ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年9月27日

2件の記事があります。

2018年09月27日スノーカントリートレイル オープニングセレモニー

上信越高原国立公園 谷川 荒井 歩

スノーカントリートレイル オープニングセレモニー

ちょっと前のことになってしまいましたが、9月8日にスノーカントリートレイル(以下、SCT)が開通し、一ノ倉沢でそのオープニングセレモニーが開催されました。

SCTは上信越国境に位置する雪国観光圏の事業として設置されました。

7市町村にまたがる全長307kmのロングトレイルです。

谷川自然保護官事務所の管内では谷川岳や平標山、苗場山などの上信越地域を代表する山々がコースに含まれています。

会の最後にはリングベントセレモニーが行われました。

リングベントセレモニーは下の写真のようにスリング(登山用のロープ)をカラビナ(登山用のフック)で繋いでいきます。

そして、ロープの端と端を繋げて輪にして・・・

最後にSCTのロゴが入った布バナーを取り付けて完成!

普通行われるテープカットではなく、市町村同士の繋がりを大事にするという意味が込められているそうです。素敵ですね!

エイエイオー!の掛け声とともに今後のSCTの成功を祈願します。

谷川事務所管内では8月に群馬県境稜線トレイルも開通しています。これらを機に、上信越地域の山岳地帯が育む、雪や温泉をはじめとした自然の恵みや高山植物、山岳景観などの魅力が伝わっていくとうれしいです!

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2018年09月27日干潟の学校「ヨシ原探検隊!~ヨシ原に隠れている生き物を探そう~」開催

国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子

こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。

干潟の学校「ヨシ原探検隊!」が9月22日(土)に、開催されました。
9時まで降り続いていた雨がすっと止んで、10時には、予定通り、観察会が始まりました。

今回は、スタッフや、参加者の方の写真を含めて、観察会の流れをご紹介したいと思います。


<事前にスタッフが念入りに準備と打ち合わせをしています>


<最初にスタッフより、カニのつかみ方など、小物を使った楽しい説明がありました。>


<みなさん、長靴を履いて準備万端で、干潟へ出発!>


藤前干潟を眺めながら、歩いて15分ほどで、ヨシ原に到着!
ヨシ原とは、イネ科の植物であるヨシがたくさん生えている所で、小さな生き物や鳥たちの住みかとなっている大切な場所です。

<ヨシ原です。>

干潟に入る前に、まず、スタッフから説明があります。


<ヨシ原の干潟に入る前の3つの約束です。>
説明を聞きながら、カニが巣穴から出てくるまで、じっと待ちます。

<みんなでじっと待っている様子>


でも、子どもたちは早く生き物探しがしたくてうずうずしていました!

干潟に入ると夢中で生き物を捕まえていました。岩をひっくり返すと、カニがたくさん。
カニの雄と雌の見分け方。雄は内側の三角部分が小さく、雌は大きい、なぜなら卵をかかえるためだそうです。

 

<雄>                    <雌>


トビハゼも隠れていましたが、ぴょんぴょんと逃げ足が速く、捕まえるのはなかなか大変です。


<トビハゼを追いかけている様子>

その後、どんな生き物が捕れたのか、みんなで観察します。

<捕まえた生き物をみんなで観察。>

センターに戻って、改めて生き物観察をします。

この日はたくさんの生き物を観察することが出来ましたよ!
一部、写真で紹介したいと思います。

 

<アナジャコ>                <アシハラガニ>

 

<ハサミシャコエビ>             <ヨウジウオ>


藤前干潟には、どのくらいの種類の鳥がいるのか?や、観察会はまたあるのか?など、保護者の方の関心もとても高く、帰り道、歩きながら、いろんなお話をさせていただきました。子どもさんも泥んこになって、楽しんでいました。干潟観察会はとても人気です。皆さまも機会があれば、是非、稲永ビジターセンター、藤前活動センターまでお問い合わせ下さい。

また、両センターの現在展示中の企画展と藤前干潟ふれあい事業の「藤前干潟写真展」もご紹介いたします。

①藤前活動センター 企画展「アナジャコ展~干潟の穴掘り名人の謎~」

 「エビ」のようでエビでなし

 「シャコ」のようでシャコでなし

 「ザリガニ」のようでザリガニでなし

 こいつは、いったい何者だ?!

 日 時:平成30年7月28日(土)~12月16日(日) 9:00~16:30

 場 所:藤前活動センター 2階多目的室(名古屋市港区藤前2-202)

 入館料:無料

 休館日:毎週月曜日、第3水曜日(祝日の場合は翌日)

 問合せ先:環境省藤前活動センター(TEL:052-309-7260)

②稲永ビジターセンター 企画展「干潟のごちそう展」

 食べ物としてみる干潟の生きものたち

 日 時:平成30年8月1日(水)~11月30日(金) 9:00~16:30

 場 所:稲永ビジターセンター 1階(名古屋市港区野跡4-11-2)

 入館料:無料

 休館日:毎週月曜日、第3水曜日(祝日の場合は翌日)

 問合せ先:環境省稲永ビジターセンター(TEL:052-389-5821)

③藤前干潟ふれあい事業 「藤前干潟写真展」

【藤前干潟写真展 藤前干潟の魅力~風景・生き物~】

市民の皆さんから寄せられた藤前干潟の写真から、四季折々の藤前干潟の風景や生きものたちの姿を見つめます。撮影者のエピソードも交えて展示されます。

日 時:平成30年10月6日(土)~10月31日(水)

場 所:イオンモール名古屋茶屋 3階(名古屋市港区西茶屋2-11)

入館料:無料

主 催:藤前干潟ふれあい事業実行委員会

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