたまって生えていることが多いです。
夏は、紫や黄など鮮やかな色のお花たちが多いですね!
雨の日は足元が悪くなっていることが多いので、充分気をつけて散策されてください。
防水の靴や、長靴の持参をおすすめします。
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