妙高戸隠連山国立公園 妙高
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2018年06月27日新緑の小谷村でH30年度の第1回幹事会開催!
妙高戸隠連山国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子
6月26日(火)、小谷(おたり)村の雨飾(あまかざり)荘で
妙高戸隠連山国立公園連絡協議会の第1回幹事会を開催しました。
幹事会では毎回開催市町村の現地視察を行っています。
今回は森林セラピー基地にもなっている『鎌池』へ。
いつもは涼しい鎌池ですが、この日はと~っても暑かったです;
雨飾高原キャンプ場では"携帯トイレの自動販売機"など
携帯トイレ普及啓発の取組をアピール!みなさん興味を持っていただけたようでした。
その後は雨飾荘へ移動して会議開始。
構成員の信州しなの町観光協会さんから、
夏季イベントをきっかけとした"国立公園のブランドイメージの統一"や
"利用活性化"を行うご提案がありました。
夏季イベントは妙高戸隠連山国立公園の関係地域で
8月25日(土)~26日(日)に開催予定です。
Facebookにも様子を随時アップしていきます♪
今後の協議会のうごきにぜひご注目下さい!
2018年06月15日第4回、ロングトレイル踏査@戸隠牧場~氷沢
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
6月14日(木)、第4回ロングトレイル踏査を行いました。
今回は『戸隠牧場~大ダルミ~氷沢』の区間を歩きました。
(第3回の様子はこちら)
この日集まったメンバーはなんと総勢20名!
こんなにも沢山の方がロングトレイルに興味を持っていただけるとは・・・とっても嬉しいです(T▽T)
戸隠牧場の中を通り、黒姫山登山口のある大橋へ向かいます。
牧場内は快晴&ウマノアシガタが満開でとっても気持ち良く歩けました♪
素晴らしすぎて、みなさん表情がほころびまくりです(笑)
牧場から大橋への道は恒例の藪こぎかと思いきや・・・そんなこともなく。
なんだか拍子抜け。いっそちょっと物足りない!?
大橋へ出てからは黒姫山の登山道を通って大ダルミへ抜けます。
途中立ち寄った種池では上陸したばかりの大量の子ガエルを発見!
アズマヒキガエルも子どもの頃はこんなに可愛らしいんですね・・・(笑)
古池では6月の風物詩、モリアオガエルの卵塊も観察できました!
ずんずん登山道を進んで行くと・・・登山道脇のブナの幹に
なんとも生々しいツキノワグマの爪痕が((((゜∀゜;;;;;))!!!
川越え山越え、お昼休憩をはさみながら大ダルミを目指します。
大ダルミ湿原に到着!ワタスゲやミツガシワが綺麗に咲いていました♪
※湿原内には立ち入らないでください。
大ダルミを抜けてからは氷沢を目指して歩きます。
御巣鷹林道からは焼山・火打山・妙高山がチラ見え!
氷沢到着。氷沢橋を越えて、新潟県側へ突入です!!
氷沢の近くのカツラの大木はど迫力!生命のパワーを感じました!!
この日の踏査は氷沢避難小屋でフィニッシュ!みなさんお疲れ様でした。
さて、踏査も第4回にもなると
踏査参加者の皆さんなんだか仲良くなってます (゜▽゜)!!
一緒に歩きながら仲間が増えていくのはとっても嬉しいことです!
これからも、良いロングトレイルができるように頑張るぞー(^▽^)!!!
2018年06月08日リスの衣替え
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
※以下の記事は6月4日に書かれたものです。うまく公開できていなかったため再度あげなおしました。
豊かな森がたくさんある妙高高原では、「リスの飛び出し注意」そんな看板があるくらい、
リスは身近な野生動物のひとつです。
この日も、落ち葉の上をすばしっこく飛び回るニホンリス(ホンドリス)に出会いました。
一生懸命走りまわって餌探しをしているようです。
よく見ると、顔と腕の部分の毛が抜けはじめています。リスも衣替えの時期なのですね。
背中から尻尾の灰色がかった部分が冬毛、顔や腕の赤褐色の部分が夏毛です。
耳の上はまだ長い冬毛が残っていますね。
最近は朝晩も10℃を下回ることがほとんどなくなってきた妙高高原。
野生動物たちも冬の毛皮を脱いで、夏を迎える準備をしています。
2018年05月24日第2回、ロングトレイル踏査@古海
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
5月22日(火)、再びロングトレイル踏査を行いました。
(第1回の様子はこちら@野尻湖南ルート)
今回は野尻湖の北側(古海地区)を歩くルートです。
野尻湖町営第1駐車場に集合。天気がとっても良いです!
まずは斑尾山山頂へ向かって歩きます。
大明神岳に到着、超絶景が広がります。思わず溜息(^▽^)~♪
妙高戸隠連山国立公園の「一目五山の風景」がばっちり見えています。
一目五山絶景32選のフォトコンテストでも応募のあった場所です。
信越トレイルの起点である斑尾山山頂に到着。
眼下には斑尾高原の風景が広がります。
大明神岳へ戻って、今回のメインディッシュ!?『古海登山道』を下ります。
眺望は良いですが、とっても急な道。かなり、ヒザにきます。
地図からある程度の情報は察せますが、道の雰囲気や、実際のつらさ楽しさは
やはり自分の足で歩いてみないとわかりませんね!笑
沢にぶつかってお昼休憩。ここからは比較的歩きやすい道が続きます。
しかし!途中道を見失い、コゴミ畑の藪こぎ。
前回に続き、また変な場所から林道へ出てきてしまいました・・・。
林道を下っていくと、古海集落が見えてきまし。道沿いにはタニウツギ。
古海集落の信陰最上古湖神社に到着。
田んぼの畦道からはカエルがいっぱい飛び出してきます(*´艸`)♡♡♡
それにしても、古海集落、「THE古き良き日本の風景」が広がります。
本当に気持ちの良い場所で、歩きながら癒やされます・・・。
集落を抜け、野尻湖へ出る旧道を探るため、道なき道へ突入。藪こぎ開始です。
ロングトレイル踏査は必ず藪をこぐ運命なのでしょうか・・・。
藪こぎも終了して野尻湖畔に到着~!
この日の踏査終了の達成感を噛みしめました。笑
後半はほとんど藪こぎだったような気がしましたが、
大変さなど吹っ飛ぶほど、この仲間と作るロングトレイルのこれからに
大きな期待をしたいと思った一日でした。
2018年05月18日第1回、ロングトレイル踏査@野尻湖
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
5月15日(火)、待ちに待ったロングトレイル踏査を実施しました!!!
妙高戸隠連山国立公園連絡協議会では、より深く皆様に国立公園の魅力を伝えるため、
ロングトレイルの設置を検討しています。
(これまでの検討の様子はこちら)
この構想では、長野駅と笹ヶ峰をつなぐ「南北ルート」と、
信越トレイルと塩の道をつなぐ「東西ルート」の2本のルート検証を行っています。
第1回は東西ルートの踏査です。
信越トレイルの起点である"斑尾山頂"からどのように野尻湖へ向かうか。
野尻湖の南側を通るルートを歩きました。
まずは釜石山分岐から荒瀬原林道へむかって歩きます。
さっそく一目五山の鉄板ビューポイント!北アルプスもばっちりでした。
林道のショートカットルートがないか、道なき道へGO!
で・も!足下注意!イワカガミやチゴユリが満開です(^▽^*)♪
藪こぎも終わり、林道へ出てきました。
なんだか不審者っぽいです。笑
林道を歩いていると、カエルやトカゲが沢山顔を出してくれました!
暖かくなってきている証拠ですね♪
地面の固い車道が終わると、次は「象の小径」に入ります。
象の小径にはベンチがあり、湖を見ながら座ってお弁当を食べました。
途中には「ソンマ窪湾」という湖に接近できる場所も!穴場です♪
そうこうしていると、ナウマンゾウのモニュメント出現!
このモニュメントには1つ1つストーリーがあります(マップもあります)。
象の小径を抜けて、湖畔を歩く道にでます。
この日は妙高山がキレイに見えていました♡
歩くこと約12km、野尻湖小学校跡地でFINISH!
今回の歩いた道は、森の中を歩いたり、湖畔を歩いたり、
景色が変わってとても気持ち良いルートでした(^▽^)♪
この踏査を皮切りに、ロングトレイル調査ばしばししていきます!
ご興味ある方はぜひ一緒に歩いてみませんか?
2018年05月08日【結果発表】一目五山の絶景32選決定!!
妙高戸隠連山国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子
昨年度、妙高戸隠連山国立公園連絡協議会では、
「一目五山の絶景32選」のフォトコンテストを実施、32選を決定しました!!
応募総数140点以上の中から選び抜かれた作品です。
○32選フォトコンテスト結果発表
このフォトコンテストは、妙高戸隠連山国立公園のコンセプトである
『一目五山(ひとめござん)』の風景をテーマにしたものです。
(↑こちらは大賞の写真!)
○『一目五山』とは?
妙高戸隠連山国立公園の山は成り立ち様々、形も様々!
見る角度を変えると、形も変わって見えます。
形は違えど、ギュッと密集して存在している山は、"一目"で"いくつも"見ることができます。
この風景を『一目五山』と呼んでいます。
今回のフォトコンテストの結果をまとめた冊子も作成しました。
こちらは協議会構成員のみなさん(市町村や観光協会、博物館など)にお配りしています。
(電子データはこちら)
そしてこちらは4月26日に大賞の撮影場所から撮った写真です。
32選選定スポットの四季の移り変わりを楽しむのもまた一興☆
ドライブが気持ち良い季節、32選を巡ってみて下さい(^▽^)♪
2018年04月27日スノーモービル等の乗り入れ規制について
妙高戸隠連山国立公園 桑原大
国立公園の特別保護地区ではスノーモービルやスノーバイクを含め車両の乗り入れは全域で禁止されています。また、乗り入れ規制区域があわせて設定されている区域については、車道を除き、車両で乗り入れることが禁止されています。禁止エリアへの許可なき侵入は自然公園法、自然環境保全法の規定により、6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金が課せられます。
妙高戸隠連山国立公園の新潟県側では、金山・焼山・火打山・妙高山・乙妻山・高妻山の山頂周辺の特別保護地区以外にも以下のように乗り入れ規制区域が設定されています。
このエリアは国の特別天然記念物で、絶滅危惧ⅠB類に指定されているライチョウの生息域
でもあり、30羽前後の希少な個体群が生息していますが、最近の調査から個体数が減少傾向にあるとみられています。
この時期はライチョウがなわばりを形成する大事な時期です。不用意な侵入や騒音でライチョウ達の生活を脅かすことがないよう、みなさまのご理解とご協力をお願い致します。
●おしらせ●
妙高高原公園線(杉野沢~笹ヶ峰)が4/27より通行できるようになりました。
※道路拡幅工事中のため通行規制があります(詳しくはこちら)
朝晩は雪解け水により路面が凍結している場合がありますので十分ご注意ください。
2018年04月27日春のいもり池レポート
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
妙高高原にあるいもり池に気持ちのいい春がやってきています。
桜、キタコブシは満開
ヤマモミジは丁度かわいい花をつけているところです。
ミズバショウも葉が大きくなってきましたが、まだまだ見頃は続きそうです。
さらにミツガシワが本日開花を迎えました!
春のいもり池にはたくさんの鳥たちの姿も。
餌探しをするキツツキのドラミングがあちこちから聴こえ、
左:アオゲラ 右:オオアカゲラ
旅立ち前の腹ごしらえに一生懸命なマヒワ、カシラダカ、アトリなど冬鳥の姿や飛来してきたコムクドリ、サンショウクイ、ノジコなど夏鳥の姿も見ることができます。
左;マヒワ 右:コムクドリ
パークボランティアによるいもり池のミズバショウ解説は5月6日まで開催!
4月29日には日本野鳥の会会員によるバードウォッチングのイベントが開催されます。
(詳細はこちら)身の周りの自然情報に詳しくなると毎日のお散歩も楽しくなりますよ。
ぜひご参加ください!
2018年04月06日妙高戸隠連山国立公園のFacebookページができました!
妙高戸隠連山国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子
「妙高戸隠連山国立公園のFacebookページができました!」
最近暖かいので、戸隠自然保護官事務所の庭にはオオイヌノフグリやツクシが・・・!
本当に今年は春が早いですね(^^;)
ところで超超超重大発表です!!!!!!
妙高戸隠連山国立公園、誕生4年目にして、ついについについに!
Facebookのページができましたー(;▽;)!!!
リンクはこちらです!!!
妙高戸隠連山国立公園連絡協議会の「情報発信部会」では、
SNSを使った情報発信強化の話題が何度もあがり議論されてきました。
ついに一歩踏みせたという所でしょうか。
今後はこのFacebookページを使って、より多くのみなさんに
妙高戸隠連山国立公園をより身近なものに感じていただけたら嬉しいです!
みなさん、イイネ!やシェアをよろしくお願いいたします(^∀^)ノ♪
○妙高戸隠連山国立公園の見どころ情報はこちら
観光客の方にいもり池に映る「逆さ妙高」を楽しんでもらおうと、夏と秋に実施しているいもり池スイレン除去。今年も夏の観光シーズンに先駆け、6月26日から28日にかけての3日間、いもり池のスイレン除去作業を行いました。当日は妙高市職員をはじめ、地元の池の平温泉区の住民など約30名が参加し、水面に浮かぶスイレンの茎や葉を除去していきます。除去の方法はこのような流れ↓↓↓
スイレンを引っかける為投げ入れるジョレンがこれまた重い!!湖底にしっかり沈めるため、また、とらえたスイレンが引き上げの際に浮いてしまわないよう重量が必要なのです。
陸からの引き上げは動力のちからを借りてだいぶ作業が楽になったのですが、
船からジョレンを投げるのはまさに「選ばれし者」にしかできない仕事・・・
そこに昨年、彗星のように現れたYさんが今年もジョレン投げを引き受けてくださいました。
岸の両側からロープを引き、ジョレンを落とす位置を細かく合わせていきます。
位置合わせがばっちり決まると一回でこのくらい回収できることも。
これをひたすら繰り返すと・・・
最初はこのような状態の池も・・・
このとおり!!!
3日間で除去したスイレン量はなんと約9.3トン(9,240Kg)!!!
いもり池のビジターセンター側、湖面約1/3分のスイレンを除去することができました。
最終日、市の職員の方がおっしゃっていました。
「決して多くの人数が集まった訳ではないにも関わらず、これだけのことができたのは、いもり池をきれいにしたいというひとりひとりの思いによるものだ」
まさしくそのとおりだと思います。3日間のうち、丸一日は豪雨に降られ、他の日も天候が悪かったにもかかわらず、ひとりひとりが一生懸命できることを頑張って頂いていました。
皆さんの頑張りの甲斐あり、いもり池では今、「逆さ妙高」を見ることができます。
ぜひ、足を運んでください!!!