ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

2018年1月

13件の記事があります。

2018年01月30日【参加報告】第7回ごみと水を考える集い

国指定藤前干潟鳥獣保護区 名古屋 西部理恵

ここのところ俄然、あつく盛り上がる(?)藤前干潟から、こんにちは。

アクティブレンジャーの西部です。

大盛況のうちに終了した藤前干潟サイエンスカフェ(1/20実施)の余韻も冷めやらぬ名古屋自然保護官事務所ですが、実はその次の日には、藤前干潟にとってもとても大切な問題「ごみ」を考える集いが催され、我々も参加してきたので、その模様を紹介したいと思います。

参加してきたのは、「第7回ごみと水を考える集い

ごみと水を考える集い

藤前干潟では毎年、春と秋にクリーン大作戦という行政・ゴミの専門家・自然保護団体・地域住民・学生ボランティアの方が中心となって行われる大きな清掃活動イベントがあります。昨年度の秋は残念ながら台風で中止となってしまいましたが、毎回1000人を超える多くの人たちがボランティアで藤前干潟にやってきて、干潟やヨシ原のゴミを拾う姿に、私たちも元気をもらっています。

クリーン大作戦の後には、毎回、私たち名古屋自然保護官事務所のメンバーが講師として呼ばれている干潟の観察会も行われています。清掃した場所が生きものにとってどんな場所なのかを知ることが出来ます。

このイベントを実施する母体となっているのが、藤前干潟クリーン大作戦実行委員会なのですが、このような活動と同じように伊勢・三河湾流域で清掃活動をはじめ、自然保護や地域の活性化のため様々な活動を行っている団体や行政が集まり開催されているのが、「ごみと水を考える集い」です。

藤前干潟クリーン大作戦実行委員会のホームページ

藤前干潟に流れ着いたゴミ

藤前干潟に流れ着いたゴミ(2017年929日撮影)

残念ながら、これが藤前干潟の現状でもあります。

干潟には、大きなゴミから小さなゴミ(自然由来のゴミから人が作り出したマイクロプラスチックなど)まで、様々なものが流れ着きます。

では、藤前干潟でキャッチできなかったゴミはどこまで行くのでしょうか。

皆さんは考えたことがありますか?

流れに乗って、また藤前干潟に戻って来るゴミもあります。

伊勢湾・三河湾では、国土交通省の海洋環境整備船「白龍」が定期的に巡回しているので、回収されるゴミもたくさんあります。

名古屋港湾事務所のホームページ

それでもすり抜けて流れ出ていくゴミもあるでしょう。

三重県鳥羽市、伊勢志摩国立公園内に答志島という小さな島があります。

藤前干潟が伊勢湾の最奥部なら、ここ答志島は伊勢湾の玄関口。湾口に当たるところに、伊勢湾の口をふさぐようにして位置するのが答志島です。

22世紀奈佐の浜プロジェクト

三重県答志島での清掃活動の様子(22世紀奈佐の浜プロジェクト:2017年108日撮影)

台風21号襲来後の奈佐の浜

この写真は三重県の調査で四日市大学の千葉先生が調査をされたものですが、その調査結果について今回の集いでも報告がありました。

美しい海と海岸線が特徴的な伊勢志摩国立公園ですが、美しい浜もこうして打ち上げられたゴミに埋もれてしまうこともあるのです。

外洋へと流れ出ていく海水に乗って、様々なゴミがここ答志島でもキャッチされます。

答志島でキャッチできなかったゴミは?

もうお分かりですね。

外洋へ、はるかかなた海のどこかへ運ばれていくのです。

中には、いずれ自然に帰るゴミもあるのですが、プラスチックのゴミたちは細かく小さくなりながら海の中を漂い続けます。

そうして、いつしか魚の食べ物としてお腹におさまり、鳥たちの食べ物としてお腹におさまり、やがて私たちはそうした生き物たちのお腹の中に残ったこれらのゴミを目にして、驚くのです。

最近では、南極でも小さなプラスチックのゴミが発見されました。

環境省の報道発表

海中に漂うゴミ、それは目に見えるゴミというだけではなく、実は水質を汚染するような目に見えないゴミも吐き出しているかもしれません。知らず知らずのうちに、水を汚しているのかも・・・

最近では、多くの河川が以前よりもキレイになったと言われますが、水をキレイにする、とはどういうことなのか?ゴミの問題と一緒に考えていかなければいけませんね。

さて、本題からずれてしまいましたが、今回の集いは日々こうしたことを考え、活動する人々の思いが発端となって始まっているものだということなのです。

今年の集いでは、記念報告として庄内川で活動しておられる、NPO法人矢田・庄内川をきれいにする会の間野(あいの)さんから庄内川のアユの遡上についてお話を聞きました。また、中部大学上野研究室の皆さんからはヨシの衰退要因調査の発表や、イオンチアーズ名古屋茶屋で活動する小学生の皆さんによる清掃活動などの報告、名古屋市立名古屋商業高校有志の皆さんによるヨシを使った商品開発といった様々な活動報告がありました。先ほど写真に出した答志島の海岸についても、昨年度は海岸清掃のあとに台風21号が襲来し、せっかくキレイになった海岸が一夜にしてゴミの山となってしまったという三重県の調査報告(四日市大学千葉先生が調査)もありました。

ゴミはどこからやって来るのか?どうしたらこれらを無くすことが出来るのか?

こうした問題を解決するために、清掃活動だけではなく、ヨシを利用した商品を作り販売してはどうか?研究者としてそれに貢献できないか?一般市民としてボランティアで普及啓発が出来ないか?などなど、それぞれの立場でこの大きな問題に取り組む姿がここにありました。人が出したゴミは人が回収することが出来る!そう信じて、それをずっと考え続けて来た人たちの姿は、本当に印象的で、力強いものでした。

私たち名古屋自然保護官事務所でも、こうしたことを伝え、知ってもらい、考えてもらえるように、活動していきたいと思いました。

皆さまもぜひ、自分たちの生活の中で出ているゴミが一体、この先どこへどんな風に漂っていくのか、考えてみて欲しいなぁと思います。

さて、今日はすこーしばかり、耳の痛いお話しでしたが、

藤前干潟の生きものたちは、そんな環境にもめげずに頑張って生きています。

NHK「さわやか自然百景」では、干潟のシギチドリ類やダイナミックな動きを見せるミサゴやハヤブサなどの猛禽類も紹介されていましたね!

(2017年2月に撮影したミサゴ:藤前干潟では1年中見られます。)

藤前干潟情報が続々と登場しており、皆さま、藤前干潟に来てみたい!と思われた方も多いのではないでしょうか(期待をこめて!)?

そんな方は、ぜひ、藤前活動センター、稲永ビジターセンターへお越しください。

センタースタッフが藤前干潟について、いろいろ教えてくれますよ。

http://chubu.env.go.jp/wildlife/fujimae/access/index.html


稲永公園のコゲラ(2018年1月16日撮影)

名古屋自然保護官事務所のAR日記へのご意見・ご感想がございましたら、ぜひメールをお願い致します。

→ WB-NAGOYA@env.go.jp

ページ先頭へ↑

2018年01月24日黒姫高原スノーパーク&いいづなリゾートスキー場にも行ってきました!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

1月23日(火)、"黒姫高原スノーパーク"と"いいづなリゾートスキー場"で、

長野県主催で毎年実施しているスキー場安全対策パトロールに参加しました。

 

この日は雪降る中の巡視でした。

視界は悪かったですが、スキー場にとっては恵みの雪です☃

 

01恵みの雪~

 

ファミリーパークに定評のある黒姫高原スノーパークには、

今年からスノーボードパークができていました!アイテムも充実していましたよ♪

 

02スノーパークのアイテム!

 

安全対策パトロールでは、参加者で意見交換も行っています。

今年からは別のスキー場のパトロールの方も参加して、情報交換の場になっていました。

 

03情報交換なう

 

広くて長いゲレンデのいいづなリゾートスキー場。

昨年10月末の台風の際に、ゲレンデ横の沢から土砂が流れてしまいました。

 

04リゾートの土砂

 

しかし!ネットやロープで安全対策がばっちりされていましたよ。

ナイターも営業していますし、安心して滑りに来てくださいね♪

 

05広いぞリゾートスキー場

 

そういえば、先日、事務所にはヤマガラが遊びに来ていました。

ニーニー鳴いていて可愛かったです(´ω`*)

 

06ヤマガラだー!!

 

ページ先頭へ↑

2018年01月24日アカガエルの産卵が始まりました!

伊勢志摩国立公園 アクティブレンジャー 半田俊彦

伊勢志摩国立公園から、早くも春を感じさせる話題です。

アカガエルはまだ寒い冬の間に冬眠から目覚め、水辺で産卵をするカエルです。

今年は1月18日の調査で、最初の産卵を確認することが出来ました。

アカガエルの卵は、およそ300個から800個くらいの卵が集まった塊になっています。

浅い水辺に産み落とされたものを、一つ一つ持ち上げて確認します。

このように卵塊が崩れずに持ち上がるのは、ニホンアカガエルの卵です。

ヤマアカガエルの卵は、持ち上げると崩れてしまいます。

確認した卵塊には、日付を書いたマークをつけておき、

無事にふ化するように見守ります。

まだ寒い冬の水辺ですが、アカガエルの卵を探しに出かけてみませんか?

ページ先頭へ↑

2018年01月23日仲間づくり

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

東京は大雪で大事件ですね!

戸隠は・・・先週暖かかったので、恵みの雪です(^^♪ 

 

1月22日(月)、午前午後と打合せに奔走しました。

 

午前中は飯綱町の交流施設である『ZQ(ずく)』に伺って、

ロングトレイル構想のお話をさせていただきました。

 

01ロングトレイルについて@ZQ

 

11月の信濃町のパンフレットの取材をきっかけに、

飯綱町の地域おこし協力隊の方とつないでいただきました。

 

02取材と仲間づくり

 

仕事で関わった方からご紹介いただいて"仲間の輪"が広がっていきます。

こういう"ご縁"を大事にしていきたいです(´▽`)

 

 

午後は信濃町で野尻湖ナウマンゾウ博物館の実行委員会。

3月のリニューアルも目前に控え、着実に会議内容も前進しています。

 

03ナウマン実行委の会議

 

帰りは黒姫駅に寄って、12月にリニューアルOPENした

"信州しなの町観光協会"の観光案内所を見てきました。

 

04観光案内所!

 

内装がとってもオシャレで、パンフレットラックもわかりやすくなっていましたよ!

 

05内装がおしゃれ!

 

そして・・・お!これは、野尻湖ナウマンゾウ博物館のサテライトミュージアム

ナウマンゾウの歯の化石のレプリカなどが置いてあります。

 

06これはー!サテライトミュージアム!

 

国立公園のパンフレットも置いていただいているので、ぜひ立ち寄ってみて下さい♪

ページ先頭へ↑

2018年01月23日【実施報告】藤前干潟サイエンスカフェ「フクロエビ類ってなぁに?~ヨコエビをはじめとする小型甲殻類の暮らし~」(藤前干潟ふれあい事業)

国指定藤前干潟鳥獣保護区 吉塚藍

先日、毎月実施している干潟の定点調査にて、小さな小さなカニが見つかった藤前干潟からこんにちは。

アクティブ・レンジャーの吉塚です。

(大きさ3mm前後の稚ガニ。現段階カニの種類については分かっていません。やはり若いと透明感があるんですね...!)

定点調査では毎月決められた場所の干潟の泥をザルで濾して、その中に残った生き物をカウントしていますが、これほど小さなカニが生きた状態で見つかるのは珍しいことです。

今年度は何かと小さな生き物たちと縁がありそうです。

さて、そんな小さな生き物たちと縁が続き、先日1月20日(土)に行われた、藤前干潟サイエンスカフェ「フクロエビ類ってなぁに?~ヨコエビをはじめとする小型甲殻類の暮らし~」について、報告させていただきます。

今回のサイエンスカフェの企画は、西部ARの大学の同窓会がきっかけでした。

恩師に生物多様性の観点から、サイエンスカフェの講師を探しているとお願いしたところ、小型甲殻類を研究している田中先生を紹介され、藤前干潟の底辺を支える小さな生き物の重要性ともテーマ性が合うことからを取り上げてみようと思ったことから始まったもので、当日まで、田中先生と実施内容について何度も打合せを重ねて実現したものです。


(会場の様子。司会は西部AR。)

フクロエビ類?ヨコエビ?

と、あまり聞き慣れない(ちょっとマニアックな)生き物がテーマで、人が集まるのか心配しましたが、なんと当初予定していた20名の定員を超え、40名以上の方にお越しいただきました!!

会場となった研修室が一杯になり、ちょっと狭い中でしたが、最後まで楽しんでいただきありがとうございました。

サイエンスカフェということで、飲み物やお菓子を片手にリラックスして、講師の方や参加者みなさんとともに語り合うというほのぼのスタイルのイベント。

今回は、藤前干潟に何度もおいでになったことのある常連の方だけでなく、干潟や生き物については初心者といった方も多く、また、特にご家族での参加もあり、子どもたちも含め、幅広い年齢層の方々にお会いすることができました。

【講師の田中克彦先生。東海大学海洋学部海洋生物学科講師、博士(理学)でいらっしゃいます。】

田中先生は、普段はフクロエビ類のうちウミクワガタ類に属する小型甲殻類の生態学・分類学を専門に研究しているそうです。藤前干潟でよく見つかるフクロエビ類はヨコエビやウミナナフシが多いので、今回は、先生にウミクワガタ類も含んだ、フクロエビ類全体についてスポットを当てて、お話して頂きました。

「フクロエビ類」というのは、その名のイメージ通り、甲殻類の生き物になりますが、私たちが普段目にするエビやカニ、ヤドカリなどの「ホンエビ類」と同じ仲間ですが、これら「ホンエビ類」とはまた違った特徴を持つ生き物のグループです。

お話では、まず始めに、何故フクロと名前が付いているかの由来の紹介や、もっとも自分たちの身近にいるフクロエビ類は、一体何者になるのかというクイズなどがありました。クイズの答えはなんと!

...陸上にいるダンゴムシ(正式名:オカダンゴムシ)でした!!

「え、エビじゃないじゃん!」と、どこかからツッコミが聞こえてきそうですが、実は身近にたくさんいるフクロエビ類について、こんな感じで、先生のお話に引き込まれてスタート。

その後も、大人から子どもまで、クイズ形式も含め、分かりやすい説明をして頂きました。

またお話だけでなく、先生には当日朝、静岡にある研究室から、たくさんの実物標本や実体顕微鏡、また顕微鏡をモニターに映す機器等をお持ち頂き、参加者みなさんで様々なフクロエビ類を観察することができました。普段なかなか触れる機会がない顕微鏡で生き物を覗いたり、実物標本を観察することは、みなさんとても刺激的だった様子で、フクロエビ類などの生き物についてや、また干潟に興味が湧いたというコメントも頂きました。

(顕微鏡を覗く子どもたちと、スクリーンに拡大された映像を見る参加者の皆さん、横で解説する田中先生。遠くから、たくさんの標本や資材の準備、本当にありがとうございました!)

そして、「フクロエビ類」の中に含まれる、体長数mmの小さな生き物である「ヨコエビ」が、藤前干潟でよく見られることを、ぜひお忘れなく!今後も藤前干潟の小さな生き物のことを身近に感じて頂きたいと思いました。

ちなみにカフェに使用したドリンクは、日頃、藤前干潟の普及啓発にご協力頂いているイオンスタイル名古屋茶屋店さんからご提供頂きました!

(コーヒー、紅茶、ココア、カフェオレ、チョコレート等、たくさんのご提供ありがとうございました!)

また名古屋市野鳥観察館や参加者の皆さんからもお菓子のご提供を頂きました。ありがとうございました。とても寒い時期なので、あたたかい飲み物や甘い飲み物、お菓子等のおかげで、ほっとくつろげる時間を過ごしていただけたように思います。

参加された皆さん、講師の田中先生、イオンスタイル名古屋茶屋店さん、藤前干潟ふれあい事業実行委員会の事務局のメンバー、名古屋市野鳥観察館スタッフ、稲永ビジターセンターのスタッフの皆さん、本当にありがとうございました!名古屋自然保護官事務所メンバーもお疲れ様でした!

(会場の様子。大勢の方に来て頂き、スタッフ一同感激しております!)

尚、チラシにあった生き物の名前は以下の通りです。

左から「ナギサクーマ」、「ドロクダムシ」、「フトヒゲソコエビ」になります。

またサイエンスカフェの様子は、名古屋市野鳥観察館のブログにも掲載されています。

http://blog.goo.ne.jp/kansatukan/e/bca9944e93827b6f1576fbea8e0da5d3

サイエンスカフェを通して、私自身、身近な所にも、まだまだ知らない世界がたくさんあることを実感しました。これからもあらゆる事に目を向けていきたいなと思います。

ではでは、まだまだ藤前干潟 "熱" は止まりません!!

今月もあと少し!イベント情報です。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

<レンジャー写真展2017>

国指定藤前干潟鳥獣保護区、白山国立公園、伊勢志摩国立公園の自然を守るレンジャーとアクティブ・レンジャーが撮影した生き物と風景の写真を展示しています。ぜひお買い物と合わせてご覧下さい。

・期間:1月18日(木)~1月31日(水)

・場所:イオンモール名古屋茶屋内 1Fスーパーレジ横スペース

・料金:無料

・問合:環境省名古屋自然保護官事務所

    TEL 052-389-2877

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

名古屋自然保護官事務所のAR日記へのご意見・ご感想がございましたら、ぜひメールをお願い致します。

→ WB-NAGOYA@env.go.jp

ページ先頭へ↑

2018年01月23日長野県内初の氷河 カクネ里雪渓

中部山岳国立公園 後立山 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、

中部山岳国立公園にある「カクネ里(さと)雪渓(せっけい)」(長野県大町市)が「氷河」と認められました。

長野県では初めての氷河です。

このニュースの前までは、日本では富山県の3カ所「小窓(こまど)雪渓」、「三ノ窓(さんのまど)雪渓」、「御前沢(ごぜんさわ)雪渓」だけが氷河と認められていました。

この度、カクネ里雪渓とともに富山県の2カ所の雪渓が氷河と認められたことで、日本の氷河は富山県5カ所、長野県1カ所の計6カ所となりました。すべて中部山岳国立公園内にあります。

・日本の氷河6カ所の位置。丸の大きさは、雪渓の大きさを反映したものではありません。

・写真撮影位置は下で紹介する3枚の写真の撮影位置です。氷河は他の場所からも望むことができます。

・図は上が北。

では、それぞれの氷河を紹介します。

■カクネ里雪渓

・長野県大町市にあり、鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ)の北東の谷に位置します。

<写真中央に「く」の字に灰色っぽく見えるものがカクネ里雪渓です。秋に撮影したので雪渓の面積は小さくなっています。中央の高いところが鹿島槍ヶ岳の山頂部です。撮影場所は遠見尾根の中遠見山付近。平成28年10月4日撮影。>

■御前沢雪渓と内蔵助(くらのすけ)雪渓

・富山県立山町にあり、雄山(おやま)などからなる立山の東斜面に位置します。

<御前沢雪渓は雄山付近の谷に、内蔵助雪渓は富士ノ折立と真砂岳(まさごだけ)の間の谷に位置します。撮影場所は岩小屋沢岳(いわこやさわだけ)付近。平成24年7月19日撮影。>

■小窓雪渓と三ノ窓雪渓

・富山県立山町にあり、剱岳(つるぎだけ)山頂から北に延びる岩稜の東斜面に位置します。

<剱岳から北に延びる岩稜でみられる深い切れ込みは「窓」と呼ばれており、小窓雪渓は小窓谷に、三ノ窓雪渓は三ノ窓谷にあります。撮影場所は種池(たねいけ)小屋から岩沢小屋岳にかけての稜線。平成24年7月19日撮影。>

ここまで日本の氷河6カ所のうち5カ所を写真で紹介しました。

しかし、残り1カ所の「池ノ谷(いけのたん)雪渓」の写真はありません。というのも、池ノ谷雪渓は長野県側(私の担当している区域)から見えないためです。

さて、皆さんも6カ所の氷河を見たいとお考えかもしれません。

6カ所のうち内蔵助雪渓は登山道があるので雪渓に立つことができます。しかし、ほかの5カ所は一般の登山者が近づくことは困難です。

となると、氷河を見ることができる登山道を歩くということになります。上で紹介した写真は、すべて大町市と他市町村の境界である稜線上の登山道から撮影したものです。

次のグリーンシーズン、氷河を望む大町市の稜線を歩いてはいかがでしょうか。

ページ先頭へ↑

2018年01月22日エコツアー部会&第3回歩く利用部会を開催しました!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

1月19日(金)、妙高戸隠連山国立公園連絡協議会

『エコツアー部会』と『歩く利用部会』が開催されました!

 

01エコツー部会&歩く部会

 

エコツアー部会は第1回目の開催でした。

協議会ではエコツーリズム推進全体構想の認定を目指しています。

まずは"エコツーリズムとは何か"を協議会内で勉強していこうと考えています。

 

02エコツー部会の方向性・・・

 

歩く利用部会は3回目(1回目はこちら。2回目はこちら。)!

本格的にロングトレイルコースを設定するにあたって、来年度の踏査計画を立てました。

 

03ロングトレイル踏査計画中

 

いよいよ本格的に動き出すロングトレイル構想!

早く外に出て色々なコースを歩いてみたいです(^^♪

 

○スノーシーズンも遊びいっぱい!

妙高戸隠連山国立公園の冬のイベント情報はこちら

ページ先頭へ↑

2018年01月17日白山国立公園でスノーシュー!自然観察会 参加者大募集♪

白山国立公園 大石佳織

こんにちは。
新しい年最初のアクティブ・レンジャー日記です。
皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

自然観察会情報の前に、現在の白山周辺の様子をお伝えしましょう!
まずは白山の様子から。
先日、1月7日に白山を拝みに石川県白山市白峰の西山方面へ出かけました。
そこで待っていたのは・・・
とんでもなく美しい白山の姿でした!

(美しい白山の姿。右端が御前峰、その隣が大汝峰。17日撮影)
年末からさらに雪が増えたようで、ますます美しくなっていました!
こんなにきれいな白山に年明け早々出会えるなんて幸せです♪

また、先週の大雪で、事務所周辺は積雪が2mほどになりました。
4月21日の記事に掲載した堂埜森神社(どうのもりじんじゃ)は、鳥居が雪に埋もれてしまっていました。
(鳥居の左上がかろうじて見えている神社。115日撮影)
昨日までの雨で雪はかなり減りましたが、それでもなくなりません。

そして、雪の白峰でさらにステキな出会いがありました!
なんと事務所の裏にニホンカモシカが現れたんです♪

(事務所の裏に現れたニホンカモシカ。115日撮影)
白峰地区内をカモシカが時々歩いているという話は聞いていましたが、地区内で実際に見るのはこのときが初めてでした。寒い冬、思い切って雪の世界へ出かければ、ステキな出会いが待っているかもしれません♪

ではここで、出かけたくなってきた皆さんにオススメのイベントをご紹介します!

 ☆ 2
17()開催! ☆
 自然観察会「雪を学ぼう!~スノーシューで冬の森へ~」!
 参加者大募集!!

このイベントは白山手取川ジオパーク推進協議会と共催で実施するもので、スノーシューをはいて豪雪地帯の冬の森を歩きます。冬の生きものの様子や雪と大地の成り立ちの関係などについて理解を深めるための自然観察を楽しんでもらえる内容になっています♪

昨年のイベントの様子。スノーシューをはいて散策!)
気になった方は、下記のイベント概要をチェック!
詳細は、中部地方環境事務所のページに掲載しておりますので、お申し込みの際は必ずコチラもご確認くださいね!

**
【イベント概要】**************************

『雪を学ぼう!~スノーシューで冬の森へ~』
  開催日時:平成30217() 10:3015:00
       ※小雪・小雨決行、荒天の場合は中止
  開催場所:石川県白山市白峰地区
  集合解散場所:国立公園センター(石川県白山市白峰ツ57乙)
  参加費:1人500円(傷害保険代、非常食代)
  定 員:大人15名、子ども5名 (※申込み先着順)

  対 象:小学4年生以上
  服 装:スキーウェア上下等(雪上での活動がしやすいもの)、手袋、
       長靴か防水性の強い登山靴、帽子、サングラスやゴーグル

  持ち物:弁当、飲み物(温かいものがよい)、フリース等防寒具、

      リュック、手袋等の予備
  あるとよいもの:
スキーストック2本、銀マット等敷物、スノーシュー

      (※スノーシューは貸出あり)
  共 催:環境省中部地方環境事務所・白山手取川ジオパーク推進協議会

お問い合わせ、お申し込み先】
  白山手取川ジオパーク推進協議会
    電話番号:076-274-95648:3017:15
    FAX番号:076-274-9546
    メールアドレス:geopark@city.hakusan.lg.jp
    参考:白山手取川ジオパークホームページ
 
申し込み方法】
  郵送又はFAXかメールで申込書を送付してください。

申し込み締切】
  平成30213()17時まで 必着!
************************************

皆さまのご応募、お待ちしています!

ページ先頭へ↑

2018年01月17日戸隠スキー場はこんなところ!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

1月15日(月)の午後は戸隠スキー場へ!

 

戸隠スキー場といえば戸隠連峰の眺めがすばらしい立地のゲレンデ!

そ・し・て!!!!!!第3クワッドリフトを下りると、焼山、火打、妙高、黒姫など・・・妙高戸隠連山国立公園の山々が一望できます!!!

 

01戸隠連峰がばっちり! 02妙高戸隠の山々がよく見えます・・・

 

第6クワッドリフトを下りた場所からは一度板を脱いで、瑪瑙(めのう)山に登ってみましょう(50歩ぐらいで登れます)!戸隠山や北アルプスの眺めはもちろん、野尻湖も見えます!

 

03瑪瑙山山頂です 04野尻湖よく見えます!!!

 

そして今年は「忍者スロープ」がパワーアップ!

 

05忍者スロープ入口! 06秘密の林間コースの入口・・・

 

秘密の林間コースやスロープが沢山設置してあり、子ども達が楽しめるしかけいっぱいです!最後の筒をくぐると、とがっきー君とハイタッチができてちょっと嬉しいです(´▽`*)

 

07林間コースはウェーブもいっぱい! 08最後はとがっきーくんとハイタッチ!

 

ちなみにこの林間コースは大人が通るとかなりスピードが出てしまうので、気をつけて下さいね!

戸隠スキー場にもぜひ遊びに来て下さい♪

ページ先頭へ↑

2018年01月16日飯綱高原スキー場を滑ってみました!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

1月15日(月)に長野県の観光部が実施している"スキー場安全対策パトロール"が行われました。

 

危険箇所がないか?案内表示はしっかりされているか?などの確認をしながら滑ります。

 

01滑ってみます! 02飯綱高原スキー場

 

午前中は飯綱高原スキー場、午後は戸隠スキー場を滑らせていただきました。

今回は飯綱高原スキー場についてレポートします(戸隠はまた明日)!

 

このスキー場は飯縄山の裾野にあるので、振り向けば飯縄! リフトを降りても飯縄!

 

03振り向けばいいづな・・・ 04リフトを降りても飯縄

 

そして、浅間山や富士山、北アルプス方面がばっちり見えて素晴らしいロケーションです!

 

05浅間山方面 06槍ヶ岳も見えるんです

 

パトロール隊長によると、"富士山が見えない日はほとんどない"くらいよく見えるそうです。目の前に広がる雄大な山々へ向かって広々滑れてとっても気持ちの良いスキー場でした(^^♪

 

個人的には、ちびっ子がよく乗るリフトには仕掛けがあったり、岩の景色がカッコイイなど・・・リフトに乗っている時に飽きないスキー場で楽しかったです(´▽`*)

 

07リフトにづなっち♪ 08リフト✕岩の風景

 

初中級者コースが充実しており、ゲレンデは圧雪がとても丁寧にされていて滑りやすかったですよ(´∀`)♪

ぜひ一度滑りに行ってみて下さい。

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ