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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

岩菅山開山祭

2021年06月08日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

6月6日、志賀高原で「岩菅山(いわすげやま)開山祭」が行われました。2年ぶりの開催です。

岩菅山は2つのピークを持ち、祠のある岩菅山の標高は2,295mで、そこから50分ほど歩いた先にある裏岩菅山は標高2,341mで、志賀高原で最も標高の高い場所です。

開山祭は岩菅山山頂で行われるため、参加者は山頂まで歩き、開山祭後も歩いて下山します。コースは、東館山→寺小屋峰→のっきり→岩菅山山頂→のっきり→アライタ沢→聖平です。

東館山(標高1,970m)から岩菅山山頂まで、標高差はあまりないですが、尾根に沿って小さなアップダウンを繰り返します。「山と高原地図」(昭文社)ではコースタイムは3時間30分となっています。しかし、それぞれのペースで歩くので、2時間程度で歩く人もいれば、4時間以上かけて歩く人もいます。

さて、コースの状況ですが、今回は残雪がほとんどなく、1箇所10m程度だけでした。短い距離とはいえ、スリップした際にケガをしないように気を付けてください。

トイレは岩菅山山頂にありますが、使いづらいと思います。携帯トイレを持参する方法もあります。

岩菅山

左:奥に見えるのが岩菅山山頂。

右:岩菅山山頂近くから南方向(歩いてきた方向)を撮影。尾根に沿って線のように見えるのが歩道。奥には浅間山、草津白根山、横手山、四阿山などが見られます。右手前が寺小屋峰。

どちらの写真も写っている人は開山祭の参加者です。

ナエバキスミレとイワカガミ

左:ナエバキスミレ。右:イワカガミ。

ヒメイチゲとハクサンイチゲ

左:ヒメイチゲ。右:ハクサンイチゲ。

岩菅山稜線下の柱状節理

岩菅山は古い火山です。山頂近くの稜線下部には柱状節理が見えます。

岩菅山山頂付近から北方向のパノラマ

岩菅山山頂から北方向を撮影。右手前が裏岩菅山。裏岩菅山の左奥が鳥甲山。右奥に苗場山の山頂部がわずかに覗く。左端は焼額山。

岩菅山山頂は、ほぼ360度の展望があります。

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