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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

#STAYHOME 志賀高原で今日見た動物

2020年04月28日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

志賀高原管理官事務所は標高約1,500mの山の中にあります。人里ではなかなか見ることができない動物を見ることができます。

車で事務所へ向かう途中にカモシカを見ました。

<国道292号沿いの山の斜面です。時々見かけることがあります。>

事務所に着いたところで赤の目立つ鳥がいました、アカゲラでした。

<お腹の鮮やかな赤と翼の模様(黒色に白斑)が特徴です。木をつついていました。コンパクトデジカメで撮影したので写真の出来は悪いです。>

道路沿いでサルの群れも見たのですが、珍しいことではないので写真撮影せずに通り過ぎました。

代わりに昨年のこの時期のサルの写真を載せます。

<雪解けで出てきた草を食べるサル。口に草を運んでいるのが分かる。奥に見える山並みは北アルプス。国道292号沓打名水公園にて平成31年4月中旬撮影。>

さすがにクマは見かけませんでした。

ただ、今は落葉しているので「クマ棚」が目立ちます。事務所に近い所でもいくつか見られ、クマのいる場所だというのを実感します。

「クマ棚」とはクマが木に上って採食した跡です。ドングリなどの実る木(ブナ、ミズナラなど)に登り、枝ごと折って実を食べます。食べた後の枝の塊が座布団のように棚状に残ります。これを「クマ棚」と言います。

■お願い

コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、不要不急の外出自粛要請が出されています。連休となりますが、早期収束に向け、皆様のご理解ご協力をお願いいたします。

環境省信越自然環境事務所では「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」を実施しています。