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アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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上信越高原国立公園

64件の記事があります。

2016年09月20日広がる取組の輪-学生ボランティアによる外来種防除作業-

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

この夏、自然公園財団草津支部のご指導の下、国士舘大学21世紀アジア学部の学生によるボランティア活動が草津町の『西の河原園地』を中心に行われました。

今回の主な活動内容は"外来種対策"でした。西の河原園地には特定外来生物に指定されている"オオハンゴンソウ"が繁茂しています。

【オオハンゴンソウ】


この場所では、6年ほど前から環境省と自然公園財団で主催する防除活動に関係各所にもご協力頂きながら取り組んでいますが、なかなかの長期戦となっています。

そのような中、学生によるおおよそ1ヶ月間のこの防除作業は、オオハンゴンソウの増殖を抑え、地域のあるべき姿の保全に一役買ったのではないかと感じています。

地味ですが、体力と精神力を要するこの作業。泥にまみれながらも一生懸命に活動へ取り組んでいた学生さんに感謝です!ありがとうございました!!


【引き抜き作業】


【乾燥作業】


ちなみに、この活動で防除されたオオハンゴンソウの最終駆除数は1,290kg!!

改めて、大量のオオハンゴンソウが生育していたのだと驚きました。


また、この活動の他に、高山植物の保護パトロール、地元の子どもたちを対象とした自然観察会の開催や利用者案内なども行ったそうです。

この経験が、活動に参加されたみなさんにとって、国立公園を始めとした地元地域の自然環境などについて考えるきっかけとなれば幸いです。


【西の河原園地に咲くノハラアザミを吸密するアサギマダラ】

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2016年08月12日今回のテーマは「水」、志賀高原でもJPRを開催しました

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。


志賀高原地区では7月31日に、子どもパークレンジャー(略称:JPR)の活動を行いました。

今回のテーマは「水」です。11名のJPRとともにスタートです。


<出発前に志賀高原に詳しいガイドさんから今日の行程を聞きます>


■きれいな「水」にすむ生き物

「せせらぎ遊歩道」という、せせらぎ程度の流れに沿った遊歩道を歩きます。探したいものは、きれいな水に住む生き物です。


<せせらぎに架けられた橋の上から、ガイドさんから注意を受けたとおり、そっと川を覗き込みます。ここでは目的の生き物を2匹見つけることが出来ました。>


場所を移動して、再び同じ生き物を探します。次の場所はスキー場を流れる水路。側面がコンクリートになっていて、建物が近くにあります。果たして、こんな場所にもいるのでしょうか?


<子供たちは川を覗き込んでいます。何かを見つけたのか、指さしている人もいます。>


<探していたのは「イワナ」。ヒレに白いラインが入っているのがイワナの仲間の特徴です。上の写真のようにたくさんの人が観察していても全く逃げません。ここは禁漁区。釣られないことを知っているのでしょうか。>


イワナを観察した後、旅館の建物やスキー場の近くを流れる川でもイワナがいる理由を志賀高原漁業協同組合の方からお聞きしました。簡潔にまとめると「地域の方の協力を得て、汚れた水を川に流さないようにしたため」とのことでした。協力していただくまでは、かなりの苦労があったとも話されていました。



■次は、山頂で「水」に関係のあるもの

イワナを観察した後は「焼額山(やけびたいやま)」の山頂を目指します。山頂で「水」に関係のあるものって何でしょう?

答えは下の写真。


<「水」に関係のあるものというより水そのものが焼額山山頂にあります。「稚児池(ちごいけ)」と呼ばれています。山頂なので、池の水は、雪溶け水か雨水がもとになっているはずですが、積雪が少なくても、日照りが続いても、満々と水をたたえているのだそうです。>


<稚児池の周りには湿地(湿原)が広がります。ガイドが湿地の特徴を説明する中で、「湿地のミイラ」の話がありました。学術的な説明とともにインパクトのある話題で興味を引き付け、湿地の特徴を印象付けようとしていたので、説明が心に残りました。>



これで「水」に関係するものの観察は終わり、後は麓へ下りるだけです。冬にはスキー場となる斜面に付けられた管理用道路を歩いて下ります。


<リフトの支柱とケーブルが、今歩いている地面よりも、あんなに高い所にある。いったいどのくらいの高さまで雪が積もるのでしょうね。>


そして、下りる途中、チョウを超たくさん見ることが出来ました。十数頭のチョウがとまっている場所では、歓声が上がりました。

<どのチョウも同じ種類の花にとまっています。左:ミドリヒョウモン、中:アサギマダラ、右:ヒメキマダラヒカゲ。>


<最後にまとめの会。さすがに「疲れた」という感想の子どもが多かったです。>


参加した11名のJPRには、夏休みの楽しい行事になったと思います。主催者としては、「上信越高原国立公園」、「志賀高原」という言葉も、この行事の思い出とともに心に残してもらえると、うれしいです。

お疲れ様でした。次は冬に会いましょう。


【第2回の予告】

第2回は平成29年2月5日(日曜日)に行います。場所は長野県高山村のYAMABOKUスキー場で、内容はスノーシューでスキー場周辺を歩き、地域の雪深さを体感します。テーマは同じく「水」ですが、冬なので水が変化した「雪」となります。

申し込みについては、改めてお知らせします。



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2016年08月04日平成27年度JPR活動新聞展示②

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

平成27年度JPR活動新聞を長野県小諸市にある「小諸高原美術館・白鳥映雪館」のロビーにて展示しています。


展示は8/3(水)~9/1(木)まで行っておりますので、ぜひ足をお運びください。


また、海野和男さんの昆虫写真展と第2回生きもの写真リトルリーグが8/69/4まで開催されているそうです。小中高生は無料で利用できるとのことですので併せてお楽しみください(写真展をご覧になる場合、大人の方は500円の料金がかかります)。


その他にもこの美術館は、富士見城跡を含んだ飯綱山公園内にあり、周辺散策を楽しむこともできます。壮観な光景が広がる場所に位置しており、気持ちの良いヒトトキを楽しめるのではないかと思いますよ(o´∀`o)


なお、9/3(土)~9/26(月)は東御市中央公民館2階のロビー(教育委員会横のスペース)にてJPR活動新聞を展示予定です。

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2016年08月03日第2回JPR開催報告

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

第2回目の子どもパークレンジャー(略称:JPR)は、17人の子どもたちと共に「高山蝶の保護」についてLet's learn

本日の講師は、子どもたちが次々見つけてくる昆虫の名前を言い当ててしまう"昆虫博士"こと群馬昆虫学会の久保さんと生田さんです。


長野県東御市の池の平湿原にて、実際に高山蝶を観察しながら、高山蝶について学びます。まず、調査地についてのルート確認。

これから歩くルートの把握はとっても大切!みんな真剣に耳を傾けていました。


お~っと!さっそく何かを発見との情報!!

なになになーに??


オレンジに黒い斑点のような模様の付いたチョウチョ "コヒョウモン"が出迎えてくれました。

幸先、良い感じ♪ちなみに、日本固有の蝶は約250種類いるとのこと。

今回は、その内の何種類が見られるかな^^楽しみだね。


子どもたちからは「チョウチョってヒラヒラ泳ぐみたいに飛んでいてかわいいね」といった意見も聞かれました。 "泳ぐみたい"との表現に、海の中にチョウチョが泳いでいる風景を思い浮かべ、ちょっと面白く不思議な感覚になりました。


その山の海の中には、チョウチョをはじめとした多くの昆虫を確認することが出来ました。

そんな中、「変わったチョウチョを発見!」との情報が!!

どれどれ・・・


本当だ!右側の羽が小さく縮れています。

久保さんにご確認いただいたところ "羽化不全"という状態で生まれてきてしまった個体だそうです。

羽化不全が発生してしまう原因として考えられることは、遺伝子の異常や栄養不足、その時の環境の影響など様々な要因があるそうです。

この個体の他にも、羽化不全の状態の甲虫も発見されました。今年の春先の気候変動が大きかったことが影響しているのでしょうか・・・。自然界で生きていくことの難しさを感じました。


道中に様々な生きものを見つけながら、ようやくチョウチョの群生地に到着!!

いた!いた!!ミヤマモンキチョウを発見です^^

到着時は日照が十分でなく、気温が低かったためチョウチョの動きが鈍く・・・

ちょっと離れたところに留まっているミヤマモンキチョウをみんなで観察。

そして、この周辺になぜ、ミヤマモンキチョウが多く生息しているのかみんなで考えました。実は、ミヤマモンキチョウの幼虫の食草であるクロマメノキの群落があるためなのです。生きていくための自然環境が整っているからこそ、そこに暮らし命を紡いでいけているんだなぁと感じました。


チョウチョの生息する環境には、多くの花々が咲いています。チョウチョが舞う様子もまたその景観に花を添え、より一層素敵な自然景観を演出しています。

しかし、近年の地球温暖化などによる生息環境の変化、愛好家や販売業者らによる卵や幼虫・成虫の捕獲などにより、個体数が減少している現状があります。

そこで、"あるべき自然"を守っていこうと、高山蝶の生息環境保全やパトロールなどの活動が地域主体となって日々行われています。


現地調査でミヤマモンキチョウをはじめとした様々なチョウチョや昆虫が暮らしている環境を確認した後は、鹿沢インフォメーションセンターに戻り、調査して分かった事や感じた事について、まとめ作業を行いました。

みんなどんなことを感じ・考えてくれたかな~o(^-^)o


いよいよ、発表です!

今回のJPR活動目的と実際に行った作業内容についてまとめられていました。


「ふだんはできない保存活動ができて楽しかった」「レンゲツツジの花を見るのは初めてだったのできれいだった」「もっとミヤマモンキチョウのえさが育つのをふやしてほしい」などの感想も発表してくれました。

JPRのみんなにまとめてもらった"活動新聞"については、今後様々な施設での展示を予定しています。

展示の際にはこのアクティブ・レンジャー日記でご連絡いたしますので、是非会場に足をお運びください^^


楽しい思い出になっていたら嬉しいな♪

2日間のJPR活動、お疲れさまでした(ノ´∀`)

最後にみんなで、はいポーズっ☆

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2016年07月15日第1回JPR開催報告

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

"地域の自然環境保全の取組とその重要性について知る"をテーマに、平成28年度は全2回開催で予定しています。


第1回目は「レンゲツツジの保全活動」について。

15名の子どもパークレンジャー(略称:JPR)と共に活動を行いました。


まずは、任命式。

やまレンジャーから、一人一人に任命手帳が渡されました!


「国立公園」についても学習しました。


任命手帳に早速メモメモ・・・


そして、いよいよ・・・レンゲツツジ群落のある湯の丸高原に到着!

レンゲツツジカラーのビブスが眩しいね(≧∀≦)


杉山さん(NN:おすぎ)から、「湯の丸レンゲツツジ群落」についてお話がありました。

ここが牧場だったなんてビックリだね!ただ現在は、畜産業の衰退などにより閉牧してしまっています。それ以降、人の手でこの自然景観を守っているんだって。

さて、どんなことをしているのだろう?実際にレンゲツツジ群落の保全活動を行っている"湯の丸レンゲツツジ保存会"の下谷会長(NN:ワイルド)にお話を頂きました。



湯の丸レンゲツツジ群落は、歴史的な状況が影響していたということ、この標高の高さにこんなにも多くのレンゲツツジが存在しているということは本当にすごいこと。パッと見ただけで約60万株も見ること出来るって言われているんだって!!

そんなレンゲツツジですが、環境の変化により数が少なくなってしまっているそう・・・。周辺樹木やササの成長により、レンゲツツジの日当たりが悪くなっていることが一つの原因であり、保全活動では支障木の伐採やササの刈り払いを行うことでレンゲツツジ群落を保全しているとのことでした。


さて、みんなも実際に保全活動を行ってみよう(ノ´∀`)


剪定ばさみで、レンゲツツジ周りのササをジョキジョキ・・・

ササに埋もれていたレンゲツツジがキレイに顔を出しました。

そして、それぞれが担当したレンゲツツジにネームプレートを取り付けました。


来年のレンゲツツジの開花、既に楽しみです♪


一日かけて、レンゲツツジ群落保全のための地域の取り組みを学び、実際に保全作業も行いました。みんな、自分の担当したレンゲツツジ周辺がキレイになっていく様子が楽しくて仕方なかったようです。私も何気にこの作業、好きです(*´ェ`*)


そして、今日学んだことや感じたことをやまレンジャーに報告しました。

「レンゲツツジの生態やレンゲツツジについて知ることが出来た」「レンゲツツジがスッキリさっぱりになり、うれしかった」「大変だったけど、みんなでしたから早く終わった」などといった感想がありました。

この湯の丸レンゲツツジ群落は、国立公園内に存在し、国の天然記念物にも指定されています。この景観の保全に関わったことに誇りと愛着を持ってもらえたらうれしいな^^


そうそう、作業を終えた帰りには牛の歓迎を受けました。この牛たち、観光のために夏の期間湯の丸高原で放牧されていますが、レンゲツツジ群落の保全にとっても心強い存在です。

一緒にレンゲツツジ群落守っていこうね!!


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2016年07月13日鹿沢万座パークボランティア養成研修会開催報告

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

先月の2526日の2日間に渡り、鹿沢万座パークボランティア(以下、鹿沢万座PV)の養成研修会を行いました。

養成研修会には8名の新規登録希望者の出席のほか、既存登録者の方にも多数ご参加頂きました。


☆1日目☆

午前の部は、吾妻広域消防嬬恋分署の職員の方の指導の下、救急救命についての研修を行いました。

人工呼吸や心臓マッサージ、AEDの使用と注意点などの救命法と、傷の手当てなどの応急処置について学びました。



私自身、何度かこの講習を受講しているのですが、順番が回ってきたときに手順に戸惑っている自分がいました。いざという時のために、スムーズな救命処置が出来るように体で覚えていきたいと感じました。


午後の部は、万座自然保護官事務所から、PV制度や自然公園法などについての説明を行いました。また、PVの会にご協力頂き、活動拠点となる鹿沢園地での実際の解説活動や注意点、PVの会の活動についてご説明頂きました。


【山根自然保護官から国立公園などの説明】


【鹿沢万座PVから園地と植物についての説明】



☆2日目☆

長野県東御市にある池の平湿原にてフィールド研修を行いました。

一般財団法人自然公園財団草津支部支部長の湯田氏を講師にお招きし、インタープリテーションについて学びました。


インタープリテーションを行うに当たっては、植物やその場所の歴史・特色の把握や、安全管理・配慮・判断が重要であるとの説明をいただきました。

特に、お客さんを連れて歩く場合、その人の体調把握やもしもの場合の応急処置がとても重要であるとのことでした。

また、研修中には思わぬ珍客も。ツキノワグマを見ることが出来ました。(写真に収めることが出来ず・・・><)遠くから個体を確認したため、恐怖よりも感動がありましたが、やはり危険要因には間違いありません。適切な対応方法についてシッカリと知識を身につける必要があると感じました。


新しく登録される方達の本格的な活動は8月頃からとなります。これからよろしくお願いします!!


【「雲上の丘」からの池の平湿原】

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2016年07月12日平成27年度JPR活動新聞展示①

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

現在、「嬬恋村観光案内所」の1階にて昨年度開催した子どもパークレンジャー(略称:JPR)活動新聞を掲示しています!!

昨年度のJPRは、野生鳥獣とその問題について知り、どのように向き合っていくかを子どもたちに考えてもらいました。




それぞれの班で考えた子どもたちの野生鳥獣と共存するための多様なアイデアには大いに関心されられます( ^-^)


玄関を入ってすぐのスペースをご提供頂いているので、立ち止まってじっくり見てくださる方も多いようです!!

この嬬恋村観光案内所は、JR「万座・鹿沢口駅」の傍にあります。

嬬恋村にお越しの際には、是非お立ち寄りください^^



なお、展示期間は7/28(木)までとなっております。

8月は小諸市にて展示を予定しています。

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2016年06月24日続ける事の大切さと広がる輪 ―自然環境功労者環境大臣表彰授賞―

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

今月上旬、湯の丸レンゲツツジ保存会の活動に参加してきました。

当日は、新宿御苑でボランティア活動をされている"グリーンアカデミークラブ"さんにもお越し頂き、共に活動をおこないました。

普段は違う場所で活動している2団体が、こういった活動を通じて交流できるというのはとても素敵なことだと思いました。



今回活動を行った、湯ノ丸山の裾野に広がる湯の丸高原には、一目60万株といわれるレンゲツツジ群落を見ることができます。

この群落が形成された背景には、明治から昭和にかけ、湯の丸牧場として家畜の放牧が行われていたという歴史的かつ人為的なものがあります。(詳しくは以前のアクティブ・レンジャー日記をご確認ください)。

現在でも観光を目的とした放牧は行われていますが、年々放牧頭数が減少傾向にあり、それに伴ってレンゲツツジ群落は縮小の危機にあります。

湯の丸高原のレンゲツツジ群落を維持していくためには、放牧される牛や我々人間の力が引き続き必要とされています。


レンゲツツジ保存会(会長:下谷博さん、事務局:嬬恋村教育委員会)は、平成12年に立ち上げられてから、支障木の伐採やササの刈り払い作業などのほか、湯の丸高原にレンゲツツジ群落を見に来られた方が歩きやすいように歩道を整備するなどの活動をボランティアで行って頂いています。また、地元の高校生も巻き込んでご活動いただき、自然環境保全についての地域への普及啓発に一役買っていただいています。

この度、これらの活動を讃え「自然環境功労者環境大臣表彰」の保全活動部門で表彰を行わせて頂きました。


【湯の丸レンゲツツジ保存会会長 下谷博さん】

長きにわたる保全活動、本当にありがとうございます!

湯の丸高原のレンゲツツジ群落は、万座自然保護官事務所管内における見どころのひとつとなっており、環境省も活動に参加させて頂いています。今回の授賞、自分のことのようにとても嬉しく思いました^^

-継続は力なり-  地道な活動ではありますが、絶えず活動が行われていることは地域にとっての宝であると感じています。今後も素敵な活動となりますよーに(´∀`)



6/21に撮影したレンゲツツジ♪)

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2016年06月24日やらねばならぬ!-外来種への取り組み-

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

万座自然保護官事務所管内で"フィーバー"発生中(゜Д゜)!!

突然の書き出しで"?"ですよね・・・失礼しました(汗)


一体、何がフィーバー中かと申しますと・・・"外来種フィーバー"なのです。

全国的に問題が深刻化している"外来種問題"。当所管内も例外ではなく、外来種が生息しています。

ですが、ただ黙って見ている訳ではございません!!「本来の自然景観を保全しよう!」といった思いから、当所管内でも様々な活動主体による外来種対策の取り組みが積極的に行われているんですよ^^そういった活動に、春からガッツリと参加してきました。


まず、鹿沢インフォメーションセンター運営協議会が主体となっている「ハルザキヤマガラシ」の駆除作業を皮切りに・・・

(湯の丸高原のレンゲツツジ群落と鹿沢高原の自然環境保全のため、鹿沢温泉から湯の丸高原を通る県道沿いで作業)


次に、嬬恋軽井沢自然倶楽部が主体となっている「オオキンケイギク」「オオハンゴンソウ」の駆除作業を・・・

(バラギ高原の自然環境保全のため、バラギ温泉湖畔の湯周辺で作業)


浅間・高峰観光協議会、白根山系の高山植物を護る会がそれぞれ主体となっているハルザキヤマガラシの駆除作業にも・・・

(高峰高原や浅間山の自然環境保全のため、小諸市市道「チェリーパークライン」沿いで作業)


(ラムサール条約登録湿地である芳ヶ平湿地群の自然環境保全のため、国道292号線沿いで作業)


このような取り組みは、地道な活動であり、「本当に意味があるの?」という意見も伺ったことがありますが、私は個人的に、成果は徐々に出てきているように感じています。

鹿沢で取り組んでいるハルザキヤマガラシの駆除については、少なくとも8年は続いており、取り組みが行われていない場所と比べると目の前に広がる景観の明らかな違いに気付かされます。


外来種問題には、輸入・輸出、旅行による移動など、私たちヒトの営みが起因しています。そして、これらの保全活動も、ヒトとして外来種問題に向き合うひとつの営みであると思います!今後も頑張って取り組みを行っていきたいです。


ここで、駆除した外来種の特徴について、写真で簡単にご紹介~。

【ハルザキヤマガラシ】(総合対策外来生物)

菜の花に似ていますが、花芽が小さく葉にテカリがあるのが特徴です。

繁殖力が強く、在来種を駆逐します。


【オオキンケイギク】(特定外来生物)

コスモスに似ていますが、花びらの先端に切れ込みがあり、葉の両面に荒い毛があることが特徴です。

繁殖力が強いため、在来種を駆逐します。


【オオハンゴンソウ】(特定外来生物)

ヨモギに似た葉で、裏に荒い毛があります。また、黄緑色の大きな花が特徴です。

繁殖力が強く、「アレロパシー」という物質を根から出し在来種を駆逐します。


※もともとその地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域から入ってきた生物(動物及び植物)を"外来種"と呼びます。

環境省では、外来生物法において日本国外から来た外来種のうち、地域の自然環境だけでなく人や農林水産業に被害を及ぼすものを"特定外来生物"に指定し、飼育・運搬などの規制や防除の対策を行っています。(詳しくは環境省HP「ニホンの外来種対策」をご確認ください。)


ーお願いー

特定外来生物の防除は哺乳類と鳥類を除き誰でも行うことができますが、生きたまま他の場所に運ぶことは法律で規制されています。特定外来生物を見かけた場合は、まず行政機関にご相談ください。

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2016年06月17日水の色は何色?

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。


志賀高原の池で、面積の最も広い池は「大沼池」(おおぬまいけ)です。この池は水の色が素敵です。6月1日の水の色はコバルトブルーでした。

<水の色には関係ありませんが、ここはヤッホーポイントです。やまびこが返ってきます。大きな声を出すのは勇気がいりますが、ぜひやってみてください。>


池を見る場所や光の当たり方によっても水の色が違って見えます。



今回、素敵な色の湖面を見ることが出来ましたが、エメラルドグリーンに見えることもあるそうです。


<大沼池は、池の向こうに見える志賀山の噴火によりせき止められてできた池です。高校生が池めぐりコースを歩いてきて、大沼池のほとりで昼食を食べ始めるところでした。>



さて今回、私は、大沼池入口バス停から未舗装の林道を約1時間歩いて大沼池畔に着き、そこからレストハウス(休憩所)までほぼ平坦な山道を約15分歩きました。大沼池入口バス停の標高は約1,560m、大沼池の標高は約1,720mです。


高校生が歩いてきた「池めぐりコースは」、大沼池を通るコースの一つで、志賀高原を代表するトレッキングコースと言われています。硯川から大沼池入口までは約10km、所要時間は約3時間30分です。

なお、池めぐりコースで現在使用可能なトイレは「硯川」、「大沼池」、「大沼池入口バス停」にあります。「四十八池湿原」のトイレは冬季閉鎖中(10月下旬から6月下旬)です。ご不便をおかけしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。



志賀高原でも植物の開花が例年より早く進んでいるようです。グリーンシーズンも志賀高原へお出かけください。


<お知らせ>

1「登山計画書の提出が義務付けられます」

長野県は、長野県登山安全条例第20条第1項の規定により、遭難の発生のおそれが高いと認められる山岳の登山道を指定登山道として指定しました。平成28年7月1日より指定登山道を通行しようとするときは、登山計画書の提出が義務付けられます。指定登山道については長野県のページをご覧ください。

<http://www.pref.nagano.lg.jp/kankoki/tozanjorei/shiteitozando.html>


2「8月11日は国民の祝日 山の日」

今年が祝日になって最初の年です。中部山岳(ちゅうぶさんがく)国立公園の上高地(かみこうち:長野県松本市)で第1回山の日記念全国大会が開催されます。


3「7月第4日曜日(今年は7月24日)は 信州山の日」



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