ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年12月

5件の記事があります。

2016年12月26日*白山を望む頂から*

白山国立公園 白山 アクティブレンジャー 小島永莉子

 白山自然保護官事務所周辺は一度は雪が積もりやっと冬らしい景色になったものの、それ以降は降る気配が無く、もう春になったのかと思うくらいです。この季節は道路が閉鎖されるため、しばらく公園中心部へは行けません。それでもこの時期の白山は真っ白に輝いていて特に美しいものです。そんなわけで、今回は視点を変えていろんな場所から白山を見てみましょう。

                                                                                                                                             荒島岳(福井県・大野市)から

鷲走ヶ岳(石川県白山市)から

医王山(白π山・石川県金沢市)から

写真中央の遠くに見える山です。

鞍掛山(石川県小松市)から

白木峰(富山県富山市)から

写真中央から少し左に見える雪が残る山です。

                                                                       

 上で紹介した山の共通点は「山頂から白山がみえること」です。どの場所からでも白山が見えると嬉しいものですが、がんばって登頂し美しい白山が見えた時はより一層感動します。

白山を望める山はたくさんあり、こちらに挙げたのはほんの一例にすぎません。天気が良いと遠く名古屋からも見えるそうですよ。こうして見てみると信仰の山と言われる所以がわかりますね。

※写真の撮影時期は3月~7月です。また、雪山登山をおすすめするものではありません。

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2016年12月22日藤前干潟サイエンスカフェのこと

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

<オナガガモやマガモが群れになって休憩中>

藤前干潟から、こんにちは。

アクティブ・レンジャーの西部です。

12月に入ったな、と思ったら、もう12月も下旬。年賀状の受付が始まったというニュースを見て、ちょっと焦っています。

皆さまは、もう年の瀬の準備はお済みですか?

さて、まだ年賀状も書いていないのに、来年の話をすると鬼が笑うかもしれませんが、

来年開催するサイエンスカフェのことを書いてみようと思います。

既に平賀ARから告知してもらっていますが、あらためて。

まずは、そもそも、、、カフェ、というからには、ドリンクが出るんでしょう?

とのご質問があるかもしれませんね。

はい。もちろんドリンク付きです!

イベントで提供するドリンクは、藤前干潟の四季や保全活動に関する情報を地域に発信していただいているイオンスタイル名古屋茶屋店さんにご協力いただいて、ホットドリンクを出す予定ですよ。

肝心の内容はどんな話?

とのご質問もあるかもしれません。

全部をお話することはもちろん出来ませんが、今までとはちょっと違った毛色のお話で、

タイトルは、「藤前干潟とつながる海~伊勢湾の流れ~」

そうなんです!今回のテーマは、母なる海の大いなる流れ、「海の流れ」のお話なんです。

海の生きものの中には、幼生期(生まれたての子ども)にプランクトンとして海中を漂うものが多くいます。

海を漂うプランクトンにとって、海の流れはとても重要なものでしょう。

それは海の生きものだけの話ではありません。

かの有名な唱歌「椰子の実♪」には遠い島からはるばると海を流れてたどり着く椰子の実が出てきますが、

植物だって、海の流れを利用してその分布域を拡げようとするものもいるのです。

そして、海の流れは、実は私たち人間活動ともつながりがあります。

藤前干潟で一番身近なのは、悲しいかな「ごみ問題」

藤前干潟のヨシ原の中を歩くと、拾っても拾ってもゴミが出てきますが、

このゴミは川の流れと海の流れによって、藤前干潟のヨシ原に溜まっていくんですよね。

さて、最後はちょっぴり暗い話になってしまいましたが、

「藤前干潟」と「海の流れ」をキーワードにしながら、海の不思議について探ってみるアカデミックなプログラム。

当日は、ドリンク片手に気軽に話を聞いてみませんか?


■藤前干潟サイエンスカフェ「藤前干潟とつながる海~伊勢湾の流れ~」
藤前干潟サイエンスカフェ表 藤前干潟サイエンスカフェ裏

日 時:2017年1月28日(土) 13:30~15:00

 場 所:稲永ビジターセンター(名古屋市港区野跡4-11-2)

定 員:20名(先着・事前申込み)

 申込み:電話、FAX、メールにて受付

     TEL:052-389-2877、FAX:052-389-2878

     メール:WB-NAGOYA@env.go.jp

     ※年末年始は事務所がお休みですので、電話対応は出来ません。

      メール、FAXでお申込みください。

      年末年始の休み:12月29日~1月3日

 締切り:1月23日(月)必着

     定員に満たない場合は、継続募集

 参加費:無料

 主 催:藤前干潟ふれあい事業(名古屋市環境局環境活動推進課内 TEL:052-972-2662)

問合先:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)


最後に、藤前干潟でみられる可愛らしい小鳥たち♪

ジョウビタキとスズメ

スズメ

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2016年12月20日すくすく元気。タニくんの成長日記。

上信越高原国立公園 谷川 湯原敦子

谷川自然保護官事務所 『タニくん』は
平成27年4月24日 生まれ。
みなかみ町観光センター2階 で産声をあげました。











ただいま、1歳8ヶ月。
初々しくも、頼もしく、
やんちゃ。 (――― は、していません。)

観光センターの中は、とっても賑やかで、
活気あふれる雰囲気に囲まれて、
すくすく、すくすく、と元気に育っています。





























タニくんの おとうさん と おかあさん は
上信越高原国立公園の大自然と
谷川岳や平標山、苗場山、清津峡などの、周辺地域住民のみなさん。


【仙ノ倉山方面】


タニくんは おとうさん と おかあさん が 大好き。
いつまでも、おとうさん と おかあさん が 元気でいられますようにと、
初々しくも、頼もしく、活躍中!

目の前の『上越新幹線 上毛高原駅』を出入りする人々を見ては
タニくんは思います。
『みんなが、自然の営みに感動できて、自然も健やかなままでいられるといいな。
 わたしにできることは、何だろう?』

今年は、苗場山の木道整備のことを考えたり、
谷川岳では、どんな利用がされているのだろう、と調べたり、
いろいろな取り組みをしてきました。

さて。
今、好奇心旺盛なタニくんが拾ってきたものが、大人気!
タニくんを訪ねて来た方、みなさんが、
まず、テーブルの上にある箱に注目します。











「これ、なあに?」 ジロジロ。。。ジロジロ。。。 興味深々。











誰が作ったのでしょうね。














材料は、何かな?
タニくんに会いに来て、確かめてみよう!?

そして、タニくんと一緒に、自然と人の関係にまつわるおしゃべりをしてみませんか?
みなさんの想いが、タニくんが元気に育つ栄養になるかもしれません。
これからタニくんは、どんな風に成長していくのでしょう。とても楽しみです。

かつて『谷川岳』と呼ばれていた「マナイタグラ」を眺めつつ。。。成長を楽しみに。。。














マナイタグラの谷間から、流れ出る川『谷川』















谷川温泉から眺める『谷川岳(マナイタグラ)』は、厳しくも優しい雰囲気。


































本年も、皆様には、いろいろと大変お世話になりました。
来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。




















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2016年12月20日アオサノリの網張り

伊勢志摩国立公園 志摩 アクティブレンジャー 半田俊彦

伊勢志摩国立公園の志摩市は全国一のアオサ(ヒトエグサ)の生産地です。

全国生産量の3.5割を占めており、志摩市を代表する特産品です。

 

アオサの養殖は内湾域に支柱となる杭を打ち、養殖網を張って行われます。

秋にアオサの「種付け」を行い、

干潮時に水面から干上がるように高さを調整して張り込みをします。

摘み取りは1月から4月にかけて行われます。

 

このアオサを、環境を再生した干潟で育成し、

摘み取りの体験を行うために張り込む作業を行いました。

 

12月14日に「ホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩」内の再生干潟において、

漁業者・環境省職員・市職員・横山ビジターセンター職員などが、

近くの干潟から網を移動し、冷たい水に浸かって作業をしました。

 

この写真で2枚分の網になります。

1枚の網がとても一人では持てないくらいに大きく育つ予定です。

 

収穫は平成29年3月11日に横山ビジターセンターの自然観察会として行います。

今後の生長が楽しみです。

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2016年12月06日五感で楽しむ観察会

国指定藤前干潟鳥獣保護区 平賀歩美

伊吹おろしが吹き始めた藤前干潟からこんにちは。

名古屋自然保護官事務所のアクティブレンジャー平賀です。

(オスのヒドリガモ)

国土の3分の2が森林の日本。中部地区国立公園のアクティブレンジャー日記を見ていると、

美しく紅葉している山の写真に胸が躍ります。

そんな雄大な山の紅葉にスケール感では負けますが、

名古屋自然保護官事務所がある稲永公園の落葉樹も紅葉しています。

また、この季節に色が変わるのは木だけではありません。

藤前干潟に渡ってくるカモたちも、オスは地味なエクリプスから美しい繁殖羽に変わっていきます。

※エクリプス...オスのカモに見られ夏から秋に見られる非生殖羽。メスのような地味な羽に換羽する

さて、そのような中、11月27日(日)に稲永ビジターセンターでは、

環境学習プログラムの「干潟の世界へのはじめの一歩【トリ編】」が行われました。

この環境学習プログラムは、藤前干潟の観察会に初めて参加する人を対象としたプログラムとなっており、

今回はその第三弾となります。

朝からあいにくの雨模様ではありましたが、

まずは室内で、カモ類を探すカードゲームやオナガガモの渡りの紙芝居、

スタッフ手作りの実寸大のぬいぐるみ!等でカモの生態を学習した後、

(左:名古屋市野鳥観察館からバードウォッチング 右:稲永公園から野鳥を観察)

お隣の名古屋市野鳥観察館へ行き、スタッフからの解説を聞きながらスコープで

干潟にいるカモ始めミサゴやダイシャクシギなどを観察しました。

それから小雨であったこともあり少しだけ屋外に出て、

鳥の鳴き声を聞くなど五感を使って間近でカモやカモメ類を観察しました。

(藤前干潟に飛来してくるカモについて振り返り)

最後は、また室内に戻ってみんなで振り返りです。参加された方も冬の藤前干潟や渡り鳥について、

新しい発見があったのではないでしょうか。

ちなみに環境省が行っている渡り鳥の飛来状況調査によると、

藤前干潟で12月上旬に見られた種としてカモ類だけで11種、数としては約4000羽!

1日数時間のカウント調査でこの数になります。

(こちらに泳いで来るスズカモ御一行様:目が黄色で体が黒と白いオスと体全体が黒いメス)

(11/24のカモ達。庄内川のヨシ原の脇で休むカモの群れ)

満潮でも干潮でも藤前干潟のあちこちで、

美しい繁殖羽に変わったカモ達の食事風景や寝姿、泳ぐ姿等々が見られます。

また、雨でも鳥は観察できると思いますのでご心配なく。

(左:ヒドリガモのメス 右:カンムリカイツブリ(カモではありません...))

さて、2016年もあと30日ほど。2017年(来年は酉(トリ)年です!)が見えてきましたね。

ということで、来年予定されている藤前干潟でのイベントのご紹介です。

○藤前干潟ふれあい事業 藤前干潟サイエンスカフェ○

【藤前干潟とつながる海-伊勢湾の流れ-】

藤前干潟にすむたくさんの生きものたちを支える環境をつくっている海の流れ。藤前干潟とつながる海-伊勢湾-や藤前干潟のまわりにはどんな流れがあるのかを学ぼう!

【お問合せ・お申込み先】

日 時:1月28日(土) 13:30-15:00

場 所:稲永ビジターセンター 1階 レクチャールーム(名古屋市港区野跡4-11-2)

内 容:藤前干潟にすむ沢山の生きものたちを支える環境をつくっている海の流れ。藤前干潟とつながる海-伊勢湾-や藤前干潟のまわりにはどんな流れがあるのかを学ぼう!

行き方:あおなみ線「野跡」駅下車 徒歩15分

定 員:20名

申込み:事前申込み 締切り1月23日(月)必着

参加費:無料

問合せ:環境省名古屋自然保護官事務所(TEL:052-389-2877)

飲み物やお菓子の持ち込み大歓迎!

http://chubu.env.go.jp/wildlife/fujimae/event/index.html

是非チェックしてみて下さい。

今回の干潟観察会の主役はカモでしたが、

今、藤前干潟ではカモメ類、チドリ類・シギ類と

多くの種類の鳥を観察出来ます(12/2にはハマシギが1128羽カウントされました)。

(11/16撮影。ユリカモメ、ハマシギ、コガモなど)

どんな鳥が見られるのかは...鳥の気分次第?!ではありますが、

伊吹おろしに負けないよう、防寒対策をしっかりしてお越し下さい。

藤前干潟でお待ちしています。

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