ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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中部山岳国立公園

317件の記事があります。

2018年06月07日*オオハンゴンソウ除去作業@乗鞍高原*

中部山岳国立公園 丸山由起子

6月5日は「乗鞍高原を美しくする会」のメンバーさんたちと一緒に、乗鞍観光センター近くの

ワサビ沢沿いに群生しているオオハンゴンソウの除去作業を行いました。

 

作業前写真です。

花が咲く前なのでわかりにくいですが、河原にはオオハンゴンソウ群落が「我が世の春」とばかりに

全盛を極めていました。。。。

赤く囲った中の草は、ほぼすべてがオオハンゴンソウではないか!というような勢い。

印はつけていませんが、立っている人の後ろの背の高い草の中にもうじゃうじゃなんです。

 

手で引っ張っただけでは根まで抜けず、株が大きいため根こそぎ取ろうとするとスコップや

鍬(クワ)でグイッと深くまでほじってやらないといけません。

結構な力仕事。

 

まったくうれしくないですが、、、オオハンゴンソウの大収穫祭。

 

まだ開花前で種子もできていませんので、根っこ部分だけを切り取って処分します。

 

こちらは除去作業後の同じ場所の写真です。

作業前写真とは生えている草の量が全然違っているのが一目瞭然ですよね。

これだけオオハンゴンソウが繁茂していました。

 

「乗鞍高原を美しくする会」は、乗鞍高原の環境保全のための活動をしている団体で、地元住民の方々で

構成されています。 昭和60年から美化清掃や外来植物除去等の活動を熱心にされてきて、今年度は

「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰もされました。

 

こうした地元の方々の地道な活動のおかげで国立公園の自然が守られています。

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2018年06月05日イベントに参加しました☆

中部山岳国立公園 佐藤怜子

今日は6月2日(土)3日(日)のイベント参加の様子をお伝えします。

参加したイベントは、「ランドネピクニック2018in松本」。会場は、あがたの森公園でした。

松本市などの行政ブースもいくつか出展しており、我々も"環境省中部山岳国立公園管理事務所"のブースを出展しました!

【ブース全体図】手前の白いテントから奥の青いテント2つ目まで!!

広いスペースを貸していただいたおかげで充実した展示をすることができました。

【体験コーナー:いきもの塗り絵】好きな塗り絵を選べます。

【体験コーナー:いきもの塗り絵】常に、にぎわっていました!

小さいお子さんはもちろん、大人の方も楽しんでいらっしゃいました(^^)

【剥製コーナー:マガモ&オシドリ】じっくり眺めている親子。展示者としては嬉しい限り!

みなさんは、カモやオシドリの雄雌を見分けることができますか?!

【剥製コーナー:ツキノワグマ】大人気!さわれる剥製です。

実際に触ってみることで、毛の質感や爪や足裏の様子を体験的に知ることができます。

ツキノワを見つけようと下からのぞき込む子たち。こうやって自分で見つけ出したツキノワを、きっと忘れることはないでしょう。

【パネル&写真展示コーナー】PRパネルと選りすぐりの風景写真を展示しました。

こちらもじっくり見て下さる方がいて、展示者としては嬉しい限り!!

今後も、より多くの方々に国立公園や野生動植物、環境省の取り組みについて興味・関心を持っていただくために、各種イベントでブース出展をいたします。皆様ぜひお越し下さい☆

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2018年06月04日*乗鞍高原のレンゲツツジ、お見逃しなく!*

中部山岳国立公園 丸山由起子

乗鞍からこんにちは。

 
乗鞍高原一の瀬園地のレンゲツツジがいよいよ見頃になってきましたよ!

(6月4日撮影)

 

 
どじょう池にお花畑になっているミツガシワもまだまだ楽しめます♪

(6月4日撮影)

 

乗鞍高原のレンゲツツジ、どうぞお見逃しなく!

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2018年06月01日アクティブ・レンジャー国立公園写真展in立山

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

今年もアクティブ・レンジャー国立公園写真展を開催しています。

昨年度長野自然環境事務所管内に所属していたアクティブ・レンジャーが撮影した写真を展示しています。

国立公園の景色や生息する生き物たち、私たちの業務を紹介します。

ぜひゆっくりとご覧ください。

◇平成30年度環境省アクティブ・レンジャー国立公園写真展in立山◇

日時:平成3061日(金)~630日(土) 8:3017:00

場所:立山自然保護センター 階段踊り場(期間中無休)

入館料:無料

【展示作業中】

展示作業中

ARについて紹介する佐藤AR

こちらは1階です。佐藤ARが指をさしているパネルでは、信越自然環境事務所管内の全ARの紹介をしています。

ARについて紹介する佐藤AR

【立山自然保護センター3階】

3階のパネルでは、信越自然環境事務所が管轄する国立公園や私たちの業務について紹介しています。

立山自然保護センター3階

また、現在は今年度オープンした「万座しぜん情報館」でも写真展を開催しております。

立山とは異なる写真を展示しておりますので、そちらにも足を運んでみてください。

万座自然保護官事務所の小林ARの日記(http://chubu.env.go.jp/blog/2018/05/post-606.html)もご覧ください。

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2018年05月31日*乗鞍高原一の瀬園地のレンゲツツジが咲き始めました!*

中部山岳国立公園 丸山由起子

乗鞍からこんにちは。

乗鞍高原一の瀬園地には、レンゲツツジの群生地があります。

昔、一の瀬園地で牛が放牧されていた時に、牛が食べない植物としてレンゲツツジが

残ったため群生地になりました。

しかし牛の放牧がされなくなり、だんだんと他の植物が成長してレンゲツツジが目立たなく

なってきてしまいましたが、乗鞍自然保護センターの職員さん達を中心とした地元の方々の

地道な活動のおかげで、またレンゲツツジがきれいに見られるようになってきました。

 

そんな一の瀬園地のレンゲツツジ群生地、昨年よりも10日ほど早く開花し始めましたよ。

(5月28日撮影)

 

まだ1~2分咲きくらいですが、来週にはかなり楽しめる咲き具合になりそうです。

 

現在の咲き具合でも、角度によっては↓こんな写真も撮れました。

(5月29日撮影)

 

 

 

あざみ池やどじょう池、牛留池ではミツガシワもきれいです。

 (↓どじょう池のミツガシワ 5月30日撮影)

 

乗鞍高原では今まさに花の旬がどんどんと訪れています♪ 

とてもよい季節ですので、ぜひ足をお運びください!

 

※レンゲツツジ群生地の場所

マップ.pdf

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2018年05月30日*乗鞍岳春山バス、区間延長!*

中部山岳国立公園 丸山由起子

乗鞍からこんにちは。

春山スキー・乗鞍岳登山・雪見などで人気の乗鞍岳春山バスが、明日5月31日(木)より

区間延長が決定しました。

肩の小屋口・大雪渓まで行けるようになります!

「バスを降りればすぐスキーができる♪」 「バスを降りたら目の前に素晴らしい景色!」などなど、

より手軽に乗鞍を楽しめますよ。

 

本日、関係者が参加して安全確認等をしてまいりました。

 

ここのところの暑さで位ヶ原山荘までの雪壁はだいぶ融けてしまいましたが、位ヶ原山荘より上では

まだまだ雪がたっぷりです。

 

 

一番高いところでは、雪壁が7mもありましたよ!

 

松本でも平地では30℃近い暑さなのに、乗鞍岳には雪がまだこんなにたくさんあって、

とっても涼しい別世界です!

 

「涼しいところはトイレが心配」という方もご安心を。

松本市の職員さん達ががんばって雪かきをしてくださり、肩の小屋口・大雪渓バス停にあるトイレが

使用可能になっています。

 

※乗鞍岳春山バスのご利用については下記サイトや、のりくら高原観光案内所で情報をご確認くださいね。

http://norikurakogen.info/product/haruyama-bus/

【 ご注意とお願い 】

■肩の小屋口・大雪渓バス停より先の車道はまだ除雪作業を行っており、車道を歩いて

畳平へ行くことはできません。

畳平へバスで上がりたい方は、岐阜県側の乗鞍スカイラインのシャトルバスをご利用ください。 

乗鞍エコーラインの全線開通は7月1日予定となっております。

■肩の小屋口から肩の小屋への登山道はまだ雪で覆われており、アイゼン・ピッケル等の

雪山装備が必要です。

 

■登山・スキーの方は入山計画書の提出が必要となります。

春山バス乗車中に用紙が配布されますので、ご記入の上、位ヶ原山荘の回収BOXに投函、

またはバス乗務員にお渡しください。

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2018年05月28日上高地のニホンザル

中部山岳国立公園 関根陽太

こんにちは。

上高地から眺める穂高連峰も、日々新緑が山裾を上がっています。

   

上高地を歩いていると、ニホンザルによく出会います。

もともとニホンザルは上高地に住んでいますが、人に慣れてしまい警戒心がほとんどありません。

   

ニホンザル

   

とてもかわいいですが、このまま人慣れが進行すると

人を威嚇するようになったり、物を奪ったりするようになってしまいます。

   

先日は、上高地パークボランティアの皆さんと、普及啓発と追い払い活動を行いました。

少しでも人間に警戒心を持たせるように様々な方が活動をしています。

   

PV

   

上高地でニホンザルを観察するときは距離をとって、決してエサは与えないでください。

   

サル対策掲示ポスター

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2018年05月25日雪解けが進んでいます

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

522日に立山室堂の巡視を行いましたので、その様子を紹介します。

室堂ターミナルから雷鳥沢野営場間の歩道は、半分近く歩道が見えています。

しかしまだ雪の上を歩くことも多いため、スニーカーよりも長靴や登山靴を履いての散策がおすすめです。

事前に天候や残雪状況等を確認し、防寒着やサングラス等も準備してお出かけください。

【立山とみくりが池】

みくりが池は一部湖面が出ており、美しい水色に見えます。まだ白く見える場所も、雪解けが進んでいます。落ちると危険ですので、ロープより先に近づかないでください。

立山とみくりが池

【立山にワニ出現!?】

立山方面を見てみると、雪がワニのような形で残っていました。写真のどこにワニがいるのか探してみてください。

立山にワニ出現!?

【エンマ台周辺の歩道】

エンマ台周辺の歩道はすっかり雪がなくなっていました。

エンマ台周辺の歩道

また、弥陀ヶ原の雪解けの状況も確認しました。

弥陀ヶ原ホテルからの入口ごく僅かに木道が見えているのみで、弥陀ヶ原一帯はまだまだ雪に覆われています。

【アルペンルートからの弥陀ヶ原】

真ん中付近の広い雪原が弥陀ヶ原です。その奥には鍬崎山(くわさきやま)が見えました。

アルペンルートからの弥陀ヶ原

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2018年05月21日望遠鏡で何が見えるかな?!~パークボランティアの望遠鏡解説~

中部山岳国立公園 佐藤怜子

「上高地パークボランティア」ってご存じですか?

約30年前に設立され、登録者は現在65名。

ボランティア精神に基づき皆が自主的に活動しており、登録や活動を環境省で取りまとめている団体です。

今回は、ボランティア活動の1つ"望遠鏡解説"を紹介いたします。

ビジターセンターの前まで歩いていくと、なにやら行列が・・・。

【望遠鏡の後ろへ順番待ちで並ぶ女性グループ】

近寄ってみると、先頭の方は望遠鏡をのぞいていました!

【望遠鏡をのぞく様子】

奥穂高岳の山頂が見えています!

【ボランティアによる解説-望遠鏡から見える奥穂高岳について-】

はじめ、すっかりグループに紛れ込んでいて気付きませんでしたが、「上高地パークボランティア」さんが解説をしておりました!!

山頂に登山者がいる場合は、人の歩く様子まで見ることができます。

奥穂高岳は日本で3番目に高い山です。

登るのはちょっと難しいかも・・・という方、山頂をのぞいてみてはいかがでしょうか?!

【再び望遠鏡をのぞきに来た少年】

この望遠鏡をのぞくのは無料です。二度のぞきに来てくれた人もいました!

ボランティア活動ですので、常に行っているわけではございません。曜日や時間も決まっておりませんので、出会えたらラッキー☆と思って、ぜひ望遠鏡をのぞいてみて下さいね。

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2018年05月14日新緑@上高地

中部山岳国立公園 佐藤怜子

上高地にも一足遅れて新緑の季節が訪れました。

ヤナギの若葉、カラマツの若葉、シラカバの若葉、みなそれぞれ違います。

足を止めてゆっくり見てみると素敵な発見があるかもしれません♪

【カラマツの若葉】

【ケショウヤナギの若葉】

【シラカバの若葉とカラマツの若葉の窓~穂高を望む~】

【若葉の道~その先には焼岳~】

木々の緑を眺め、鳥のさえずりを聞き、ゆったり上高地を散策するのもいいですね☆

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