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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

オシドリの観察

2015年01月16日
伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

こんにちは。
今年は暖冬かと言われながらも、
時折冬型の気圧配置が強まる寒い日が続いていますね。
本日の話題は冬ならではの生物で、
野鳥の中でも有名な方だと思われる「オシドリ」についてです。


オシドリはカモの仲間で、日本では夏に北海道や東北などで繁殖し、
冬になると主に西日本へ移動して越冬します。
伊勢志摩国立公園でも毎年冬になると
たくさんのオシドリが越冬のために訪れる場所があります。

 

ここは志摩市磯部町の「神路ダム」です。

志摩市の水源地になっており周辺への立入りが禁止されているので

大変警戒心の強いオシドリでも安心して訪れる場所です。


横山ビジターセンターでは、

毎年1~2月頃にパークボランティアの案内によって

「オシドリの観察会」を行っています。

今日はその下見に行ってきました。

名前が有名な割には野生のオシドリを見たことのある人は

少ないのではないかと思います。

 

この写真は小さなデジカメのレンズを

望遠鏡に押し当てて撮ったものなので、写りはかなりイマイチですが、

たくさんのオシドリが木陰で休息している様子が分かります。


オシドリは人の気配を察するとすぐに飛び立ってしまいますが、

数百羽程度がここで越冬している様子が分かりました。

観察会の本番は来週、1月24日(土)です。

参加には必ず事前申込みが必要ですので、

よろしければ横山ビジターセンターへお問合せください。

http://www.yokoyama-vc.jp/