ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年05月11日【お知らせ】白山国立公園 市ノ瀬ビジターセンター、中宮温泉ビジターセンター等の利用中止について

白山国立公園 大石佳織

皆さま、こんにちは。

白山自然保護官事務所の大石です。

本日は白山国立公園の施設の利用中止について、お知らせです。


全国で新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっており、石川県では「石川緊急事態宣言」が発令されました。
これを受け、感染拡大防止のため、石川県内にある市ノ瀬ビジターセンター、市ノ瀬休憩所及び中宮温泉ビジターセンター(中宮展示館)について、2021年5月12日~5月31日(予定)まで利用を中止させていただきます。

利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

<利用中止の期間>

 2021年5月12日(水)~5月31日(月)まで(予定)

  •  ※ 利用再開については、感染状況を踏まえて決定し、中部地方環境事務所のホームページにてお知らせいたします。


<利用中止の施設>

 ・市ノ瀬ビジターセンター      :石川県白山市白峰(市ノ瀬)

 ・市ノ瀬休憩所           :石川県白山市白峰(市ノ瀬)

 ・中宮ビジターセンター(中宮展示館):石川県白山市中宮

  •  ※ 市ノ瀬地区及び中宮地区の屋外トイレはご利用いただけます。

<感染拡大防止対策への協力のお願い>

市ノ瀬地区周辺の園地(市ノ瀬園地、岩屋俣谷園地、根倉谷園地)の園路・探勝路は利用中止にはなっていませんが、以下の感染拡大防止対策へのご協力をお願いします。

 ・発熱や咳等の風邪症状の見られる方は利用をお控えください。

 ・人と人との十分な間隔(できるだけ2mを目安に)をおとりください。

 ・マスク、消毒液の持参及び使用をお願いします。

 ・感染予防のため、手洗いの徹底をお願いします。

 ・この他、感染拡大につながる行動の自粛をお願いします。


<連絡・問い合わせ先>

中部地方環境事務所 白山自然保護官事務所

電話番号:076-259-2902

詳細や最新の情報は中部地方環境事務所のホームページでお知らせしますので、下記のページでご確認いただければ幸いです。
中部地方環境事務所 URL:http://chubu.env.go.jp/index.html

これまでのような生活を取り戻せず、ストレスを抱えている方も多いと思います。私も「またか・・・」と感じたり、ネガティブなことを考えたりしてしまうことがありますが、仕事でご一緒する方々から前向きになれる言葉をいただくことがあります。私がいただいた言葉をお裾分けします。

「山も自然も逃げずにじっとそこにありますので、焦らず、また皆さんで笑顔と共に活動できる日を待ちましょう。」

「静かに身近な草木をのぞき込んだりして、今を乗り切りましょう。」
(どちらも少し言葉は変えています。)

(身近な草木、事務所前の街路樹トチノキをのぞき込む・・・というより見上げると、つぼみが♪)

新型コロナウィルスの感染状況が落ち着き、皆さんにまた利用していただける日が一日も早く訪れることを願っています。

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2021年05月06日【妙高戸隠連山国立公園に関係する希少種保護条例について】

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

絶滅の危機に瀕する希少種保護のため、新潟県及び妙高市で新たに2つの条例が制定されました。指定された種の捕獲等(捕獲・採取・殺傷・損傷)が禁止され、違反すると罰則(1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)が摘要されます。希少な野生動植物を保護し、次世代へ継承していくため、ご協力をお願いします。
■新潟県希少野生動植物保護条例(令和3年5月1日施行)
指定される種:【両生類】ハクバサンショウウオ【昆虫類】オオモノサシトンボ、チャマダラセセリ、クモマツマキチョウ、ゴマシジミ【植物】オキナグサ、ツクモグサ、ベニバナヤマシャクヤク、サルメンエビネ、ユウシュンラン、コアツモリソウ、キバナノアツモリソウ、クマガイソウ、サギソウ、ムカゴソウ、トキソウ
問い合わせ・連絡先:新潟県環境企画課自然保護係
■妙高市希少野生動植物保護条例(令和3年4月1日施行)
指定される種:【昆虫類】ヒメギフチョウ、クモマツマキチョウ、ヒメシロチョウ、ゴマシジミ、クロシジミ、オオルリシジミ、アサマシジミ、コヒョウモンモドキ、ベニヒカゲ【魚類】キタノメダカ、シナイモツゴ【植物】オキナグサ、トガクシショウマ、ヤマシャクヤク、オオサクラソウ、オオシラヒゲソウ、クマガイソウ【鳥類】ライチョウ、イヌワシ、クマタカ、ミゾゴイ、チゴモズ
問い合わせ・連絡先:妙高市環境生活課
※指定される種は今後の状況により追加される可能性があります。
※学術研究・繁殖・教育・調査を目的とした捕獲等は許可される場合があります(要申請)。

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2021年04月30日ゴールデンウィーク初日。室堂平周辺の様子。

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

ゴールデンウィーク(GW)初日の4月29日に室堂平へ行ってきました。

昨年は、新型コロナウィルスのため緊急事態宣言でアルペンルート開通も延期となってしまいました。

今年は、4月15日より開通をしています。

29日のGW初日ですが、あいにくの雨模様です。

<室堂から雷鳥荘へ向かう歩道>

緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令されている地域もあり、室堂ターミナル周辺の人もまばらでした。

4/29午前中の室堂ターミナル>

昨年に引き続き、例年のような賑やかさを取り戻すのにはもう少し時間がかかりそうです。

それでも、室堂ではまだまだ雪があり、スキー、スノーボード、登山、を楽しめます。

中には徐々に積雪から植生が見えだしてきた場所もあります。植生保護のため、植生内には踏み入れないようにお願いします。

<ハイマツがかなり見えだしている。建物はみくりが池温泉>

また、火山ガス事故防止のため、地獄谷エリアの立入りを禁止しています。ロープが張っている場所や看板、ポールでバッテン(×)している先へは立ち入らないでください。

 

 

<看板やポールも融雪、風など環境により変化していくため、メンテナンスが必要>

皆さまのご協力をお願いします。

<てくてく歩いていたライチョウ1羽>

******************

中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします

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2021年04月30日白山の眺望も良し❤春の岩屋俣谷園地を楽しむ

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。


石川県道白山公園線の冬期通行止めが428日に解除され、約5ヶ月ぶりに市ノ瀬地区へアクセスできるようになりました。市ノ瀬ビジターセンターも429日に開館し、ようやく白山国立公園にも春がやってきました。

(市ノ瀬地区で咲く春の花、キクザキイチゲ。426日撮影)

通行止めが解除される少し前、私たちは道路管理者の許可を得て、市ノ瀬地区で環境省が管理している施設や園地の安全確認に行ってきました。

冬の間に、雪の重みで木が倒れたり、木道が傷んだりすることがあります。
木の場合、完全に倒れきっていればまだいいのですが、時々、倒れそうだけど何とか立っているような木があります。このような木は、あるとき突然倒れてくることがあり、とても危険です。
このため、私たちは登山道沿いに危険な木や危ない場所がないか、巡視で確認をしています。

(実際に歩いて安全を確認していきます。426日)

岩屋俣谷園地では、巡視の結果、市ノ瀬口から登るコースについては、すぐに倒れる恐れのある木はないことが確認されました。2019年から通行止めの原因になっていた倒れかけの大きな木は昨年除去したため、市ノ瀬口からブナ平を周回するコースはこの春から通れるようになりました!

なお、今宿口から白山展望台までの区間は、倒れそうな枯死木があること、階段が破損して通行が危険な箇所があることから、引き続き通行止めにしています。皆さまにはご迷惑・ご不便をおかけし、申し訳ありませんが、通行が可能になるまでお待ちください。

(岩屋俣谷園地と市ノ瀬周辺の地図)
赤色線で示した箇所は現在も通行止めの区間で、黄色線で示した箇所はこの春、通行止めを解除した区間です。


ところで、巡視をしていてつくづく感じたのですが、春は変化が大きい季節ですね。岩屋俣谷園地は雪解けが一気に進みました。

419日のブナ平)

426日のブナ平)
標高1190m付近のブナ平は1週間で雪がなくなりました。

白山の雪もこの通り。

419日の白山)

426日の白山)
いずれも標高985mの白山展望台から撮影しました。
白山はさすがにまだまだ雪山ですが、黒いところが増えました。季節が進んでいるのがわかります。

そして、
巡視の時、木々が葉を広げる前だからこそ楽しめるものにたくさん出会いました。

<その1:曲がった木>
葉が茂っていない季節、森の中は見通しがききます。
そこで私が気になるのは木の根元。
白山周辺の山々では斜面の木々の根元が曲がってるんですよ。

(みんなそろって曲がってる。4月19日撮影)
私が育った関西ではこんな木を見た記憶がありません。
実はこれ、豪雪の影響なんだそうです。
詳しくはいつか改めてご紹介したいと思います。
雪の少ない地域の皆さん、白山にお越しの際は、ぜひ木の形にもご注目ください!

<その2:クマ棚>
上を見上げると、木の高いところに枯れ枝が集まっていることがあります。

(木の高いところに枯れ枝の塊が・・・)
これは前年の秋に、ツキノワグマが木に登って木の実を食べた痕で、クマ棚と呼ばれています。観察すると、思いのほか高い場所、細い枝まで登っているのがわかります。ツキノワグマって木登りが上手なんですね。これも木々に葉が茂っていないからこそ見えるものです。

<その3:鳥たち>
葉っぱがないと、
木々の間を飛び交う鳥たちがよく見えます!
巡視中、コゲラ、アオゲラ、シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、ゴジュウカラ、カケスなど様々な鳥を観察できました。子育ての季節を迎えた鳥たちが、忙しく飛んだり、駆けたりして一生懸命エサを探す様子はとてもかわいかったです♪

(忙しく駆け回っていたコゲラ。小さい画像でごめんなさい。426日撮影)
双眼鏡を持って、朝から散策すれば、もっといろんな鳥に出会えるかもしれません。

こんな風に春先も白山国立公園では、自然のおもしろい姿を観察することができます。

皆さんが訪れるときにはどんな景色になっているでしょうか。その時、白山が見せてくれる姿を楽しんでいただけたら嬉しいです。

(水色の下線箇所が今回紹介した場所)

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