中部地方のアイコン

中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

上信越高原国立公園指定70周年イベント、篭ノ登山登山

2019年08月11日
万座 小林 直樹

山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する祝日「山の日」である8/11、

鹿沢インフォメーションセンター主催の上信越高原国立公園指定70周年イベント

「篭ノ登山(かごのとやま)登山」にサポート・スタッフとして参加しました。

篭ノ登山は、浅間山の西に位置する標高2,227mの山です。

数日前に浅間山が小規模な噴火をしましたが、人や建物に被害はなく、

篭ノ登山は浅間山の火口から6kmほど離れており、噴火の影響はなく安心して登れます。

各地から計8名の方々に参加いただき、数名のパークボランティアの方がサポートしました。

【出発前の開会式】

登山前にウォーミングアップとして登山口近くの池ノ平湿原を散策します。

池ノ平湿原は標高2,000mに位置する湿原で、この時期は様々な高山植物や

高山蝶を見ることができます。

【ヤナギランやニッコウキスゲなどの高山植物が見頃】

【スタッフのインタープリテーションを聞きながら散策を楽しむ参加者】

湿原散策の後は、登山口から東篭ノ登山の山頂を目指して本格的な登山開始です。

樹林帯から岩場、そして急登を登ります。

【カラマツの樹林帯】

【岩場の登山道】

天気もよく、麓の景色もよく見えます。

時折吹く風も爽やかです。

そして最後の急登を登り切ると東篭ノ登山の山頂に到着!

登山口から約1時間の登り、お疲れ様でした。

【山頂での記念撮影】

山の日ということもあって山頂は大賑わいでした。

【賑わう山頂】

山頂でゆっくり昼食をとり、下山は来た道を引き返して

昼過ぎに全員無事登山口に到着しました。

浅間山の噴火警戒レベルは3なので、前掛山や黒斑山などは立入禁止ですが、

篭ノ登山、湯ノ丸山、高峰高原など周辺地域は通常通り楽しんでいただけます。

詳しくは、気象庁や各自治体のHPをご確認ください。

http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/activity_info/306.html

皆さんも夏の登山や高山植物観察にぜひ訪れてみてください!

、「に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」