2017年5月
35件の記事があります。
2017年05月18日藤前干潟のシーズン到来。お知らせいろいろ。
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
初夏の風が気持ちの良い藤前干潟から、こんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
4月からも引き続いて頑張って働いていましたが、
なんだか、バタバタと落ち着かない日々で、すっかりご無沙汰してしまいました。
<岩場にたたずむササゴイ>
この季節は、出前講座シーズン。
黄色いレンジャー服を着て、各地の小中学校でお話をします。
今年度の最初は、なんと愛知県知多郡阿久比町の草木小学校から。
みんなは、これから小学校近くを流れる草木川について調べるんだとか。
川の先に広がっている干潟のことを知りたい!と言うことで、お話ししてきました!
とても熱心に話を聞いてくれて、質問にもたくさん答えてくれました。
草木小のみなさん、ありがとうございました。
その様子は、下記のページからご覧いただけます。
いろいろな所で干潟について知ってもらう機会を作りたいと思っていますので、
興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
●出前講座の紹介HP
http://chubu.env.go.jp/wildlife/mat/m_1_1_6.html
そして、これから夏休みにかけてのシーズンは、私たちに会えるイベントも盛りだくさんです!
下記のページでは、これからどんどんイベント情報を更新していきますので、
ぜひチェックしてくださいね。
●藤前干潟のHP: http://chubu.env.go.jp/wildlife/fujimae/event/index.html
そして、今年も藤前干潟ふれあい事業が始まります。
年間を通して、藤前干潟はもちろんのこと、干潟に関わる文化や歴史など、様々なテーマの学びがあります。
名古屋自然保護官事務所では、3回の講座を担当しますので、ぜひ、今年も皆さま、ご参加ください。
●藤前干潟ふれあい事業のHP:http://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000088964.html
<黄色いアイリングが特徴的なコチドリ!とっても可愛いです>
<おしりをふりふりする姿が愛らしいイソシギ>
2017年05月17日志島の海岸
伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦
来週予定しているレンジャー出前授業の下見で志摩市阿児町志島の海岸へ行きました。
ここは白い砂浜と黒い砂利浜の磯が隣り合っている、
面白い環境の海岸です。
白い砂浜にはハマヒルガオの花がたくさん咲いていました。
波打ち際では、打ち上げられた海藻とアメフラシの卵塊を見つけました。
黒い砂利浜には岩場があり、たくさんの海藻が生えています。
ちょうど干潮時でタイドプールが広がっていました。
カラフルな海藻の生える海中はまさに別世界!
「かいそう」と呼ばれる海の植物には、ワカメなどの「海藻」と
アマモの仲間などの「海草」があります。
これはエビアマモで緑色が鮮やかですね。
クロシタナシウミウシです。
危険生物!ウツボがいました。
来週行う志摩市立志島小学校の出前授業は、
「大好き志島」をテーマに毎回違うゲストティーチャーが登場する第一回目です。
地域を好きになった子どもたちが国立公園を守る力になれるように
こちらも気合いを入れて授業に臨みたいと思います。
2017年05月16日戸隠の中社地区で外来種を駆除!
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
今日は戸隠の観光の中心地「戸隠中社地区」で一斉外来種駆除を行いました!
狙いはハルザキヤマガラシとヒメジョオン、セイヨウタンポポです!
(写真はハルザキヤマガラシの葉っぱです。野沢菜や菜の花とそっくりの花ですが、
葉っぱが深く切れ込んだ羽のような形をしており、光沢があるのが特徴です!)
今回の外来種駆除、中社区の方々が自主的に企画して、約30名で実施して下さいました。
戸隠に住んでいる方々は、自分の住んでいる自然環境を守ることへの意識がとっても高いんだな~と実感しました。本当にすごいことです。
2時間でこれだけ沢山!中社区のみなさんありがとうございました!
2017年05月16日= 乗鞍スカイライン開通式 & 乗鞍岳山開き祭 =
中部山岳国立公園 丸山由起子
5月15日、乗鞍スカイラインが開通しました。
これにあわせて乗鞍畳平では「乗鞍岳山開き祭」が開催されました。
ほおのき平駐車場でのシャトルバスの出発式。
テープカット後、このバスで畳平へ向かいました。
ほおのき平では曇り空でしたが乗鞍スカイラインを上っていくと途中から雨になり、
畳平ではガスって何も見えず、あられが降るような天気となってしまいました。
この日の畳平の気温はマイナス1℃です。
畳平にある乗鞍本宮中之社にて安全を祈念して。
式典は建物の中でとなってしまいましたが獅子舞や乗鞍連峰太鼓が披露され、
樽開きのふるまい酒を皆さん楽しまれていました。
乗鞍岳はマイカー規制をしております。
お越しになる際はシャトルバスやタクシーをご利用ください。
シャトルバスはほおのき平駐車場から出ています。(運行時間・料金は濃飛バス等のHPでご確認ください)
今年はこんなバス停が登場していますよ。
「バスのりば 標高日本一2702m」で記念撮影はいかがですか?
下界では夏のような暑さでも、山の上では凍える寒さとなることがあります。
お越しの際は防寒対策をお忘れなく。
2017年05月15日今がベストシーズン!苗名滝!
妙高戸隠連山国立公園 アクティブ・レンジャー 帖地千尋
新潟県と長野県の県境に位置する「苗名滝」に週末出かけてきました!5/2に出かけた時は
木々も寒々しい感じだったのですが・・・今はこんな感じになっています!
たった2週間近くでこんなに変わってしまうとは!
山の斜面もいろんな色で埋め尽くされて・・・時間を忘れて見入ってしまいます。
歩道上の残雪も苗名滝手前の吊り橋前に少し残るくらいになっており、最後の吊り橋も通行可能になっていました。
近くから見る苗名滝は「ゴオオオオォ!!!!」という爆音と、滝壺から立ち上る水煙の量がとにかくすごい!山々から雪解け水が流れ込み水量の多い今の時期が間違いなくベストシーズンだと思います!
また、苗名滝を訪れた際は歩道の左斜面に咲くこちらの植物にも注目を
ユキツバキです。日本海側多雪地に適応したツバキで、太平洋側のヤブツバキに比べ樹高が低く、地を這うように伸びる茎と、弾力性に富む折れにくい枝をしています。雪の重圧に耐え、雪に埋もれることで厳しい冬から身を守り、今年もきれいな花を咲かせてくれていました。
雄しべの花糸が黄色いことと、葉っぱの縁もギザギザになっているのも特徴です。これから咲くつぼみも沢山あったので見つけたらじっくり観察してみてくださいね!
○地図や周辺のみどころはこちら
2017年05月15日伊勢志摩国立公園レンジャー出前授業
伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦
志摩自然保護官事務所では、レンジャーが学校などに出張し、
伊勢志摩国立公園の自然について楽しく体験しながら学べる講座を行っています。
5月2日に今年度最初の出前授業が伊勢市立御薗小学校でありました。
5年生3クラスを対象に、伊勢志摩国立公園の自然と、
絶滅危惧種、外来生物、地球温暖化についてお話しをさせていただきました。
身近な生物のことや、各自で出来る地球温暖化対策について
活発に質問をいただいたりして、児童たちの意識の高さがうかがえました。
伊勢志摩国立公園では、出前授業を担当するアクティブ・レンジャーが
今年度から2名体制になり、より一層充実した講座を提供いたします。
出前授業について、詳しくはこちらのチラシ【H29iseshima.pdf】、
もしくは下記のページを御覧ください。
http://chubu.env.go.jp/to_2017/2017.html
たくさんの御依頼をお待ちしています!
2017年05月15日ゴールデンウィークの立山室堂巡視
中部山岳国立公園 中山博人
こんにちは。
立山自然保護官事務所の中山です。
ゴールデンウィーク期間中、立山室堂から雷鳥沢野営場まで巡視をしました。
この巡視では、地獄谷やライチョウ保護区域といった立入禁止区域への立入がないかの確認を行いました。
【大日連山を眺める利用客のみなさま】5月4日撮影
雄大な大日連山を眺めつつ、写真を撮る方が多く見られました。手前には地獄谷があり、火山ガス濃度が上昇して危険であり、立入禁止としています。滑落の危険性もありますので、ロープの内側には入らないようお願いします。
【雷鳥沢野営場】5月4日撮影
多い日では250張以上が張られていたそうです。カラフルなテントが、白一色の世界によく映えました。
【雷鳥沢野営場で回収したゴミ】5月7日撮影
残念ながら、こんなにもゴミがありました。雪に埋めてしまっても、雪が解けたら出てきます。ゴミは捨てずに持って帰るようお願いします。また、雷鳥沢野営場には水洗トイレがありますが、携帯トイレを持参され、室堂ターミナルで捨てるかご自宅で捨てるようお願いします。
その他、以下をご一読いただき、自然と景観を守りつつ安全に登山、散策等を楽しんでいただきたく思います。
地獄谷の通行規制→http://chubu.env.go.jp/nagano/post.html
室堂平の積雪期利用ルール→H29_春期リーフレット .ai
2017年05月12日感動の大谷地湿原!
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
長野市街地から車で20分、「大谷地(おおやち)湿原」は飯綱高原の大座法師(だいざほうし)池から歩いて2分程度の場所にあります。
この湿原はリュウキンカと飯縄山がとってもフォトジェニックに写る場所です!
歩道脇に沢山のリュウキンカが咲き誇っています。
実は5年ほど前は今よりリュウキンカの数が少なくなっていました。
地元の有志の方々が、リュウキンカの沢山あった大谷地湿原を取り戻したい!という一心で、外来種駆除やヨシ刈りを毎年行い、少しずつリュウキンカの株が増えてきました!
そして今日はとってもラッキー!空には濃い虹がかかっていました。感動です!
湿原からはこんな風に見えました♪
ちなみに大谷地湿原は一周20分程度の散策路になっています。
こちらの散策路にはミズバショウやニリンソウ、ショウジョウバカマが咲き乱れていました♪
(左ミズバショウ、右ニリンソウ)
(ショウジョウバカマ)
こちらはアオジでしょうか・・・?
湿原の奥の森ではアカゲラの元気なドラミングの音や、キビタキやミソサザイの姿や声も確認できました。野鳥観察などで足を運んでも楽しめそうです♪
ちょうど今週末、リュウキンカやニリンソウの観察会があるようです!
ガイドさんに案内してもらうと楽しさが二倍になります!是非ご参加下さい。
○詳細なイベント情報はこちらでチェック↓↓
○その他見どころもこちらに↓↓
http://www.env.go.jp/park/myokotogakushi/guide/view.html
2017年05月12日春の横山、生き物たちがいっぱいです
伊勢志摩国立公園 麻生里衣
みなさん、はじめまして!
今年度から新しく伊勢志摩国立公園のアクティブ・レンジャーになりました麻生です。
今回初めてアクティブ・レンジャーの仕事をすることになり、まだ手探り状態ですが、早く要領を得られるよう頑張りたいと思います。
昨日、連休が明け久しぶりに横山に行ってみて、おどろきました!
この前咲いていた花が終わり、この前は咲いていなかった花がいい香りを周囲に漂わせて咲き誇っており、いろいろな虫たちが嬉しそうに飛び回っていました。
ガマズミの花の中に、昆虫が隠れています!
ナワシロイチゴ の花、赤くてすっぱい実がなります。
二ホントカゲ、展望台に向かう歩道の途中で日向ぼっこしていました。
この前はここでシマヘビが日向ぼっこしていました!
シャリンバイの花、梅に似た白い花は近づくと少しいい香りが。
手すりにとまるシオヤトンボ 。
家の近くにこんなにいろいろな動植物を見られる場所があるのは、とてもうらやましいことです。
春の伊勢志摩の森は、それぞれ種類が異なる木が違う色で芽吹くので、色味が違う緑色で彩られ、とてもきれいです。4月に引っ越してきて、私がまず感動したのがそこでした。
まさに多様性!
そんな場所が身近にあることが、伊勢志摩の魅力ですね(^-^)
上高地にも一足遅れの春が訪れました。
唐松が芽吹き、上高地の風景に明るい黄緑色が加えられました。
木々の新芽だけではなく、花々も徐々に咲き始め、上高地に訪れた春を喜んでいるようです。
今日は、河童橋~徳沢間で咲き始めた花々の一部を紹介します。
★ニリンソウ★淡くピンクがかっているものもあります。
★ミヤマカタバミ★葉はハート型(ややとんがりハート型)
★ネコノメソウ★明るい黄緑色が目を惹きます。
★ハシリドコロ★花は釣鐘型で、茎にぶら下がって咲きます。
★エンレイソウ★白花のもの(シロバナエンレイソウ)もあります。
※この他にも多くの花が咲き始めています。
見頃には少し早いですが、いろいろな花々が咲き始め、いよいよ春の上高地が華やいできました。
これからも、いろんな花が顔を見せてくれるのが楽しみです♪