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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

冬の自然に親しむ 赤谷の森自然散策

2016年03月07日
谷川 小竹俊平

寒い日々の中にも暖かい日が混ざるようになってきました。みなかみの事務所周辺では、3日に一度位の頻度で粉雪が舞っています。

さて、2/11、赤谷の森自然散策が行われました。赤谷の森自然散策は去年の秋に紹介しましたが、今回は冬の回です。

参加者は「泊まれる学校さる小」に集合。「泊まれる学校さる小」は廃校になった旧猿ヶ京小学校を宿泊施設として再利用しています。親子連れを中心に多くの参加者が集まりました。

                                                   

散策ではガイドの方が動物の足跡や樹木などの解説をしてくれました。右写真の木は元々木材の苗木の元となる穂を採取する木として植えられたため、キレイに立ち並んでいるのだそうです。散策を行ったさる小の近くにある「いきもの村」周辺は林業の施業地が多くあり、1月の記事で紹介した「みなかみスノーシューフェスティバル」で歩いた湯檜曾川付近とは違った雰囲気でした。

                                                   

散策後は他の班と合流し、記念撮影や雪上ゲームをして過ごしました。童心に返って雪の上を走り、子どもから元気をもらいました。景品には赤谷の森の木材などの国産材で作った木工品が用意されました(写真右は木のトレー)。

                                                   

昼食後は猿ヶ京温泉内にある「民話と紙芝居の家」に移動し、民話と紙芝居を鑑賞しました。女の子に化けた雪の精と楽しく過ごして、雪が好きになったおじいさんおばあさんのお話、雪の中で強く生きる動物達のお話などを聞きました。「民話と紙芝居の家」は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとお話を聞いていると優しい気持ちになれました。

                                                   

最後に赤谷森林ふれあい推進センターの藤澤所長による紙芝居「ぼくたち わたしたち のこと」。

「いのちを大切に」というメッセージが印象的でした。

                                                   

イベント全体を通して、子供達の元気な姿と大勢の参加者も印象的でした。楽しい企画で子供達を楽しませながら、伝えたいメッセージもしっかり伝えるイベントの重要性を感じることができました。

                                                 

次回の自然散策は5月を予定しているそうです。詳細については、下記のURLをご参照ください。

http://www.rinya.maff.go.jp/kanto/kanto/akaya_fc/index.html