ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

上信越高原国立公園

84件の記事があります。

2016年06月17日須坂市にレンゲツツジの大群落があります

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。

志賀高原地区の担当範囲は、志賀高原のある山ノ内町だけでなく、その周辺の高山村、須坂市、木島平村、野沢温泉村、栄村も含みます。

今回は、須坂(すざか)市の話題です。


須坂市の「五味池破風高原(ごみいけはふうこうげん)」には「長野県最大規模のレンゲツツジの大群落」があり、見頃となっています。

五味池破風高原は広く、標高差があるため、標高の低い所のレンゲツツジの見頃が終わっても、標高の高い所は今から見頃を迎えるというように、鑑賞できる時期が長いのが特徴です。


<6月2日、標高の最も低い所にある大池で撮影>


<同じ日に撮影した、標高の高い所のレンゲツツジ群落。ほとんど花が咲いていないので、どこにレンゲツツジがあるのか写真では分からないかもしれません。花が咲くとどういう景色になるか楽しみです。

この写真の場所からは、天気の良い日は、北アルプス、北信五岳、善光寺平の素晴らしい眺望を得られます。>


なお、五味池破風高原への道路は山の中を通るカーブの多い道です。お気を付けてお出かけください。 

また、今年度から【環境保護協力金】として、土地所有者が1名200円(高校生以上)の協力をお願いしています。


■五味池破風高原の詳細は須坂市観光協会のページをご覧ください。

<http://www.suzaka-kankokyokai.jp/contents/midokoro/20.html>

<http://blog.suzaka.jp/kanko>

・最新情報(6月15日)では、標高的には中程度のところにある、あずまや・管理棟(つつじハウス)周辺は「見頃(満開・一部散り始め)、後1週間程度は楽しめそうです。」とのことです。



ページ先頭へ↑

2016年06月17日志賀高原には天然記念物のシナノキがあります

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。

志賀高原には長野県指定天然記念物「一の瀬のシナノキ」があります。

<現地の解説によると、地際から1.2m上の位置での幹回りは8m、樹高23m。樹齢は800年と推定される。シナノキとしては長野県一で、全国でも1位、2位の巨木。>


このシナノキを見るための遊歩道「しなの木コース」を5月20日に歩きました。白い花が目立ちました。

<ツバメオモト>


<コミヤマカタバミ>


<サンカヨウ>


しなの木コースは一の瀬を起終点に周遊できるようになっています。

<紫色の線が「しなの木コース」。紫色の●がしなの木の位置。しなの木コースの上の端点と下の端点の間は、せせらぎコースと呼ばれる、湿原を通る遊歩道を利用して周遊できます。1周の距離は約2km、所要時間は約60分です。>

(この図は国土地理院の地理院地図(標準地図)に、しなの木コースの路線としなの木の位置を追記して掲載したものです。)


志賀高原には、今回の「しなの木コース」のように、お散歩気分で歩くことできるような遊歩道や、自然を楽しむための遊歩道、そして本格的な登山道など、いろいろなコースがあります。このため、体力や興味、滞在時間に合わせてコースを選んで歩くことができます。

志賀高原は冬のスキーだけではありません。夏も志賀高原にお出かけください。



ページ先頭へ↑

2016年06月17日野生生物保護功労者表彰!おめでとうございます^^

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

国指定鳥獣保護区の管理(密猟防止のための巡視、利用者指導、鳥獣の生息状況調査、環境省直轄施設の管理)については、基本的に環境省職員が行っていますが、区域が広大であることなどから職員のみでは十分な管理が行えない現状があります。

そのため、鳥獣に詳しい地元住民の方に業務を委託し管理のお手伝いを頂いています。その名も"国指定鳥獣保護区管理員"!!

現在、国指定浅間鳥獣保護区においては4名の国指定鳥獣保護区管理員にご活動頂いています。毎月のご報告、ありがとうございます♪


この度、国指定浅間鳥獣保護区で国指定鳥獣保護区管理員としてご活動頂いている井出悦雄さんが"自然環境局長賞"を授賞されました!!

平成12年より環境省の国指定鳥獣保護区管理員として、長らく積極的にご活躍頂いたことが授賞の決め手でした。

常陸宮同妃両殿下ご臨席のもと執り行われた第70回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」(神奈川県小田原市にて開催)の表彰式には日程が合わなかったため、長野自然環境事務所にて、中山所長より表彰状と副賞を贈らせて頂きました。


以前のアクティブ・レンジャー日記で浅間鳥獣保護区の標識リニューアル工事についてお伝えしましたが、そのリニューアル工事を行う際に、地元住民の方へ鳥獣保護区について分かり易く丁寧に解説を行って頂いた事がとても印象に残っています。

私たち現地職員も、井出さんには粋の良い情報のご提供や整備手法についてのご助言などを頂き、とてもお世話になっています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします!!


最後に記念撮影。パシャッ☆

(左より:万座自然保護官 山根、長野自然環境事務所長 中山、井出悦雄さん、野生生物課係長 澤野)


井出さん、改めまして、おめでとうございます(o´∀`o)

ページ先頭へ↑

2016年06月09日Let'sパーティー!-"彩りの季節"到来-

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

関東甲信地方が梅雨入りしたとのことですね。

確かに、雨が降ることは無いながらも、スッキリしない天気が続いてはいました。

しかし、梅雨入りとは・・・なんだか、あっという間に春が通り過ぎた気がします。


さて、そのような状況はありますが、山々ではパーティーの準備が整いつつあるみたいです。ちょっと、パーティー会場を覗いてみましょう!

現在のパーティーの参加者についてご紹介いたします(´▽`)

【ミツバツチグリ】

葉が3枚あり、根が太く膨らむ形を栗にみたて呼ばれたそうです。

花も丸くクリッとした印象で、かわいいですよ^^


【ショウジョウバカマ】

花を能楽に登場する猿-猩々(しょうじょう)-の赤い顔に、葉を袴に見立て名付けられたそうです。

猿の顔・・・きっとモッサリしたお猿さんからイメージされたのではないでしょうか。


【ミツバオウレンの群落】


【ミツバオウレンのアップ】

葉が3枚あり、根っこは黄色く横に伸びて群落を形成する事から名付けられたそうです。

花に見える白い部分はガク片で、花弁は黄色い部分です。何とも不思議な花の付け方ですね。


【イワカガミ】

光沢のある丸い葉の様子から名付けられたそうです。

花が終わった後も、その葉の存在は目立つように感じます。群生していることも多いので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。


【ツバメオモト】

葉がオモトという植物に似ており、結実色が紫でツバメの頭に似ていることから名付けられたそうです。

白根山や浅間山はこれからが花のシーズンとなるそうですよ。


【シロバナエンレイソウ】

エンレイソウが薬草として利用されていて、深山に生え白い花を付けることから名付けられたそうです(通常のエンレイソウは褐色)。

すっと伸びた茎に、大きな葉っぱが3枚。そこにチョコンと乗ったお花がかわいらしいです。


どのお花も素敵な装いでしたねっ☆

これからより一層華やかな状況となる事でしょう。楽しみですね^^


なお、今年は例年よりも、お花の開花が全体的に早め傾向です(2週間程度)。

ただ、暖かな気候に誘われて花芽を開き始めたものの、ここ数日の寒さで霜が降り開花できず仕舞いだったものも目にしました。

これから気候の大きな変動がないことを祈りつつ、素敵な姿と彩りで楽しませてくれることを期待したいと思います(o´∀`o)


※名前の由来には諸説あります。今回、ご紹介させて頂くにあたり自然公園財団草津支部にご協力頂きました。ありがとうございました!!

ページ先頭へ↑

2016年05月27日自治体によるニホンジカ駆除の取組(※シカ解体画像あり)

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

以前のアクティブ・レンジャー日記(http://chubu.env.go.jp/blog/2016/02/post-166.html)でも取り上げましたが、ニホンジカの個体調整が急務となっています。

その反面、捕獲後の個体の処理が捕獲する上での問題のひとつとなっていました。


その問題解決のひとつの方法として、捕獲したニホンジカの肉を活用しようとする動きが小諸市であり、ようやくそれが形となりました!

そ・れ・は、捕獲したニホンジカの肉を加工するための施設の設置です!

地方創生先行型交付金を活用し、現在使用されていない施設を改築して設置されました。

先日、その完成したばかりの施設で関係者を招いての説明会が行われました。

【施設についての説明】


【捕獲個体を運搬するための冷凍車】


【捕獲されたニホンジカ】


【解体中】


今後、ここで処理されたシカ肉はペットフードに加工され、商品化される予定とのことです。

近々、一般向けに販売が行われるのではないかと思います。ニホンジカ駆除に一役買う取組として期待したいと思います。

ページ先頭へ↑

2016年05月25日大河ドラマのオープニング映像に国立公園の景色が使われています

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。


いわゆる大河ドラマのオープニング映像に担当地区内の景色が使われています。

最初のほうに出てくる、山城の中腹から2本の滝が流れ落ちている映像です。

2本の滝は長野県須坂市にある「米子大瀑布(よなこだいばくふ)」です。日本の滝百選に選ばれ、また、須坂市の指定文化財(種別は名勝)です。

<常時見えるのは権現滝(ごんげんだき:左)と不動滝(ふどうだき:右)の2本です。水が豊富な時期には不動滝の右側に3本目の滝(黒滝)が見えることがあります。山城は実際にはなく、合成したものです。>


米子大瀑布の詳細な情報は須坂市の次のページをご覧ください。

<http://www.city.suzaka.nagano.jp/enjoy/kankou/yonako/>


また、ほかにもオープニング映像に長野県にある国立公園の景色が使われています。

■妙高戸隠連山(みょうこうとがくしれんざん)国立公園の「鏡池(かがみいけ)」(長野市戸隠)は冒頭に使われています。

<戸隠連峰の山々が鏡池に写っています>


■同じく妙高戸隠連山国立公園の「戸隠神社奥社参道(とがくしじんじゃ おくしゃ さんどう)」も使われています。杉並木に六文銭ののぼり旗の映像です。これも合成で、実際には壁とのぼり旗はありません。

<この杉並木は数年前に鉄道会社のCMでも使われました。>

(上の2枚は妙高戸隠連山国立公園の長野県側を担当する戸隠自然保護官事務所から提供してもらいました)。


オープニング映像の撮影地は景色の素晴らしいところですが、国立公園には、このほかにも景色の素晴らしいところがたくさんあります。どうぞ上信越高原国立公園と妙高戸隠国立公園にお出かけください。

■上信越高原国立公園のページ

<https://www.env.go.jp/park/joshinetsu/>

■妙高戸隠連山国立公園のページ

<https://www.env.go.jp/park/myokotogakushi/index.html>

※国立公園のページは装いが一新されています。新しいページをどうぞご覧ください。


<お知らせ>

1.「登山計画書の提出が義務付けられます」

長野県は、長野県登山安全条例第20条第1項の規定により、遭難の発生のおそれが高いと認められる山岳の登山道を指定登山道として指定しました。平成28年7月1日より指定登山道を通行しようとするときは、登山計画書の提出が義務付けられます。指定登山道については長野県のページをご覧ください。

<http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/shiteitozando.html>


2.「山の日」

8月11日は国民の祝日「山の日」。今年が祝日になって最初の年です。中部山岳(ちゅうぶさんがく)国立公園の上高地(かみこうち:長野県松本市)で第1回山の日記念全国大会が開催されます。


3.「信州山の日」

7月第4日曜日(今年は7月24日)は「信州山の日」です。



ページ先頭へ↑

2016年04月04日平成28年度アクティブ・レンジャー国立公園写真展開催中!

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

桜の満開情報について、色々と情報が飛び交っていますね。

万座自然保護官事務所管内周辺では、梅が咲き始めました。

桜の木々も蕾がふっくらと色づきが増し、気持ちの良い気候に包まれています。


そんな素敵な気候に包まれながら、無事に新年度を迎えることができました。

今年初めのお仕事は、「平成28年度アクティブ・レンジャー国立公園写真展」の展示作業でした!!


どんっ。


どどんっ。

現在、草津町温泉図書館をお借りし、展示中です。

こちらの図書館は、草津町のバスターミナルの待合所に併設されており、乗車するバスを待ちながら利用も可能であるとのことです。


(バスターミナルにもちょこっと展示中)


国立公園の美しさはもちろん、そこで行われている取り組みなどなど・・・紹介していますので、足をお運びください♪

素敵な写真たちがお待ちしております☆

【図書館入り口】


場所など詳しくはこちらをご覧ください。

ページ先頭へ↑

2016年02月29日ニホンジカ被害対策に向けて~地域との協力~

上信越高原国立公園 万座 アクティブレンジャー 小林映絵

ニホンジカの食害などによる農林や生態系への被害が全国的に問題となっていますが、浅間山周辺も例外では無い状況です。

私自身、実際に現地調査を行っている時に、ニホンジカによるものと考えられる高山植物や樹皮の食べ跡などを目にすることが多くなってきたように感じます。


【角研ぎ跡】


【樹皮の剥被】


【高山植物の花芽の食跡】


このように樹皮を剥がれてしまった樹木は、再生することができず枯れていってしまいます。花芽を食べられてしまった高山植物は、種を付けられず命をつないでいくことができなくなってしまいます。


浅間山周辺は、上信越高原国立公園や国指定浅間鳥獣保護区に指定されており、その美しい自然には多様ないきものが生息しています。しかし、ニホンジカの急激な頭数増加と分布拡大により、そのような環境の維持が困難になりつつあります。その自然を守ろうと、浅間山周辺の各地域では様々な取り組みが行われています。


そこで、各地域の取組を情報共有し、今後のニホンジカ対策に生かすため、環境省長野自然環境事務所主催で情報交換会を開催しました!


【行政担当者による活動内容の発表(第1部)】


【市民団体による取組の発表(第2部)】


【会場の様子(第2部)】


この情報交換会では、行政や市民団体による浅間山麓での取組紹介が行われ、そこで行われている活動について知ることができました。また、森林や景観の保全、貴重な高山植物や高山蝶などのいきものの保護のために、ニホンジカ対策の必要性があることを共通認識として持つことができたのではないかと思います。


全国各地でニホンジカによる影響が問題となっています。捕獲数は伸びているものの依然としてニホンジカの個体数増加や分布拡大に歯止めがかかっていません。地球温暖化による冬の雪不足なども要因の一つとして考えられ、私たち人間のライフスタイルの変化も影響しているのかもしれません。現在の自然や景観を今後も残せるように、ニホンジカとも共存していける環境作りを行っていきたいと感じました


*ご協力のお願い*

環境省長野自然環境事務所では、ニホンジカ対策の一環として浅間山周辺のニホンジカ目撃等の情報収集を"いきものログ"を活用し行っています。情報がありましたら是非ご協力をお願いいたします。

いきものログHP

ページ先頭へ↑

2016年01月22日冬の自然に親しむ みなかみスノーシューフェスティバル

上信越高原国立公園 谷川 小竹俊平

1/18(月)、都心でも大雪で、みなかみも一気に積雪しました。

1/18朝、事務所のある上毛高原駅前の様子です。町内に除雪車が行き交っており、当然車はスタッドレスタイヤが必須です。

                                                  

さて大雪の直前であった1/16(土)、1/17(日)の二日間、例年より雪が少ない中、谷川岳エコツーリズム推進協議会、一般社団法人アウトドア連合会、みなかみ山岳ガイド協会が主催したみなかみスノーシューフェスティバルが開催されました。みなかみスノーシューフェスティバルとは、雪原をスノーシューで散策しながら冬の自然に親しんでもらうイベントで、1/16はみなかみ町の藤原地区、1/17には国立公園内である谷川岳の土合橋上流の湯檜曾川付近で開催されました。今回はイベント二日目の様子をお送りします。

谷川岳ドライブインでの開会式。子どもから大人まで40名以上の参加者が集まり、2015年のミス日本、「水の天使」柴田美奈さんもゲストでいらっしゃいました。

                                                                 

スノーシューとは、底に爪の付いた輪かんじきのようなもので、雪上を歩くときに足が埋もれにくく、堅い雪面でも滑りにくいです。スノーシューを持っていない方でもレンタルできました。                                   

                                                              

土合橋付近からスノーシューを履き、散策がスタート。アウトドアガイドさんが各班に付き、自然解説やスノーシュー歩行のサポートをしてくださいました。

                                                                

思い切って寝っ転がったり、雪の滑り台を滑るのも雪の楽しみですね。

                                                               

一ノ倉沢の岩壁が見える雪原で昼食です。ガイドさんがくれた暖かい紅茶が身に染みました。湯檜曾川の河原に雪が積もって広大な雪原になっており、雪の時期しか味わえない開放的な空間でした。

                                                               

みなかみスノーシューフェスティバルは、気軽に冬の自然を堪能できるイベントでした。冬山での行動は雪崩などの冬山特有のリスクに注意が必要ですが、地元を熟知したガイドさんのツアーに参加することで、より安全に冬山を楽しめると思います。「夏や秋の山には行くけれど、冬の雪山はちょっと...」と思う方や、冬の自然やアウトドアに興味のある方は、ガイド付きのツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

ページ先頭へ↑

2016年01月18日谷川岳冬の動物②

上信越高原国立公園 谷川 小竹俊平

こんにちは、冬の寒さが身にしみるみなかみです。1/13に谷川岳山麓部の巡視に行きました。

↑土合から谷川岳の中腹に伸びる舗装路(マイカーは入れません)の様子です(1/13)。

舗装路から湯檜曾川沿いにかけて3050cm位の積雪で、深いところでは1mを越えており、足が膝の上まで雪に埋まる所も多くありました。

 

さて、今回も前回に引き続き、冬の谷川岳で出会った生き物を紹介します。

↑沢の近くの雪の上を活発に動き回る虫を見つけました。調べてみると、名前はセッケイカワゲラといい、「雪虫」とも言われています。多くの生き物が活発になる春~秋は川底で休眠し、逆に多くの生き物が寝静まる冬になると川から地上に出てくるそうです。そんなセッケイカワゲラの、人間で言う「昼夜逆転の生活」ならぬ「夏冬逆転の生態」には、生物多様性を感じさせられました。

↑一方こちらは湯檜曾川の土合橋付近。川の音の合間に猫のような鳴き声が聞こえたので、目を凝らしてみると対岸にキツネ(ホンドギツネ)を見つけました。キツネが小走りで川沿いを上流に進んで行くので、慌ててこちらも追跡。12月にカモシカを見つけた場所の近くでなんとか追いついて撮影できました。ホンドギツネの繁殖期は12月から翌年の2月。聞こえた鳴き声は、親子で呼び合う声だったのかもしれないですね。

↑こちらは最初の写真で紹介した舗装路でのこと。帰り際に来た道を戻ってみると、雪の上にブナの実の皮や殻斗が散らばっていました(左写真の黒い粒)。最初に通った時は見なかったので、不思議に思っていると、「パリパリ、カチカチ」という音が上から聞こえました。見上げると、ヤマガラの群れがブナの枝に止まっていました(右写真)。どうやら彼らがブナの実を割って食べていたようです。ブナの実は去年の秋にたくさん落ちていましたが、まだ食べる分が木の上に残っていたのに驚きでした。

                                                     

冬は生き物が寝静まる季節と思っていましたが、意外に生き物を見つけられる季節だと思いました。冬山に入るときは、ちょっとした目に映る物、耳に入る音に気をつけてみてください。そこに生き物との出合いがあるかもしれません。

                                                      

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ