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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

鳥獣保護区管理員の鳥類調査に同行して

2012年09月07日
名古屋
まだまだ暑いですが、早くも9月になりました。
シギ・チドリが続々と藤前干潟に渡って来ています。

今日は、8月29日に鳥獣保護区管理員さんの鳥類調査および巡視に
同行した際の報告をします。

※環境省は、国指定の鳥獣保護区に「国指定鳥獣保護区管理員」を設置しています。
鳥獣保護区の近辺に住み、鳥獣に詳しい民間の方に、
密猟の防止等のための巡回、保護区の利用者の指導、
鳥獣の生息概況の調査などを委託しているものです。
藤前干潟では、現在5人の鳥獣保護区管理員さんに活躍いただいています。

8月29日は、干潟の出る時間に合わせて、朝の7時半から調査を開始。
正午過ぎまでかけて、以下の図の7地点を周り、
藤前干潟にいる鳥の種類と数を確認しました。

【赤線で囲まれた部分が国指定藤前干潟鳥獣保護区。斜線部分は特別保護地区】


【調査風景。望遠鏡で鳥を見て、一羽一羽素速くカウントしていきます】


【今回の調査では、全部で41種、2,132羽の鳥を確認できました】

見られた鳥を少しだけ写真でご紹介・・・。

【120羽も見られたアオアシシギ。春と秋に藤前干潟にやってきます】

【ヨシ原の中でカワセミも確認できました!】

今回、初めて鳥獣保護区管理員さんと一緒に鳥獣保護区を回らせていただき、
本当に様々な鳥が藤前干潟には居る、ということを実感できました。

また、鳥獣保護区管理員さんの鳥に対する知識と経験に圧倒されるとともに、
「藤前干潟の鳥を正確に把握したい」という熱意も感じることができました。
こういった鳥獣保護区管理員さんの力によって鳥獣保護区は支えられているんですね。

さて、6月25日のアクティブ・レンジャー日記でご案内した
「藤前干潟フォトコンテスト」の締め切りがいよいよ迫ってきました。
(締め切りは9月14日(金)です。)


昔撮った写真も応募が可能ですので、どしどしご応募ください!!
応募方法の詳細はチラシ(↓)をご覧ください。
藤前干潟写真コンテストのチラシ

~藤前干潟は2012年11月18日で、ラムサール条約登録10周年を迎えます~