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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

スノーシューイング

2010年03月04日
万座
こんにちは。
2日に鹿沢万座パークボランティアの方とスノーシューイベント(3/6開催「湯の丸コンコン平」)の下見に行ってきました。みなさん、「スノーシュー」ってどのようなモノかご存じでしょうか。
雪の上を歩くと「あっ」という間に足が雪の中に沈んでしまったことないですか?そんな雪の中を歩き続けるのは大変ですし、なかなか前へ進めないですよね。でもスノーシューを履けば・・・雪の上を歩けちゃうんです!なぁんて画期的なんでしょ。私は今年がスノーシューデビューだったのですが、スキーなどのウインタースポーツで感じるものとは、また違った冬の自然の表情に癒されてきました。スノーシューは特に技術を必要としないので、誰にでも簡単にできるウインタースポーツの1つとして、年々人気が出てきているモノなんです。スノーシューの種類も今は豊富で大きさも形も様々になっています。軽量化もだいぶ進んでいるようですよ。

さて、今回のイベントの下見で私が使用したスノーシューはこちら↓


このスノーシューを相棒に、いざ下見です。


【湯の丸山と地蔵峠の分岐(コンコン平入り口)】
分かりますか?足が埋まってないでしょ。ストックがズブズブと埋まってしまうようなところでもスノーシューで雪上をスイスイと、冬の景色を楽しみながら自分のペースで気持ち良く歩くことができました。

また、スノーシューの醍醐味といえば、なんといっても冬だからこその「アニマルトレッキング!!」動物たちの痕跡が夏場に比べてグンッと発見しやすくなるんです。普段はなかなか姿を見せてくれることのない彼らですが、真っ白な雪の上に残された足跡やウンチなどから、その地域にはどのような動物が暮らしているのかを確認することができます。
今回はこんな痕跡が確認できました。


メギの樹皮が削られています。メギの周りにはノウサギの足跡が付いていました。
そう!ノウサギの食跡です。足跡を確認してみると木から木へ移動していることが分かりました。
右下の写真は何だかお分かりいただけるでしょうか。
3つの点はウサギの足跡です。その近くの黒い点は、ノウサギのフンです。その大きさにちょっとビックリしてしまいました。

さて、スノーシューの魅力をほんの一部ですがご紹介させていただきました。やはり、実際体験していただくことにより十分な魅力を感じることができると思います。
春の訪れまであと少し。楽しみな反面、冬とのお別れが寂しくもあります。今年度のスノーシューイベントは3月6日「湯の丸コンコン平」の他にも3月14日「村上山」でも開催いたします(詳しくは鹿沢インフォメーションセンターHPをご覧ください)。もうしばらくの間、冬を楽しみましょう。
http://www.kazawa.jp/index.php