
アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]
ぽかぽか春ですね!
2025年03月04日
伊勢志摩国立公園
みなさん、こんにちは。
伊勢志摩国立公園管理事務所アクティブ・レンジャーの三好です。
3月に入ってからは、2月の極寒が嘘だったようなぽかぽか陽気が続いており、春はいいな~とほっとしているところです。しかし反面、本格的な花粉の季節に突入したことで、多くの花粉症で苦しむ人達が出てくることを思うと、この陽気もなんか複雑な感じで受け止めてしまいますね。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。
さて、個人的には腰痛はかなり良くなってきましたが、次は左中指の第一関節に膨らみができ始め、病院では「ヘバーデン結節」という原因不明の病気だとのことでした。歳を取るとできやすい、との説明でしたが、今はテーピングしてこれ以上他の指に転移しないようにしています。トホホ・・・です。
今回は、志摩市、南伊勢町で撮影した鳥や草花を紹介したいと思います。特に、鳥については、これまで追っかけたことがなかったので難しかったですが、総じて楽しかったです。季節は2月下旬から3月上旬です。
ぽかぽか春ですね!

【コゲラ】

【タヒバリ】

【アセビ】

【ジョウビタキ】

【セグロカモメ】

【ロウバイ】

【ヒヨドリ】

【ハクセキレイ】

【オオイヌノフグリ】

【ホシハジロ】

【ハシボソガラス】

【スギゴケ類のなかま】

【スズメ】
伊勢志摩国立公園管理事務所アクティブ・レンジャーの三好です。
3月に入ってからは、2月の極寒が嘘だったようなぽかぽか陽気が続いており、春はいいな~とほっとしているところです。しかし反面、本格的な花粉の季節に突入したことで、多くの花粉症で苦しむ人達が出てくることを思うと、この陽気もなんか複雑な感じで受け止めてしまいますね。
みなさんは、いかがお過ごしでしょうか。
さて、個人的には腰痛はかなり良くなってきましたが、次は左中指の第一関節に膨らみができ始め、病院では「ヘバーデン結節」という原因不明の病気だとのことでした。歳を取るとできやすい、との説明でしたが、今はテーピングしてこれ以上他の指に転移しないようにしています。トホホ・・・です。
今回は、志摩市、南伊勢町で撮影した鳥や草花を紹介したいと思います。特に、鳥については、これまで追っかけたことがなかったので難しかったですが、総じて楽しかったです。季節は2月下旬から3月上旬です。
ぽかぽか春ですね!

【コゲラ】
最初のバードはコゲラです。横山園地内にある芝生広場(志摩市)で、コツコツ鳴らしているところを発見しました!キツツキ目キツツキ科アカゲラ属の小鳥で、日本に生息するキツツキとしては最も小型の鳥類です。全長約15㎝で、スズメと同じくらいの大きさです。日本では佐渡島を除く全国の亜寒帯針葉樹林から亜熱帯照葉樹林まで留鳥として広く分布します。「ギィー」「ギィーキキキキ」と鳴きます。凜々しい目つきがいい感じです。

【タヒバリ】
安乗崎園地(志摩市)へ行ってきました。そこには、十数匹のタヒバリが食べ物探しに夢中になっています。スズメ目セキレイ科タヒバリ属の小鳥で、冬鳥として本州以南に普通に渡来し、農耕地、河原、海岸、草地などの開けた環境で群れを作って生息します。全長は約16㎝。北海道では、春秋の渡りの時期に通過する旅鳥として知られています。「ピィ」「チュッ」「チュィッ」「チュピッ」と鳴きます。プクプクしていてかわいいです。

【アセビ】
横山園地(志摩市)の陽当たりがいいところでは、アセビの花が満開に咲いていました。ツツジ目ツツジ科アセビ属の常緑低木で、本州・四国・九州に自生したり、観賞用に植栽されたりしています。自生するものはかなり大きいものもあり、樹齢100年から200年になる老木も多く見られるそうです。鈴なりに咲いていて、素朴な色ですがきれいですね。

【ジョウビタキ】
ぽかぽか陽気の芝生広場(志摩市)で休憩しているのはジョウビタキです。スズメ目ヒタキ科ジョウビタキ属に分類される小鳥で、日本では冬によく見られる渡り鳥です。全長約15㎝。冬鳥として全国に渡来し、近年、国内での繁殖が拡大しています。人里や都市部の公園などでもよく見られ、非繁殖期にはオスメスともに単独生活を行い、縄張りを作って同種を排斥する習性が知られています。「キッ、キッ」「カッ、カッ」という甲高い声で鳴きます。ころころしていてかわいいですね。

【セグロカモメ】
志摩市大王町にある波切漁港へ行くと、セグロカモメが円柱の先で休んでいました。カメラを向けても動ずることなく、ふてぶてしいほどの目つきでこちらの様子を伺っています。チドリ目カモメ科カモメ属の鳥で、冬鳥として全国の沿岸部、沖合、港、河口などに渡来します。全長約60㎝。全体的に褐色をした幼鳥から、白と灰色の成鳥になるまで4年かかるそうです。「ガハハッ」「キュゥー」といった声で鳴きます。いい顔つきです!

【ロウバイ】
甘い香りを漂わせているのはロウバイです。志摩市安乗方面への巡視の折りに、目に飛び込んできました。クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属に分類される落葉低木で、花期は冬で黄色い花を多数つけます。日本へは江戸時代初期に観賞用として入ってきましたが、種子などは有毒で、蕾みなどを生薬とすることがあるそうです。

【ヒヨドリ】
芝生広場(志摩市)の小枝にとまっているのはヒヨドリです。スズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属の鳥で、日本列島、朝鮮半島南部などに分布します。全長約27~29㎝。日本では留鳥または漂鳥として普通に見られますが、他の地域での生息数は少ないとのことです。里山や公園など、ある程度樹木のある環境に多く生息し、都市部でも見ることができます。「ピーヨ、ピーヨ」と甲高く鳴きます。

【ハクセキレイ】
波切方面(志摩市大王町)へ巡視に行きました。そこには、路面をせわしなく走っている小さなハクセキレイとの出会いがあり、思わず「撮ってもいい?」と声掛けしてしまいました。スズメ目セキレイ科セキレイ属の小鳥で、全長約21㎝。留鳥または漂鳥で、以前は夏に北海道でのみ繁殖し、その他の地方では冬鳥でした。ただ、近年繁殖地が南下し、西日本の一部でも普通に繁殖するようになり、尾羽を上下に振って走る姿を多く見掛けるようになりました。「チュチン、チュチン」とあまり高くない声で鳴きます。この子の答えは「ノー」で、その去っていく姿に「ちょっと待って~」と叫びたくなりました。

【オオイヌノフグリ】
南伊勢町の湿地近くの道端で、元気に咲いているオオイヌノフグリを見つけました。シソ目オオバコ科クワガタソウ属の越年草で、秋に芽を出し、冬に横に広がって育ち、早春に多数の花を付け、春の終わりに枯れてしまいます。寒さに耐えるため、細胞内の糖濃度を高める機能があるそうです。その名(大犬の陰嚢)をめぐって、改名運動が起きたこともあるそうですよ。

【ホシハジロ】
南伊勢町内瀬の河口で戯れているのはホシハジロです。カモ目カモ科ハジロ属に分類される冬鳥で、全国の湖沼や池、河川、河口などに渡来します。全長は約42~49㎝。北海道東部では少数が繁殖しており、また、東京区部、本土部では、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。「クルッ」「キュッ」と鳴きます。

【ハシボソガラス】
大胆にも、我が家(志摩市)の電線を住み家のようにしているのはハシボソガラスです。鳥綱スズメ目カラス科カラス属に分類される留鳥で、農耕地、市街地、河原、海岸などに生息します。全長は約50㎝。繁殖期以外は群れで生活し、繁殖期の昼間は単独かつがいで行動します。「ガアァ、ガアァ」と濁った声で鳴きます。ハシブトガラスとは、くちばしや頭の形で見分けられ、寿命は10年~20年とされています。頭の形が好きです!

【スギゴケ類のなかま】
横山園地内にある創造の森(志摩市)へ入っていくと、倒木が目に入り、それをよくよく見ていると、赤いユニークな形をした植物を発見!スギゴケ類のなかまだと分りました。スギゴケ類とは、コケ植物の分類群のひとつで、スギゴケ科に属する種をさす総称です。日本には、6属約30種が分布するとされています。何に向かって伸びているのか不思議です。
終わりに
いかがでしたか。
今回は、初めて鳥中心の撮影を続けてきましたが、これがなかなか難しかったですね~!トンボやチョウなどの昆虫よりも、ピント合わせには本当に苦労しました。でも、久しぶりに動物を撮ることの感動が、撮影の苦労を吹き飛ばしてくれました。やはり、動物は動物、植物は植物の魅力があるのだな、と改めて知ることができました。
次回も、鳥や昆虫などの動物やきれいな植物を追っかけていきたいと思います。
がんばります!!
自然を大切に!
終わりに
いかがでしたか。
今回は、初めて鳥中心の撮影を続けてきましたが、これがなかなか難しかったですね~!トンボやチョウなどの昆虫よりも、ピント合わせには本当に苦労しました。でも、久しぶりに動物を撮ることの感動が、撮影の苦労を吹き飛ばしてくれました。やはり、動物は動物、植物は植物の魅力があるのだな、と改めて知ることができました。
次回も、鳥や昆虫などの動物やきれいな植物を追っかけていきたいと思います。
がんばります!!
自然を大切に!

【スズメ】