2021年5月
10件の記事があります。
2021年05月25日新緑が上っていく志賀高原
上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史
前回の記事では、アクセス道路の冬季閉鎖の解除など社会的条件からグリーンシーズンにそろそろと近づいていることをお伝えしました。
今回は、生き物の様子などから、グリーンシーズンに近づいている志賀高原の状況をお伝えします。
■坊平(ぼうだいら:標高約1,200m)
国道292号の坊平橋から坊寺山(ぼうでらやま:標高1,839m)方面を撮影。左側が坊寺山の山頂部で、坊寺山の西斜面が見えています。
・落葉樹の新緑(淡い黄緑色)が山頂部に近い標高の高い所まで上っている。
・山頂に近い所は、まだ灰色っぽいので落葉樹は展葉していない(木の葉が開いていない)。
・山頂部の濃い緑の木々は常緑樹(秋などに一斉に葉を落とすことがないので、一年を通して緑の葉を見ることができる木)。
<5月20日撮影>
■蓮池(はすいけ:標高約1,500m)付近
志賀高原管理官事務所から西館山(にしだてやま:標高1,756m)、東館山(ひがしたてやま:標高1,994m)方面を撮影。中央左が西館山の山頂部、右側が東館山の山頂部で、南西向き斜面が見えています。
・手前の蓮池のほとりの木々は展葉が始まっている。しかし、まだ、白い幹や枝が目立つ。
・西館山と東館山では、落葉樹の新緑(淡い黄緑色)は、山腹の発哺(ほっぽ)温泉の建物群(標高約1,600m)より高い所までみられる。
・東館山の斜面上部や山頂部の濃い緑の木々は常緑樹(秋に一斉に葉を落とさず、一年を通して緑の葉を見ることができる木)。
<5月24日撮影>
■高天ヶ原(たかまがはら:標高約1,670m)
県道沿いに湿原があります。点々と白く見えるのはミズバショウの苞(ほう)。
奥の方では地域の方が木道を補修されていました。
木道は「せせらぎコース」と呼ばれる散策路で、湿原を結ぶように道が付けられています。
■大倉新道(おおくら しんどう)
西館山の西斜面にある遊歩道。標高1,600m前後で標高差はあまりありません。
いろいろな花が見頃でした。
注意事項としては、沢を渡る場所などにぬかるみがあることと、クマの糞(新しいものや古いもの)が散見されたことです。
<左:リュウキンカ、右:ミズバショウ>
<左:シロバナエンレイソウ、右:サンカヨウ>
左:ニリンソウが一面に広がる空間があります。
右:オオカメノキの花。高い木は展葉が始まったところです。
さて、生活の中でもグリーンシーズンに向かっていることを感じています。
事務所では、ようやくストーブをほとんど使わなくなり、1週間に1回程度、短時間運転させるだけになりました。外に出たほうが暖かく感じる日もあるので、これは、日当たりが悪い場所に事務所があるということに影響を受けているのかもしれませんが。
【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。
厚生労働省「新しい生活様式の実践例」
<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>
2021年05月24日令和3年度「子どもパークレンジャー 自然観察&自然と地形地質のつながりを知ろうin平湯温泉」
中部山岳国立公園 福澤春彦
こんにちは、中部山岳国立公園管理事務所の福澤です。
例年より早い雨の季節になりましたが、好天の5月12日(水)、元気いっぱいの地元中学一年生18名が環境省事業のひとつ「子どもパークレンジャー(JPR:Junior Park Ranger)」に参加してくれました。
子どもたちが自然の中で楽しみながら自然の大切さを学ぶプログラムで、全国の国立
公園で行われています。
https://www.env.go.jp/kids/gokan/jpr/about/index.html
今回のプログラムでは、昨年開催にも増して新型コロナウイルス感染症対策が求められており、終始マスクの徹底、密を避ける、適時手洗いの実施などスタッフ一同念入りに計画して臨みました。
朝の飛騨・北アルプス文化センターに集合した子どもたちを前に、環境省中部山岳国立公園平湯管理官から国立公園とレンジャー(自然保護官)の仕事の説明があり、そして今日学ぶことを身近な人たちに積極的に伝えて欲しいと「子どもパークレンジャー」の任命が行われました。
今回平湯のプログラムは昨年同様で平湯の森の中に整備された平湯自然探索路を歩きながら木々や植物を観察し、平湯大滝では地形地質から成り立つ自然環境も学びました。
出発地の飛騨・北アルプス文化センターのすぐ向かいに見える大きな木々には希少猛禽類のクマタカが生息していたと言うガイドさんの話に驚きながら元気よくスタートです。
森の中では、根曲がりした大木や木に生える苔の高さが一定の理由など日本海気候の影響を受け雪深い平湯ならではの特徴を観察しました。
平湯キャンプ場では、飛騨側北アルプスのシンボル笠ヶ岳が臨まれ、目視できる縞模様は火山噴出物の堆積跡であることや、平湯から近いアカンダナ山が活火山であり横の白谷山、焼岳と合わせて焼岳火山群であること等を学びました。
午前の部が終わろうとした頃、平湯キャンプ場に可憐なニリンソウが点々と咲いているのをガイドさんが見つけ、子どもたちも見入っています。
これを見た別のガイドさんがキャンプ場の上部にもっと大きな群生地があると案内してくれました。実は、平湯キャンプ場は昨年の大雨で土砂流出など大きな被害を受け、その群生地も流されたのではないかと心配しましたが、見事な一面ニリンソウのお花畑が広がっていました。大雨の影響があった場所ですが、植物の生命力と復元力は本当に凄いです。
午後の部は、平湯大滝まで歩き乗鞍岳火山によってできた地形と地質を学びました。
乗鞍の四ッ岳噴火によって流出した溶岩が浸食されて平湯大滝ができたこと、その溶岩末端は平湯スキー場手前あたりに在ることから平湯大滝は現在の位置まで約4万年をかけて数百メートルも浸食移動したこと、などビックリするような話です!
地質特徴が見られる地点ではクイズ形式で石の名称や種類、成り立ちなど中学理科の授業に出てくる話を興味深く解説して頂きました。火山岩の種類の覚え方は、か(花こう岩)り(流紋岩)あ(安山岩)げ(玄武岩)、「かりあげ」と教えて頂きました!
プログラム最後の「まとめの会」では、今日学んだことを感想を交えて一人一人発表しました。どの発表にも平湯の自然と地形地質への発見と驚きが感じられ、周りの人たちにも「伝えたい」「教えたい」という声が多数聞かれました。
<高山市では飛騨山脈ジオパーク推進協議会が主体となり飛騨山脈のジオパーク登録を目指しています。https://hidageo.com/>
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2021年05月20日安全に利用してもらうために
上信越高原国立公園 谷川 増田 多美
皆さま、こんにちは。
更新がストップしており、すみませんでした。
梅雨入りが近いのか最近どんよりした天気が続いていますね。
まぶしいほどの新緑をもっと楽しみたかった谷川管理官事務所の増田です。
5月22日(土)にオープン予定の谷川岳インフォメーションセンター(IC)ですが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためオープンを延期することとなりました。
(環境省HP: http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2021/post_167.html)
オープン日が決まり次第、HPやAR日記、公式SNSでもお知らせいたします。
また、一ノ倉沢道路(国道291号線(谷川岳登山指導センター下~一ノ倉沢))は予定通り5月21日(金)午前10時に冬季閉鎖が解除されます(一般車両は通行止め)が、電気バスや山岳資料館は当面運休・休館となります。
(みなかみ町観光協会HP:http://www.enjoy-minakami.jp/)
さて、冬季閉鎖解除に向け、5月18日(火)に一ノ倉沢周遊歩道上の倒木や倒れそうな危険な木の撤去・道標の設置をしました。
↑チェーンソーで細かくした倒木や歩道上に落ちている木・大きな石を撤去。
約3時間半かけて一ノ倉沢から芝倉沢まで倒木の撤去をしました!
芝倉沢より先は雪も残っており、道も崩れている部分がありますので通行には体力・装備・技術とも十分に気をつけてくださいね。
↑スタート地点の一ノ倉沢(左)、ゴール地点の芝倉沢(右)
日本三大岩場の一つ谷川岳を代表する一ノ倉沢は新緑と雪がコラボしており、とてもキレイでした!
一ノ倉沢までは谷川岳ロープウェイから徒歩で往復2時間ほどかかりますが、道中いろいろなお花が咲いているので楽しみながら歩けますよ☺
↑タチカメバソウ(左)、フデリンドウ(右)
倒木撤去の次は道標を設置していきます。
ベンチを設置し、この日の作業を終えました。
道中ベンチが何カ所もあるので、休みながらハイキングするのも良いですね。
ハイキングでは人と密になりにくいですが、接触がなくなるわけではありませんので基本のコロナ対策を心がけて自然を堪能して下さい☺✿
2021年05月19日藤前干潟からのお知らせをいくつか。
国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵
皆さま、藤前干潟からこんにちは。
アクティブ・レンジャーの西部です。
すっかりご無沙汰してしまいました。
<2021年5月11日撮影:アイリングが可愛いコチドリ>
藤前干潟は、あっという間に春の渡り鳥シーズン終盤となり、シギチドリ類がめっきり少なくなりました。ヨシ原が少しずつ緑に変わり始め、オオヨシキリの"ぎょぎょし、ぎょぎょし"と言う声が盛んに聞こえてくるようになり、田植えが終了した周辺の田んぼからはけたたましいケリの鳴き声が聞こえてきます。
夏はもうすぐそこ、外へ出るのが楽しい季節になってきましたが、
真夏日も記録されるようになってきましたので、藤前干潟へお越しの際は、帽子や飲み物などを忘れずにお持ちくださいね。
また、昨年度から引き続き、稲永ビジターセンターと藤前活動センターでは、新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、開館時間の短縮、観察会等の受入れ人数を減らすなどの対策を実施しています。
既に皆さまには実施いただいているとは思いますが、改めて、両センターへお越しの際には、感染対策も万全にしてお越しください。
●稲永ビジターセンター、藤前活動センターの開館状況
開館時間:9時~16時
休館日 :毎週月曜日、毎月第三水曜日、年末年始
そして、藤前干潟の庄内川周辺にお越しの方に、お知らせです。
庄内川左岸側の護岸工事により、残念ながら堤防下の小段は歩いたりすることが出来ません。
堤防上は歩くことが出来ますので、庄内川左岸側の干潟を観察される際には、堤防上からご覧ください。
詳細は、稲永ビジターセンターにお立ち寄りいただき、スタッフに聞いて頂けると良いと思います。
今見られる生き物ののことや、藤前干潟のことも教えてもらえますよ。
また、稲永ビジターセンターの隣には名古屋市野鳥観察館がありますので、こちらでもいろいろと聞いていただくと、藤前干潟にやって来る鳥たちのことなどがもっと分かると思います。
<2021年5月11日撮影:夏羽のキレイなトウネン>
●藤前干潟のイベント情報
藤前干潟ふれあい事業 ラムサール条約登録20周年プレ・イヤー・オンライン講座
「名古屋港の生き物と藤前干潟」
日時:2021年6月20日(日) 13時30分~15時
会場:オンライン(ZOOMを予定)
講師:中嶋清徳氏(名古屋港水族館)
対象:一般
定員:100名程度
申込:藤前干潟ふれあい事業実行委員会
TEL:052-223-1067、FAX:052-223-4199
メール:a2662@kankyokyoku.city.nagoya.lg.jp
〆切:6月15日(火)必着
2021年05月19日VS!! 特定外来生物・オオキンケイギク
伊勢志摩国立公園 黒川慶伊
こんにちは!そして初めまして!
4月より伊勢志摩国立公園アクティブ・レンジャーを拝命しました黒川です。
たくさんの人々が暮らしている一方で、そのすぐ近くに豊かな自然が多く存在する伊勢志摩国立公園。
その魅力をみなさんに発信していけるよう頑張りますので、よろしくお願いします!
さてさて突然ですが、このきれいな花、何の花だか分かりますか?
黄色い花が特徴で草丈が高く、空き地や道ばたに群をなして花を咲かせる様子は黄色いコスモスによく似ています。
思わず写真を撮りたくなってしまうような綺麗な姿に、親しみを感じている人も多いようです。
正解は「オオキンケイギク」。
実は在来種を脅かす可能性があるとしてその栽培や運搬、販売などが法律で原則禁止されている「特定外来生物」の一つなんです。
もともとは人の手によって外国から日本に持ち込まれ、園芸に用いられたり緑化のため法面に植えたりするということが一般的に行われていました。
ですが次第にその旺盛な繁殖力と生態系への有害性が明らかとなり、特定外来生物の指定を受けて現在は駆除の対象となっています。
残念ながら伊勢志摩国立公園内にも、オオキンケイギクの群生地が存在しています。
梅雨の晴れ間を利用して、パークボランティアの方々と一緒に駆除作業を行いました。
オオキンケイギクは非常に生命力が強く、根が残っていると翌年また再生します。
なのでまずは手作業で根から引っこ抜く方法で駆除を行いました。
しかしこれが大変! 花が咲いている大きな株の根元には、まだ葉だけの小さな個体が無数に生えているのです。
ひとつづつ取り残しのないよう丁寧に駆除すると、手前から写真中央の白い倉庫までの範囲を終えるのに、5人で1時間以上かかってしまいました。
手前の区画の駆除完了後、奥の区画では作戦変更をして草刈り機での駆除を行いました。
根が地中に残るためベストな方法ではありませんが、少なくとも花が散ったあとにできる種子の拡散は防ぐことが出来ます。
作業終了後、駆除したオオキンケイギクはこの区画だけで45Lのゴミ袋31袋分にもなりました。
完全な駆除には毎年の根気強い駆除活動、そして多くの人々の理解と協力が必要です。
もしオオキンケイギクのことを知らない人がいれば、ぜひ教えてあげてくださいね!
2021年05月17日そろそろとグリーンシーズン_志賀高原
上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
この記事は国立公園への来訪を積極的に促すものではありません。新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、感染リスクを避ける行動をとっていただくよう、皆様のご協力をお願いします。
さて、志賀高原管理官事務所担当区域では、アクセス道路の冬季閉鎖の解除が始まりました。そそそろとグリーンシーズンに近づいています。志賀高原と近隣の道路情報(5月17日時点)です。
【冬季閉鎖解除された道路】
■国道292号
長野県山ノ内町と群馬県草津町を結ぶ道路です。
4月23日に冬季閉鎖が解除されました。渋峠を経由して長野県と群馬県を行き来することができます。ただし、当日の天候や火山活動などの影響により一時的に通行止めにされる場合があります。
・渋峠の標高は2,150mを超えます。氷点下になるおそれがあります。
・草津白根山は活火山です。噴火警戒レベルが1のため通行規制はありません。
<渋峠。4月27日撮影。今年の雪の壁は低めでした。左の建物は群馬県と長野県にまたがって建っている宿泊施設。>
■大前須坂線(県道112号:干俣線交点まで)及び牧干俣線(県道466号)
高山村から群馬県嬬恋村の万座温泉へのアクセス道路です。
5月14日(金)15時に冬期閉鎖が解除されました。群馬県側も同時刻に解除されました。
【今後、冬期閉鎖が解除される道路】
1.奥志賀公園栄線(県道502号)
野沢温泉村、木島平村及び栄村方面と志賀高原を結ぶ道路です。
5月21日(金)16時に冬季閉鎖解除の予定です。しかし、解除後しばらくは栄村方面のみ通行可能です。
・野沢温泉村方面から木島平村のカヤの平ゲートまでは、災害復旧工事が行われるため引き続き通行止めで、9月開通予定です。
・カヤノ平から志賀高原や栄村方面(カヤの平ゲートから秋山ゲートまで)は、災害復旧工事が行われるため引き続き通行止めで、8月開通予定です。
2.林道清水平線
木島平村市街地から木島平村の「カヤの平高原」へのアクセス道路です。5月21日(金)16時に冬季閉鎖解除の予定です。
ただし、カヤの平からの県道奥志賀公園栄線(志賀高原方面、野沢温泉村方面とも)は、①のとおり災害復旧工事を行うため引き続き通行止めです。
<カヤの平高原。令和2年10月27日撮影。>
3.豊野南志賀公園線(県道66号)
高山村から志賀高原へのアクセス道路です。
5月26日(水)15時に冬季閉鎖が解除される予定です。
4.大前須坂線(県道112号)(県道干俣線交点から毛無峠まで)
高山村から群馬県嬬恋村の万座温泉へのアクセス道路の枝線で、群馬県境の毛無峠で通行止めとなる道です。
5月21日(金)15時に冬季閉鎖が解除される予定です。
5.五味池高原線(県道346号)
須坂市市街地から須坂市の五味池(ごみいけ)破風(はふ)高原へのアクセス道路です。
5月13日に冬季閉鎖が解除されました。しかし、引き続き道路工事が行われるため5月28日までの予定で通行止めです。
五味池破風高原は、標高1,500mから標高1,800mにかけて広がります。レンゲツツジの群落(見頃は6月中旬から下旬)やオートキャンプ場(営業は6月から10月)があります。
<五味池付近のレンゲツツジ群落。平成28年6月撮影。>
6.林道米子不動線
須坂市の米子(よなこ)大瀑布(だいばくふ)へのアクセス道路です。
須坂市のページ<https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/event/event.php?id=15504>によると、「2019年の令和元年東日本台風(台風19号)の影響により、現在、米子大瀑布へのアクセス道路である林道米子不動線は災害復旧工事中のため、全面通行止めとなっています。林道開通は、早くても2023年5月以降の見込みです。」とのこと。
また、須坂市のページ<https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/item.php?id=5e990c1739d58>によると、米子大瀑布周辺の登山道(浦倉山方面及び小根子岳方面)についても通行止めです。
<米子大瀑布。権現滝(左)と不動滝(右)の2本がかかる。平成30年5月20日撮影。>
【新型コロナウイルス感染拡大防止についてのお願い】
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いや3つの密を避けるといった「新しい生活様式」の実践をお願いします。
厚生労働省「新しい生活様式の実践例」
<https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html>
2021年05月13日ナチュラリストによる自然観察ツアー
中部山岳国立公園 立山 平松新一
こんにちは。中部山岳国立公園立山管理官事務所の平松です。4月から新たにアクティブ・レンジャーとなりました。これからよろしくお願いします。
さて、連休中は天気が荒れていたことや、新型コロナの影響もあって、立山に来られた方は例年よりも少ないようでした。ただ、5月4日は好天に恵まれ、室堂には多くの方が訪れていました。
<好天に恵まれた5月4日の白山室堂>
そんな中、富山県立山自然保護センターでは、弥陀ヶ原と室堂平でナチュラリストによる自然観察ツアーが行われていました。立山の自然や歴史について解説いただけるとてもいい機会でしたので、私も室堂平のツアーに参加しました。
今回解説いただいたのは佐伯克美さん。元中学校の校長先生で、現在は県のナチュラリスト協会に所属し、立山などで自然解説を行っているほか、富山県の山岳関係の本も執筆されている著名な方でした。
<山岳情報ボードの前で解説される佐伯克美さん>
観察ツアーは約2時間、立山自然保護センターを出発し、室堂山荘からミドリガ池、ミクリガ池を経由して戻ってくるコースです。私自身も白山麓などで自然解説をした経験はありますが、雪上の高山でガイドを行ったことがなく、とても楽しみでした。
予想通り佐伯さんの解説は素晴らしく、自分が山に登った体験を踏まえて立山地域の説明をしたり、室堂の歴史や周囲に見える山々の説明をしたりととても興味深いものでした。また坂道では歩き方にも気を配るなど、参加者が安心して歩けるよう配慮されていました。おかげで、2時間近く歩いたにもかかわらず、とても楽しく、かつ勉強になる充実した時間を過ごすことができました。
<室堂石室での解説>
<立山連峰についての解説>
立山では佐伯さんのような方々をはじめ、多くの人たちが立山の自然について皆さんに知ってもらうための活動や、貴重な自然を守るための活動をしています。今後もこのような人たちや立山で行われている活動、また立山の自然についてこの場を通して情報発信していきたいと思います。
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中部山岳国立公園では、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、「新しい生活様式」に沿った慎重な行動をお願いしています。中部山岳国立公園へお出かけの際には、各自治体や訪問先が発信している情報を事前にご確認いただき、3つの密の回避や手指の消毒など、感染防止対策にご協力ください。みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
2021年05月11日【お知らせ】白山国立公園 市ノ瀬ビジターセンター、中宮温泉ビジターセンター等の利用中止について
白山国立公園 大石佳織
皆さま、こんにちは。 白山自然保護官事務所の大石です。 本日は白山国立公園の施設の利用中止について、お知らせです。
利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。 <利用中止の期間> 2021年5月12日(水)~5月31日(月)まで(予定)
・市ノ瀬ビジターセンター :石川県白山市白峰(市ノ瀬) ・市ノ瀬休憩所 :石川県白山市白峰(市ノ瀬) ・中宮ビジターセンター(中宮展示館):石川県白山市中宮
<感染拡大防止対策への協力のお願い> 市ノ瀬地区周辺の園地(市ノ瀬園地、岩屋俣谷園地、根倉谷園地)の園路・探勝路は利用中止にはなっていませんが、以下の感染拡大防止対策へのご協力をお願いします。 ・発熱や咳等の風邪症状の見られる方は利用をお控えください。 ・人と人との十分な間隔(できるだけ2mを目安に)をおとりください。 ・マスク、消毒液の持参及び使用をお願いします。 ・感染予防のため、手洗いの徹底をお願いします。 ・この他、感染拡大につながる行動の自粛をお願いします。
中部地方環境事務所 白山自然保護官事務所 電話番号:076-259-2902 詳細や最新の情報は中部地方環境事務所のホームページでお知らせしますので、下記のページでご確認いただければ幸いです。 これまでのような生活を取り戻せず、ストレスを抱えている方も多いと思います。私も「またか・・・」と感じたり、ネガティブなことを考えたりしてしまうことがありますが、仕事でご一緒する方々から前向きになれる言葉をいただくことがあります。私がいただいた言葉をお裾分けします。 (どちらも少し言葉は変えています。) ![]() (身近な草木、事務所前の街路樹トチノキをのぞき込む・・・というより見上げると、つぼみが♪) |
皆さま、こんにちは。
白山自然保護官事務所の大石です。
本日は白山国立公園の施設の利用中止の期間延長について、お知らせです。
石川県では5月12日から「石川緊急事態宣言」が発令され、石川県内にあるビジターセンター等の施設を利用中止にしてきました。
当初は利用中止の期間を5月31日までの予定としていましたが、石川県緊急事態宣言が6月13日(日)まで延長されていることから、施設の利用中止期間も延長することになりました。
利用者の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
<利用中止の期間>
2021年5月12日(水)~当面の間(6月13日(日)までを予定)
※ 利用再開については、感染状況を踏まえて決定し、中部地方環境事務所のホームページにてお知らせいたします。
<利用中止の施設>
・市ノ瀬ビジターセンター :石川県白山市白峰(市ノ瀬)
・市ノ瀬休憩所 :石川県白山市白峰(市ノ瀬)
・中宮ビジターセンター(中宮展示館) :石川県白山市中宮
※ 市ノ瀬地区及び中宮地区の屋外トイレはご利用いただけます。
<感染拡大防止対策への協力のお願い>
市ノ瀬地区周辺の園地(市ノ瀬園地、岩屋俣谷園地、根倉谷園地)の園路・探勝路は利用中止にはなっていませんが、以下の感染拡大防止対策へのご協力をお願いします。
・発熱や咳等の風邪症状の見られる方は利用をお控えください。
・人と人との十分な間隔(できるだけ2mを目安に)をおとりください。
・マスク、消毒液の持参及び使用をお願いします。
・感染予防のため、手洗いの徹底をお願いします。
・この他、感染拡大につながる行動の自粛をお願いします。
<連絡・問い合わせ先>
中部地方環境事務所 白山自然保護官事務所
電話番号:076-259-2902
詳細や最新の情報は中部地方環境事務所のホームページでお知らせしますので、下記のページでご確認いただければ幸いです。
中部地方環境事務所 URL:http://chubu.env.go.jp/index.html
白山国立公園内は新緑が眩しい季節になってきました。
(ブナの新緑)
開館を再開出来る日が早くきますように・・・。