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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

志賀高原では冬が近づき、道路の冬期閉鎖が始まります

2019年11月05日
志賀高原 則武敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。

10月31日(金曜日)の朝、志賀高原自然保護官事務所前の日陰では通勤時間帯まで霜が残っていました。

初霜はもう少し前なのだと思いますが、霜は日が当たったり気温が上がったりすると消えてしまいます。その時間帯まで残っているのは初めてでした。

<手前の草が霜により白くなっている。奥に見える建物が事務所の車庫と執務室。>

また、今日(11月5日)は、志賀山(しがやま)の山頂部の木々が昼になっても霧氷(むひょう)で白いままです。霧氷は、氷点下の霧が木の枝などに吹き付けられて氷ができる現象です。志賀山の山頂部は氷点下になっていたと考えられます。

<蓮池(はすいけ)のほとりから志賀山を望む。志賀山の山頂部の木々が白い。蓮池周辺の木々は葉を落としている。志賀山付近で緑色が多いのは常緑樹(枝に葉を付けたまま越冬する木)が多いため。>

このように冬が近づいてきたので、志賀高原へのアクセス道路が冬期閉鎖(通行止め)が始まります。

■国道292号

 11月13日(水)13時から、志賀高原の陽坂(ようさか)から渋峠までの区間が冬期閉鎖となります。群馬県側も同時刻から草津町の天狗山ゲートから渋峠までの区間が冬期閉鎖となります。

なお、現時点でも通行規制があります<https://www.facebook.com/gunma.R292>。また、冬期閉鎖前でも降雪や路面凍結などにより一時的な通行止めになることがあります。

■主要地方道(66号)豊野南志賀公園線

 志賀高原と高山村の山田牧場方面を結ぶ道路です。台風19号の災害により通行止めとなっていた区間が、冬期閉鎖による通行止めという形に変わります。11月7日(木)15時から、志賀高原の笠岳キャンプ場入口から高山村境までの区間が冬期閉鎖となります。高山村側も同時刻から山田牧場から山ノ内町境までの区間が冬期閉鎖となります。

■県道502号奥志賀公園栄線

 志賀高原と野沢温泉村または栄村を結ぶ道路です。こちらも台風19号の災害により通行止めとなっていた区間が、冬期閉鎖による通行止めという形に変わります。11月5日(火)15時から冬期閉鎖です。

これにより、11月13日(水)以降は、翌春まで、志賀高原へ車でお出かけになる場合は、山ノ内町側から国道292号を利用するルートのみとなります。

さて、冬が近づいてきたということは、スキーの時期が近付いてきたということです。スキー場のオープンを待ちわびている方も多いはず。志賀高原で最も早いスキー場のオープンは11月23日(土・祝)の予定です。どうぞお楽しみに。