ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26)

49件の記事があります。

2012年02月28日冬も戸隠を楽しもう!

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美


今日は、今週末開催予定の、雪上観察会の下見を行いました。
素晴らしい晴天のもと、関係者・総勢12名が参加しました。

積もった雪の上を歩くための道具・・・というと、皆さんは何を
思い浮かべるでしょうか?

今日は、クロスカントリーという細い板のスキーを使いました。
初めて乗ると、不安定でおっかなびっくり・・・ですが、
コツを掴めば、すいすいと進むので快適です。

最近は、スノーシューという西洋かんじきが人気です。
幅が広くて、多少深い雪でも沈まずに歩くことが出来ます。
他にも、山用のスキーや、テレマークスキー、また、
日本古来の輪かんじき(ワカン)なども便利な雪国の道具です。

今日は、クロスカントリー班とスノーシュー班に分かれて
戸隠の奥社参道や、鏡池の辺りを歩いてきました。


<クロスカントリー班。雪の上をすいすいすいーっ。>


春を感じさせる暖かい日差しに、動物たちも活発に活動していた
ようで、かわいい足跡がたくさん観察出来ました。
足跡の様子から、
「これは何の動物?どこに移動して何をしていたのか・・・」
と、皆で推測を巡らすのも楽しいものです。
途中、元気なサル軍団にも遭遇しました。



<かわいい小さい足跡は・・・ヒメネズミ。>


鏡池まで行くと、戸隠連峰がこんなに素晴らしく見えました!


<戸隠連峰がどーんと見えます!絶景を前にたたずむ丸之内保護官。>


これから気温が上がると、みるみるうちに雪は減ってしまいます。
春が待ち遠しくもあるけれど、もう少し冬を楽しみたい・・・
そんな気分になった一日でした。

※冬期は、公衆トイレ等も閉鎖されている場所が多いです。
ハイキングなどを楽しむ際は、事前の下調べを十分に、
余裕を持った行程でお出かけください。


ページ先頭へ↑

2012年02月06日環境省・長野自然環境事務所のご紹介&アクティブ・レンジャー写真展

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

2月7日(火)から17日(金)まで、長野県庁で企画展を行います。

☆「環境省・長野自然環境事務所と国立公園のご紹介」
☆「アクティブ・レンジャー国立公園写真展」
・期間:2月7日(火)~17日(金)(※平日のみ)
・時間:8時30分~17時15分(※最終日~15時まで)
・場所:長野県庁本館・一階ロビー


<会場は、長野県庁正面玄関を入ってすぐです>


意外と知られていない(?)私たちの仕事内容や、
管内の国立公園の紹介などを行っています。
また、長野県が取り組んでいる自然保護活動についての
パンフレットなども設置してありますので、是非
お手にとってご覧ください。

会場では、私たちアクティブ・レンジャーたちが
日々の業務の中で撮影した写真も展示しています。
国立公園のいろいろな表情をお楽しみください。


<国立公園の魅力がいっぱいです>


・・・   ・・・   ・・・   ・・・

今日の午前中は展示のために、会場で準備作業を行いました。
普段からお世話になっている長野県・自然保護課の皆さんの
ご協力をいただきながら、着々と作業は進みました。


<皆様、御協力ありがとうございました!>

ちなみに展示に使用している木製のパネルは、
長野県産材を使ったものだそうです。
ぬくもりのある木の風合いが、私たちの撮影した写真を
引き立ててくれるように感じました。

長野県庁の開庁時間内はご自由にご覧いただけますので、
お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。


ページ先頭へ↑

2012年01月16日長野県 スキー発祥100周年!

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

上信越高原国立公園が位置する長野県には、数多くのスキー場があり、毎年全国から数多くの利用者の方が訪れます。
(都道府県別では、北海道に次いで全国2位の数です。)
環境省が管理・巡視を行う国立公園内に位置するスキー場も多数存在します。

先日は、私の担当管内にある戸隠スキー場で行われた「スキー場安全対策パトロール」に参加してきました。
これは、県の長野地方事務所・商工観光課が毎年行っているもので、各関係行政機関の担当者が出席します。実際にスキー場施設内を見て回り、安全管理等に問題が無いか点検するとともに、各々の立場から改善提案等を行うものです。


【総勢10名が集まりました】

当日は、長野県、市役所、警察署、林野庁及び環境省の担当者が集まり、まずスキー場事業者から安全対策の説明を受けました。

その後、休憩施設や駐車場等を点検する施設班とゲレンデ班の2班に分かれて実際に点検を行います。
私はゲレンデ班に加わり、ゲレンデの整備や案内板・危険箇所への対処が適正に行われているか、また、各リフト等において緊急時の対策等が具体的に取られているかの確認を行いました。



【注意喚起の看板について説明】


スキー場の関係者からは、昨年の震災を受けて、大災害への備え等についての対策がどのようにとられているかの説明もありました。リフトに乗れば、手軽に冬の大自然を楽しむことの出来るスキー場ですが、スキー場で働く皆さんのご苦労があってこそ安全に楽しめるのですね。
また、昨今スキー人口が減少する中、多くの方々が県内のスキー場に足を運んでくださるように、いかに努力されているか、スキー場や県の担当者からのお話を伺うことも出来ました。
 小雪が降る中でのパトロールでしたが、ちょうど終わる頃には雲が晴れ、ゲレンデからは雄大な戸隠連峰を望むことが出来ました。


【雲に隠れていた戸隠連峰が顔を出しました】

 今年は長野県にスキーが伝わってちょうど100年。各地で様々なキャンペーンなども行われています。
ゲレンデが初めての方も、久しぶりの方も、そしていつも出かけている方も、是非白銀の世界に飛び出してみてはいかがでしょうか。

<長野県スキー場総合ポータルサイト→http://www.snowlove.net/ >
※長野県庁のホームページからもアクセスできます。

<長野地方事務所から、旬な情報をお届け!
 ほっとスタッフブログながの→http://nagachi.nagano-ken.jp/>


ページ先頭へ↑

2011年11月25日本格的な冬山シーズン到来です

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

早いもので、今年も残すところ1ヶ月となりました。
上信越の山々も、日増しに山裾近くまで白くなっていくのがわかります。

この時期私たち職員は、冬に向けた準備作業に取りかかっています。
機器や看板の撤去作業、来シーズンに向けた歩道のメンテナンス作業など、
天気予報とにらめっこしながら予定を組んでいます。

先日は、根子岳の登山道に設置している看板の越冬準備を行いました。

登山口では、晩秋の陽気とも思われましたが・・・
見上げる山々はうっすら白くなっています。



<幸い良いお天気でした。>

標高を上げるにつれ、冷たい風が吹き付けて顔が痛いほどです。
歩きなれた登山道も、雪が積もって滑りやすくなっており、
注意が必要です。



<途中、樹氷がきらめいていました>

雪や風で盤面が飛ばされたり痛んだりしないように、
レンジャーとともに固定作業を行いました。



<無事に冬が越せますように!>

越冬準備作業が一段落すると、本格的な冬が訪れます。

最近は、登山ブームの影響か、冬山にも多くの登山者や
スキーヤー・スノーボーダーが訪れます。
中には、ゴミを放置したり、植物の出ている箇所をかまわず
スキーで踏みつける利用者も見受けられます。

これからも、この美しい自然がいつまでも続くよう、
ルールやマナーをしっかり守って、冬山を楽しみましょう。


ページ先頭へ↑

2011年10月13日長野県自然保護レンジャーとの合同巡視

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

ここ長野では、日ごとに秋が深まっています。
里でも、ちらほらと木々が色づいてきました。

先日は爽やかな空気の中、長野県自然保護レンジャーの皆さんと、
戸隠の遊歩道における合同巡視を行いました。

『長野県自然保護レンジャー』は、長野県の美しく豊かな
自然環境を保全し後世に伝えていくために活動をされている、
県から委嘱を受けたボランティアの皆さんです。


<総勢8名で巡視を行いました>

今回巡視を行ったのは『戸隠古道』と呼ばれる歩道の一部です。
『戸隠古道』とは、善光寺から戸隠神社奥社を結ぶ道で、
古来より多くの人々がここを通って参拝に訪れました。
今も、ハイキングなどで訪れる方に人気のあるコースです。

途中、清掃作業を行いながら、歩道の危険個所の有無や
看板の点検などを実施しました。

途中、面白いものが見つかると、自然観察タイムです。
写真は、セミの抜け殻なのですが…


<小さいセミと大きなセミ、同じ木で羽化したようです>

同じ木の同じような高さについていたのですが、
抜け殻の大きさが全然違います。
「なんの種類だろう…」とじーっと見ていると。

ある自然保護レンジャーさんが、すかさず『セミの見分け方』の
資料を出してくださいました!(さすが!!)
調べてみると…
小さい方が『ハルゼミ』、大きい方が『エゾゼミ』でした。

他にも、イノシシの出没跡や、色々な種類の木の実・カエル、
野鳥などを観察することが出来ました。


<上:昔の道しるべ、今の道標>
<下:左・小さな秋みぃつけた!
   右・フユノハナワラビ>

ここ戸隠も、長い冬が来るまでにはもう少し時間があります。
気候の良い今の時期は、じっくりと自然観察をするのにもうってつけ。
図鑑を片手にゆっくりと歩いてみてはいかがでしょうか。

ページ先頭へ↑

2011年08月19日根子岳は初秋の風情。

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

昨日、菅平・根子岳の登山道調査に行ってきました。
暦の上では秋、山もそろそろ初秋の風情です。
まだまだ暑いとはいえ、時折秋らしい風を感じます。

さて、私たち職員が調査等で現地に出る際には、
同時に簡単な作業を行うこともあります。


<所長も一緒に作業中!>

写真は、環境省が整備を行った横断溝(登山道を流れる水を
横に逃がす機能)に溜まった石等の除去を行っているところです。
他にも、ゴミ拾い等はもちろん、浮石の除去や簡単な登山道の補修等…。
今回通った登山道は荒れている箇所もなく、作業も軽微なものでした。
普段、維持管理作業を行ってくださっている地元の方々に感謝です。

さて、以前の記事でもご紹介しましたが、根子岳は「花の山」としても
とても人気があります。
その中で、根子岳を代表する花とされているのが「ウメバチソウ」。
そろそろ、登山道の脇にもかわいい花を咲かせ始めています。


<ウメバチソウのかわいい花。
その名のごとく、梅みたいな形ですね。>


可愛らしいこの花、実は非常に賢いのです。
開花後は、5本ある雄しべを1日1本ずつ立ちあげていきます。
雄しべが全て立ち上がったら、真ん中の雌しべが伸びるのです。
こうやって、自家受粉を防いでいるわけです。

他にも、マツムシソウ、ヤナギラン、ツリガネニンジン等が
可憐な花を咲かせています。
この季節、花から花へと舞う虫たちもにぎやかです。


<チョウの種類も多種多様、ヒカゲチョウや
セセリの仲間が色々見られます。>

秋の花と涼風を楽しみに、ぜひ菅平高原にお越しください。



ページ先頭へ↑

2011年07月11日雨飾山にも夏が来ました。

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

7月10日、長野県小谷村にある雨飾高原・夏山安全祈願祭に
出席しました。

ここ雨飾高原には、いわゆる百名山のひとつに数えられる
雨飾山(あまかざりやま)があります。
山麓には素晴らしい広葉樹林が広がり、これからの夏山シーズン、
そして紅葉の時期と、多くの登山者でにぎわいます。
安全祈願祭は、この地域を訪れる登山者の無事を願って、
毎年地元関係者で行われているものです。

ちょうど前日には、甲信越地方の梅雨明けが発表されました。
夏の始まりにふさわしいすがすがしい青空のもと、
神事がおごそかに進められました。

祈願祭の後は、その雨飾山を望むことのできる大渚山(おおなぎやま)への
記念登山も開催されました。
登る途中、雲間から雨飾山が顔を出すと、思わず歓声が。



【右奥に見えるのが、名峰・雨飾山です】


さて、山と並んで雨飾高原で人気のスポットがこちら。

鎌池という自然池です。
ブナやミズナラ、トチ等に囲まれており、すぐ近くまで車で来れることも
手伝って、観光客やカメラマンにも非常に人気があります。



【緑を写す湖面は、秋になると鮮やかな紅葉が一面に。】


深い森に囲まれた神秘的なこの池には、伴侶を亡くした
大蛇の涙が池となった…という、ちょっと悲しい民話が残されています。


さて、この池は多くの命を育む場所でもあります。
初夏によく、「コロ、コロ、コロ…」というかわいい鳴き声を
聞かせてくれるのがモリアオガエル。
水辺の木の上に、白い泡が集まったボールのような卵塊を産むことで
知られています。

今年は少し遅めでしたが、例年通りモリアオガエルの卵塊を
確認することが出来ました。
この池のほとりの写真、卵塊がいくつ見つけられますか?





正解は・・・
全部で7つも!!



【モリアオガエルの、子育て人気スポットのようです。】

この、モリアオガエル、漢字では【森青蛙】。
ちなみに英語では【Forest Green Tree Flog】といいます。
豊かな森があってこそ、のカエルなのです。

標高の高い鎌池は、涼を求めてのハイキングにも最適。
近くにはキャンプ場もあります。
里から離れたキャンプ場から見る星空も、とても素晴らしいですよ。
この夏、上信越高原国立公園の大自然を味わいに、
皆さまで是非お越しください。

ページ先頭へ↑

2011年06月29日花の山、根子岳

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

まだ6月なのに、各地で真夏のような気温を記録していますね。
しかし、私の担当する菅平地域は標高が高く、夏もクーラー要らずの
爽やかな気候です。

さて、菅平高原にはシンボル的な山が二つあります。
ひとつは、いわゆる百名山で有名な「四阿山(あずまやさん)」。
そして、もうひとつの「根子岳(ねこだけ)」は「花の百名山」として
人気があります。
春から秋にかけて、いろいろな花々が登山道を彩り、
登山者の目を楽しませてくれます。

先日、この根子岳山腹で植生調査を行いました。
藪をこぎつつ、登っていくと、目の前に広がったのは…



<レンゲツツジの赤いじゅうたん!>

レンゲツツジの大群落。
樹林の中で鮮やかに咲き誇っていて、それはそれは見事。
里ではもう散ってしまいましたが、山はさすがに涼しいようです。

レンゲツツジの燃えるような赤に対比して、登山道沿いには
様々な白い花も咲いています。




<上左:アマドコロ、上右:ツマトリソウ、
下左:コケモモ、下右:アズキナシ>


こちらは、クロマメノキの花。
希少な高山蝶・ミヤマモンキチョウの食草です。


<かわいい白い花の後には、紫色の実がなります。>


ちなみに、花の百名山・根子岳を代表する花は「ウメバチソウ」。
こちらは夏から秋にかけて白い可憐な花をつけます。
また、秋にでも紹介したいと思います。

今回の調査では、改めて植生豊かな根子岳を再確認することが出来ました。

これからの季節は、マルバダケブキやマツムシソウ、ハナイカリなどの、
多種多様な夏の花が楽しめます。

避暑とお花見ハイキングを兼ねて、菅平高原に足を伸ばしてみてくださいね。
※根子岳には水場がありません。
 入山の際には、十分な飲み物をお持ちください。



ページ先頭へ↑

2011年05月23日『戸隠自然観察ウォーク』を開催!

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

各地で今年一番の暑さを記録した土曜日。
当事務所では、春のイベント
『戸隠自然観察ウォーク~戸隠の小さな侵入者たち~』
を開催しました。

前半は、「戸隠地質化石博物館」から講師をお招きしての自然観察会です。
暑いほどの陽気の中、春の植物を観察しながらウォーキング。
何気なく見ている可憐な花たちが、生き残りのために、
長い長い歴史の中でどのように進化してきたか…
中には『人間顔負け!?』といった技を持っているものも。

また、この地域の火山活動や地形の成り立ちに関する、
興味深い解説もいただきました。
『戸隠山をはじめとするこのあたり一帯が、なんと昔は「海」だった!』
など、目からうろこのお話もあり講師の話に、皆さんも興味津々。
メモをとったり質問したりと、積極的に参加していました。



<見慣れた風景や花の秘密に迫る。知ることは楽しい!>

そして後半は、私たち環境省スタッフが、
国立公園の概要と、外来生物の問題について解説を行いました。

身近なところにいかに外来生物が多いかということ、
外来生物の問題はそもそも人間の活動によって引き起こされていること、
それらは、もはや世界規模の問題であることなど…
聞いてくださっている皆さんの、真剣なまなざしが印象的でした。

その後は、いよいよ『ハルザキヤマガラシ』の除去作業を体験です!


<力を合わせて作業中です。>


移植ゴテ片手に、「あっちにも!…こっちにも!!」
汗をかきつつ、一所懸命に作業をしていただきました。

皆さんの汗の結晶がこちら!!



<みんなで力を合わせれば…この通り!!>

たくさんのハルザキヤマガラシを退治(?)することが出来ました。
暑い中参加いただいた皆様、ありがとうございました!!

環境問題を考えるとき、私たち一人一人の力は本当に小さいです。
しかし、その力を合わせると、いずれは大きな大きな力になる…!!
そんなことを実感できた1日でした。



ページ先頭へ↑

2011年05月16日ウォーキングイベントを開催します!

上信越高原国立公園 戸隠(~2015.3.26) アクティブレンジャー 赤梅 琴美

戸隠自然保護官事務所よりお知らせです。

来る5月21日土曜日(午前中)、戸隠高原で、
ウォーキングイベントを開催します。




 ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆

『戸隠自然観察ウォーク~戸隠の小さな侵入者たち~』

このイベントでは、主に春の植物を観察しながらウォーキングを行い、
身近な外来生物について学びます。
そして、参加者の皆さまにも実際に、外来生物の一種、
「ハルザキヤマガラシ」の除去作業を行っていただく時間を
設けています。

春うららかな戸隠高原で、春の植物について学ぶとともに、
身近にある環境問題について考えてみませんか?
詳しくは、戸隠自然保護官事務所(℡026-254-3060)まで
お気軽にお問い合わせください。
※お申し込みは5月18日(木)~17時まで受付ております。

たくさんの皆様のご参加をお待ちしております。

 ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆ … ☆


ところで昨日は、このイベントの講師である
地元・戸隠地質化石博物館のお二人と、コースの下見
に行って来ました。

今が花盛りの春の植物も、たくさん目にすることができ、
週末への期待も高まりました。

コースからは、このように戸隠連峰が間近に見えます。
すっかり雪も溶けて、春爛漫といったところ。
(小さな写真は約1か月前。まだまだ真っ白でした。)


<1か月で、すっかり雪も解けました>


そして、周辺地域においてイベントの悪役?となる、
外来種・ハルザキヤマガラシの除去作業も行いました。


<タイヤや靴の裏にくっついて運ばれることも多く、
道路際に目立ちます>

固有種(もともとその土地にいる生物)を脅かす外来種について、
その多くは繁殖力の強さが問題となっています。

ハルザキヤマガラシもそんな外来種のひとつ。
花を咲かせたその後は…、一株でなんと
4万~10数万もの種を結ぶと言われています。
これ以上増やさないためにも、継続した地道な除去作業が重要です。

みなさんの身近にもきっとある、外来種の問題。
自然豊かで美しい日本を次の世代につなぐために、
出来ることから始めていきましょう。


☆外来種って?外来生物って??
→→→是非、こちらへどうぞ!(環境省の外来種関連ページ)
http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/index.html


ページ先頭へ↑

ページ先頭へ