ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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中部山岳国立公園 上高地

149件の記事があります。

2012年04月09日そろそろ開山

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 佐々木政善

上高地は4月20日(金)に開山です。

開山に向け、徐々に周りが慌ただしくなってきました。


冬期期間中の入山者を計測した機械の撤収作業中です↓




この日の上高地は、春がほど遠く感じられるような吹雪でした。

開山後をイメージしながら、上高地のビジターセンターやインフォメーションセンターの除雪や水回りの保守など開山に向けた忙しい日々が続いています。

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2012年01月13日上高地の冬期利用について

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 佐々木政善

AR日記を御愛読の皆様。初めまして、今冬より上高地自然保護官補佐として、今後の上高地の自然環境の保全を担う佐々木 政喜です。

上高地は11月15日の閉山を機に、すっかり静かになりました。また、最近の強烈な冬将軍の到来のため、積雪も多くなっていることでしょう。

そこで、上高地への入山には、しっかりとした冬山装備が必要です。
開山期間中は簡単に歩ける上高地も、閉山後は自然の荒々しい姿を見せます。平成21年度には県道上高地公園線上で雪崩も発生しています。



(上高地公園線上の雪崩時の状況)

大切なことは、まず軽装備で入山しない事です。(閉山後の上高地は立派な冬山です)
恐怖を感じたら引き返す勇気も必要です。

もう一つ大切なことは、環境への負担です。
上高地では、周辺環境への負荷を押さえるため、冬期期間中に使用できるトイレが4か所あります。

①大正池横の公衆便所
②中ノ瀬地区の公衆便所
③上高地バスターミナル横の公衆便所
④小梨平の公衆便所です。

いずれも1名ずつの利用しか出来ないので、大勢で入山される場合はパーティを分け、入山時間帯をずらすなどの工夫をお願いします。

上高地出発前にもう一度確認し、野外での排せつはやめましょう。

また、上高地でのキャンプは小梨平野営場のみとなっています。

最後に、「湿原への踏み込み禁止」です。上高地には田代湿原や明神湿原など貴重な湿地があります。雪がたくさんあるからと言って湿原への踏み込みはやめましょう。湿原周辺では進入防止用として湿原周辺にトラロープ(黄色と黒色のロープ)を張っているので注意してください



(写真のようにロープが張ってあります)

上高地の冬期利用に関しては環境省のHPにも掲載されています。

http://c-chubu.env.go.jp/nagano/pre_2011/1207a.html


冬期入山に関しての注意事項や冬期公衆便所の位置など確認し、自己責任のもとでの入山をお願いいたします。

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2011年06月13日上高地音楽祭が開催

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 玉手将人

 上高地にて、11日の土曜日に毎年恒例の音楽祭が行われました。
音楽祭は今年で27回目、上高地の歴史ある行事のひとつとなっています。

今年は、雨の予報が出ていたため、会場は例年行っている小梨平の川沿いではなく、ズミの花咲くビジターセンター前の広場で行われることになりました。
 幸い心配されていた雨も降ることなく、音楽祭が始まる頃には広場を埋め尽くすほどの人が訪れました。様々な曲が披露される中で、歌声に耳を傾けたり、一緒に歌ったりと音楽祭は大盛況となりました。

 会場となったビジターセンタ裏にある六百山の方を見上げると、新緑のコントラストがとても鮮やかでした。上高地の新緑はまだ楽しめそうです。

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2009年10月19日上高地の紅葉

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 玉手将人


上高地での紅葉の目玉はインフォメーションセンター近くにも沢山生えているカラマツです。カラマツの黄葉は十月下旬がピークということで木によってはまだ薄緑が混じるものの、すっかり黄葉が進んでいます。

林を抜ける木道も、カラマツの色に染まっています。


上高地の南側にどっしりと構える六百山は穂高岳などに比べると知名度は低いですが深緑の山に紅葉が点在している姿はカラマツの黄色と併せてとても綺麗です。

また、マイカーからバスやタクシーに乗り換える沢渡から上高地に訪れるまでの道でも車窓から紅葉を見る事が出来ます。トンネルを抜けるたびに色づいた木々を見る事ができるので途中の景色も是非楽しんでみてください。

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2009年10月10日穂高連峰初冠雪

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 玉手将人

写真は河童橋から見た穂高、殆ど雲に覆われていたので様子を伺う事は出来ませんでしたが穂高連峰では初冠雪が確認されました。
上高地も先月に比べて一、二枚多く着込まないと肌寒く感じるようになりました。




上高地の登山相談所によると、日陰になっている場所は特に凍っている事が多いので、これからの登山は場所によって軽アイゼンやアイゼンが必須になってくるそうです。
また、登る際の装備も夏山の服装ではなく寒さに対処できる服装をし、日が短くなっているので早めの行動を心がける事、行く先の雲行きが怪しければ引き返す、小屋で待機するなどの判断が大事との事でした。

登山前には必ず登山相談所へ





明神と徳沢の間にある古池の近くで出会ったニホンザル。通行する登山者に脇目もふれずイチイの実を食べ、本格的な冬が到来する前に動物たちも一生懸命食いだめしているようです。

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2009年08月14日蝶ヶ岳、あいにくの天気で

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 玉手将人

先週の6日に1泊2日で蝶ヶ岳・常念岳を縦走する計画で登ってきました。
蝶ヶ岳と常念岳の間の稜線は穂高連峰を正面から一望できる場所としても有名です。

まずは徳沢から蝶ヶ岳へ、樹林帯の長塀尾根は蒸すような熱気で直ぐにバテてしまいそうだったので自分でも「少しおそいかな」と思う程度に意識してゆっくりと登るようにし、水分もこまめに少しずつ補給するよう心がけました。

蝶ヶ岳が目前、登るときはあんなに天気が良かったのに空は灰色の雲で覆われガスがかかってきました。当日は午後に天気が崩れ、翌日以降は晴れるという予報だったので雨が降り出す前に蝶ヶ岳ヒュッテへ向かいました。
ヒュッテに着きしばらくすると、パラパラと降っていた雨は激しい雷雨に。稜線での雷は隠れる場所も無いのでとても危険との事、突然雲が成長したりもするそうなので空の様子には注意しましょう。

2日目は天気が悪く、西側から吹き上げる風で雨が横から飛んでくる状態でした。しばらく様子を見た後、最初は大丈夫かと思い出発しましたが4時間以上歩いた頃に同じ状態なのか不安になったので、引き返して蝶ヶ岳から横尾へ降りる事にしました。今回は常念岳へ行く事は出来ませんでしたが、次の機会に登りたいと思います。

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2009年06月09日岳沢に行ってきました

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 玉手将人

今月4日に岳沢の状態を調査してきました。
岳沢中腹にあった岳沢ヒュッテは、平成18年の春に雪崩によって崩壊し現在ありません。少し遅くなってしまいましたが岳沢登山道の状況を皆さんにお知らせします。


登山口から岳沢ヒュッテ跡地までの登山道には残雪も殆どなく、道に迷うこともありませんが途中でガレ場を通ります。浮き石などには注意してください。

写真は岳沢ヒュッテ跡地です。残雪が見られますが休息場所は残っているので晴れていれば休息しながら乗鞍岳の姿が望むことができます。
ただし、水場、トイレはありません。登山口の上高地でトイレを済ませて登ることが肝要です。(いざという時のため携帯トイレを準備するなどもマナーの一つです)このため、周辺での野営も出来ません。

岳沢ヒュッテ跡地から前穂高岳へと続く重太郎新道の先は未だ冬山で、十分な経験を積んだ方で冬山装備でなければ登ることは出来ません。
4日時点での岳沢状況をお伝えしました。

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2009年06月09日徳本峠を越えて

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 玉手将人

今月初めに徳本峠を越えて上高地へ続く登山道を歩いてきました。
島々から始まるこの登山道は、釜トンネルを通る現在の車道ができるまでは上高地への玄関口として利用され、上高地と縁の深いウォルター・ウエストンも通った道として知られています。
今ではウエストンにならった記念登山が行わるなど登山者に愛好される道となっていますが、炭焼きがまの跡も見られ昔は生活に密接した場所であったことが伺えます。


早朝の登山道は心地よい涼しさでしたが、日が昇ってくると汗ばむ陽気でした。
登山の際は気温の変化にも気をつけないと直ぐに疲れてしまいます。



徳本から明神へ続く北側の斜面にはまだ雪が残っていたので滑らないよう注意して降りてきました。

徳本の斜面から明神岳と穂高岳の山々、天気もよかったのでくっきりきれいに見えました。

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2009年04月28日上高地パークボランティア講習会開催

中部山岳国立公園 上高地 アクティブレンジャー 玉手将人

4月から上高地のアクティブレンジャーになりました玉手です。       上高地も4月23日から開山となりました。これに先立つ18日に、上高地で自然解説を手伝って頂いている上高地パークボランティアの方々とともに今シーズンの活躍と無事を祈念し、講習会を開催しました。

「講習会での説明風景」

「ロープワークの実践」

「ロープを使った担架(ロープを掴む手は離れないように手首に巻いた形にしています。)」

実際にロープを使った担架に乗せてもらうと意外と乗り心地は良好でした。
これから開山を迎えた上高地の事を、たくさん伝えていきますのでよろしくお願いします。

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