ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年5月

57件の記事があります。

2020年05月29日#STAYHOME 黒部湖黒部ダム巡り

中部山岳国立公園 佐藤 裕子

ダムと言ったら黒部ダム。なぜこんな秘境に作られたのか?

某テレビ局の、立山・黒部ダムの特集が再放送されるそうで、違う視点で黒部ダムや黒部湖を見てみようと思います。

なお、黒部ダム・黒部湖まで行く立山黒部アルペンルートは現在、6月18日まで営業休止の予定です。

営業再開されましたら徐々にお出かけを検討ください♪

<電気バスに乗って黒部ダム駅へ>

黒部ダムにたどり着くには、

・扇沢駅(長野県大町市)から電気バスに乗って黒部ダム駅(富山県立山町)へ

・立山駅(富山県立山町)から乗り物を乗り継いで黒部湖駅(富山県立山町)へ

・秋の紅葉シーズンに欅平駅から日電歩道(下ノ廊下)を越えてくる

・赤牛岳or針ノ木谷から平の小屋を経由してくる

ウルトラC級(富山県山のグレーディングでは難易度CE級)な手段もありますが、ここはやはり乗り物に乗るのが無難です。

後立山連峰と立山連峰に挟まれた黒部峡谷。黒部ダムはこの地形を生かして作られました。

ダムができる前は、日電歩道・水平歩道(下ノ廊下)を2~3日かけて歩き、ダム建設予定地に行っていたそうです。

<黒部ダムからはちょっとはずれますが...北側にある、水平歩道>

では黒部ダム、黒部湖の南側はどうなっているのか?

黒部ダムが作られた際、「平の渡し」という橋が湖に沈んだため、

「平の渡し」という渡し舟が関西電力さんによって行われています。

ちなみにここは、黒部湖駅や黒部ダム駅から歩いて5時間くらいかかります。

目的は針ノ木谷と平の小屋までの渡船(とせん)ですから、乗車時間は5分ほど。

もっと黒部湖を味わいたいなら、カンパ吊り橋の近くから出ている「遊覧船ガルべ」

がおすすめです。

<水晶小屋から黒部湖を望む>

国立公園にかかる公共交通機関につきましては現在、以下のようになっております。

日々情報が変わりますので、お出かけを予定される際は各HPをご確認ください。

■立山黒部アルペンルート

6月19日まで営業休止期間が再延長となりました。

上記に伴い、アルペンルート沿いの各施設につきましても営業休止期間を延長しております。

【立山駅から】立山黒部アルペンルート

【扇沢から】関西電力黒部ダム

■黒部峡谷鉄道トロッコ電車

6月1日より営業開始

黒部峡谷鉄道トロッコ鉄道

新型コロナウイルス対策のため、便数を削減、お客様同士の間隔を空けるなどしながら運行するそうです。ご理解とご協力をお願いいたします。

上記に伴い、欅平ビジターセンターが開館いたします。

6月1日より

開館時間 10:00から15:00

減便により開館時間が通常より短くなっております。

よろしくお願いいたします。

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中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、都道府県をまたいでの不要不急の来訪や、感染リスクが高まるような行動の自粛をお願いしています。お出かけの前に、各自治体や訪問先が発信している情報をご確認ください。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

 なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年05月29日【お知らせ】白山国立公園 ビジターセンター等施設の閉鎖を解除します

白山国立公園 大石佳織

こんにちは。

白山自然保護官事務所の大石です。

(白山国立公園は緑がまぶしい季節)

今日は嬉しいお知らせです♪

新型コロナウィルスの感染拡大防止のために閉鎖・閉館していた下記施設が6月1日(月)から利用できるようになりました。

<施設名>

■ 市ノ瀬ビジターセンター(石川県白山市白峰ノ35-1)

■ 市ノ瀬休憩所(※屋外のみ利用可。屋内は当面閉鎖。石川県白山市白峰ノ35-1)

■ 市ノ瀬駐車場

■ 別当出合駐車場

■ 市ノ瀬園地

■ 根倉谷園地

■ 岩屋俣谷園地(※危険木があるため一部閉鎖区間あり。)
※中宮温泉ビジターセンター・中宮展示館については、白山白川郷ホワイトロードが崩落による通行止めのため、引き続き閉館します。開館時期は未定です。

<利用にあたってのお願い>
施設利用の際は、感染防止のため下記の取り組みにご協力をお願いします。
 ・入館の際に手指を消毒する
 ・マスクを着用する
 ・三密を避ける(密集、密接、密室)
 ・少しでも風邪の症状がある場合は利用しない
 ・こまめに手洗いをする
利用者の皆様にはご迷惑をお掛けしますがご理解とご協力をお願いいたします。

<連絡・問い合わせ先>

白山自然保護官事務所

連絡先:076-259-2902

引き続き、訪れる皆さんが安心して過ごせる環境づくりにご協力をお願いします。

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2020年05月29日#STAYHOME 志賀高原歴史記念館

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

今回は「志賀高原歴史記念館」を紹介します。

もともとは、昭和12(1937)年開業、平成11(1999)年閉鎖の旧志賀高原ホテルです。志賀高原の歴史を語る建物であり「志賀高原歴史記念館」として保存されています。

この建物は建築時から建て替えられずに残っているものです。

志賀高原歴史記念館

<山小屋風の外観が特徴です。この外観は上高地帝国ホテルに似ていると感じます。>

・昭和10年に鉄道省国際観光局が、志賀、妙高、菅平一体を「上信越国際スキー場」に指定し、志賀と赤倉に国際観光ホテルを建設するとしたことにより、志賀高原ホテルが建設されました。

・閉鎖後の保存にあたり、この建物の両翼にあった宿泊棟は撤去されました。

・内部は公開されています。今シーズンは6月1日から公開とのことです。

では、志賀高原ホテルが開業した昭和12年頃の志賀高原はどんな様子だったのでしょうか。

「和合会の歴史 下巻」(財団法人和合会、1975)及び「志賀高原旅館組合誌」(志賀高原旅館組合、1997)の記述を整理しました。

・昭和5(1930)年に「志賀高原」と命名された。

・昭和10年頃はスキー場の開発(ゲレンデスキー)が始まった時期。その頃に主流のスキーは山々を巡るツアースキー(山スキー)で、志賀高原内を巡るコースのほか、志賀高原から草津温泉や志賀高原から野沢温泉へ向かう縦走コースなどいくつかのコースがあった。

・宿泊施設は、大正時代までは湯治場として発哺温泉に2軒と熊の湯に1軒が夏季のみ営業していたが、昭和10年頃からはスキー場開発に合わせて地元民、企業や大学などの施設(旅館、寮、ヒュッテ)が増え、冬季を含めた通年営業を行うようになった。

・交通は、昭和12年に麓の上林から志賀高原の丸池までの自動車道路が開通した。また、丸池まで夏季のみバスが運行開始された。

 →ということは、志賀高原ホテルの建設資材は人力か馬で運んだということ!?

また、この頃に志賀高原でスキーをするためには、自力で志賀高原まで上っていたということ!?

・何を目的に訪れていたかについては、昭和14(1939)年の入湯客数の月ごとの人数を見ると、発哺温泉では7月と8月の人数が全体の約40%を占めていた。一方で、熊の湯では12月から2月の3か月の人数が全体の約60%を占めていた。志賀高原は夏季の避暑と冬季のスキーで通年利用されていたことがうかがえる。

これらのことから、昭和10年頃は、名前がなくただの山奥であった場所が、スキー場開発やホテル建設に伴って志賀高原として一般に認知され、利用され始めた時期(スキーリゾート志賀高原の始まりの時期)だと感じました。

さて、志賀高原歴史記念館の場所は丸池の近くです。

志賀高原歴史記念館の位置

(地理院タイルのシームレス空中写真に建物の名前と池の名前を追記して作成しました。)

志賀高原歴史記念館の芝生広場

・かつて宿泊棟があった場所は芝生広場になっています。この写真の右側に最初の写真の建物があります。

・志賀高原ホテル建設にあたり、整地するのも人力だったわけです。土の山ではなく、溶岩の山なので、より労力がかかったと思います。

・なお、この芝生広場を会場にして開催予定であった「新緑のクラフトフェアin志賀高原」の今年度の開催は中止となりました。

コロナウイルス感染拡大防止のため、感染リスクを高めないような行動が各県からお願いされています。このため、志賀高原を訪れて自然を楽しんでいただくにはまだ難しいところがあります。

本事務所が属する環境省信越自然環境事務所では「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」を実施しており、タイトルに「#STAYHOME」を付けて、外出しなくても国立公園を楽しんでいただくための情報発信を行っています。

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2020年05月28日#STAYHOME ご当地マンホールのあの花は?

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

その土地でしか見ることができないご当地マンホール。

ここ、妙高高原のデザインは実はとってもおしゃれ!

 

妙高高原にあるマンホール

 

妙高山の山並みと手前にお花がデザインされています。妙高高原のフォントもいい味だしてる!

 

レンゲツツジの花

このマンホールは旧妙高高原町時代に設置されたもので、

描かれている花は当時、町の花にも指定されていたレンゲツツジ。

 

街中のレンゲツツジ

現在でも妙高高原の至るところで見ることができ、今はちょうど花まっさかりです。

このマンホールは合併前の旧妙高高原町エリア(笹ヶ峰や杉野沢温泉、いもり池、赤倉温泉の一部)

で見ることができます。

コロナが収束したらマンホール風に写真が撮れるスポットも探してみたいですね。

旧妙高村エリア、糸魚川のマンホールも気になる・・・追って調査したいと思います!

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2020年05月28日#STAYHOME 上高地のツキノワグマ

中部山岳国立公園 上高地 松下裕之

こんにちは。

上高地管理官事務所の松下です。

上高地にクマが出るの?とお思いの方も多いと思います。

上高地にクマは出ます!!

自然の豊かな上高地・北アルプス地域(大正池~横尾、山岳エリア)は、全域が「ツキノワグマ」の生息地です。

上高地地域のツキノワグマの目撃情報は、毎年40~60件程寄せられています。

昨年は目撃情報が多く、4月中旬から11月中旬までに158件の目撃情報がありました。

近年、上高地でツキノワグマによる大きな人身被害は聞いていませんが、襲われた場合は、重傷を負ったり、死亡する危険性があります。

20099月には、乗鞍岳畳平にオスのツキノワグマが現れ、9人が重軽傷を負った事故がありました。

巡視の際に、子グマを囲んで写真を撮っているグループを見かけることがありますが、ゾッとします。

子グマは警戒心が低く、人前でも気にせず現れますが、近くには親グマがいることが多いので、要注意です!! 

けっして写真撮影などしないでください!!

田代湿原付近に現れた成獣

(写真提供:自然公園財団上高地支部 調査のため望遠レンズによる撮影)

注意喚起の掲示(ウエストン広場付近)

では、ツキノワグマに出会わないためにどうすればよいのでしょう?

★自分の存在を知らせる(クマ鈴など音のするものを身に着ける)

★ヤブが不自然に揺れたり、ガサガサ音がするときは、慌てずゆっくり立ち去る(そこにクマがいる可能性があります)

★特に早朝・夜間、悪天候のときは注意が必要です。

また、ツキノワグマを見かけたら以下のことにご注意ください。

★近づかない(写真撮影は絶対にしない)

★驚かせない(悲鳴や大声を出したり、物を投げつけて刺激しない)

★背を向けず、ゆっくり立ち去る(クマは背を見せて逃げるものを追いかける習性があるそうです)

その後、上高地インフォメーションセンター(TEL0263-95-2433)へご一報ください。

美しい大自然の上高地だからこそ、こんな自然のリスクもあります。

利用者の皆様が安全に国立公園を利用いただけるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。

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コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、都道府県をまたいでの不要不急の来訪や、感染リスクが高まるような行動の自粛をお願いしています。お出かけの前に、各自治体や訪問先が発信している情報をご確認ください。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年05月27日#STAYHOME 志賀高原の四十八池湿原

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

山ノ内町(やまのうちまち)の志賀高原の四十八池湿原(しじゅうはちいけ しつげん)の様子です。

四十八池湿原は、国立公園の保護のため、開発行為などに対して規制が強い「特別保護地区」にあります。

また、志賀高原ユネスコエコパークのロゴマークは、この風景をモチーフにしています。

四十八池湿原

<雪がほとんど解け、ミズバショウが咲き始めました。奥に見える山は志賀山と裏志賀山。>

この湿原のすぐ近くには環境省の整備した公衆便所があります。

四十八池公衆便所

・雪解け後の施設の状況を確認しました。特に異常はみられませんでした。

・今シーズンも6月中には開所しますが、開所予定日はまだ決まっていません。

・この公衆便所の洗浄水は、汚物を酵素や土壌内の微生物により分解し、浄化された水を再利用することが特徴です。トイレの利用人数が分解の能力を超えると再利用のシステムに悪影響を及ぼします。これを防ぐため、緊急時のみ利用いただくようご協力をお願いします。

さて、今回歩いた硯川(すずりかわ)・ほたる温泉から四十八池湿原までは、志賀高原で最も利用者数の多い「池めぐりコース」の一部です。

5月27日時点では残雪が多いので一般の方の利用は難しいと感じました。

コースの半分ほどは雪の上を歩きました。歩道全体が雪に覆われると周辺の斜面と区別しにくくなり、道迷いしないよう目印を探しつつ歩く必要がありました。

歩道上の残雪

途中で歩道から50mくらい離れた斜面でクマを見ました。先に向こうが気づき、私たちから離れていきました。こちらが気づいたのはクマの動き始めにササが動いた音がしたため。

今回の生き物の写真。

イワナシ

<イワナシ>

ヒキガエルの仲間

<ヒキガエルの仲間>

志賀高原管理官事務所担当区域のある長野県と、隣接する新潟県、群馬県では緊急事態宣言が解除されました。しかし、コロナウイルス感染拡大防止のため、感染リスクを高めないような行動がお願いされています。このため、多くの人に志賀高原を訪れて自然を楽しんでいただくのがまだ難しいところがあります。引き続き、#STAYHOMEを付けて、外出しなくても国立公園を楽しんでいただくための情報発信を行います。

本事務所が属する環境省信越自然環境事務所では「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」を実施しています。

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2020年05月27日#STAYHOME おうちで苗名滝

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

巡視で苗名滝を訪れたので、様子をお伝えしたいと思います。

遊歩道沿いの樹木

 

ユキツバキは終わってしまいましたが若葉が繁り、

若葉をゆらす心地よい音とともに肌に触れる風がなんとも気持ちの良い季節になりました。

 

川沿いの歩道を歩きます

 

渓流沿いのミソサザイ

川の中ほどの岩の上からミソサザイの軽快な鳴き声。

 

ラショウモンカズラ

足元にラショウモンカズラ、

頭上にはトチノキの豪奢な花が咲いています。

トチノキの葉と花序

 

5月の苗名滝

江戸時代の放浪画家、東洋越陳人は苗名滝を好んで題材にしたそうです。

彼の作品を通して昔と今との風景を見比べてみるのも面白いかもしれません。

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2020年05月26日#STAYHOME レンジャーの仕事

中部山岳国立公園 関根陽太

こんにちは。中部山岳国立公園管理事務所の関根です。

 

今回はレンジャーの仕事も紹介させていただこうと思います!

 

現地勤務するレンジャーが管理する国立公園は、『自然公園法』に基づき日本を代表する自然の風景地を保護し利用の促進を図る目的で環境大臣が指定する自然公園のことです。

 

保護と利用については、国立公園ごとに『公園計画』で定めています。

保護については、地種区分として6つにランクに分け段階的な規制を掛けています。(海の無い地区は5つです!)

利用については、宿や休憩所、駐車場、歩道、車道などの利用施設を計画し、執行者によって運営されています。

 

地種区分は、特別保護地区や特別地域などがあり、生物多様性センターのWebGISのページでご覧いただけます!

一番規制が強い特別保護地区を取り囲むように段階的に計画されているのが分かります!

 

制度について詳しく知りたい方は、日本の国立公園HP内をご覧ください。

 

規制されている区域内で植物や岩石を採取したい研究機関の方もいますし、建築工事だってありますし、宿を営んだりしながら国立公園内に生活している方々もいらっしゃいます。

そういった活動のうち、区域に応じて規制される行為を行う場合や公園事業の変更を行う場合などについては申請書を提出していただき、国立公園内での様々な行為などを審査して、許可・認可する業務がレンジャーの仕事のひとつです。

 

審査は、地域ごとの特性に合うように作られた、『管理計画書』に沿って進められます。

まずは、乗鞍地域や上高地などが属している中部山岳国立公園南部地域管理計画書を見てみましょう!

審査の方針には、構造物等の材料や色、動植物の採取についても書かれています。

「このように、国立公園の景観と自然に配慮しているのか~」と、国立公園に行ったことはあっても知らないような、管理の目線から国立公園を知れると思います!

 

申請内容を審査する服部レンジャー

 

国立公園に関する、ご不明な点がございましたら、最寄りの事務所までお問い合わせください。

 

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中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、都道府県をまたいでの不要不急の来訪や、感染リスクが高まるような行動の自粛をお願いしています。お出かけの前に、各自治体や訪問先が発信している情報をご確認ください。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年05月26日#STAYHOME 木島平村の紹介

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

志賀高原管理官事務所が担当する市町村を紹介する3回目。

今回は長野県の木島平村(きじまだいらむら)を紹介します。

木島平村の位置

<南から、須坂市(すざかし)、高山村(たかやまむら)、山ノ内町(やまのうちまち)、木島平村、野沢温泉村(のざわおんさんむら)、栄村(さかえむら)の6つを担当しています。前回は高山村を紹介しました。>

木島平村について、少し詳細な地図を載せます。

木島平村と国立公園

では、木島平村の国立公園の主な興味地点として

・カヤの平高原(かやのたいら こうげん)

・北ドブ湿原(きたどぶ しつげん)

・高標山(たかっぴょうやま、こうひょうさん)

・奥志賀渓谷(おくしが けいこく)

の4つを紹介します。

なお、カヤの平高原へのアクセス道路の状況ですが、木島平村糠塚(ぬかづか)からカヤの平高原に続く清水平林道及び栄村からの秋山林道は冬期閉鎖が解除されました。しかし、奥志賀高原栄線は、志賀高原側からも野沢温泉村側からも冬季閉鎖に引き続き災害復旧工事が行わるためしばらくは通行できません。

■カヤの平高原

木島平村の東部にある高原。標高約1,400mから1,750mに広がる高原。次に紹介する「北ドブ湿原」と「高標山」もこの地域にあります。

カヤの平高原の樹齢300年を超えるブナ林は「日本一美しいブナの森」と呼ばれ、森を散策する遊歩道があります。遊歩道は複数あり、距離や標高差もさまざまなので、体力や時間に合わせて選ぶことができます。

また、遊歩道の起点となる「総合案内所」の周辺に、駐車スペース、宿泊施設やキャンプ場があります。

カヤの平のブナ林

<ブナ林。幹の太さを感じられるように撮影時の自然保護官も写しています。平成27年6月11日撮影。>

カヤの平牧場での放牧

<夏期に牛が放牧されることがあります。平成29年7月21日撮影。>

■北ドブ湿原

カヤの平高原にあり、標高は約1,540mです。現地の案内標識では、「総合案内所」から遊歩道で約40分です。

木道があるので湿原の花々を近くで楽しむことができます。

北ドブ湿原にニッコウキスゲなどが咲いている

<日本一美しいブナ林を抜けて、さらにこの景色です。ニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメ、ワタスゲの綿毛など。平成29年7月21日撮影。>

■高標山

木島平村の南東部に位置し、山頂の標高は1,747mです。

「総合案内所」との標高差は約300mで、歩行時間は山と高原地図によると、「総合案内所」から山頂まで約2時間です。

山頂からは志賀高原のほか、竜王山、高社山などの山々や千曲川沿いの市街地も望むことができます。

なお「たかっぴょう」が一般的な呼び方ですが、「Kohyosan」と書かれた誘導標識が登山道の途中にあったため「こうひょうさん」を併記しました。

高標山山頂から奥志賀高原を望む

<高標山山頂から奥志賀高原を望む。右奥に焼額山、中央奥に岩菅山。平成29年7月21日撮影。>

■奥志賀渓谷

雑魚川(ざこがわ)は山ノ内町の志賀高原から北へ流れた後、木島平村、栄村、新潟県津南町を経て、信濃川に合流します。

奥志賀渓谷は、雑魚川沿いのうち、山ノ内町、木島平村、栄村の境界が出会う付近にあります。奥志賀渓谷には、ブナやミズナラの落葉樹林や、雑魚川の滝を巡る探勝歩道があり、この一部が木島平村地内にあります。

なお、雑魚川での渓流釣りは遊漁証を購入しルールを守ってお楽しみください。

雑魚川沿いの歩道

<雑魚川沿いの歩道。川に足を浸すのも気持ちよいです。平成29年6月20日撮影。>

さて、志賀高原管理官事務所担当区域のある長野県と、隣接する新潟県、群馬県では緊急事態宣言が解除されました。しかし、コロナウイルス感染拡大防止のため、各県とも県外との往来は控えていただくことや感染リスクを高めないような行動がお願いされています。

このため、多くの人に国立公園を訪れて自然を楽しんでいただくのがまだ難しいところがあります。引き続き、外出を行わなくても国立公園を楽しんでいただくための情報発信を行います。

 環境省信越自然環境事務所では「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」を実施しています。

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2020年05月26日#STAYHOME 立山黒部アルペンルート雪の壁の変化

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。4月からアクティブレンジャーとして立山に着任し、わからないことだらけで、日々新しい学びを得ています。

室堂などの現場も今年は限られた数で巡視などに行っている現状ですが、今回はその際に撮った雪の状況をご紹介させていただきます。

5月の立山はまだまだ雪山で白銀の世界です。

<見えている建物が、室堂ターミナル(2450m)

室堂まで行くには富山県側からですと、「富山地方鉄道」で立山駅(標高475m)まで(ここまではマイカーも可)、「立山ケーブルカー」で美女平駅(標高 977m)まで、美女平から室堂(標高2450m)までは「立山高原バス」で進みます。高原バスの乗車時間は約50分です。標高差約1500mを一気に上がっていきますので移り変わる景色もどんどん変化していきます。

<出典:立山黒部アルペンルート

今回室堂まで巡視に行った時のアルペンルートをコマ撮りしてみました。撮ったエリアが高原バス区間の標高1500m程~2450mまでとなります。

アルペンルートを雪が続く道を室堂まで進む

<室堂までの雪の変化>

雪の壁が徐々に高くなり正面に大きな建物が現れる画像が「室堂」です。

動画が発達している現代で動画ではなく恐縮ですが、、、道の両側にある積雪の変化が見て取れると思います。

標高が上がるにつれて積雪量が増える傾向にあります。ですが、標高が高くても積雪が少ない場所もあり、単純に「なぜだろう?」と不思議に思ったりもします。

雪の壁が高く見上げるような高さの場所(室堂に到着する手前)が有名な「雪の大谷」です。



富山に住みはじめて思ったのが、水が豊かで冷たくて美味しいということ。

山々に降り積もったこの雪が平地に住む私たちの生活に密接に関わっているのだと感じさせてくれます。

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