ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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中部山岳国立公園 松本

241件の記事があります。

2007年02月14日積雪調査?一の瀬園地

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

乗鞍高原一の瀬園地の積雪調査を13日に行いました。1月と違って、雪の表面がザラメになっていました。三連休の後だったのでトレース(足跡)がたくさんついていて、歩くのに苦労はしません。しかし、本当に景観の良い場所にはトレースが残されていませんでした。少し、もったいない気がします。

↓標柱のある場所での積雪調査

※ここでは、およそ50cmの積雪でしたが、全般には60cmほどの積雪です

↓先ほどの標柱から奥には足跡がありません



一の瀬園地の奥では、乗鞍岳剣ヶ峰の景観が見事ですが、現在ルートが分かりづらいようです。

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2007年02月10日パークボランティア研修会

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

2月10日(土)松本市あがたの森公民館で、長野自然環境事務所主催のパークボランティア研修会が行われました。これは管内で活動されているパークボランティア(上高地・妙高・鹿沢)の方々を対象として、日頃行っている「インタープリテーション」の技術向上のための研修会です。講師は財団法人キープ協会から増井直弘氏に来ていただけました。私が昨年10月に八ヶ岳山麓で自然解説指導者研修を受講したときに講師をされていた方です。
今回は時間の制約もあって、簡単な野外実習と講習でしたが、参加されたパークボランティアの方々は楽しみながら、今後の活動のヒントにされていたようです。

↓野外実習開始


↓「野外スライドショー」のために、綺麗なもの探し


↓ガラスのスライドに挟みます


↓みんなで輪を作って、スライドを回しながら鑑賞します



↓野外実習の後、室内での講習です

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2007年02月06日氷爆?善五郎の滝

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

暖冬傾向が続いていますが、中部山岳国立公園内の乗鞍高原温泉スキー場では利用者が昨年より増えているそうです。乗鞍高原の雪質がいいからでしょうか。2月5日に調査したところ、スキー場近くにある善五郎の滝はすっかり凍っていました。5日は例年より気温がかなり高めでしたので、歩いていると汗をかくほどでしたが、氷の滝はとても綺麗でした。ここまで入る道は、積雪が圧雪されて凍っているため、大変滑りやすくなっています。私は危うく転びそうになりました。

↓善五郎の滝を撮影に来た人々(2月5日撮影)

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2007年02月01日少ない積雪??乗鞍高原

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

この冬は記録にないほどの暖冬と報道されており、積雪地帯でも”雪が無い”所があるそうですね。乗鞍高原ではどうなんでしょうか。今冬は何度か一の瀬園地に調査に入っているので、写真で比較してみました。

↓12月5日に撮影した状況で、積雪10センチ程度でした。



↑1月29日に同じ場所から撮影しました。
積雪は70センチほどに増えていましたが、例年に比べてどうなのでしょう。

豪雪と言われた昨冬の同じ時期に撮影しておけば、比較ができたのにと悔やまれます。”記録を撮る”ということが大事だと思うこのごろです。

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2007年01月21日白く輝く乗鞍高原

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

今日は、乗鞍高原(一の瀬園地)の冬季利用を調査してきました。
現在の積雪は50?70センチくらいでしたが、日曜日なので40?50人の利用者が冬の高原を楽しまれていました。

冬の一の瀬園地を紹介します。※雪解けは例年4月下旬頃です
<駐車場>
県道から奥は除雪されていないので、駐車場は観光センターのある第1駐車場となりますが、いがやスキー場の駐車場も使われています。
<装備>
一般的な装備は、スキーウエアにスノーシューかクロスカントリースキーです。半日程度の日帰りの方が多いようです。
<トイレ>
一の瀬園地内のトイレで冬季も使えるのは、園地入り口付近にある公衆トイレだけです。このことは意外と知られていないかも知れません。※無雪期はここまで車で入れます
<コース>
一の瀬園地内は自由に利用できますが、積雪が多いときはトレースの多い場所の方が歩きやすいです。一般的にはあざみ池までの往復か、まいめの池周辺が景観もよく、利用が多いようです。池よりも奥の道は分かりづらい所があることと、時間がかかるため一般的とは言えないようです。また、沢に水の流れがあるため、渡る場所が限られています。

↓ネイチャープラザ一の瀬(冬季閉鎖中)と公衆トイレ


↓まいめの池から、道路沿いにずっと奥に入った場所からの景観

※この付近はトレースも少なく、道に迷います。

↓冬のあざみ池

凍っており、雪上に足跡が残されていました

※利用者が多いとはいえ、係員もパトロールもいない標高1500mの雪原です。それなりの装備と経験、あるいはガイドが必要です。

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2007年01月11日山の神の使い?オコジョ

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

10日に、この冬2回目の上高地冬季利用状況調査を能勢ARと行いました。三連休中のまとまった積雪で、やわらかな雪に覆われた状態でした。人が通ったトレース(足跡)は比較的堅いので、そこを歩きます。しかし、踏み固められた雪というのは、自然にとっては不自然です。巡視中、我々の目の前に現れたオコジョにとって、この踏み固められた道は大きな段差となって、通過することを躊躇していました。やわらかな雪原の上では気持ちよさそうに飛び跳ねていたのに、です。

↓足跡の前で立ち止まったオコジョ



↑バス道路(上高地公園線)を歩くAR

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2007年01月09日連休中の積雪?松本自然環境事務所

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

この連休中の寒波によって、乗鞍上高地地域では大雪となりました。松本事務所でも積雪が30cm程あり、今朝の仕事は駐車場の確保からです。小型除雪機が一台配備されていますが、同時に人力でも除雪を行いました。松本事務所は人手がありますが、積雪の多い自然保護官事務所では冬の間は除雪に大変な労力が必要となります。もちろんアクティブレンジャーが配置されている事務所では、冬の仕事の一つでもあります。

↓今朝の事務所前駐車場※除雪機を巧みに操っているのはレンジャーです



↑除雪の済んだ事務所側

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2006年12月25日上高地の様子

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

23日(土)に上高地自然保護官、能勢ARに同行して上高地の様子を調べてきました。今年の上高地河童橋周辺は作冬に比べて雪が少なく、スノーシューやスキーを使うほどの積雪になっていませんでした。しかし、年末にかけて強い寒気の南下も予想されています。これから年末年始に入山をされる方は十分な装備と余裕ある計画をお願いします。なお年末の28?31日は、釜トンネル入り口の中の湯に臨時に登山相談所が設けられます。

↓大正池(12/23撮影)※まだ凍結していませんでした


↓上高地インフォメーションセンター(12/23撮影)


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2006年12月20日乗鞍高原の冬景色

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

例年より積雪が少なめですが、寒さが一段と厳しくなってきました。しかし、今日の乗鞍高原は雲一つない快晴で、一の瀬園地のように日当たりのよい場所では気持ちのいい天気でした。人影の少なかった先日と違って、撮影目的の方が増えていました。どうやら、雪や氷などが綺麗だからのようです。

↓まいめの池付近で乗鞍岳を撮っているカメラマン

※まいめの池は後側なのでこの写真には写っていません

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2006年12月05日雪の季節となった乗鞍高原

中部山岳国立公園 松本 アクティブレンジャー 山崎 光一

今日は寒波の後の乗鞍高原の状況を見てきました。先週(11月29日)はまるで雪がなかったのが嘘のような冬景色となっていました。まいめの池周辺は10cmくらいの積雪があり、湖面は凍って雪が積もりだしていました。乗鞍高原の一の瀬園地は冬は歩くスキー(クロスカントリー)やスノーシューでの絶好の散策場所となります。まいめの池周辺は冬でも楽しめる景観ポイントですが、車で入ることはできません。※今日はまだ積雪が少なく、冬タイヤで入れました

↓11月29日と同じ場所からまいめの池と乗鞍岳を撮影しました



↑まいめの池は既に氷に覆われていました

乗鞍上高地スーパー林道B区間(乗鞍高原?白骨温泉)は、冬季は白骨温泉に至る唯一の道となり無料で通行できます。帰りに白骨温泉(国立公園内です)の様子を見てきました。

ここの途中で、景観の非常によい場所を見つけました。
↓白骨温泉と霞沢岳



↑同じ場所から白骨温泉と乗鞍岳

白骨温泉の公共野天風呂は冬季休業中でした。

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