中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

出前授業@浜島小学校(4年生)

2013年07月11日
志摩
8日(月)、志摩市の浜島小学校4年生(24名)を対象に授業を行いました。
はじめて授業させていただく学校です。

今回は、志摩市浜島町にある「矢取島(やとりじま)」が授業の舞台。
波風の力が作りだした小さな無人島です。(海食岸礁)
実は、国立公園の区域からは外れてしまう場所なのですが・・・
とは言え、浜島小学校のみなさんにとっては地元の身近な自然です。
校歌にも「矢取島」の名前が出てくるんだとか(^^)!
この日は、大潮のときしか歩けない周囲をみんなで一周してみました♪


【矢取島探検中!】

【カメノテがびっしり!】

矢取島の周囲は、カジメやアラメ、ウミウチワなど海藻がとっても豊富。
そこが貝類や小さな魚たちのエサ場や住み家になっていて、様々な生きものが集まってきます。この日は、マダコ、ヨロイイソギンチャク、ケヤリムシ、チヌなどを発見しました。

その後は、矢取島にはどんなものが流れ着くのかを調査。
ペットボトルや空き缶の他、木材や枯れ枝などが多く見つかりました。
ほとんどが流れ着いて間もないような状態のものばかり。
これは、満潮になると浜が水に浸かってしまうので、流れ着いてもすぐに波にさらわれてしまうためと思われます。再び海に出て行ってしまわないよう、今回集めたものは回収してごみ処理場にて処分してもらいました。


【大潮になると現れる浜】

【漂着物しらべ】

授業後の「また来よ~♪」の一言にうれしくなりました(^^)
ぜひ地元の恵まれた自然の中でたくさん思い出を作ってほしいなぁと思います。浜島小学校のみなさん、先生方、ありがとうございました!!