妙高戸隠連山国立公園 妙高
70件の記事があります。
2017年12月15日日本で最も古いスキー神社
妙高戸隠連山国立公園 妙高 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
実は妙高高原にあるんです。
今日はそこでスキーヤーの安全と地域の発展を祈願する「スキー神社祭」が行われました。
神事のあとは地元園児による恒例の初滑り!
事務所のある妙高市には9つのスキー場があり、うち7ヶ所が国立公園内にあります。妙高高原のスキー場は世界でも有数の豪雪地ということもあって豊富な雪が楽しめるのはもちろん、国立公園の中にあるだけあって、どのスキー場も自然を感じられる雰囲気が魅力です。
杉ノ原スキー場ゴンドラ山頂駅からの景色(正面は斑尾山)
また、登山と違い、リフトやゴンドラで一気に高い標高の場所に行くことができるのも冬ならでは。
最上部のリフト降り場を降りると標高1700mの世界。高妻山・乙妻山の後ろに北アルプスの山々が広がります。この場所は登山道などがないため、冬しか訪れることができません。そういった風景に出会えるのも楽しみのひとつですね。
今回の寒波で各スキー場も今週末からぞくぞくとオープンするようです。
みなさんもとっておきの風景を見つけて下さい!
2017年11月21日第2回歩く利用部会開催しました。
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
11月20日(月)に妙高戸隠連山国立公園連絡協議会の第2回歩く利用部会が開催されました。
今回は有識者として協議会にご参加いただいている土屋先生より、登山道の管理体制についての調査結果を発表いただきました。
そして、みなさん待ちに待ったロングトレイルの話に。
会議が終わってもあちこちで議論が白熱していました!
興味をもって参加いただけるのは嬉しい限りです。
議論できる場を作り、しっかりと議論をやりきって、良いロングトレイルを作りたいです!!!
2017年09月14日H29年度第1回の幹事会は飯綱町で!
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
9月11日(月)、妙高戸隠連山国立公園連絡協議会のH29年度第1回幹事会を開催しました。幹事会で恒例となっているのが、現地視察!
この協議会は市町村などの枠を超えて国立公園を盛り上げていこう・・・という趣旨のもと参集されています。まずはお互いの地域をよく知りましょう。ということで、会議の前に現地視察を行っています。
今回の開催地、長野県飯綱町にある、霊仙寺湖と飯綱東高原オートキャンプ場へ視察に行きました。
「むれ温泉天狗の館」を含む霊仙寺湖周辺の施設を管理しているオーガニックリゾートさんに、現地の取組状況などご説明いただきました。
こちらのキャンプ場ではいち早くグランピングなどを取り入れており、みなさん興味津々!
グランピングのテントの中はこんな風になっています。豪華!!!
霊仙寺湖畔はなんといっても「一目五山(ひとめござん)」の好展望地!天気はあいにくですが、少し山も見えました。
視察のあとはみっっっっっちり会議。
なかなかの長丁場&難しい話だったのでみなさんの顔も難しくなっていきます・・・。お疲れ様でした・・・(´ω`;)
協議会では、現在「一目五山フォトコンテスト」を開催中です!
国立公園外から撮った写真もOK!5つ山が写ってなくてもOK!
飯綱町からは「一目五山」がとってもきれいに見えます!ぜひぜひとっておきのスポットを写真に撮って応募してみて下さい!
★妙高戸隠連山国立公園のフォトコンテスト実施中
期間:平成29年9月1日(金)~11月15日(水)
詳しくはこちらで確認!
2017年09月05日第一回歩く利用部会が開催されました!
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
9月になって突然ぐっと気温が下がりましたね・・・一気に秋の気配が高まりました。
8月31日(木)、妙高戸隠連山国立公園連絡協議会の"第1回歩く利用部会"が開催されました。
○歩く利用部会とは
滞在時間を延ばし、じっくり楽しんで欲しい。そのためには、車などでスポット的にまわる従来の観光ではなく、歩いてゆっくり楽しんでもらう方法を模索しよう!
ということで、"ロングトレイル"を軸に歩く利用のしかたを考えていく会議がこの"歩く利用部会"です。
○どんなことを話しあったの?
ロングトレイルのコースを設置するにあたってどこを見て欲しいか、何を体感して欲しいか、どんなコンセプトにするか・・・ワークショップ形式で話し合いました。
3班に分かれて話をしましたが、3班とも新幹線の駅を起点・終点にし、"信越トレイル"と"塩の道"をつなぐ、ほぼ同じコース案になりました。
しかし、それぞれ全く毛色の違うコンセプトが提案され、とても刺激的なワークショップでした!
○各班で考えたコンセプト
A班:信仰をつなぎ、なりわいをたどる山の道「五山トレイル」
B班:妙高戸隠連山を見ながら歩くトレイル
C班:境界を越えるトレイル
「思い立ったらすぐロングトレイル」や「一目五山の五目トレイル」なんていうキャッチコピーも登場し、議論白熱!
県境を越えると空気感が変わる、植生帯の境目がある、トンネルを通り抜けると時空を超えたような感覚になる・・・など様々な「境界を越える」ことをコンセプトにする班など、今後の展開が楽しみになるワークショップでした。
○これからの動き
今後は実際にコースを設置するならどこを歩いた方がより楽しいかなど、関係者で現地調査も行いながら3年後の開通を目指します!
長くなってしまいましたが、みんなで知恵を出し合って、色々な方が楽しめる妙高戸隠連山国立公園にしていきたいです(^^♪
★妙高戸隠連山国立公園のフォトコンテスト実施中
期間:平成29年9月1日(金)~11月15日(水)
詳しくはこちらで確認!
2017年05月23日夢見平、雪解けです!
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
5月21日笹ヶ峰にある夢見平遊歩道にて「笹ヶ峰夢見平エコトレッキング」が行われ、妙高高原地区の14名のパークボランティアがガイドとして参加したので同行してきました。
森林セラピーロードにも指定されている夢見平遊歩道は4㎞コースと10㎞コースの2つのコースがあります。冬は数メートルの雪に覆われており、今はコースの3分の2くらいが雪消えしたばかり。春を迎えた夢見平の様子をお届けします。
◆乙見湖と残雪の焼山、金山◆
◆カタクリ咲く小道◆
◆カラマツの芽吹き◆
◆エゾエンゴサクの群落◆
◆夢見平湿原のミズバショウと残雪残る三田原山◆
このほかにエンレイソウやリュウキンカ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、コシノカンアオイなどが沢山見られました。サンカヨウやニリンソウなどの見頃はこれからになりそうです。野鳥ではジュウイチやツツドリ、メボソムシクイ、センダイムシクイ、ウグイスなどの声が聞こえていましたよ。
また、遊歩道上はカツラやハルニレ、ブナなどの長い年月を生き抜いた巨木も随所にあり、若葉を芽吹きする様子は生命力にあふれ、訪れる人に元気を与えてくれます。
◆ブナとミズナラが200年に渡り相生する「縁結びの木」にも芽吹き◆
残雪や雪解け水、ぬかるみがある場所もあるので長靴は必須ですが、春の自然を堪能できる夢見平へどうぞお出かけください!
◆番外編:雪消えし姿を現した仙人池と妙高山◆
2017年05月15日今がベストシーズン!苗名滝!
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
新潟県と長野県の県境に位置する「苗名滝」に週末出かけてきました!5/2に出かけた時は
木々も寒々しい感じだったのですが・・・今はこんな感じになっています!
たった2週間近くでこんなに変わってしまうとは!
山の斜面もいろんな色で埋め尽くされて・・・時間を忘れて見入ってしまいます。
歩道上の残雪も苗名滝手前の吊り橋前に少し残るくらいになっており、最後の吊り橋も通行可能になっていました。
近くから見る苗名滝は「ゴオオオオォ!!!!」という爆音と、滝壺から立ち上る水煙の量がとにかくすごい!山々から雪解け水が流れ込み水量の多い今の時期が間違いなくベストシーズンだと思います!
また、苗名滝を訪れた際は歩道の左斜面に咲くこちらの植物にも注目を
ユキツバキです。日本海側多雪地に適応したツバキで、太平洋側のヤブツバキに比べ樹高が低く、地を這うように伸びる茎と、弾力性に富む折れにくい枝をしています。雪の重圧に耐え、雪に埋もれることで厳しい冬から身を守り、今年もきれいな花を咲かせてくれていました。
雄しべの花糸が黄色いことと、葉っぱの縁もギザギザになっているのも特徴です。これから咲くつぼみも沢山あったので見つけたらじっくり観察してみてくださいね!
○地図や周辺のみどころはこちら
2017年05月11日週末はイベント目白押し!
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
GW中はたくさんの方がいもり池に訪れてくださっていました。天候も良く、ミズバショウの一番いい時期を満喫できたのではないでしょうか。
5月5日のミズバショウ
妙高高原ビジターセンターの館長さんは「今週末くらいまでは見頃を楽しめるのではないか」とおっしゃっていました。また、今いもり池周辺では木々が芽吹きはじめ、雪国に春の訪れを知らせるキタコブシの花や、ショウジョウバカマを楽しむことができます。また、雪の下で冬眠していたモリアオガエルも目を覚ましたようで、ビオトープで泳ぎ初めています。
キタコブシ
ショウジョウバカマ
そんないもり池で1年に1度のビッグイベント『艸原祭』が今週末5/13(土)に行われます。
詳細はこちら【URL】
特に19時から行われる「火入れ」が見事で、妙高山麓のゲレンデの草原に灯される「艸」の御神火と大輪の花火がいもり池に映る姿は一見の価値ありです!
また、翌5/14(日)は大洞原で『菜の花まつり』が開催されます。大洞原は妙高山の撮影スポットとしても人気があるのですが、この時期は大洞原を一面に覆う菜の花と残雪の妙高山とのコントラストがとても素敵です。カメラ片手に景色を楽しみながらのんびり散策すのも良し、地元のおいしいものを食べる、地域に伝わるスゲ細工などの体験をするも良し、いろんな楽しみ方ができる機会ですので是非足を運んでみてくださいね。
詳細はこちら【URL】
2017年04月21日春の訪れ
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
こんにちは。妙高高原自然保護官の帖地です。
17日には妙高山に春の訪れを告げる「跳ね馬」の雪形が現れたというニュースがありましたね。事務所付近の雪も随分溶けてきています。雪が溶けたそばから顔を出すのは・・・
ふきのとう
福寿草
また、ペアで行動する鳥たちやツバメの姿を見かけるようになり、春を感じます。
藪の中を動き回る物体をよく見ると・・・
ウグイスに出会いました。このあと、今年初の「ホーホケキョ」の第一声を聴かせてくれました。
一方、いもり池ではミズバショウが咲き始めています。現在3分咲きくらいでしょうか??
今年は例年通り積雪があったのでこのあとGWくらいまで見頃を楽しめそうです。いもり池の遊歩道は一部残雪がありましたが靴でも充分回れそうです。
4/22(土)から5/7(日)にかけて環境省パークボランティアによるミズバショウ解説活動をおこないます。いもり池の遊歩道のところどころに立って、訪れたみなさまにミズバショウや周辺の自然につい解説している活動で、どなたでも無料で聞いていただけます。お気軽に声をお掛けくださいね。
昨日は下見のためいもり池遊歩道を歩いてきましたが、水鳥やカラ類のほか、獲物をねらうモズや、コムクドリ、キセキレイなどの鳥たちの姿や歌うクロツグミなど、春のにぎわいを見せていました。池の畔にある妙高高原ビジターセンターでは双眼鏡の貸し出し(100円)もあるので、双眼鏡片手にのんびり散策するのもおすすめですよ!
2017年03月03日アクティブ・レンジャー写真展@休暇村妙高開催中
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
アクティブ・レンジャー写真展開催のおしらせです。
いよいよ今年度最後の開催となりました。3月は妙高市にある「休暇村妙高」のスペースをお借りして開催します。
休暇村妙高の建物の目の前は「ルンルンスキー場」があり、初心者の方やファミリーに人気のゲレンデ。積雪は300cm!まだまだ雪たっぷりあります!
また、休暇村のある関温泉は妙高高原温泉郷のひとつで江戸時代に開湯したとされる赤い湯の花が特徴のお湯。休暇村妙高にある「展望温泉越の湯」は百名山妙高山を眺めながら湯につかることができ、日帰り入浴も可能です。妙高高原のスキー場、温泉巡りと併せて是非こちらにも足をお運びください。
会場では妙高戸隠連山国立公園の展示写真の撮影場所がわかる撮影地マップの展示と妙高戸隠連山国立公園内の6つの登山ルートを紹介している「山登りマップ」の配布を行っています。気になる場所を見つけたら山登りマップを手にぜひフィールドに出かけてみてください!
1.会場
〒949-2235 新潟県妙高市関山 TEL 0255-82-3168
2.開催日時
平成29 年3月1日(水)~3月25日(金)
10:00~17:00(休館日なし)
3.入場料
無料
4.主催
環境省 長野自然環境事務所
5.お問い合わせ先
妙高高原自然保護官事務所(担当:帖地)
TEL:0255-86-2441
2月13日(火)は妙高戸隠連山国立公園連絡協議会の
第2回幹事会が糸魚川市(いといがわし)で開催されました。
(第1回の様子はこちら)
当日の海沿いの天気は超大雪(高速道路も一部通行止めに・・・)で、会場までたどり着けなかった方々も・・・。
足下の悪い中、ご出席いただいた皆様には本当に感謝です。
糸魚川駅前の奴奈川姫(ぬながわひめ)も雪に埋もれていました・・・。
糸魚川といえば、今年の1月にユネスコ世界ジオパークとして再認定されました。
駅の電光掲示板にもドドーンと"祝 再認定"の文字が!!
今回の幹事会での現地視察は糸魚川駅の『ジオパル』!
糸魚川市交流観光課のジオパーク推進室の方から、
ジオパークとしての取組やジオパークを活用した地域振興についてお話がありました。
ジオパルには大糸線で活躍したキハ52の実物でできた待合室もあります!
糸魚川市民会館に移動して、会議開始です。
地域意見交換会などの結果を踏まえた"管理運営計画"の内容についての説明や
今年度の活動報告&来年度の活動計画について検討しました。
会議会場からは糸魚川駅の駅舎が見えるのですが、見事な曇天・・・。
見えたり見えなくなったりでした (^_^;
帰り道も雪。天気の悪い中、みなさん本当にお疲れ様でした。