ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2018年6月

30件の記事があります。

2018年06月15日第4回、ロングトレイル踏査@戸隠牧場~氷沢

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

6月14日(木)、第4回ロングトレイル踏査を行いました。

今回は『戸隠牧場~大ダルミ~氷沢』の区間を歩きました。

(第3回の様子はこちら

 

この日集まったメンバーはなんと総勢20名!

こんなにも沢山の方がロングトレイルに興味を持っていただけるとは・・・とっても嬉しいです(T▽T)

01きょうもよろしくお願いします 02牧場へむかいます

 

戸隠牧場の中を通り、黒姫山登山口のある大橋へ向かいます。

03牛さんの横を失礼 04ちょうちょうちょう綺麗な牧場の中

 

牧場内は快晴&ウマノアシガタが満開でとっても気持ち良く歩けました♪

素晴らしすぎて、みなさん表情がほころびまくりです(笑)

05ウマノアシガタ 06五地蔵とウマノアシガタ

 

牧場から大橋への道は恒例の藪こぎかと思いきや・・・そんなこともなく。

なんだか拍子抜け。いっそちょっと物足りない!?

07大橋へむかって 08橋を越え

 

大橋へ出てからは黒姫山の登山道を通って大ダルミへ抜けます。

 

途中立ち寄った種池では上陸したばかりの大量の子ガエルを発見!

アズマヒキガエルも子どもの頃はこんなに可愛らしいんですね・・・(笑)

09種池です 10子ガエルいっぱい!

 

古池では6月の風物詩、モリアオガエルの卵塊も観察できました!

11古池です 12モリアオガエルの卵も!

 

ずんずん登山道を進んで行くと・・・登山道脇のブナの幹に

なんとも生々しいツキノワグマの爪痕が((((゜∀゜;;;;;))!!!

13ずんずん進む! 14くまー!

 

川越え山越え、お昼休憩をはさみながら大ダルミを目指します。

15川越え 16山越え

 

大ダルミ湿原に到着!ワタスゲやミツガシワが綺麗に咲いていました♪

17大ダルミ湿原! 18ミツガシワってすてき

※湿原内には立ち入らないでください。

 

大ダルミを抜けてからは氷沢を目指して歩きます。

御巣鷹林道からは焼山・火打山・妙高山がチラ見え!

19天気で歩きやすい 20焼山・火打山がみえますね

 

氷沢到着。氷沢橋を越えて、新潟県側へ突入です!!

21氷沢橋です 22これが氷沢!

 

氷沢の近くのカツラの大木はど迫力!生命のパワーを感じました!!

この日の踏査は氷沢避難小屋でフィニッシュ!みなさんお疲れ様でした。

23カツラの大木!でか! 24氷沢避難小屋

 

さて、踏査も第4回にもなると

踏査参加者の皆さんなんだか仲良くなってます (゜▽゜)!!

 

一緒に歩きながら仲間が増えていくのはとっても嬉しいことです!

これからも、良いロングトレイルができるように頑張るぞー(^▽^)!!!

ページ先頭へ↑

2018年06月15日藤前干潟で満喫しています!

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは!
アクティブレンジャーの山﨑です。
今回は、初心者ならではの失敗談や写真をアップしたいと思います。


アクティブレンジャーとなり、はや2ヶ月が経ちました。
藤前干潟で、たくさんの生き物に出会っています。

が、なかなか上手く写真を撮ることが出来ません。

5月下旬から渡り鳥も飛去し、シャッターチャンスを逃してしまう中、
少しだけ、撮影できた生き物をご紹介したいと思います。

5月初旬に撮影したキアシシギ。ゆっくりお休みのところを
撮影。でも。                      気づかれた?!?!

  

こちらは5月下旬に撮影したコチドリ。餌を探しているところを
撮影。でも。                      気づかれた!?!?

 

こちらも5月下旬に撮影したササゴイ。実はとても見たいと思っていた鳥で、
なぜなら、すらっとした鳥とは違い、少し不細工なところが魅力的だからです。
なので、初心者の私には、すぐに発見出来ました!
発見した時は、興奮と撮影したいっ!という焦りで必死です。

餌の魚を探すゴイサギ。            発見した様子。

 

焦点を絞って体が前のめりになっています 

(撮影している私もそうなっていました・・・) 見事に魚をゲット!でも私の撮影はピンボケ・・・

ショックです   

 

最後は近づき過ぎて飛び去ってしまいました。ごめんなさい。
慌てず、じっと待つことがポイントですね!

透明人間になって、近くまで行って、ばっちり撮影を撮りたーい、と思う私でした。

では、イベントのお知らせをいたします。

碧南海浜水族館でレンジャー写真展を開催中!   6/24(日)には、ワークショップ開催します!

  


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□□ 環境省レンジャー写真展 開催のご案内 □□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
国指定藤前干潟鳥獣保護区、白山国立公園、伊勢志摩国立公園、で
 働く環境省職員「レンジャー」と「アクティブ・レンジャー」が目に
 する美しい自然を写真で紹介します。

【碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館】
 日 時:平成30年6月1日(金)~7月1日(日)09:00 - 17:00
 住 所:愛知県碧南市浜町2番地3
 入場料:無料
 休館日:毎週月曜日(祝日と重なる場合はその翌日)
 主 催:環境省中部地方環境事務所

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□□ 環境省レンジャー写真展 関連イベント □□
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【レンジャー来館!ワークショップ】
 レンジャー写真展の期間中に、レンジャーが会場にやってきます!
 また、会場では、藤前干潟の生き物のちぎり絵ワークショップも予定しています。

 日 時:平成30年6月24日(日)
     1回目:11:00~12:00、2回目:13:30~14:30
 場 所:碧南海浜水族館・碧南市青少年海の科学館(愛知県碧南市浜町2番地3)
対 象:一般(幼児~大人)
 参加費:無料
 問合せ先:環境省名古屋自然保護官事務所
      TEL 052-389-2877

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ページ先頭へ↑

2018年06月14日菅平スカイライントレイルの巡視を行いました。

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子

6月10日(日)、菅平で開催された

トレイルランニングの大会の巡視を行いました。

01菅平スカイトレラン

 

今回、大会側に一部歩行区間を設けていただいたこともあり、

しっかりと実施されているかなど確認を行いました。

02歩行区間の巡視も

(スタッフの方が歩行区間で声かけをしていました!)

 

菅平牧場には斜面いっぱいのレンゲツツジ。ちょうど最盛期でした!!!

03レンゲツツジでいっぱい

 

雲の中に入ってしまうと汗が一気に冷えてとっても寒いです!

04雲の中は寒い

 

登山道脇にはツマトリソウなど初夏の花が可憐に咲いていました。

05ツマトリソウきれいです

 

レンゲツツジとイワカガミの絶妙なコントラストも楽しめましたよ!

06レンゲツツジとイワカガミのコントラスト

 

夏の根子岳はお花いっぱいです!

ぜひ遊びにいらして下さい!

ページ先頭へ↑

2018年06月11日新緑の烏帽子岳登山とムラサキヤシオツツジ

上信越高原国立公園 万座 小林 直樹

6月10日(日)、鹿沢インフォメーションセンター主催の

「新緑の烏帽子岳登山とムラサキヤシオツツジ」ツアーに参加しました。

烏帽子岳(2066m)は浅間・烏帽子火山群の西端に位置し、約40万年前に形成された火山群の中で最も古い山です。

参加者は、主に長野県と群馬県からの一般申込者 19名にお集まりいただきました。

鹿沢インフォメーションセンター職員と、鹿沢万座パークボランティアのメンバーが、スタッフとしてサポートします。

当日朝はあいにく若干霧がかかっていましたが、登山口である地蔵峠を出発。

【出発準備】

途中、スタッフによる花の紹介などインタープリテーションを交えながら、新緑の登山道を登ります。

【新緑の登山道】

【ボランティアによる自然解説】

そして今回のツアーの売りの一つ、ムラサキヤシオツツジも美しく咲いていました!

【ムラサキヤシオツツジ】

【鞍部での休憩の様子】

登るにつれ、だんだんと霧も晴れてきて、

稜線に出ると時々霧の隙間から上田市街まで望めました。

【稜線からの景色】

たまに下界を見ながら登り、予定より早く山頂に到着!

みんなでお弁当を食べてゆっくり休み、記念撮影です。

【山頂で記念撮影】

下山途中には、烏帽子岳に関するジオクイズも実施しました。

楽しみながら火山のことを学べ、大好評でした。

【ジオクイズ】

【烏帽子岳の稜線】

最後は臼窪湿原を通り、登山口まで全員無事に下山。

烏帽子岳の登山は比較的なだらかなコースなので登山初心者でも楽しめ、

火山の成立ちや様々な高山植物を学べるとても楽しいコースです。

晴れていれば山頂からは富士山、南アルプス、浅間山と360°の眺望も広がります。

この地域は湯の丸山のレンゲツツジが有名ですが、ムラサキヤシオツツジもお忘れなく!

ページ先頭へ↑

2018年06月11日白山の夏山シーズン準備!甚之助避難小屋の清掃等をしました♪

白山国立公園 大石佳織

皆さん、こんにちは。
石川県白山市白峰、標高約500mにある白山自然保護官事務所では、夏鳥のアカショウビンの「キョロロロロ」という鳴き声が今週から聞こえるようになりました。白山にはいろんな鳥がいるなぁと、日々仕事をしながら実感しています。
アカショウビン
(アカショウビン。打波川(福井県大野市)で昨年撮影)

さて、6月2日(土)にパークボランティアの皆さんと白山の石川県側の登山道「砂防新道」沿いにある甚之助避難小屋の清掃などをしてきました!毎年恒例となっているこの活動では、7月1日の夏山開山祭を前に、登山者の皆さまを迎える準備として、看板の設置や標高2,000m付近にある甚之助避難小屋の清掃などを行っています。

設置する看板や工具、掃除用具などを参加者で分担して担ぎ、ホトトギスやクロジなどたくさんの野鳥の声が響き、サンカヨウやニリンソウなどが咲く登山道を登りました♪
ニリンソウ
(砂防新道で出会ったニリンソウ。標高1,750mの別当覗で6月2日撮影)

まず、砂防新道の一方通行区間を案内する看板の設置を行いました。秋に積雪による破損を防ぐために取り外した看板を担ぎ上げ、再び設置する作業です。重量も長さもある看板を運ぶには本当に体力が必要で、協力してくださる皆さんにはいつも感謝です。
重くて長い看板を担いで登るパークボランティア
(急な登山道を重い看板を担いで登ります)
なお、砂防新道の下り専用路は土砂が流入しているのが確認され、現在、通行することができません。このため、登りも下りも同じ登山道(登り専用路)を通行するようお願いしています。※これにともない、担ぎ上げた看板は、まだ部仮設置のままです。

次に、環境省が設置した道標のうち、文字が消えてしまっているものを補修をしました。雪で表面が削られていくので、春になると文字が消えている看板が雪の中から姿を現します。このため、毎年シールで補修をしているんです。
道標の補修
(補修作業中。撮影:パークボランティア)
白いシールが今年、新たに補修された部分。ちょっと白い部分が目立つけれど、行き先や距離がはっきりわかるようになりました。

そして、甚之助避難小屋ではお掃除です!
今年はお天気がよかったので、最初に毛布を天日干し♪

(湿った毛布を日光と風にあてました♪ 撮影:パークボランティア)
続いて、窓を開けてホコリを払い、拭き掃除。
床も梁も拭きます。

(パークボランティアの皆さんはとても手際よく掃除をしていきます!)

夏山シーズン用トイレの共用が開始されるまで、もうしばらく活躍する冬期トイレも清掃しました。

(トイレもきれいに!)
甚之助避難小屋や中飯場のトイレ(標高約1,300m付近)では水場の利用がまだできないので、清掃用の水はペットボトルなどに入れて担いで上がっています。清掃中、登山者の皆さまには小屋の利用に関してご不便をおかけしたが、ご協力ありがとうございました!


そして、いつも困ってしまうのは避難小屋のゴミです。
ほとんどの方はゴミを持ち帰ってくださっているのですが、中には放置する人がいるようです。カップ麺やお菓子の袋、ガス缶・・・様々なゴミが小屋に放置されていました。

また、小屋に荷物を保管されている方も・・・。避難小屋は個人のロッカーではありません。皆さんに気持ちよく利用していただくために、避難小屋にゴミを放置したり、頻繁に登るからといって個人的な荷物を長期で保管したりするのはご遠慮ください。

快適な避難小屋の環境を保つには、どうしても皆さまのご理解とご協力が必要です。どうぞよろしくお願いいたします。


*** 登山者の皆さまへ ***********************
白山はまだ夏山ではありません。
甚之助避難小屋より上はまだ雪が多く、冬山装備と十分な経験と技術・体力が必要です。ご注意ください。
***********************************



ページ先頭へ↑

2018年06月11日一目五山32選の写真展開催しています!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

じめじめが続いてなんだか毎日すっきりしないですね・・・。

そんな中、6月11日(月)は写真展の設営を行ってきました。

01ぎゃらぷら設営中

 

恒例となってきた八十二文化財団のギャラリープラザ長野が会場です。

02ギャラプラ入口です

 

今回展示している写真は昨年度開催した

「一目五山フォトコンテスト」の32選に選ばれた作品の一部です!

03一目五山32選の写真達

 

一目五山ってなに?どんな写真が選ばれてるの?

気になる方は是非足を運んでみて下さい。

04ギャラプラへかもん!

(八十二銀行ATMのすぐうしろが会場です。)

 

◆詳細

会期:6/12(火)~6/22(金)

時間:10時~16時(土日祝日は休館)

ページ先頭へ↑

2018年06月11日*乗鞍山麓五色ヶ原の森 開山祭&現地視察会*

中部山岳国立公園 丸山由起子

平湯からこんにちは。

 

ちょっと前のことになってしまいますが、5月20日に岐阜県の乗鞍岳山麓にある五色ヶ原の森の

開山祭と現地視察会に参加しました。

 

<開山祭の様子>

 

五色ヶ原の森は乗鞍岳の溶岩台地になっていて、溶岩と溶岩の隙間が多いため空気がたまりやすく、

冬に冷やされた冷たい空気が隙間から外に流れ出して夏でも涼しいのです。 

そのため実際の標高は1500mほどですが、標高2000mくらいの植生を見ることができる場所に

なっています。

 

下の写真のように溶岩が積み重なって塊になっているような状態を地元ではゴスワラと呼んでいて、

このような岩が積み重なった隙間に空気がたまります。

<ゴスワラ>

この岩の隙間から冷たい風が流れてきて、まるで天然のクーラーのように涼しいんですよ。

  

今回の視察では五色ヶ原の森のガイドさんの案内でシラビソショートコースを歩きました。

 

「フキノトウは大きくなっても葉っぱを天ぷらにするとおいしいよ。

茎もポキッと折れればまだ十分柔らかいから冷たい流水にさらしてアクをとると

おいしく食べられるよ。」

【ご注意】五色ヶ原の森は国立公園内ですので、みなさんがフキノトウを取るのは

別の場所でお願いしますね。

 

「シラビソの幹にある小さな膨らみを指でつぶすと香りのある液が出てくるから、ガイドをしていて

へばってしまった人なんかがいると、それをこめかみにちょこっとつけたり、なめたりして

気付け薬みたいに使うんだ。 山ではそこにあるものでなんとかしないといけないことも多いからね。」

私もつぶしてみました!

感覚は人それぞれですが、私は柑橘系とミントが混じったような爽やかな香りを感じました。

それをちょっぴり唇につけてみたら、ずいぶんと長い時間スーッとした感覚がありました。

でもこの液にはヤニ成分が含まれていてかなりべたべたするので、液に触るのは

ほんのちょっぴりがおすすめです。

 

「クリの木はコケが付きにくいから、木道なんかに使うと滑らなくていいんだよ。」

 

 

地元の歴史や生活、乗鞍の自然や山で生きる知恵などを聞きながら歩く森の中は

新しい発見が多かったです。

 

そして視察会のフィナーレにはそれにふさわしい景色が眼前に広がりました。

<布引滝>

 

五色ヶ原の森は入山者数を制限して自然を保護しています。

そのため完全ガイド制になっていて予約が必要ですので、詳しくは乗鞍山麓五色ヶ原の森の

ホームページをご参照ください。

○ 五色ヶ原の森HP <http://goshiki2004.com/ 

また昨年の記事もご覧下さいね。

http://chubu.env.go.jp/blog/2017/05/post-352.html

ページ先頭へ↑

2018年06月08日乙妻山へ行ってきました!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 梅田実生子

6月5日(火)は戸隠地区遭難防止対策協会の登山道調査に参加しました。

飯縄山、黒姫山、戸隠山、西岳、高妻・乙妻山の5グループに分かれて、

開山前に危険箇所などないかの点検・補修を行います。

 

私は高妻・乙妻山へ向かうグループに同行させていただきました。

集合は朝5時(゜∀゜)!!登山口のある戸隠牧場、早朝の景色は格別です。

01朝日に照らされる飯縄

(↑弥勒新道の入口から見える飯縄山)

 

朝日差す中歩く登山道もまた格別。とっても爽やかです!

02弥勒の新名所!?ブナ仙人

 

道中ツバメオモトがばっちり咲いていました。

03ツバメオモト

 

九勢至で一休憩。目の前には高妻山がそびえています。

今日の目的地は高妻山のさらに奥の乙妻山。。。まだまだ先は長い。。。

04九勢至から高妻山

 

九勢至~十阿弥陀の間は残雪や浮き石が多数あります。

アイゼンやストックなどの装備を持って慎重にのぞみましょう。

05残雪あります

 

なんだかんだと高妻山に到着。

奥には北アルプスが端から端まで見えました(^▽^)♪

06高妻山頂登頂!

 

高妻山頂で休憩した後は乙妻山へ向かいます。

道中はお花がいっぱい!ハクサンイチゲなども沢山ありました!

07ハクサンイチゲと北ア

 

高妻~乙妻の稜線上も残雪が沢山あります。気をつけて通りましょう!

08残雪の稜線と一目五山

 

そうこうしていると乙妻山に到着!360℃のパノラマです。

火打山や焼山も見えて、ここもまた一目五山スポットです(´∀`)♡

09乙妻登頂!

 

雪が融けたところからはショウジョウバカマも顔を出しています❁

11ショウジョウバカマがいっぱい

 

帰りは登山道をふさぐ倒木などを処理しながら歩きます。

10倒木を片付けます

 

それにしても高妻山、このTHE俊峰な感じ・・・思わず見とれてしまいます。

12俊峰、高妻山

 

今回の各山の登山道調査の結果は「戸隠登山ガイド組合」の

Facebookやブログで報告されています。ぜひご確認下さい!

 

妙高戸隠連山国立公園の山に登ろう!

ページ先頭へ↑

2018年06月08日リスの衣替え

妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋

※以下の記事は6月4日に書かれたものです。うまく公開できていなかったため再度あげなおしました。

豊かな森がたくさんある妙高高原では、「リスの飛び出し注意」そんな看板があるくらい、

リスは身近な野生動物のひとつです。

この日も、落ち葉の上をすばしっこく飛び回るニホンリス(ホンドリス)に出会いました。

落ち葉の上を走りまわるニホンリス

一生懸命走りまわって餌探しをしているようです。

落ち葉の中に餌を発見

よく見ると、顔と腕の部分の毛が抜けはじめています。リスも衣替えの時期なのですね。

枝の上でひとやすみ

背中から尻尾の灰色がかった部分が冬毛、顔や腕の赤褐色の部分が夏毛です。

耳の上はまだ長い冬毛が残っていますね。

衣替え中のニホンリス

最近は朝晩も10℃を下回ることがほとんどなくなってきた妙高高原。

野生動物たちも冬の毛皮を脱いで、夏を迎える準備をしています。

ページ先頭へ↑

2018年06月07日*オオハンゴンソウ除去作業@乗鞍高原*

中部山岳国立公園 丸山由起子

6月5日は「乗鞍高原を美しくする会」のメンバーさんたちと一緒に、乗鞍観光センター近くの

ワサビ沢沿いに群生しているオオハンゴンソウの除去作業を行いました。

 

作業前写真です。

花が咲く前なのでわかりにくいですが、河原にはオオハンゴンソウ群落が「我が世の春」とばかりに

全盛を極めていました。。。。

赤く囲った中の草は、ほぼすべてがオオハンゴンソウではないか!というような勢い。

印はつけていませんが、立っている人の後ろの背の高い草の中にもうじゃうじゃなんです。

 

手で引っ張っただけでは根まで抜けず、株が大きいため根こそぎ取ろうとするとスコップや

鍬(クワ)でグイッと深くまでほじってやらないといけません。

結構な力仕事。

 

まったくうれしくないですが、、、オオハンゴンソウの大収穫祭。

 

まだ開花前で種子もできていませんので、根っこ部分だけを切り取って処分します。

 

こちらは除去作業後の同じ場所の写真です。

作業前写真とは生えている草の量が全然違っているのが一目瞭然ですよね。

これだけオオハンゴンソウが繁茂していました。

 

「乗鞍高原を美しくする会」は、乗鞍高原の環境保全のための活動をしている団体で、地元住民の方々で

構成されています。 昭和60年から美化清掃や外来植物除去等の活動を熱心にされてきて、今年度は

「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰もされました。

 

こうした地元の方々の地道な活動のおかげで国立公園の自然が守られています。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ