燕温泉にある妙仙橋が令和3年度の大雪で損壊しました。
崩落の危険があるため、妙高山登山道の一部、燕温泉-麻平区間を当面の間、通行禁止とします。
燕温泉から妙高山へは燕登山道(北地獄谷経由)をご利用ください。
妙仙橋近くの河原の湯(野天風呂)は利用できません。
燕温泉や黄金の湯(野天風呂)の利用に影響はありません。
妙高山登山の際は計画に余裕を持ってお出かけください。
]]>池と湿原の景色は志賀高原の魅力の一つです。この時期に池や湿原で見られる花を紹介します。
■田ノ原(たのはら)湿原
田ノ原湿原では、ワタスゲの綿毛が間もなく見頃になりそうです。6月17日の時点では、綿毛がまだあまり汚れていないものや、綿毛が出始めたものなどが見られました。
<ワタスゲの写真撮影に来られている方は、昨年より1週間遅く来たが、思っていたよりも咲いていないとのことでした。右下のピンク色の花はヒメシャクナゲ。中央奥の笠ヶ岳は雲で隠れています。>
田ノ原湿原のレンゲツツジは、開花しているものはわずかでした。見頃はまだもう少し先のようです。そのほかに、駐車スペースから湿原までの歩道沿いには、ツマトリソウの花などが見られました。
田ノ原湿原は国道292号沿いにあり、国道沿いの駐車スペースに車を止めることができます。
また、先日紹介した自然探勝コースの見所の一つです。
■四十八池(しじゅうはちいけ)湿原
標高約1,880mにある四十八池湿原では、ミズバショウが見頃の終盤でした。苞(ほう)はまだ白いですが、花茎がだいぶ大きくなっていました。
<池塘(ちとう)の縁などに白く見えるのがミズバショウ。奥に志賀山。木道は経年劣化により傷んでいるところがあります。足を引っかけたりしないように注意してご通行ください。>
<ヒメタケシマラン。硯川からの道中では、ほかにコミヤマカタバミ、イワナシなどの花が見られました。>
■蓮池(はすいけ)や一沼(いちぬま)では、池のほとりなどでレンゲツツジが見頃です。
<一沼のレンゲツツジ。6月10日撮影>
<蓮池のレンゲツツジ。6月13日撮影。>
■新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご旅行にあたっては、出発前後の健康観察をしていただくようお願いします。また、旅行中も「密」の回避、周りの人と距離を確保できない場面でのマスク着用など、基本的な感染対策をお願いします。
]]>黒姫山は妙高戸隠連山国立公園内にあり、妙高山・戸隠山・飯縄山・斑尾山とともに信越五岳(北信五岳)と呼ばれる山の一つです。
火山である黒姫山の山頂部には火口跡があり火口の内側は国立公園の中でも最も利用規制の厳しい「特別保護地区」に指定されています。そこには火口原(湿原)が広がっており黒姫山湖沼・湿原群と呼ばれ環境省の指定する「日本の重要湿地500」のうちのひとつでもあります。
「七つ池」と呼ばれる池が点在していますが、実際の数はもう少し多そうです。
また火口の中には小黒姫(御巣鷹山)(2,046m)と呼ばれる小山があり、これがおよそ4万年前の黒姫山の最後の噴火の時にできた中央火口丘と考えられています。黒姫山の最高地点である頂上(2,053m)は小黒姫ではなく外輪山の稜線上にあります。
<山頂にて>
今年はたくさんの参加者があり、他県からも多くの参加者を迎えて賑やかな開山登山となりました。戸隠自然保護官事務所の2人も登山道の巡視を兼ねて参加してきましたよ。 昨年は黒姫高原側からだったのに対し、今年のコースは大橋林道の登山口側から。カラマツやブナ、ダケカンバなどの新緑が奇麗でした。 お花もたくさん咲いていましたよ。
<オサバグサ>
山頂部には一部雪もたくさん残っていました。火口原の広い草原、テクニカルな岩場セクションなどもあり、まるでアトラクションのような変化に富んだコースが黒姫山の魅力ですね。
梅雨の真っただ中にもかかわらず、狙ったように梅雨の中休みとなり、皆さん暑くもなく寒くもなく心地良い登山を楽しまれていました。
<山頂に広がる火口原>
]]>標高約1,500mで国立公園内にある志賀高原管理官事務所でも、6月初め頃にようやく木の葉が広がり、木の影ができるようになりました。写真は事務所への進入路です。
<左:5月24日撮影。右:6月13日撮影。>
さて、志賀高原のスキー場は6月3日に営業を終了しました。このスキー場は11月19日にオープンしたので、半年以上の営業期間でした。
また、6月12日に、志賀高原の夏山シーズンの始まりを告げる「岩菅山開山祭」がありました。
予定では、岩菅山(いわすげやま、標高:2,295m)の山頂で開山祭の神事を行うことになっていました。
しかし、当日は天候が悪く、また、前日までの雨により登山道の状況が悪いことから、主催者の判断により東館山(ひがしたてやま)山頂で神事を行いました。神事の途中も雨が時折強く降るような状況でした。
参加された方の中には、「雨でも岩菅山まで行きたかった」とおっしゃいながらも、どこかほっとした表情の方もおられました。
なお、東館山山頂から岩菅山山頂までのコースタイムは「山と高原地図」によると約3時間30分です。また、岩菅山山頂までは、一の瀬の「聖平(ひじりだいら)」を登山口とするコースもあり、ここからだと約3時間15分です。
参考までに、東館山山頂までアクセスする「東館山ゴンドラリフト」は、7月16日からの営業とのことです。このため、しばらくの間は、岩菅山へは聖平が主な登山口になります。
では、昨年度の岩菅山開山祭で撮影した写真です。
これらの写真は昨年の記事で紹介していないものです。
<岩菅山山頂から南方向を望む。中央に横手山、左に浅間山、右に四阿山などの山々。>
<岩菅山山頂付近から雑魚川源流部を望む。志賀高原ユネスコエコパークの区域を拡張する計画があり、写真手前の谷は核心地域となります。拡張されると、山ノ内町も町内全域がユネスコエコパークの区域になります。>
「志賀高原ユネスコエコパークとは?」と思われた方は、山ノ内町の<https://www.shigakogen-unesco.org/>をご覧ください。
■新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご旅行にあたっては、出発前後の健康観察をしていただくようお願いします。また、旅行中も「密」の回避、周りの人と距離を確保できない場面でのマスク着用など、基本的な感染対策をお願いします。
]]>6月9日、嬬恋村のバラギ湖へと続く道路脇で、嬬恋軽井沢自然倶楽部主催の外来種駆除作業ボランティアに参加しました。嬬恋軽井沢自然倶楽部、近隣地域のボランティア、鹿沢万座パークボランティア、環境省のメンバー総勢8名での作業となりました。
今回駆除したのは、特定外来生物のオオハンゴンソウです。
↑ オオハンゴンソウ
まだ花は咲いていませんので、茎や葉の特徴で見分けます。
↑ 駆除の様子
完全に駆除するため、根から掘り取りします。
↑ 掘り取りに使用した道具
根が強く、掘り取り道具を使用しました。
↑ ベニバナイチヤクソウ
オオハンゴンソウを駆除すると、現れました。やりがいを感じる瞬間です。
↑ 本日駆除したオオハンゴンソウ
次回の駆除作業は7月7日に予定されています。
今回の掘り取りの成果が次回に現れていることに期待したいです!
]]>5月27日に湯の丸レンゲツツジ保存会主催、第1回湯の丸レンゲツツジ群落保護ボランティア活動に参加しました。
湯ノ丸山では6月中旬~下旬にかけて約60万株のレンゲツツジが咲き誇り、国の天然記念物に指定されています。美しい風景や自然環境維持のために、笹刈りや雑木伐採など人々の手作業によってレンゲツツジの保護作業行われています。
↑ 今回の作業したレンゲツツジ群落
剪定バサミやノコギリを使用して、笹刈りや雑木伐採をしていきます。
野外での作業は楽しく、個々が汗をながしながら集中して作業にあたりました。
↑ 刈り取った雑木はチッパーでチップにしました。
↑ 作業後
背丈ほどの雑木がなくなり、すっきりしました。
レンゲツツジの開花が楽しみです!
↑ レンゲツツジのつぼみ
つぼみが膨らんでいます。
↑ 昨年の6月中旬ころのレンゲツツジ群落
まもなくたくさんのレンゲツツジの花を楽しむことができます!
]]>好天の5月24日(火)、今年も元気いっぱいの地元中学一年生25名が環境省事業のひとつ「子どもパークレンジャー(JPR:Junior Park Ranger)」に参加してくれました!
この事業は、子どもたちが自然の中で楽しみながら自然の大切さを学ぶことができるプログラムで、全国の国立公園で行われています。
https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/about/index.html
今回のプログラムは、中部山岳国立公園内の平湯に整備されている平湯自然探勝路を巡り森の木々や植物を知ること、それに加えて平湯を取り巻く環境と地形地質から大自然の成り立ちを目の当たりにしてもらうこと。
それぞれのテーマについて自然ガイドさんとジオガイドさんから教えてもらい、地元の素晴らしい自然を身近な人に伝えていくことがJPRとしてのミッションです。
<平湯管理官より国立公園の説明>
朝の飛騨・北アルプス文化センターに集合した子どもたちを前に、環境省中部山岳国立公園平湯管理官から国立公園とレンジャー(自然保護官)の仕事の説明があり、「子どもパークレンジャー」の印しJPRキャップを一人一人に渡して任命が行われました。
<平湯バスターミナルから見える山々>
平湯バスターミナルからは、笠ヶ岳やアカンダナ山などが綺麗に見えており、平湯周辺の地形地質を知る上でとても貴重な景色であることを知ってもらい、スタートです。
平湯の標高は約1,300mで、日本海気候の影響も受け雪深い地域です。そのため森の中では、根曲がりした大木、木に生える苔の高さが一定の現象などが見て取れます。JPRの皆は興味津々でガイドさんの説明に聴き入ってました。また大木が急に細くなっているのを見て、雪の上から昔の人々が燃料として伐採した結果であり、当時の生活様式が森に見えていることを知ると皆が驚いていました。
<ガイドさんの説明は面白いし勉強になることばかり!>
<色んな形状の木々には理由があります>
また森の中を流れる川に沿って歩いていると突然70段の階段が現れガイドさんから地形名の質問です。「河岸段丘!」と大きな声で答えていました。
<突然の階段で河岸段丘を学びます>
森を抜けると平湯キャンプ場です。飛騨側北アルプスのシンボル笠ヶ岳が臨まれ、目視できる縞模様は火山噴出物の堆積跡であることや、平湯から近いアカンダナ山が活火山であり横の白谷山、焼岳と合わせて焼岳火山群であること等を学びました。
<森の向こうには笠ヶ岳>
<笠ヶ岳の縞模様について教えてもらう>
平湯キャンプ場はニリンソウの群生地です。毎年雪解けの後に沢山の白い花を付け、一面が緑と白の絨毯に見えるほどです。
<ニリンソウが見ごろでした>
平湯大滝までは川に見える岩、落ちている石、人工的に加工された石など乗鞍岳火山によってできた地形と地質を学びました。
多くの石や岩は、乗鞍の噴火でできたもので、噴火した時代、噴火の大きさ、溶岩の固まる条件などで様々な石が在ることを知りました。
<石の特徴を見ると成り立ちがわかる!>
<橋の上から河の岩石をのぞき込む>
<いろんな時代の岩石がある事を教えてもらう>
四ッ岳が噴火してできた溶岩台地の末端に平湯大滝ができました。溶岩末端は平湯スキー場手前あたりに在ることから平湯大滝は現在の位置まで約4万年をかけて数百メートルも浸食移動したことを教えてもらい時間の観念があまりにも壮大で驚いていました。今日は天気も良く、雪解けで水量も多く、迫力の大滝を見ることができました。
<平湯大滝の前で集合写真>
今日一日、見て、学んで、感じて、普段何気なく目にしている景色が貴重な自然だと気付いたはずです。「自然を守りたい」と強く思った人、「自然ってすごい」と驚いた人、家に帰ったら家族にお話してあげてください、是非JPRキャップを被って。
皆さん本当にお疲れさまでした。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
]]>新緑が綺麗な時期になりましたね。
やわらかい萌黄色から青々とした緑に変わっていく様子に季節のうつろいを感じている、谷川管理官事務所の増田です。
5月14日(土)に、赤谷サポーター、赤谷プロジェクト地域協議会、赤谷森林ふれあい推進センター、日本自然保護協会の皆さんが実施した、三国山に設置されているシカ侵入防止柵のネット上げのお手伝いを行いました!
この作業は5月の「赤谷の日」に併せて実施されました。
三国山の山腹にはニッコウキスゲが黄色い絨毯のように咲き誇るお花畑がありましたが、近年、その数が急速に減少しています。
その要因と考えられている内の2つが、シカによる食害とササの繁茂です。
今回ネット上げをお手伝いしたシカ進入防止柵は、要因の一つと考えられているシカによる食害から保護することを目的に、2020年度に赤谷森林ふれあい推進センターによって設置されました。
▲2021.7.17撮影
シカ侵入防止柵内にはニッコウキスゲが多く咲いていますが、柵外にはほとんど咲いていません。
冬期は積雪や雪崩により柵が壊れる可能性があるため、昨年11月に支柱からネットを外し、地面に下ろす作業を行っています。(その際もお手伝いしました!)
今回は下ろしたネットを上げ戻す作業です。
シカは跳躍力に優れており、支柱と支柱の間のネットが弛んでいると越えられてしまう可能性があるので、ピンッ!と張っていきます。
巻き結びという方法で支柱にネットをかけていきますが、谷川事務所の管理官はかけ方を習得できず、1箇所もかけられなかったようです(泣)
しかし参加者の皆さんは手際がよく、30分程で作業を終えました。
ふと足下を見るとポツポツとニッコウキスゲが生えていました。
しかし、よーく見ると葉が食べられているものも多くありました。
▲左は食害にあっていないニッコウキスゲ。 右は食害にあったと考えられるニッコウキスゲ。
シカによる食害とは断定できませんが、動物による食害の広がりを改めて実感しました。
シカ侵入防止柵のネット上げの後は、ササが繁茂している場所での調査を実施しました。
ニッコウキスゲの数が減っている一つの要因と考えられるササの繁茂への対策を検討するため、今年度から環境省事業として試験的にササ刈りを実施します。
今回は実施する場所や範囲を検討するため、現地確認をしました。
今回の現地確認を踏まえて、地域の皆さんと一緒に行う効果的な保全方法を検討していきたいと思います!
▲以前はニッコウキスゲが群生していた場所が今はササ原になっています。
(調査のため許可を得て登山道から外れていますが、環境保護のため皆さんは登山道から外れないようお願いします。)
☆おまけ☆
道中お花がキレイに咲いていました!
▲左:ショウジョウバカマ 右:ナエバキスミレ
▲ニリンソウの群生
日が出ていると左の写真のように花が開き、早朝や夕方など暗いときには右の写真のように花を閉じます。
【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】
上信越国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
]]>さて、5月30日、志賀高原のトレッキングコースの一つである「自然探勝コース」を歩きました。
今回歩いた木戸池(きどいけ)から蓮池(はすいけ)までの区間は、歩行時間は約2時間、起終点の標高差は約140mで、木戸池から歩く場合は下り基調になる遊歩道です。
この遊歩道は、国道292号を縫うように通っているので、全区間の歩行でなくても、一部分だけを歩くこともできます。
また、いわゆる運動靴で歩くことができます。
<地理院タイルに自然探勝コースの路線図などを追記して掲載>
この遊歩道は、夏期などに団体で利用されることが多いコースです。今回は2組3名の利用者を見かけました。
歩道の状況は、木道の破損など通行の支障になるものは特に見られませんでした。
では、歩道沿いの写真です。すべて5月30日に撮影したものです。
<木戸池。奥に見える山は笠ヶ岳(かさがたけ)。地域では「かさだけ」と呼ぶことが多い。山の形はこの辺りからは釣り鐘型に見えます。>
<田ノ原湿原は木道で通過します。ワタスゲの花が咲いていました。>
<常緑針葉樹林の林床で溶岩がゴロゴロしている所では残雪が見られました。風穴のように石の隙間から周りよりも相対的に冷たい風が吹き出しているのかもしれません。>
<スキー場を通る区間からは、遠くに妙高戸隠連山国立公園の山々を見ることができました。ニッコウキスゲの見頃は6月下旬くらいからです。>
<アズマイチゲ(左)、コミヤマカタバミ(右)>
木に咲く花では、オオカメノキ、タカネザクラ、ツリバナ、カエデの仲間、ムラサキヤシオツツジ、ヤナギの仲間などが見られました。
この歩道は、木戸池から蓮池まで歩くと、池、湿原、針葉樹林、落葉樹林、スキー場の草地などいろいろな風景の中を歩くことができます。どうぞお出かけください。
■新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご旅行にあたっては、出発前後の健康観察をしていただくようお願いします。また、旅行中も「密」の回避、周りの人と距離を確保できない場面でのマスク着用など、感染対策をお願いします。
]]>笹ヶ峰夢見平遊歩道ではクロサンショウウオ産卵シーズンまっさかり。
池の中にはたくさんの卵塊。
白くて丸いのがクロサンショウウオの卵塊
今まさに産卵行動をとるクロサンショウウオたち。
貴重な瞬間に出会いました。
産卵したては細い紐状。このあと水を吸って膨らみます。
息継ぎに上がるクロサンショウウオのオス。
よく見るとマッチョなボディ!
夢見平は湿原内すべてが雪解けし、ミズバショウが見頃です。
この機会にお出かけください。
]]>先週、5月14日(土)に、藤前干潟協議会(事務局:名古屋自然保護官事務所)とWATERSIDE CONTROL(※)さんの主催で、藤前干潟釣りゴミ清掃活動を実施しました。
藤前干潟ふれあい事業実行委員会にも共催いただき、多くの方にご参加いただきました。
ありがとうございました!
→【お知らせ】渡り鳥飛来時期に藤前干潟の釣りごみ清掃活動を行います[中部地方環境事務所]:環境省 (env.go.jp)
(※)WATERSIDE CONTROLさんは、釣り愛好家の方々でつくる団体で、10年以上、定期的に藤前干潟で清掃活動をされています。
<2022年5月14日(土)釣りゴミ清掃活動終了後の集合写真>
近年、新型コロナウィルス感染症の感染防止対策が進む中で、屋外でのレジャーが注目を集め、ここ藤前干潟でも釣り客の急増などを受けて釣りゴミが目立つようになりました。
藤前活動センターや稲永ビジターセンター、名古屋市野鳥観察館のスタッフが、施設運営業務の合間に清掃活動を実施していましたが、やはり普及啓発をもっと推し進める意味もこめて、藤前干潟協議会で清掃活動を実施しようという声が協議会メンバーの中からあがりました。
具体的な実施方法を話しあう中で、釣り人の皆さんと一緒に何かできないか、という意見が出てきたことから、藤前干潟ではすでに清掃活動を実施しているWATERSIDE CONTROLさんにご相談し、実現にいたりました。
<2011年撮影:釣り糸に絡まってしまったスズガモ>
これまでに藤前干潟協議会では、マナーの悪い釣り人の増加で、藤前干潟を釣り禁止に出来ないか、といった意見が出されたこともありました。
ニュースなどでも、釣り人のマナーがクローズアップされてしまうことが多いのですが、釣り場の環境や利用する他の人々のことを考えて行動する釣り人もいることを知り、釣り禁止!といった対立構造ではなく、一緒に出来ることを考えてやっていこう、という話ができたことは藤前干潟にとっても良かったのではないでしょうか。
今回の清掃活動では、藤前干潟協議会のメンバーやオブザーバーだけでなく、地元の釣り具やのスタッフさんや、パタゴニア名古屋の方など、本当に様々な立場の方が参加してくださいました。
<2022年5月14日 清掃活動風景>
当日は、事務局で事前に把握していた参加者は44名でしたが、当日に駆けつけてくださった方なども合わせると50名を超える参加者がありました。
風の強い日となりましたが、誰一人、大きなけがもなく、予定していたスケジュールよりも早く無事に終了しました。
釣り糸や釣り針など、釣りに関係したゴミのみの重さは約10kg
<釣りゴミだけを集めたカゴ>
<拾ったごみ>
渡り鳥の飛来シーズンに、少しでも釣り糸などに引っかかって命を落とす生きものが減ってくれることを願っています。
残念ながら、藤前干潟には、釣りゴミだけでなく漂着ゴミがたくさんあります。
5月末には、市民ボランティアによる藤前干潟清掃活動も実施されます。
こちらは、一般募集をしていますので、この機会に藤前干潟の清掃活動に参加してみたい、と思われた方は、ぜひご参加ください。
→藤前干潟クリーン大作戦実行委員会
藤前干潟クリーン大作戦からのお知らせ - cleanupfujimae-1 ページ! (jimdofree.com)
今後も、藤前干潟に関係するいろいろな方々と協同しながら、保全と活用について発信していきたいと思います。
ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうござました。
2022年、藤前干潟はラムサール条約登録20周年をむかえます!
ぜひ、藤前干潟のいろいろなイベントに参加してみてください。
●藤前干潟のホームページでイベント情報をご確認ください!
藤前干潟 ~人と自然をつなぐ翔橋~|イベント情報 (env.go.jp)
●国指定藤前干潟鳥獣保護区のFACEBOOK
]]>こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
志賀高原へのアクセス道路は、冬期閉鎖がだんだんと解除されています。
■国道292号は4月22日に冬期閉鎖が解除され、群馬県側から渋峠を経て、志賀高原に通行できるようになっています。長野県山ノ内町側からは通年アクセスできます。
■県道(502号)奥志賀公園栄線は、一部区間の冬期閉鎖が解除され、5月20日から栄村秋山郷との行き来ができるようになりました。
また、このほかのアクセス道路の冬期閉鎖解除予定は次のとおりです。
■主要地方道(66号)豊野南志賀公園線での、高山村方面は5月25日15時に解除予定です。【web1参照】
■県道(502号)奥志賀公園栄線での、木島平村カヤの平方面は5月27日14時に解除予定です。【web2参照】
■県道(502号)奥志賀公園栄線の、カヤの平と野沢温泉村上の平の区間は6月10日14時に解除予定です。【web2参照】
これらの道路の冬期閉鎖解除により、志賀高原へのすべてのアクセス道路が通行できるようになります。
志賀高原のグリーンシーズンをどうぞお楽しみください。
他方、志賀高原管理事務所が担当する上信越高原国立公園の興味地点へのアクセス道路も、ほとんどの区間で冬期閉鎖が解除され、通行できるようになっています。
ただし、次の区間は通行止めが続いています。ご注意ください。
■木島平村カヤの平への清水平林道は5月27日に閉鎖解除予定です。【web3参照】
■須坂市の五味池破風高原に向かう一般県道五味池高原線(県道346号線)は、災害防除工事のため、冬期閉鎖から引き続いて5月31日まで通行止めです。【web1参照】
■須坂市の米子大瀑布へのアクセス道路である林道米子不動線は「災害復旧工事中のため、全面通行止めとなっています。林道開通は、早くても2023年5月以降の見込み」です。【web4参照】
これらの道路情報についての詳細は次のwebページで、ご確認ください。
なお、長野県の組織については、お手数ですが、URLをブラウザに張り付けてください。
・【web1】<https://www.pref.nagano.lg.jp/suzakaken/doro/seigen.html>長野県須坂建設事務所 道路情報について
・【web2】<https://www.pref.nagano.lg.jp/hokuken/doro/20191014.html>長野県北信建設事務所 道路情報
・【web3】< http://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2020051500012/ >木島平村 林道清水平線(糠千地区~カヤの平高原)通行状況について
・【web4】<https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/event/event.php?id=15504>須坂市 林道米子不動線(米子大瀑布へのアクセス道路)通行止めについて
さて、標高約1,500mにある蓮池の様子です。
蓮池周辺にある4基の解説標識は、冬期の雪害を避けるために地上部を撤去していました。グリーンシーズンを前に設置しました。
<5月18日撮影>
<ムラサキヤシオツツジが開花し始めました。5月18日撮影。>
<カエデも花をつけているものがありました。5月18日撮影。>
■新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご旅行にあたっては、出発前後の健康観察をしていただくようお願いします。また、旅行中も「密」の回避、周りの人と距離を確保できない場面でのマスク着用、手洗いなど、基本的な感染対策をお願いします。
]]><乙見湖>天狗原山・金山・焼山
夏鳥たちもたくさん戻ってきています。
<キビタキ>
<オオルリ>
<センダイムシクイ>
<ニュウナイスズメ>
夏のあいだ火打山や妙高山の亜高山帯で生活するメボソムシクイや山地帯のクロジなども移動の途中で笹ヶ峰に立ち寄っているようです。
<クロジ>
いつもの鳥+この時期だけの鳥にも出会えてちょっとオトクな季節です。
]]>冬に発生した雪崩の影響で、今期通行止めとなっていた称名滝の遊歩道ですが、5月21日(土)から開通を行う目処がたったとのことで関係機関の皆さんと現地確認に行ってきました。
<称名滝へ向かう遊歩道>
なお、当面の間は、下記の時間帯のみの開通となります。
通行可能時間:
●桂台ゲート~称名平駐車場
7時00分~18時00分(5~6月、9~11月)
6時00分~19時00分(7~8月)
●称名遊歩道(称名平駐車場~称名滝展望台)
8時00分~17時00分(当面の間)
ゲート開通時間と遊歩道の開通時間が異なり、遊歩道は8時00分から通れますのでご注意ください。称名滝の観光をする方、登山者ともに遊歩道を通行する必要があります。
雪崩があった箇所には、監視員が配置されますので、指示に従い通行をお願いします。
<雪崩発生箇所。監視員の指示に従い通行をお願いします。>
<大日平・大日岳への登山口>
この時期の称名滝は雪どけ水も多く、水量が多いときにしか現れないハンノキ滝も見ることができ圧巻です。
<中央部流れているのがハンノキ滝>
<左が称名滝で落差350m。右がハンノキ滝で落差500mの圧巻のスケールです>
<ニリンソウがたくさん咲いていました。>
また、駐車場からすぐにある新しくなった称名平休憩所には称名滝をはじめ立山についての展示や大画面での映像を観ることができますので合わせてお立ち寄りください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
]]>ゴールデンウィークが終わりました。室堂平に来られる方は少なくなりましたが、それでも去年よりも多くの方が訪れています。
雪は昨年よりも多く残っており、ターミナル出口から室堂山荘方面はまだ一面の銀正解です。一方、そこからみくりが池やエンマ台へ行くまでの歩道の大部分は雪がなくなって歩きやすくなりました。雄山や別山も雪が解け、黒い山肌が見えるようになってきました。
<ターミナルから室堂山荘方面にはまだまだ雪が残っています>
<みくりが池温泉横の歩道には全く雪はありません>
<山肌が見え始めた雄山>
雷鳥沢にもまだ数m雪が積もっています。現在野営管理所は一部改修工事に入っており、テント設営範囲が一部制限されています。キャンプ場利用の際は、管理所スタッフの指示に従ってください。
<改修に伴って仮設トイレが設置されます>
雪解けが進んでいるとは言え、室堂にはまだまだたくさんの雪が残っていますし、朝は寒く氷点下になることさえあります。暑いからと言って油断して室堂に来ると、寒さでこごえたり、足下が雪で濡れたり、冷たくなったりと大変なことになります。防寒着や防水仕様の靴など、十分な備えをしてお越しください。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
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