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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

自然観察会を開催しました!

2013年07月24日
志摩
7月20日(土)、「夏のよこやま散策」を開催しました!
春に行った観察会と同じく、横山を舞台に実施しているものです。


横山園地には、安全に散策を楽しんでいただけるよう、遊歩道がいろいろと整備されています。今回歩いたのは、地図の赤線のコース。
約3kmの道のりを、チェックシートを使った生きもの探しや、パークボランティア(以下PV)のガイドを聞きながら2時間かけて歩きました。

○長原(なごら)の浮石(うきいし)

今回歩いたコースの一部は、江戸時代から生活道として利用されてきた道。
横山には、備長炭の原料になるウバメガシも多く、薪に使う木を切りに集落から人が訪れていたそうです。そんな地元の人にとって身近な山だったからこそ、横山にはいくつかの民話が残っています。PVさんが紙芝居で紹介してくれました(^^)

○見晴らし展望台

横山園地にある展望台は、ぜんぶで4つ。
その中でも、鳥羽、伊勢方面まで見渡せるのはここだけです。
ここからだと、伊雑浦、朝熊山、青峰山、そしてお天気が良いと鳥羽市の菅島も見えます。リアス海岸の成り立ちについても教えてもらいました。

○ニイニイゼミの抜け殻

体長が3cmに満たず、全身に泥付きのものは大体ニイニイゼミです。
3cm以上で大きく、うすい黄褐色のものはクマゼミ。街中にも多いセミです。
事務所の周りにたくさんある抜け殻は、ほぼすべてクマゼミのようでした。
抜け殻もよ~く観察してみると、それぞれに特徴があるのが分かります。

その後も、ヘビの抜け殻、大量のカナブン、いろんなキノコなどを見つけながら歩き、観察会は終了。こまめに水分補給したり、凍らせたタオルで涼を取ったりして歩いたので、幸い熱中症など体調を崩される方もなく、ぶじ終了できました。みなさん元気に横山の自然を楽しんでいただけ何よりでした♪

次回は、「秋の横山ウォーク~どんぐりの仲間たち~(11/16)」です。
募集開始は、1ヶ月前から!どうぞおたのしみに(^^)/