ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年7月

39件の記事があります。

2020年07月13日最近の立山について

中部山岳国立公園 立山 佐藤 裕子

■ブナ坂、ブナ平近辺

アジサイ科の植物が咲きはじめました。

(おそらくヤマアジサイと思うのですが...詳しい人いたら教えてください!)

■弥陀ヶ原歩道(木道)通行状況について

弥陀ヶ原駅から六甲学院側にあった雪もすっかり融け、通行に支障はありません。

■「雷鳥沢野営場」と「剱沢野営場」について

今年はコロナの影響でテント場によっては予約が必要だったり、休業される場所もありますが、

雷鳥沢野営場と剱沢野営場に関してはどちらも予約・お電話によるお問合せは不要です。

個人の体調管理とマスクや手の消毒液などをお忘れなくご準備ください。

※写真は201810月の様子。

中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新たな生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月09日インターネットで国立公園の 今 を♪

上信越高原国立公園 万座 飯島久美子

上信越高原国立公園万座地域の空吹でライブカメラの配信をはじめました!

「万座しぜん情報館から見た空吹」(外部リンク)

https://www.sizenken.biodic.go.jp/view_new.php?no=125

⇑ ライブ配信の画像       画像取得日時 - 2020/07/10-09:00

空吹(からぶき)は、万座しぜん情報館の駐車場のすぐそばにある噴気孔。

高濃度の硫化水素ガスが噴気しており、噴気孔への立入りはできませんが、

活火山の地肌と硫黄のにおいを間近で感じることができます。

空吹に関してはこちらをご覧ください。

>>万座しぜん情報館HP(外部リンク)

⇑ 過去の画像を時間ごとに並べて見ることもできます。

写真は最近の晴れ間だった、7月2日の空吹の1時間ごとの変化の様子です。

インターネット自然研究所では、北は北海道から南は沖縄まで、

全国の国立公園のライブ映像を配信しています。

いろいろな場所の'今'と'過去'を知ることが出来、面白いですよ♪

インターネット自然研究所(外部リンク)

https://www.sizenken.biodic.go.jp

上信越高原国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。上信越高原国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月08日栄村の紹介

上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

志賀高原管理官事務所が担当する市町村を紹介する4回目。今回は長野県の栄村(さかえむら)を紹介します。

栄村の位置

<南から、須坂市(すざかし)、高山村(たかやまむら)、山ノ内町(やまのうちまち)、木島平村、野沢温泉村(のざわおんさんむら)、栄村(さかえむら)の6つを担当しています。前回は木島平村を紹介しました。>

栄村と国立公園区域の図です。栄村の国立公園は次の3つの区域に分かれています。

・大次郎山の西側

・鳥甲山の南側

・苗場山から白砂山にかけての稜線の西側

栄村と国立公園区域

では、栄村の国立公園の主な興味地点として

・奥志賀渓谷(おくしがけいこく)

・苗場山(なえばさん)

・鳥甲山(とりかぶとやま)

の3つを紹介します。

■奥志賀渓谷

5月26日の「木島平村の紹介」でも奥志賀渓谷を取り上げました。

奥志賀渓谷は、雑魚川(ざこがわ)沿いのうち、山ノ内町、木島平村、栄村の境界が出会う付近に位置し、雑魚川の滝を巡る探勝歩道があります。

ブナやミズナラなどの落葉樹林が広がり、紅葉の見ごろは例年10月上旬です。

奥志賀渓谷

<川べりまで下りられる場所もあります。平成29年6月20日撮影。>

奥志賀渓谷の大滝

<大滝(おおぜん)。雑魚川にある滝の中で最大の落差の滝です。林道秋山線脇の駐車スペースから山道を歩いて約20分かかります。落葉樹林を歩くので新緑や紅葉の頃は一層良い景色に感じます。苗場山麓ジオパークのジオサイト(見どころ)の一つです。平成29年6月20日撮影。>

■苗場山

※体調に不安がある場合は、絶対に入山しないこと。(長野県「登山者への5つのお願い」より)

苗場山は、新潟県湯沢町(ゆざわまち)、津南町(つなんまち)にもまたがる山で、山頂部に広大な湿原が広がります。

・栄村側から苗場山山頂部への登山は、小赤沢(こあかざわ)三合目登山口がよく利用されます。

・苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)は利用の前にwebページ<http://sakae-akiyamago.com/play/587/>をご確認ください。

苗場山の山頂部の湿原

<苗場山山頂部から佐武流山(さぶりゅうやま、中央右)や群馬県境の山並みを望む。「苗場山の高層湿原」も苗場山麓ジオパークのジオサイトの一つです。平成29年9月26日撮影。>

苗場山の「苗場」の由来は、湯沢町のページによると「池塘(ちとう:湿原の泥炭地にある池沼)の中に群生するミヤマホタルイが田んぼに植えた苗のように見えることからつけられたと言われています」と書かれています。

下の写真のような風景のことだと思います。

苗場の由来

<平成27年8月19日撮影。>

■鳥甲山

※体調に不安がある場合は、絶対に入山しないこと。(長野県「登山者への5つのお願い」より)

鳥甲山の南斜面が国立公園で、北斜面は長野県の自然環境保全地域に指定されています(参考1)。

なお、登山道は岩場が多く上級者向きです(参考2)。現在の体力や能力・技術に応じた山選びをしてください。

鳥甲山

<この場所の右側は切れ落ちています。奥に見えるのが山頂部で、写っている細い稜線を歩きます。平成29年9月11日撮影。人物は先代の自然保護官。>

鳥甲山から焼額山を望む

<志賀高原焼額山を望む。手前が鳥甲山の斜面。平成27年9月28日撮影。>

【参考1】自然環境保全地域について

自然環境保全地域は国立公園とは異なる自然保護制度です。

-----以下、環境省<https://www.env.go.jp/nature/hozen/about.html>より引用-----

自然環境保全地域:

原生の状態を維持している地域や優れた自然環境を維持している地域を、今後も極力人為を加えずに後世に伝えることを目的として指定される地域

国立公園:

自然風景地の保護とともに自然とのふれあいを図ることを目的として指定される地域

【参考2】鳥甲山登山の技術的難易度

鳥甲山登山の難易度は「信州山のグレーディング」では体力度「4」、技術的難易度「D」です。

同じ体力度「4」、技術的難易度「D」に格付けされるルートは、

・上高地から岳沢小屋、重太郎新道経由で前穂高岳

・戸隠キャンプ場から高妻山

などです。

■体力度「4」とは:1から10の10段階に区分され、数字が大きいほど体力が必要になります。

■難易度「D」とは:

◇厳しい岩稜や不安定なガレ場、ハシゴ・くさり場、藪漕ぎを必要とする箇所、場所により雪渓や渡渉箇所がある。

◇手を使う急な登下降がある。

◇ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険箇所が多い。

とされています。

【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】

上信越高原国立公園の利用においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。また、上信越高原国立公園へお出かけの際には、上信越高原国立公園のページ、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認ください。皆様のご協力をお願いします。

厚生労働省「新しい生活様式の実践例」

<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>

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2020年07月08日「乗鞍岳外来植物除去ボランティア」

中部山岳国立公園 福澤春彦

こんにちは、中部山岳国立公園管理事務所の福澤です。

7月3日(金)、乗鞍美化の会による毎年恒例の外来植物除去作業が、

乗鞍岳畳平周辺で行われました。

外来植物とは本来その地に生育していなかった植物で、人や車に様々

な形で種が付着して入り込みます。

対して元々生育している植物を在来植物と呼びますが、外来植物は在来

植物に大きな影響を与えることが知られています。

簡単に言うと、外来植物は在来植物の住みかを奪ったり、在来種と混ざり

雑種をつくったりして生態系を変えてしまう事が危惧されます。

それは元々あった自然景観さえも変えてしまうほどです。

ここ乗鞍では、本来の景観を将来にわたって維持保存するため「乗鞍美化

の会」など地元団体のご尽力と呼びかけに応じ集まってくださったボラン

ティアの皆様のご協力で15年もの間この外来植物除去活動が行われています。

今回は、ボランティアの方々を含め約50人で畳平周辺のセイヨウタンポポ

除去作業にあたりました。

環境パトロールの方からセイヨウタンポポの説明や除去の方法、また道具

の使い方などのレクチャーがあり、その後5班に分かれ作業しました。

小さなセイヨウタンポポでも丈夫な根っこがびっくりするほど深く根付いていました。

確実に除去するには、根が地中に残らないよう慎重な作業が求められます。

慣れてくると皆さんの手際も見事なもので、深い深い根を上手に掘り出していました。

セイヨウタンポポの見分け方は、総苞片(花の付け根のガクのようなもの)を見ます。

二ホンタンポポは総苞が閉じていますが、セイヨウタンポポは開いて反り返っています。

<地上に出ている部分の3倍以上の根を上手に掘り出す>

この作業は、8月までにあと3回行われる予定です。

ボランティアも募集していますので興味がある方は下記HPを閲覧ください。

乗鞍岳外来植物除去作業ボランティア募集のお知らせ

皆さんの作業のおかげで大量のセイヨウタンポポを除去できました。

※注意

国立公園内では外来種の植物であっても許可なく除去することができない場合があり

ますのでご注意ください。

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

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2020年07月07日立山 火山ガス情報ステーション開設しました。

中部山岳国立公園 一ノ枝亮輔

こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の一ノ枝です。

7月より火山ガス情報ステーションが開設をしました!

室堂の地獄谷と呼ばれる周辺は火山ガスの濃度が高く現在地獄谷歩道は通行禁止となっています。

また、室堂ターミナルからみくりが池温泉を過ぎた場所に火山ガス情報ステーションがあります。

その先の「エンマ台~大日展望台間」は風向きにより、火山ガス濃度が高くなることがありますのでその時の情報に注意してください。

以下の方々は火山ガスに特に注意が必要です!!

・ぜんそくなどの呼吸器疾患がある

・心臓病

・妊娠中

・乳幼児

火山ガスの影響を軽減させるために、濡らしたタオル・ハンカチで口・鼻を覆うのが有効です。

火山ガス情報ステーション横と雷鳥荘前に水場が設置してありますので、タオル・ハンカチを濡らすのにご利用ください。

 

また、ネットサイトにて現在の火山ガス濃度の状況を見ることもできます。

○立山地獄谷 火山ガス監視システム

http://52.68.12.47/

7月~10月の日中時間帯は、火山ガス情報ステーションにもスタッフがおります。何かありましたらお問い合わせください。(現在コロナ渦のため、問い合わせの際にはマスク着用やアルコール消毒にご協力をお願いします。)

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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、引き続き慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。

なお、この投稿は「おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。

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2020年07月07日南伊勢町押渕の昆虫観察会

伊勢志摩国立公園 志摩 天満理恵

 はじめまして。5月から伊勢志摩国立公園のアクティブ・レンジャーに着任した天満です。よろしくお願いします。

 

 横山ビジターセンターでは身近な自然環境への興味を深めて頂くため、定期的に伊勢志摩国立公園内で自然観察会を行っています。

 

 南伊勢町の押渕地区には、わき水の豊かな湿地が広がり希少な植物や昆虫が生息しています。今回は二十四節気の夏至である6月21日に観察会を行いましたが、ちょうど半夏生(はんげしょう)の葉の色が、白く化粧したように変わりはじめていました。雑節(二十四節気を補う季節の移り変わりの目安)の半夏生は旧暦では夏至より10日後とされていますが、その頃に葉の色が変わるのでこの名前がつけられたとも言われています。

 

 参加者はクヌギ林と湿地の2カ所で昆虫を採集し観察しました。クヌギ林では主に甲虫類、湿地ではトンボやバッタなどの昆虫が採集できました。最終的にはカブトムシ、コクワガタ、キマワリ、ニジゴミムシダマシ、クロウリハムシ、キベリゴミムシのなかま、ササキリ、ショウリョウバッタ、ヒシバッタ、シバスズ、カマキリの幼虫、チャバネゴキブリ、ハラビロトンボ、モートンイトトンボなどの昆虫やトノサマガエル、カワニナ、ミズグモなどを採集し、観察することが出来ました。今回の講師である伊勢志摩国立公園パークボランティアの中山さんは、観察会の前に毎日のように現地に足を運んで準備し、当日は参加者に昆虫について楽しく解説して下さいました。

クヌギ林