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中部地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

湯ノ丸山レンゲツツジの時期になりました。

2009年06月03日
万座
お久しぶりです、小林です。
久々の投稿になってしまいましたが思い出してくださいましたか?
きっと思い出してくれたと思いますので、最近の小林活動報告をさせていただきたいと思います。

5月28日に湯の丸高原へ行ってきました。
湯の丸高原では毎年、地元の各関係者をはじめボランティアの方々によってレンゲツツジの保護活動が年に数回行われております。活動としてはレンゲツツジの生育状況をよくするため、周囲の整備を行います。主に、剪定や場合によって周囲の木を伐採したりして日当たりを良くしたりします。本年も5月末より活動が始まりました。今回は本年度2回目の保全作業が行われました。それに合わせて、東京から力強い助っ人が来てくれました。郁文館高等学校の生徒さんです。


【カラマツの伐採作業中】
約100名を超える生徒さんが雨の降る肌寒い中、切り分けた木の運び出しなど頑張ってくれたおかげで作業がスムーズに進みました。これから綺麗な朱色が一面に広がってくれることでしょう。
また、毎年行っているおかげで活動の成果が目に見えてわかりました。十分な日当たりを確保できたようでイワカガミやミツバオウレンがあちらこちらで確認できました。


【イワカガミ】

【ミツバオウレン】
この活動がレンゲツツジだけでなく様々な高山植物にもとても良い影響を与えているのだなと感動させられました。


6月1日には湯ノ丸の山開きも行われました。中旬くらいにはレンゲツツジが咲き始めるかと思います。約60万株のレンゲツツジが咲き乱れている様子を皆さんにお知らせしたいと思っておりますので、楽しみにお待ちくださいね。