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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@志島小学校(1回目)

2015年05月11日
伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

4月27日に志摩市立志島小学校で出前授業を行いましたので報告します。

志島小学校では昨年度の遠足の時に「市後浜」海岸で出前授業をさせていただき、

市後浜の自然を守る「志島小レンジャー」として任命させてもらいました。

 
今年度は4・5年生を対象にして、もっと地域の自然について学び、

広く自然を守れる志島小レンジャーを目指して活動をします。

 

はじめに教室で、伊勢志摩国立公園やそこで働くレンジャーについて、

昨年話した内容のふりかえりを行いました。

 

今回のフィールドは学校から歩いて5分程度の「前の浜」海岸です。

ここは岩礁海岸と砂浜海岸が隣接してあり

それぞれの違いをくらべるのにも良い場所です。

 

今回は、砂浜の植物をメインに調査しました。

ハマダイコン、ハマヒルガオ、コウボウシバの3種を選び

大きさや花の様子、そのほかの特徴などを記録しました。

 

ハマダイコンは特に若い果実が生で食べられ、

「大根おろし」のような味がします。

根を抜いてみると細い大根があり、

芯は硬かったですが皮のあたりは大根のように食べることが出来ました。

 

ほかにも漂着しているクルミから芽生えているのを見つけたり、

スナガニの巣穴を掘って観察したりしました。

 

次回は夏に磯の生物を観察する予定です。

学校の先生方、児童のみなさん、どうもありがとうございました。