2018年10月
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2018年10月23日戸隠で携帯トイレの普及啓発を行いました!
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
秋がぐんぐん深まる戸隠。夜は寒いです。
10月20日(土)、戸隠神社奥社参道の入口で、携帯トイレの普及啓発を行いました。
今回は、朝7時から開始!
戸隠地域オリジナルデザインの携帯トイレを配布しました。
戸隠の方に表のデザインは考えていただきました。
オリジナルトイレは今後有料化して、売上金をトイレブースの管理などにできれば・・・ともくろんでいます(*´艸`)
この日は晴れていたのでアンケートも実施。
数えてみるとちょうど100人の方が答えてくれていました!
結果発表です!じゃじゃーーん!!
<問1>どこから来ましたか?
ブースに立ち寄ってアンケートに答えてくれた人のほとんどが関東圏の方でした。
県内の方もほとんどおらず、県外の方が多い印象です。さすが休日!
<問2>携帯トイレを知っていましたか?
はい「86%」、いいえ「14%」でした。
災害時などの備えとして認知度が上がってきている印象です。
<問3>携帯トイレを持っていますか?
はい「22%」、いいえ「78%」です。
知っていても持っていない人がほとんどで。
災害対策用のリュックに入れている方や昔買ったという方が多かったです。
<問4>携帯トイレを使ったことはありますか?
はい「11%」、いいえ「89%」です。
持っていても半分の方は使ったことがないという方。
使ったことあるという方は渋滞や山で使用したと言っていました。
携帯トイレは登山時だけでなく、渋滞時や災害時のトイレ、
また子どもが嘔吐してしまう時にも使えます(^^♪
知っている・持っている人でもパッケージを開けたことがない方がほとんど。
使い方を説明すると、「中身はこんなものが入っていたんだ~」、「こんなに簡単なんだ~」、「ちょっと使ってみたくなった」なんて声が続々でます。
○携帯トイレの使い方
過去のアクティブ・レンジャー日記を参照下さい。
動画で見れるバージョンもあります!
奥社に向かう参道も綺麗に紅葉していました♪
「リュックに一つ携帯トイレ♪」で安心の散策を楽しみましょう♪
2018年10月19日10月8日に市ノ瀬で自然観察会を行いました!
白山国立公園 白山 鈴木 政裕
みなさん、こんにちは。
白山も秋が深まり紅葉の美しい季節がやって来ました!
先日の10月10日に白山白川郷ホワイトロードに行ったのですが、今の時期は紅葉が見頃です。
ホワイトロードは11月頃には閉鎖してしまうので行くなら今のうちですよ!
さて、そんな晩秋の白山の麓で先日の10月8日(月)に環境省主催の自然観察会「市ノ瀬で山の恵みを感じよう」を開催しました!
最近は悪天候が多く、心配だったのですが当日は天候にも恵まれ思い出に残る1日となりました。
今回の日記ではイベント中の様子をご紹介したいと思います!
10:00 開会
参加者は全部で8名。
まず最初に市ノ瀬ビジターセンター1階で国立公園についての話や野外活動での注意点の説明をしました。
皆様真剣にお話しを聞いて下さり嬉しかったです!
10:20 花炭選択&解説
話が終わった後、市ノ瀬野営場に移動し講師の方から花炭についての解説です。
花炭というのは花や木の実などを原型を残したまま炭化させた物です。
インテリアとして使う事が出来、脱臭や除湿効果が期待できます!
その後こちらで用意した花炭素材の中から参加者に好きな物を選んでもらいます。
この素材はクリ、ドングリ、イタヤカエデの葉、オオバコの穂など様々な物を用意しました。
選んでもらった素材はスタッフが花炭にして、参加者に配ります。
皆さん夢中になって選んでいる姿が印象に残りました!
10:45 炭窯ツアー開始
花炭選択後に岩屋俣谷園地での炭窯ツアーを行いました。
また、岩屋俣谷園地には昔の人々が利用していた炭窯跡があり、そこで講師の方の解説を聞きます。
炭窯の作り方や使われ方など非常に気になる面白い内容でした!
また、石川県ガイドボランティアの方に市ノ瀬地区で昔に起こった洪水災害のことや動植物の解説などしていただきました。
ガイドボランティアの方曰く、市ノ瀬には昔、市ノ瀬集落があり、登山者や砂防工事関係者で賑わっていましたそうです。
温泉などもあり、白山登山を行う人たちの支えとなってきた場所でしたが、昭和9年7月の手取川大洪水により、集落は永井旅館を残してすべて流され、死者・行方不明者112名に上ったといいます。
市ノ瀬には大洪水の犠牲者のための慰霊碑があり現在でも慰霊に訪れる方がいるといいます。
また、炭窯ツアー中、イノシシやツキノワグマの痕跡が多く見られ、イノシシが体に付いたダニや寄生虫を落とすために泥浴びを行う、通称「ヌタ場」と呼ばれる場所やイノシシが食べ物を求めて地面を掘った後などが見られました!
また、ツキノワグマが樹皮を剥いだ後なども見られました。
クマが樹皮を剥ぐ理由についてはまだはっきりとは分かっていなくて、一説には樹皮の間にある養分をなめ取るための採食行動やメスへのアピールのためなどと言われているそうです。
こうして樹皮を剥がされた木は枯れてしまうことが多いそうです。
参加者の皆さんも興味深そうに観察してくれていました!
(左:イノシシが食べ物を探して地面を掘った後。右:クマが樹皮を剥いだ後。)
12:20 花炭配布
野営場に戻り、完成した花炭を参加者に配ります。
僕自身もわくわくしながら蓋を開けてみると......。
中の素材のほとんどが生焼け状態でした......。
残念ですがこればかりは仕方ないですね。
いきなりの実践だったのでこのような結果になってしまいました。
講師の方が言うには「火に掛ける時間が足りなかった」ということでした。
前もって一度練習しておけば良かったです......。
最後に新しく出来た市ノ瀬休憩所を見てもらい、閉会です!
13:30に国立公園センターにて解散しました。
予想以上に皆様楽しんでくれたようで嬉しかったです!
来年度も同じ様なイベントを開催出来たらと思っています。
また、今年度も冬の自然観察会を行う予定ですのでそちらの方にも是非参加下さい!
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【白山写真展開催】
レンジャーやパークボランティアが白山国立公園で撮影した写真を展示します。
興味のある方は是非お越し下さいませ。
会 場:くろば温泉 (富山県南砺市上平細島1098)
開館時間:午前10時~午後9時
休 館 日 :毎週火曜日
主 催 : 白山自然保護官事務所
共 催 :南砺市
後 援 :白山ユネスコエコパーク協議会
協 力 :上平観光開発株式会社
期 間 : 10月24日~11月12日
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2018年10月17日*どこを見ても絵になります @乗鞍高原&白骨温泉*
中部山岳国立公園 丸山由起子
昨日(10月16日)乗鞍高原の現地調査に行ったら乗鞍高原はいたるところ紅葉まっさかり。
どちらを見ても絵になる風景でしたので紅葉状況のご報告♪
写真はすべて10月16日撮影のものです。
<一の瀬駐車場付近からの眺め>
<大カエデと乗鞍岳>
大カエデは青い葉っぱが少し残っていました。
今後の天候状況にもよりますが今週末もまだがんばっていてくれそうですよ。
写真のほかにもきれいなところがいっぱいです。
芸術の秋♪自分だけの風景フレームを探しに乗鞍高原を歩いてみてください。
また、乗鞍高原に隣接する白骨温泉は全体が中部山岳国立公園の中に入っています。
こちらの紅葉もおすすめですよ。
<色づき始めた白骨温泉>
<乗鞍高原から白骨温泉に向かうスーパー林道から>
この週末は上高地の黄葉もきっと見頃になってくるはずですので、
「乗鞍高原」「白骨温泉」「上高地」、ついでに「平湯温泉」や「新穂高温泉」などもあわせて
『 紅葉狩りと温泉旅 』を計画されてはいかがでしょう?
【お知らせ】
訪日外国人の方々に国立公園を満喫してもらおう!というプロジェクトの一環で
中部山岳国立公園南部地域を紹介する英語版公式サイトができました。
乗鞍高原や白骨温泉も紹介されています。 ぜひご活用ください。
2018年10月16日深まる秋、万座の小景!
上信越高原国立公園 万座 小林 直樹
今年の秋は秋雨前線の影響で雨の日が非常に多かった万座ですが、
このところ雨はおさまってすっかり秋が深まり、朝晩は暖房器具が欠かせない日々に
なって参りました。
そんな中、現在は標高1,500前後の山間で紅葉が見頃となっており、徐々に
麓にも広がりつつあります。
今回は最近業務で巡視に行った山や湖沼の秋の身近な風景をダイジェストでお届けします。
【万座温泉 牛池】
標高1,800mを越える万座温泉は、早い時期に紅葉を迎えます。
木々の紅葉が鏡のような水面に映って幻想的な雰囲気です。
【湯ノ丸山~烏帽子岳】
湯ノ丸山や烏帽子岳は植物が豊富。真っ赤なナナカマドの実が冬を感じさせます。
運がよければオコジョも見ることができます。
【池の平湿原・見晴岳】
春夏は高山植物が咲き乱れる池の平湿原ですが、秋もまた違った味わいがあります。
ぜひ足下の秋にも注目してみてください。
見晴岳からは遠方に北アルプスの山々が望めます。
【浅間山(前掛山・湯の平)】
今年8月に浅間山の噴火警戒レベルが1に下がり、現在は前掛山まで登山が可能です。
前掛山から湯の平を見下ろすと、背の低いカラマツの森が黄金色に染まっています。
山肌のごつごつした岩や石とササ原やまばらな樹木が、北欧のような不思議な世界を醸し出します。
【秋のマルバダケブキ】
夏には大きな黄色い花をつけるマルバダケブキも、秋にはこんな姿になります。
【秋のニホンカモシカ】
若いニホンカモシカが登山道の上から登山者たちをじっと見つめていました。
いったいどんなことを考えているのでしょうか。
上信越高原国立公園には、地元の人々にとっては当たり前でも観光客にとっては驚くような
知られざる紅葉の名所がまだまだたくさんあります。
なぜか見るとほっとする秋の小景。
そんな日常の風景の一幕が、日々の暮らしのリズムや季節感を感じさせるのではないでしょうか?
ぜひ自分のお気に入りの紅葉スポットを探してみてください。
2018年10月16日雨飾山で携帯トイレの普及啓発を行いました。
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
10月12日(金)、小谷村の雨飾高原キャンプ場の登山口で
携帯トイレの普及啓発を行いました。
はじめは気合いを入れて屋外にブースを立てたのですが・・・
その後、雨風がでてきてしまい、屋内へ撤退。
こちらも雨宿りでしょうか?ヒメヤママユを沢山見かけました。
苦手な方も多いと思いますが、体も触覚ももっふもふ(゜▽゜)!!
今回は、錠剤タイプの携帯トイレ(ほっ!トイレ)を配布しました。
こちらは使用後、膨らんだジェルが肥料にもなる優れものです!
全国でここだけの"携帯トイレ自動販売機"で買えるのはこちらのタイプ。
匂いの漏れないチャック付きの外袋がセットなので、持ち歩く際に安心です♪
紅葉がちょうど見頃な雨飾山。リュックにひとつ携帯トイレを入れれば、ゆっくり安心して山を楽しむことができます♪
登山道には携帯トイレブースもあり、
登山口には携帯トイレ回収ボックスがあるので是非ご利用下さいね(^^♪
2018年10月15日今週末は、藤前干潟へGo!
国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵
皆さま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
<10月9日:飛島干潟 サギが飛び交う>
さっそくですが、皆さま、今週末は藤前干潟で過ごしてみませんか?
今週末の日曜日(10月21日)には、藤前干潟で干潟観察会が実施されます。
稲永ビジターセンターで開催されている干潟のごちそう展と連動した企画で、
昔から人は干潟の生きものたちを食べ物として利用してきました。
「潮干狩り」もその一つですよね。
干潟にいるシジミやアサリなどは、美味しくて私たちの生活を豊かにしてくれる食べ物です。
ごちそうとして見る干潟の生きもの、そんな視点で観察してみるのも、きっと面白いですよ。
また、観察会の中では、生きもののすごい能力についても知ることが出来るみたいですよ!
<10月9日:飛島干潟 たくさんのヤマトオサガニ>
<干潟観察会のイメージ写真>
今年はまだ干潟に入っていないよ、と言う方は、ぜひご参加ください。
冬になると藤前干潟では潮の引く時間帯が2回とも夜間にかかってしまうので、
観察会の実施は難しくなるのです。
そんなわけで、ラストチャンスと思っても良いかもしれません。
今日は少しお天気が悪いのですが、今週末あたりには天気も回復しそうですし、
申込はまだ間に合うそうです!
秋晴れの藤前干潟で、干潟の生きものたちを探してみましょう!
┏━┓
┃ ┃ 稲永ビジターセンター 干潟体験「干潟の生きもののすごいとこ!」
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日 時:平成30年10月21日(日) 10:00~12:00
場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-12)
定 員:20名
参加費:大人200円、子供100円、幼児無料
参加受付:10月7日から受付開始
問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)
2018年10月15日戸隠小学校6年生が中社でパンフレットを配布しました。
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
10月11日(木)、戸隠神社中社の広庭で
戸隠小学校の6年生が作成した"戸隠を紹介するパンフレット"を配布しました。
(パンフレットは、子どもパークレンジャー事業で作成しました。)
2年生は緊張しながらパンフレットを渡していましたが、
さすが6年生!駆け寄って積極的にパンフレットを渡していました(゜Д゜)!
さらに、バス停や駐車場のお客さんを逃すまいと出待ちをする子ども達も。
思わぬ出迎えに観光客の方の顔もほころびます。
途中でパンフレットが足りなくなり、校長先生が持ってきてくれました。
我先にと補充のため群がる6年生!いやーホントに気合いが凄い!
観光情報センターの中ではパンフレットの内容のプレゼンを行いました。
「よく調べたね~」と褒められて、ちょっと照れくさそう。
最後には1人1人が「未来の戸隠に残したいこと」を発表しました。
「自然」「竹細工」「涼しい気候」「伝統のお祭」などをあげている子ども達が多く、6年間でしっかり戸隠のことを学んできた様子がとっても伝わってきました。
プレゼンを聞いていたお客さんから、「君たちは将来戸隠にいたいの?」と聞かれ、「うん!ずっといたい!」と元気よく答えていたのが印象的です。
子ども達の思いを無駄にしないためにも、大人の私たちも頑張りたいですね!
今回配布したパンフレットは、戸隠中社の観光情報センターに置いています。
今後は、お土産屋さんやおそば屋さんの店頭にも置かせていただく予定です。
2018年10月12日白山国立公園 市ノ瀬で過ごす 秋のくつろぎ時間♪
白山国立公園 大石佳織
みなさん、こんにちは。 ドロノキという木は、8月頃から秋にかけて種子を綿毛で飛ばすのですが、綿毛が飛ぶ様子がとても幻想的です。もう綿毛のシーズンはほぼ終わりですが、まだ見られるかもしれません。お天気が良ければ空を見上げてみてくださいね。 (市ノ瀬に舞うドロノキの綿毛。雪が舞っているようにも見えます)
主 催 :白山自然保護官事務所 *********************************** |
2018年10月10日信州新町で外来生物についてお話させていただきました♪
妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子
10月10日(水)、長野市の信州新町へ行きました。
こちらはジンギスカンが有名。ゆるキャラも羊です。
今回は住民自治協議会の役員の方々に外来生物のお話をさせていただきました。
外来生物ってなに?どんなものがいるの?法律は?など
事例を交えながら話をさせていただきました。
実際に駆除活動をしたい、勉強会をしたい!
そんな場合はお気軽に戸隠自然保護官事務所にお電話下さい♪
こんにちは、立山管理官事務所の中山です。
10月21日に立山の初冠雪を記録し、翌22日にはかなり雪が解けていたものの白くなった浄土山を見ることができました。
これからますます寒くなり、雪が本格的に降り始めますので、防寒対策は万全にしてお出かけください。
また、事前に天気予報や最新情報をご確認ください。
ライブカメラで室堂や立山の様子を見ることができます。
インターネット自然研究所:http://www.sizenken.biodic.go.jp/view.php
さて、室堂では冬の準備が始まっています。
10月17日に「仮設野営場」の準備で、目印となる竹棒を設置しました。
11月下旬の室堂は非常に厳しい環境になり、雷鳥沢野営場にテントを設営することが危険なため、仮設野営場を開設する予定です。
詳細は後日お知らせします。
※お知らせ※
・代替歩道の橋3箇所は、10月26日(金)に撤去されます。撤去後は沢を渡渉することになるため、室堂・一ノ越~雷鳥沢間の移動は、山小屋がある石張りの歩道をご利用ください。
・雷鳥沢野営管理所は、10月29日(月)に閉鎖されます。閉鎖後もテントの設営は可能ですが、トイレ・水場の使用はできませんので、携帯トイレをお持ちください。