ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2017年8月

18件の記事があります。

2017年08月18日雨飾の携帯トイレ自動販売機

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

お盆はいかがお過ごしでしたでしょうか?

今日は登山者カウンターの点検に、長野県・新潟県境にある雨飾山へ行ってきました。

 

微妙な天気ではありましたが、雨に濡れた花はまた別の美しさがあります。

オトギリソウやクロクモソウが咲いていました。

01オトギリソウ

 

02クロクモソウ 

 

実は、雨飾山(小谷温泉登山口)には728日にセンセーショナルな出来事がありました。

それは・・・「携帯トイレの自動販売機の設置」です!!!

03自販機設置中

 

雨飾山は紅葉シーズンになると普段の3倍以上の方が訪れます。

しかし、山の上にはトイレがないので、我慢できずに登山道脇で用を足してしまう方がいます。

04ティッシュのお花畑

 

登山者の皆さんが休憩する場所は同じなので、"踏み荒らしによる植生破壊"や"悪臭"の原因になっています。

 

それではいけない!と昨年度は仮設の携帯トイレブースを設置したり、チラシを登山口に置くなど、登山者の方へ啓発を行ってきました。

05雨飾携帯トイレチラシ

 

そして今年、次のステップとして『携帯トイレの自動販売機設置』に至りました。

設置からまだ1ヶ月経っていないですが、すでに4列分(20個ほど)が空になっており、売れた形跡があります!!!

06携帯トイレ売れています!

 

さらにさらに、登山口にある回収ボックスにも5~6個の使用済み携帯トイレが(普段は入っていても1~2個程度)!!!

 

使っていただいているんですね・・・(TT)なんて嬉しい事でしょうか・・・(TT

こうやって、少しずつでも山の環境維持に協力いただける方が増えていくと、本当に本当に嬉しいものです(TT

さらに次のステップとして携帯トイレブースの設置も計画中です...!!

登山口でトイレを済ませ、下山までしなくてよいことが望ましいです。

が!万が一のときのために「リュックに1つ携帯トイレ」で安心登山を!!

 

●雨飾山の登山ルートはヤマケイオンラインでも紹介しています♪

ページ先頭へ↑

2017年08月17日大日岳巡視

中部山岳国立公園 中山博人

こんにちは、立山自然保護官事務所の中山です。

お盆休みはいかがお過ごしでしたか?

さて、815()に称名平から大日小屋(大日岳山頂まで20分程度の山小屋)までの巡視を行いました。

登山口は、レストハウス称名から称名滝へ向かう途中にあります。

大日平までは急な坂、鎖場、梯子等がありますが、慎重に足を運びました。

【大日岳登山口】815日撮影

大日岳登山口

【登山道の様子①】815日撮影

岩場に鎖がかかっている場所は急で滑りやすいので、足元を確認しながら歩いてください。

登山道の様子①

木道が見えてくると、まもなく大日平です。

2012年に弥陀ヶ原とともにラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)に登録された湿原です。

広々とした湿原の風景と湿原地帯に生育するチングルマやワタスゲ等の植物に癒やされました。

【大日平】815日撮影

この景色を眺めながらゆっくりするのもおすすめです。

大日平

大日平より大日小屋に向かう途中も急な坂が続き、沢を渡る箇所が数箇所あります。

増水時には十分ご注意ください。

【登山道の様子②】815日撮影

写真ではわかりにくいですが、沢沿いを登っています。

登山道の様子②

今回はこのコースを日帰りで歩きましたが、標高差がありコースタイムで9時間以上(登山口~大日小屋往復、山と高原地図参照)かかります。

展望が良いコースですので、ぜひ宿泊されて景色を楽しまれることをおすすめします。

大日小屋から奥大日岳へ向かい、室堂へと縦走することも可能です。

ページ先頭へ↑

2017年08月17日大盛況!!「山の日」一周年イベント~四方山祭りin上高地~

中部山岳国立公園 佐藤怜子

8月11日は「山の日」でしたね!

みなさんは「山の日」に何をしましたか?

ここ上高地では「四方山祭りin上高地」というイベントを行いました☆

クイズラリーやブース出展、ステージでのコンサートや講演が主な内容で、心配していたお天気も幸いにも晴れてくれ、無事に行うことができました。

【クイズラリーの様子】大勢の方が参加して下さいました。

クイズラリーでは、各ポイントでスタッフと参加者の方が楽しそうにやりとりしている姿が印象的でした。

コミュニケーションやそこから生まれる笑顔の中にイベントの醍醐味がありますよね(^^)

景品も参加者の皆さんに喜んでもらえてよかったです。

【環境省ブースの様子】〝木工クラフト〟や〝いきもの折り紙〟賑わいました。

環境省ブースでは、パネル展示に加え、木工クラフトやいきもの折り紙コーナーを設けました。

木工クラフトはお子さんに大人気☆

最後に「国立公園上高地」の焼き印を押したら完成!!満足そうなニッコリ笑顔がスタッフの原動力です。

いきもの折り紙は子どもから大人まで大人気☆

環境省オリジナルのいきもの折り紙は、ライチョウなど全5種類。お子さんはもちろん、若者からシニア層まで年代問わず人気でした。折り紙なんて折らなそうに見える登山仕様の屈強なお兄さんも「ちょっと折ってみようかな・・・」と折ってくれました♪

【ステージでのコンサートや講演の様子】

来ていただいた皆さんに楽しんでもらえたことが何より嬉しいです!

また、来場者だけでなくスタッフの皆さんも楽しく取り組んでいる姿を見て、「いいイベントになったなぁ」としみじみ思いました。

ご来場の皆さんはじめ協力して下さった皆さんに感謝!!

お天気にも感謝!!笑

★来年の8月11日「山の日」は、ここ上高地へ ぜひお越し下さい★

ページ先頭へ↑

2017年08月16日8月の白山情報!

白山国立公園 白山 鈴木 政裕

こんにちは。

白山では少し前に台風が直撃し、すごい量の雨が降っておりました。

事務所が流されるんじゃないか!?というぐらい手取川が増水していて怖かったです...。

さて、僕は810日に、初めて仕事以外で白山を登って参りました!

山の日の811日には室堂でサミットがあったので登山者が多いのかと思いましたが、

意外と登山者は少なく、やはり台風の影響もあったのかと思います。

今回の登山で見てきた動植物を少し紹介したいと思います。

(シモツケソウ バラ科 2017年810日撮影。 十二曲がり付近)

花火を連想させるとても派手な花です。今の時期は南竜水平道の分岐より上なら至る所で咲いています。

(ヤマハハコ キク科 2017年8月10日撮影。十二曲がり付近)

この写真はまだ花が咲いていません。十二曲がりの少し下では沢山密集して咲いているのが確認出来ます。

(クルマユリ ユリ科 2017年8月10日撮影。) 

登山道脇にひっそりと生えています。派手だけど意外と見つけにくい?

(ベニヒカゲ ジャノメチョウ科 2017年810日撮影。十二曲がり付近)

類似種にクモマベニヒカゲがいます。クモマベニヒカゲとは裏翅に白い紋がないことで判別できます。

台風の影響で高山の花も荒らされてしまったかと思いきや、

しっかり花を散らさずに咲いている高山植物もあり、

どんな過酷な環境でも生き抜く野生の強さを感じました。

僕も高山植物のように折れない心を持ちたいものです!

この日は山頂まで行きましたが、霧がひどくて何も見えませんでした...

いつもなら剣ヶ峰や火口湖が見られるのに... 

そこは少し残念でしたが良い気分転換になりました。

(御前峰付近。 2017年7月14日撮影。)

ところで皆さんは白山が活火山だと知っていましたか?

意外と知られていないのですが、白山は今でも火山として活動していて、

一番最近の噴火は1659年に起こった噴火だと言われています。

(翠ヶ池。 2017年7月14日撮影。)

白山山頂付近には15個もの火口があり、翠ヶ池なども火口に水が貯まって出来た火口湖なのです。

今でもたまに山から煙が立ち上る時があるそうですよ。

山では何が起こるか分からないものです。

遭難や怪我などは十分に起こりえることなので、

山では常に最悪の事態を想定して準備し、行動しましょう!

――― 登山道 通行止め解除情報 ―――――――――――――――――――――――――――――

【釈迦新道通行止め解除】

  • 釈迦新道の湯の谷橋付近の林道は8月11日から歩行可能になりました。
  • 現場では、係員の指示、標識の指示に従って通行してください。
  • 七倉ノ辻の下方が一部崩落したため付け替え道を通行してください。
  • 【岐阜県白山公園線(平瀬道通行止め解除)】

7月28日より岐阜県白山公園線(平瀬道)が通行可能となりました。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ページ先頭へ↑

2017年08月15日JPR開催報告

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

こんにちは。

6/24に、上信越高原国立公園 浅間地域子どもパークレンジャー(以下、JPR)を開催しました。

遅くなってしまいましたが、子どもたちの活動についてご報告いたします。

今回は、国指定天然記念物「湯の丸レンゲツツジ群落」の保全を行っている湯の丸レンゲツツジ保存会(以下、保存会)とNPO法人浅間山麓国際自然学校(以下、AOS)との共催で開催しました。

テーマは「保全活動の周知と次世代の担い手の育成」です。

保全活動を行う場所までは徒歩で移動。保存会の"ワイルドさん"と"くろとしさん"をリーダーに、湯の丸高原の成り立ちや自然について学びながら移動しました。

おぉ!みんなきちんとメモ取りをしていますφ(..)メモメモ

これがこのあと大活躍するんだよね~♪

さーて、いよいよ活動場所に到着です。

一人一人、剪定ばさみを持って、レンゲツツジに十分な日が当たるよう株の周囲のササを切っていきます。

そうそう!当日は、レンゲツツジ保全活動に毎年参加している地元の嬬恋高校のお兄さんお姉さんも一緒に活動してくれました。

ササに埋もれていたレンゲツツジの株が、まるで浮かび上がるかのように、日当たりがよくなりました。これは来年、たくさんの蕾をつけてくれるのではと期待せずにはいられません!

おいしいお弁当でお腹を満たしてパワー充電!

午後は、大きなはさみの"刈り込みばさみ"を使ってちょっと太めの支障木を切りました。

ズミやカラマツの幼木が成長すると、レンゲツツジに日が当たらなくなりレンゲツツジが枯れてしまうからです。湯の丸山の景観を保全するための大切な活動です。

ちょっと力が必要だけど、レクチャーされたとおり約束を守りながら安全に作業を行っていきます。嬬恋高校のお兄さんお姉さんが大活躍!ちょっぴり太めな木はノコギリで退治してくれました。

あきんこレンジャーは腕が痛くなってしまったけど、JPRのみんなは最後まで全力で取り組んでくれました!!ありがとー☆

そして、最後にまとめ作業。

今年も活動について、模造紙にまとめ・発表してもらいました。

作業した感想はもちろん、移動中に聞いたお話についても盛り込んだとても内容の濃い活動新聞ができあがりました。どの班も、イラストなどを盛り込んだ見て読んで楽しい内容となっています。

嬬恋高校生にも活動新聞を作成してもらいました。高校生目線との違いについて見比べるのも楽しみ方の一つではないかと思います。

活動新聞については、保存会事務局のある嬬恋郷土資料館とAOS事務局のある高峰高原ビジターセンターで掲示予定です。

お近くにお越しの際には、是非足を止めて見てください。

今年もステキなJPR活動となりました。

来年のレンゲツツジの開花が待ち遠しいです。

みんなお疲れ様でした(≧ω≦)


ページ先頭へ↑

2017年08月15日レンジャー出前授業@鳥羽市河内川

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

8月3日(木)に鳥羽市の河内川で鳥羽志摩地区の小学校の先生方を対象に

レンジャー出前授業を行いました。

今回は川の生物を採集して名前を調べたり、川の生態系について学んだりしました。

はじめに採集のポイントや道具の使い方、

安全の確保や危険な生物に関する話などをしてから、

川に入りガサガサを開始しました。

30分ほどガサガサした後、「生き物チェックシート」を使って名前を調べ

今日見つかった生物を記録しました。

12名で採集を行いましたが、魚類はカワヨシノボリやカワムツなど4種を、

魚類以外ではモクズガニ、コヤマトンボのヤゴ、ヘビトンボの幼虫など、

12種類ほどを見つけることが出来ました。

今回は参加者全員に「お気に入りの生き物」を一種類決めて発表してもらいました。

やはり自分が苦労して採集した生物には思い入れがあるようで、

こうして一種類ずつでも名前を覚えてもらうことが出来れば

少しずつ川にも親しんでもらえると思いました。

サワガニです。

コオニヤンマのヤゴです。

ページ先頭へ↑

2017年08月10日レンジャー出前授業@志摩市歴史民俗資料館

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

7月29日に志摩市歴史民俗資料館でレンジャー出前授業を行いました。

この資料館では「志摩の自然を知ろう」という企画展示で

レンジャーが伊勢志摩国立公園で撮影した写真の展示と

パークボランティアが伊勢志摩国立公園内で採集した昆虫標本の

展示を9月10日まで行っています。

はじめに私が「伊勢志摩国立公園の自然と生き物について」という話を行い、

続いてパークボランティアの中山惇さんが「昆虫の探し方や観察のしかた」

についての話を行いました。

レクチャーを聴いていただいたあとには、

昆虫や貝殻、岩石など参加者が持ち寄った自然のものを標本箱に入れて

作品を仕上げました。

標本には必ずラベルが必用で、いつ、どこで、誰が取ったものなのか、

必ず一緒に入れてもらうようにしました。

今回の出前授業には小学生から大人まで約20名の方に参加いただきましたが、

自然に親しむだけではなく、きちんと調べたり、記録を残したりすることの

大切さについても伝えることが出来たと思いました。

ページ先頭へ↑

2017年08月09日知ってる?使ってる? 白山の自然を守る便利アイテム!

白山国立公園 大石佳織

みなさん、こんにちは。

夏ですね。白山では花が咲き乱れ、木々の緑が濃く、植物の生命力を感じます♪
砂防新道 十二曲り付近の花々
(砂防新道の花々。8月3日撮影)
お庭や道路の草も元気よく育って・・・草抜き・草刈りは大変ですね(涙)

さて、突然ですが、ここでクイズです!!
第1問。
市ノ瀬ビジターセンター前のバス停に設置されているコレ(↓↓↓)なーんだ?
市ノ瀬ビジターセンターのバス乗り場に設置されたマット
(市ノ瀬ビジターセンター前のバス乗り場に置かれたマット。)
バス乗り場にあるから「バスを汚さない」ために置かれた足ふきマット???
いえいえ、そうではありません。
だって、山の中にもあるんですもの。


南竜ヶ馬場に設置されたマット
(白山の山中に現れるマット。南竜ヶ馬場で撮影)
こちらのマットは別当出合の登山口から3時間以上登ってようやくたどり着く南竜ヶ馬場(なんりゅうがばんば 標高2,070m付近)にあります。
謎が深まりますね。

では、第2問!
白山の登山口や登山道にときどき現れる コレ(↓↓↓)なーんだ??
山に現れたブラシ
(いろんな種類のブラシが並ぶ。三ノ峰避難小屋で撮影)
デッキブラシや洗車ブラシなど様々なブラシがありますが、もちろん床掃除や洗車用に設置しているわけではありません。


さあ皆さん、2問ともわかりましたか??
実はこれらのマットやブラシは、白山の自然を守るために設置されたアイテムです。

では、何から守るのでしょう??
答えは「外来植物(がいらいしょくぶつ)」。
白山でいう「外来植物」とは、白山に「もともといなかった植物」のことです。

外来植物が白山で広がると、次のようなことが起こってしまいます。
『もともと白山にいた植物が育つ場所を奪って、高山の景観を変えてしまう!!』
『高山植物と雑種を作って、もともといた高山植物がなくなってしまう!!』
このため、白山に外来植物を「侵入させない」、「分布を広げさせない」対策が必要になります。

そこで登場するのが、クイズに出てきたアイテムたちです。

外来植物は、私たちの登山靴などにタネがくっついて白山に運ばれてきます。
このため、皆さんに登山口や登山道の要所に設置されたマットやブラシを使って、外来植物のタネを落とすよう お願いをしています。

ちなみにブラシは、バランス感覚の優れた人用(?)の柄の短いタイプ、足の長い人用(?)の柄の長いタイプ、その中間タイプと3種類ご用意していますので、お好きなタイプを使ってくださいね♪
ブラシの使用例
(使用例:ブラシで登山靴をゴシゴシ。外来植物のタネを落とします。)

白山の自然を大切にしてくださるすべての皆さま、
マットやブラシを見かけたら、ほんのちょっと足をとめていただいて、
靴についた外来植物のタネを持ち込まない・広げないための行動を一緒に取りませんか?
南竜ヶ馬場の種子除去マット
(マットでは靴の泥をしっかりぬぐって、タネを落としてくださいね ♪)


――― 登山道 通行止め情報 ―――――――――――――――――――――――――――――
砂防新道(別当出合から白山室堂へ向かう登山道)の下り専用区間は、台風の影響によると思われる落石と土砂崩落のため、通行禁止となっています。
下山時も登り専用区間を使用していただきますようお願いいたします。
なお、登り専用区間は幅員が狭く、傾斜も急なので、下山利用時は特にご注意ください。

詳細は下記をご確認ください。
中部地方環境事務所_【お知らせ】砂防新道(別当出合弥陀ヶ原線道路(歩道))下り専用区間の土砂崩れによる通行禁止について(白山へ登られる皆様へ)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ページ先頭へ↑

2017年08月09日【実施報告】藤前干潟ふれあい事業 干潟の泥であそぼう

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

台風5号が去り、すっかり晴れて青空の藤前干潟から、こんにちは。

アクティブレンジャーの西部です。

ヨッシ―撮影 チュウシャクシギ

写真はヨッシ―こと吉塚ARが8月4日の巡視で撮影したチュウシャクシギ。

まさに降り立つところを激写!チュウシャクシギって背中の羽が白いんですね!

さて、8月8日(火)は、藤前干潟ふれあい事業「干潟の泥であそぼう」を実施しました。

とはいえ、台風5号の影響で、前日には東海地方各地で暴風、波浪、大雨警報などが発令されたため、干潟に入るのは難しい状況になってしまいました・・・。

参加者の皆さま全員に、当日は雨天プログラムを実施予定とのお知らせをいたしましたが、皆さん大変楽しみにしていただけに、ちょっと残念。

今日は、そんな中、実施した「干潟の泥であそぼう」について報告したいと思います!

●当日スケジュール(雨天プログラム)

10:20~ オリエンテーション、アイスブレイク

10:30~ DVD鑑賞

藤前干潟の場所と概要についての紹介

干潟の泥をさわって観察、ヤマトシジミの浄化実験などなど

10:40~ 藤前干潟 生きものカルタ作り!

11:20~ 石ころ干潟で生きもの観察!

12:00  終了

まずは、とにかく干潟に入れなくても集まっていただいた参加者の方に、少しでも生きものに触れてもらおう!と、事前にスタッフが、藤前活動センターの前の石ころ干潟で、カニなどの観察が出来るかどうか、増水による影響や危険物は流れ着いていないか、、、などをチェックした後、まずは雨天プログラムを行い、その後の天候の回復状況を見て、石ころ干潟の観察ということに決定しました。

雨天プログラムでは、今回のテーマである「干潟の泥」を触ってもらったり、藤前干潟の代表的な生きものであるヤマトシジミを使った水の浄化実験を子供たちに手伝ってもらって行いました。

<参加者の二人に手伝ってもらって、ヤマトシジミの浄化実験中>

その後、「藤前干潟 生きものカルタ作り!」を実施。

読み札(文字の書いてある札)と、とり札(絵の書いてある札)を親子で協力して作ります。

藤前活動センターには、

・1階には、常設展示として水槽の生きもの展示

・屋外には、船水槽(本物の木船を水槽代わりにして生きもの観察が出来る!)、

・2階には、7月30日からスタートした「ガタモン・ワールドにようこそ!」という干潟の小さな生きものたちにスポットをあてたパネルによる解説と、生きもの水槽の展示

があります。※ガタモンとは、干潟のモンスターを略したものでセンタースタッフが考えた造語

それらの展示をよーく観察したり、図鑑を見ながら、みんな一生懸命にカルタを作っていました。

出来上がったカルタがこちら!

30分という短い時間でしたが、素敵なカルタが出来上がりました!

今回は、石ころ干潟での観察も行うスケジュールに変更したので、カルタ作りの時間としては少し短い時間となりました。そのため、時間内に色が塗りきれなかったお友達もいましたが、読み札、とり札ともに無事作成することが出来ました!

色を塗って完成させたカルタが出来上がったら、ぜひ名古屋自然保護官事務所まで写真を送ってくださいね。

さて、みんなでカルタを見せ合った後には、いよいよ、石ころ干潟の観察にレッツゴー!

事前の連絡で、天候の回復次第ではもしかしたら屋外で生きもの観察が出来るかもしれないことをお伝えしていたこともあり、「帽子・タオル・水筒」の干潟の3種の神器は、皆さんしっかり持って来ていただいたので、準備は万全、さっそく出かけることが出来ました。

<見つけた生きものをみんなでシェアして観察中>

たくさんのカニやヤドカリ、貝などを発見することが出来ました!

最後に、ヤマトシジミの浄化実験結果を確認!

どうなったのでしょうか!泥水はきれいになったかな!

アンケートでは、やっぱり泥干潟に入りたい!という意見は多かったものの、

・今日は生きもの観察が出来ると思っていなかったので良かった、

・カルタ作りが楽しかった!

といった意見が聞かれ、スタッフ一同、ほっとしました。

プログラムにご参加くださった皆様、ありがとうございました!

さて、私たち名古屋自然保護官事務所では、藤前干潟ふれあい事業の夏の体験イベントをもう一つ企画しています。既にお知らせしていますが、8月22日(火)に実施する「干潟を音であそぼ」貝がらとヨシで打楽器づくり、です!

まだ受付中ですので、お近くの方はぜひお申込みください!

そして、やはり泥や砂の干潟にも入ってみたいという皆さまには、今後の干潟体験の予定をお知らせします。

1)8月20日 環境学習プログラム 夏休み!干潟観察会 ~ガタモンを探せ!~

  日時:820日(日)10001200

  場所:藤前活動センター(港区藤前2-202)

  定員:20名(先着)

  参加費:大人200円、小中学生100円、幼児無料

  電話:052-309-7260

  ※現在、参加者受付中(先着順のため、センターにご確認ください)

2)923日 環境学習プログラム 干潟の生きもの観察会

  日時:923日(土)13301530

  場所:稲永ビジターセンター(港区野跡4丁目112号)

  定員:20名(先着)

  参加費:大人200円、小中学生100円、幼児無料

  電話:052-3895821

  ※99日より参加受付開始となります。

※そのほか、干潟体験のプログラムについては、

 稲永ビジターセンター、藤前活動センターまでお問い合わせください。

ページ先頭へ↑

2017年08月09日創造の森・横山でオオフサモ防除

伊勢志摩国立公園 麻生里衣

6月と7月、横山園地のため池にて、特定外来種の「オオフサモ」の防除作業を、伊勢志摩国立公園パークボランティアのみなさんと一緒に行いました。

赤い★が防除作業を行ったため池です。

この池では環境省の特定外来種にも指定されている「オオフサモ」が増殖し、もともと近隣に生息している在来の藻などの生育を阻んできました。

こちらが、オオフサモです。

オオフサモ

切れやすい地下茎を少しでもとり残すと、すぐにそこから新しい芽が出てきます。

6月の作業前の様子がこちら。

この時期は雨の日が続いたため、水が濁り水量も多い状態でした。

横山 創造の森 オオフサモ

池では、所々に在来の水生植物がみられ、アカハライモリやツチガエルもたくさん見られました。

そして、7月の作業前の様子がこちら。

なんと!以前とは池の色が全く違います。

横山 創造の森

7月は雨が少なく、水深も浅く水は透き通っており、在来の「オオトリゲモ」が、池の底一面を覆っています。深い緑色がとっても綺麗です!

早速、オオフサモの防除に取り組みます。

池に降りるとまず現れたのがツチガエル。藻の上に乗って顔を出しています。

ツチガエル 横山

そしてトノサマガエルも顔を出します。

トノサマガエル 横山

この時期、池には様々な種類のトンボも飛び交っています。

こちらは、鮮やかな赤色のショウジョウトンボ。

ショウジョウトンボ 横山

詳しい種類はわかりませんでしたが、お尻のあたりに水色の線が2本入った、イトトンボの一種もいました。

イトトンボ 横山

つがいで仲良く飛んでいる姿も。

イトトンボ つがい

ボランティアさんたちも、とても熱心にご協力してくださいました!

横山 パークボランティア

そして、終了後の池がこちら。

さすがのオオフサモもかなり少なくなりました!

横山 ため池 オオフサモ駆除

こうやって、この池が再び在来の動植物の貴重な生息地として再生できたのも、長年オオフサモ駆除のために協力してくださっている人々の努力の「結晶」のように感じました。

今後も、この池と池に住む動植物を見守っていければと思います。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ