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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

アクティブ・レンジャーの日々

2021年09月07日
伊勢志摩国立公園 天満理恵

こんにちは。伊勢志摩国立公園管理事務所の天満です。

久々の更新になってしまいました。

三重県への緊急事態宣言の発令に伴い、横山ビジターセンターと横山天空カフェテラス等について、遊歩道も含め当面の間利用を中止させていただいております。

詳細や最新の情報は中部地方環境事務所のホームページでお知らせしますので、下記のページでご確認いただければ幸いです。

●中部地方環境事務所 URL:http://chubu.env.go.jp/index.html

8月27日から9月12日までの緊急事態宣言の期間中は当事務所でもコロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3交代制でテレワークを取り入れております。

昨年5月にアクティブ・レンジャーとして着任して以来、1年間はあっという間だったように感じます。伊勢志摩にはアクティブ・レンジャーが2名配属されておりますが、その間に前任者の小川さんに代わって黒川さんが着任し、新しい風を吹かせてくれています。

私は地元出身ですが、伊勢志摩国立公園内でも行ったことがない場所や知らない事ばかりで、沢山の学びを得ました。

日々パークボランティアや横山ビジターセンターの職員、業者の方々と、多方面の協力を得て活動することが出来ています。

その活動の一部をご紹介させていただきます。

パークボランティアと近畿自然歩道の調査をしているところです。80歳代のボランティアも現役です。長い方で20年以上の活動歴になりますが、伊勢志摩の歴史や文化はもちろん現地についてよくご存じでとても頼りになります。

パークボランティア活動で野生動植物の保護のためビオトープとその周辺の草刈りをしているところです。梅雨の時期は雨の合間を縫っての作業となりますが、すぐに草が大きくなるので作業がなかなか大変です。

横山ビジターセンターの職員さんと枯れ木の伐採を行っているところです。横山を訪れる方の安全を最優先に考え管理しています。こちらは桜の木です。

神島の巡視で案内板の清掃をしているところです。このときは周辺の草刈りなども行いました。伊勢志摩国立公園内は広く1年間で全てをまわるのは難しいのですが、横山・神島・青峯山の近畿自然歩道など、環境省が整備した場所を中心に巡視しています。

アクティブ・レンジャーは自然保護官の補佐です。自然公園法違反の疑いがあるという通報を受けて、保護官とともに現地調査を行うこともあります。大変ですが、こうも美しい場所があったのかと、その都度新しい発見があります。地域の方もその場所を誇りに思うからこそ、教えて下さるのだと感じています。

中部地方環境事務所管内にある「白山国立公園」、「伊勢志摩国立公園」、「国指定藤前干潟鳥獣保護区」の豊かな自然や多様な生きものを紹介し、レンジャー、アクティブ・レンジャーの活動を広く知っていただくため、毎年レンジャー写真展を開催しています。こちらは6月に横山ビジターセンターで開催した際の様子ですが「熱心に見て下さっている方がいる!」と思ったら休日を利用し訪れていた他地区の環境省の職員でした。

9月はパークボランティア活動や出前授業等は中止もしくは延期となりましたが、今後も感染症対策に留意しオンラインシステムなどを活用し、様々な活動を続けていきたいと考えています。