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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

笠ヶ岳山頂からの素晴らしい眺め

2015年07月17日
志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原(長野県山ノ内町)です。

7月13日は長野県山ノ内町と高山村にまたがる笠ヶ岳を歩きました。地元の方は「かさだけ」と呼んでいます。

山ノ内町と高山村の境界にある峠の茶屋から歩き始めます。山頂の標高は2,075m、峠の標高は約1,900mなので、標高差は約170mです。上りのコースタイムは約30分です。

<峠の茶屋付近から眺める笠ヶ岳西斜面。笠のように見えます。>

笠ヶ岳の魅力は、何と言っても、比較的短い時間で山頂まで登ることができ、素晴らしい眺めを得られることです。

<南を見ると浅間山。雲なのか噴煙なのか不明。>

<西を見ると長野市街地。北アルプスの稜線が所々に見えますが、はっきりしません。視界の良い日にまた来なさいということだと思って諦めます。>

<東を見ると横手山>

<北側を見ようとするとアゲハチョウの仲間がいました>

<北側の山並み。中央奥の一番高い山(2つのピークが見える山)が、志賀高原で最も高い山である裏岩菅山(左)と岩菅山。>

さて、歩道(登山道)の状況です。

左:峠の茶屋から山頂までの区間のうち、ほとんどは階段が整備されています。急勾配の箇所が多いので、特に下りでは慎重に歩いてください。

右:山頂に近い区間はロープが張ってあります。ロープを使わなくても上り下りできるところも多いので、ロープに頼り過ぎないように歩いてください。

峠の茶屋までの車道は山ノ内町側、高山村側ともに道が細く、カーブが多いです。お気をつけてお出かけください。なお、峠の茶屋付近の駐車スペースは普通車で10台程度あります。

山から下りた後は、山ノ内町の志賀高原や高山村の松川沿いにある、国立公園内の温泉もぜひご利用ください。