2020年5月28日
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2020年05月28日#STAYHOME 上高地のツキノワグマ
中部山岳国立公園 上高地 松下裕之
こんにちは。
上高地管理官事務所の松下です。
上高地にクマが出るの?とお思いの方も多いと思います。
上高地にクマは出ます!!
自然の豊かな上高地・北アルプス地域(大正池~横尾、山岳エリア)は、全域が「ツキノワグマ」の生息地です。
上高地地域のツキノワグマの目撃情報は、毎年40~60件程寄せられています。
昨年は目撃情報が多く、4月中旬から11月中旬までに158件の目撃情報がありました。
近年、上高地でツキノワグマによる大きな人身被害は聞いていませんが、襲われた場合は、重傷を負ったり、死亡する危険性があります。
2009年9月には、乗鞍岳畳平にオスのツキノワグマが現れ、9人が重軽傷を負った事故がありました。
巡視の際に、子グマを囲んで写真を撮っているグループを見かけることがありますが、ゾッとします。
子グマは警戒心が低く、人前でも気にせず現れますが、近くには親グマがいることが多いので、要注意です!!
けっして写真撮影などしないでください!!
田代湿原付近に現れた成獣
(写真提供:自然公園財団上高地支部 調査のため望遠レンズによる撮影)
注意喚起の掲示(ウエストン広場付近)
では、ツキノワグマに出会わないためにどうすればよいのでしょう?
★自分の存在を知らせる(クマ鈴など音のするものを身に着ける)
★ヤブが不自然に揺れたり、ガサガサ音がするときは、慌てずゆっくり立ち去る(そこにクマがいる可能性があります)
★特に早朝・夜間、悪天候のときは注意が必要です。
また、ツキノワグマを見かけたら以下のことにご注意ください。
★近づかない(写真撮影は絶対にしない)
★驚かせない(悲鳴や大声を出したり、物を投げつけて刺激しない)
★背を向けず、ゆっくり立ち去る(クマは背を見せて逃げるものを追いかける習性があるそうです)
その後、上高地インフォメーションセンター(TEL:0263-95-2433)へご一報ください。
美しい大自然の上高地だからこそ、こんな自然のリスクもあります。
利用者の皆様が安全に国立公園を利用いただけるよう、ご協力をよろしくお願いいたします。
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コロナウイルス感染拡大防止に関する政府や各自治体の方針を受け、都道府県をまたいでの不要不急の来訪や、感染リスクが高まるような行動の自粛をお願いしています。お出かけの前に、各自治体や訪問先が発信している情報をご確認ください。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
その土地でしか見ることができないご当地マンホール。
ここ、妙高高原のデザインは実はとってもおしゃれ!
妙高山の山並みと手前にお花がデザインされています。妙高高原のフォントもいい味だしてる!
このマンホールは旧妙高高原町時代に設置されたもので、
描かれている花は当時、町の花にも指定されていたレンゲツツジ。
現在でも妙高高原の至るところで見ることができ、今はちょうど花まっさかりです。
このマンホールは合併前の旧妙高高原町エリア(笹ヶ峰や杉野沢温泉、いもり池、赤倉温泉の一部)
で見ることができます。
コロナが収束したらマンホール風に写真が撮れるスポットも探してみたいですね。
旧妙高村エリア、糸魚川のマンホールも気になる・・・追って調査したいと思います!