妙高戸隠連山国立公園 妙高
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2020年05月27日#STAYHOME おうちで苗名滝
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
巡視で苗名滝を訪れたので、様子をお伝えしたいと思います。
ユキツバキは終わってしまいましたが若葉が繁り、
若葉をゆらす心地よい音とともに肌に触れる風がなんとも気持ちの良い季節になりました。
川の中ほどの岩の上からミソサザイの軽快な鳴き声。
足元にラショウモンカズラ、
頭上にはトチノキの豪奢な花が咲いています。
江戸時代の放浪画家、東洋越陳人は苗名滝を好んで題材にしたそうです。
彼の作品を通して昔と今との風景を見比べてみるのも面白いかもしれません。
2020年05月22日#STAYHOME 今日のいもり池
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
池のまわりではズミの花が満開になりました。
ミツガシワの見頃は過ぎてしまったようですが、
湿原の奥ではサワオグルマが色鮮やかに咲いています。
しばらくぶりの晴れ間でカルガモさんもひなたぼっこ&ストレッチ。
右脚ビヨヨーン♪
からの、左脚ビヨヨーン~♪
自粛中で運動不足になりがちですが、ストレッチしてのりきりたいですね☆
2020年05月22日旧妙高高原ビジターの建替中の各種対応について
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
旧妙高高原ビジターセンター(旧VC)は建て替えのため、現在解体作業が進んでいます。
ビジターセンター内のトイレは使用できません。
いもり池の最寄りの公衆トイレは池から徒歩2分の場所にあります。
下の写真は池の平温泉観光協会からいもり池方角を向いたところで、位置関係はこのようになっています。
池廻屋旅館さん向かいの場所です。
旧VC建替中、案内業務をおこなう妙高高原いもり池案内所もすぐ近くです。
(開館:9時から17時、水・木曜日休み、5月末までは電話での対応のみ)
また、旧VC側の駐車場は使用可能ですが、池に出る際の歩道が変更になっています。
旧VC前の杉林の中に新しい歩道が完成したのでこちらを通って下さい。
こちらは池側から見たところ。あずまやの手前に入口があります。
歩道の中程です。日に日に緑が濃くなって、いい感じにさわやかです。
2020年05月19日#STAYHOME ウワミズザクラの季節です
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
いもり池周辺では今、ウワミズザクラの花が満開です。良く見るサクラと花の形が随分違いますが、れっきとしたサクラの仲間です。新潟県ではウワミズザクラのつぼみや完熟前の実を塩漬けやお酒に漬け「杏仁香(アンニンゴ)」として食用にするのだそうです。以前つぼみの天ぷらをいただいたことがあるのですが、独特の風味で大変おいしかったです。字のごとく杏仁の香り、杏仁豆腐や桜餅の葉っぱのあのいい香りの成分であるクマリンが、ウワミズザクラにも含まれているのだとか。ということで、花が満開の今ならあの香りをたくさん嗅げるのでは!と思い、試してみました。マスクを外し、思いっきり息を吸い込んでみた!のですが・・・匂いが・・・しない?
花に近づいてみるとうっすら・・するにはする。その後、葉をこすってみたり、枝をこすってみたり、幹の匂いをかいでみたりしましたが、想像していたのと違う・・・。成分が強くでる時期や条件があるのでしょうか?謎は深まるばかりです。
さて、このウワミズザクラは人間のみならず、動物にも人気があります。実が熟した頃になると、ヒヨドリやメジロなどいろんな鳥がやってきます。クマもこの実が好き。冬になって葉が落ちた頃になるとクマ棚がかけられているのを見つけることができるかもしれません。花が咲いているこの時期に場所を覚えておくと、やってくる動物の観察に役立ちますよ。
2020年05月12日#STAYHOME お相手が見つかったようです
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
コサメビタキが巣作りをはじめていました。
(所帯持ちとなっていくぶんキリリ!のコサメビタキ)
ふつう巣をつくるのはメスに任せる鳥が多いのですが、コサメビタキの場合はオスも巣作りに協力します。
2羽が代わる代わる巣材となるコケを運び入れてはまた巣材集め・・・
(お椀状になっている部分が巣です。上手にカモフラージュしていますね)
何度も座りなおしてしっくりくるかを確認しています。子育てがうまく行くといいですね。
注意:鳥の巣を見つけても鳥や外敵に気づかれないよう離れた場所から少しだけの観察に留めましょう。ストレスで巣を放棄したり、ヒナや卵が狙われてしまう原因になります。
2020年05月11日#STAYHOME 今年は画像でお楽しみください
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
週末の大洞原の菜の花の様子です。
付帯施設のハートランド妙高も月末まで閉館中ですが、きれいに咲いていてもったいないので画像だけでも。
この風景はJALの機内紙SKYWARD2020年3月号の「眼福一景」でも紹介されました。
森田敏隆氏撮影のきれいな大洞原の風景はWEB版バックナンバーでもご覧になれますのでぜひどうぞ。
そういえばホバリングしながらさえずるヒバリを見て、ふと気づきました。
5/5の記事のヒナはヒバリかもしれません。
妙高戸隠連山国立公園Facebookでも記事を公開しています。
https://www.facebook.com/1875339872757492/
2020年05月06日#STAYHOME 野鳥のさえずりを聴いてみよう
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
高原にやってくる夏鳥が日に日に増え、春の森が賑やかになってきました。
棲み家を決めたらなわばり宣言、そしてまわりのオスに負けじと精いっぱいメスにアピールするのです。
(渓流沿いでさえずるミソサザイ)
(高原にやってきたオオルリ)
この歌のようなさえずりを聴けるのは春から夏にかけての繁殖期の間だけ。
写真のサンショウクイのように『山椒食って「ヒリリン」と辛い』など鳴き声を当てはめた『ききなし』がある鳥もいます。覚えておくと、姿が見えなくても何の鳥がいるかが分かるようになり、お散歩が楽しくなります。
(コサメビタキ)
皆さんのお庭やベランダからはどんな鳥の声が聴こえますか?
まずは身の回りにどんな鳥がいるのか耳をすませてみましょう。
2020年05月05日#STAYHOME こんな場面に遭遇したら
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
杉林で足元からガサゴソ音が・・・やばい!ヘビ?瞬時にスタコラ!!
遠くから正体を確認するといたのは何かのヒナ。巣から落ちたのでしょうか。
(離れたところから望遠で撮影しています)
こういう場面に出くわすと、ヘビや動物に襲われるのでは?と心配になり保護したくなりますが、
「拾わない」が正解です。
詳しい対応の仕方は(公財)日本鳥類保護連盟HP http://www.jspb.org/hinakyosan.html を参考にして下さいね。
怪我もなく、ヨジヨジ木を登りはじめたのでひと安心。それにしても何のヒナだったのでしょうね?
頭ボサボサ、黄色いくちばし...
2020年05月04日#STAYHOME 生きものの賑わいが満ちてきました
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
この数日で気温がググッと上がり、芽吹きする木々や草花が日に日に増え、
ひっそりとしていた里山がにわかに活気づいてきました。
田んぼでは田植えの準備が始まりました。
森の中では冬眠あけのアマガエルも行動を始めているようです。
シマヘビも穴から体を出してひなたぼっこ中。日差しが暖かくなってきました。
その土地でしか見ることができないご当地マンホール。
ここ、妙高高原のデザインは実はとってもおしゃれ!
妙高山の山並みと手前にお花がデザインされています。妙高高原のフォントもいい味だしてる!
このマンホールは旧妙高高原町時代に設置されたもので、
描かれている花は当時、町の花にも指定されていたレンゲツツジ。
現在でも妙高高原の至るところで見ることができ、今はちょうど花まっさかりです。
このマンホールは合併前の旧妙高高原町エリア(笹ヶ峰や杉野沢温泉、いもり池、赤倉温泉の一部)
で見ることができます。
コロナが収束したらマンホール風に写真が撮れるスポットも探してみたいですね。
旧妙高村エリア、糸魚川のマンホールも気になる・・・追って調査したいと思います!