2020年5月 7日
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2020年05月07日#STAYHOME 志賀高原の利用施設等の供用状況(5月7日)
上信越高原国立公園 志賀高原 則武敏史
こんにちは、上信越高原国立公園の志賀高原です。
緊急事態宣言の延長を受けて、長野県では外出自粛要請が継続されています。
これに伴う施設の休止などの情報(5月7日13時)をお伝えします。
なお、今後の状況により休業期間などは変更される可能性があります。最新の情報については、それぞれの情報源でお確かめください。
志賀高原管理官事務所の担当区域の市町村は北から、栄村、野沢温泉村、木島平村、山ノ内町、高山村、須坂市の6つで、この順で書いていきます。
■栄村
・苗場山自然体験交流センター(苗場山山頂の山小屋)
6月まで休館。営業開始日未定。
情報源:栄村秋山郷観光協会 < http://sakae-akiyamago.com/information/4461/>
■野沢温泉村
・野沢温泉スキー場
4月17日(金)をもって2019-20シーズンの営業を終了。
情報源:野沢温泉スキー場 <http://www.nozawaski.com/>
■木島平村
・カヤの平高原ロッヂ及びカヤの平キャンプ場
5月10日(日)まで休業。
情報源:木島平村役場 < http://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2020041700057/>
■山ノ内町
・志賀高原のスキー場
4月19日(日)をもって2019-20シーズンの営業を終了。
ただし、横手山・渋峠スキー場については施設にお問い合わせください。
情報源:志賀高原索道協会 <https://www.shigakogen-ski.com/sp/notice>
・志賀高原山の駅及び横手山ドライブイン
5月6日(水)まで休業、5月7日以降は決定しだいお知らせされる予定。5月7日13時に志賀高原山の駅を確認したところ休業中。
情報源:志賀高原リゾート開発株式会社 <https://shigakogen.co.jp/archives/6148>。
・長野県志賀高原自然保護センター
5月31日(日)まで休館。
情報源:志賀高原自然保護センター <http://shizenhogo-center.shigakogen.gr.jp/>
・志賀高原総合会館98
5月31日(日)まで休館。
これに伴い、同施設に入居している志賀高原観光協会及び志賀高原索道協会は、窓口業務を制限している。
情報源:志賀高原観光協会 <http://www.shigakogen.gr.jp/news/shiga98hall.html>
■高山村
・山田温泉大湯
5月10日(日)まで休業。
情報源:高山村役場 <https://www.vill.takayama.nagano.jp/docs/564972.html>
■須坂市
・峰の原高原クロスカントリーコース
5月10日(日)まで利用休止。
情報源:須坂市<https://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/event/event.php?id=15304#aa>
※宿泊については各施設にお問い合わせください。
環境省信越自然環境事務所では「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」を実施しています。
新型コロナウイルス感染症の早期収束に向け、皆様のご理解ご協力をお願いいたします。
2020年05月07日#STAYHOME 浅間山の湿地保護
上信越高原国立公園 万座 飯島久美子
ニホンジカの採食から浅間山の湿地に生育している植生を保護するため、
湿地へのニホンジカ進入を防止するネット上げ作業に行ってきました!
⇑冬季はネットを地面側にたたんでいます。(R2.5.2撮影)
冬はネットをつけたままだと、風雪で柵が壊れてしまうためです。
この時期には本来ほとんど雪がなくなっているのですが、湿地の周りにはまだ50センチほどの雪が...!
今年は4月にまとまった雪が降り、ネットをあげるには雪が多すぎる...結局この日の作業は断念しました。
残念!!
⇑シャクナゲもまだ雪の下。
⇑登山道脇で見られたニホンジカによる樹皮はぎ
⇑登山道にニホンジカの毛も落ちていました。
ニホンジカの毛は中が空洞になっているので一見するとしなやかそうですが、
折り曲げるとポキポキ折れてしまいます。
下山時にはカモシカがいました!
⇑よーく見ると写真の右側、残雪の端にカモシカがいます。
登山道の対岸の崖。100メートルほど離れた場所で腰を下ろしてくつろいでいる様子でした。
上信越高原国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、
当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」
に基づいて実施しています。
こんにちは。
上高地アクティブレンジャーの松下です。
上高地にサルがいるの?と思われる方も多いと思います。
今日は、上高地のニホンザルについてお話しさせていただきます。
上高地(大正池~横尾)には、4つのニホンザルの群れが暮らしています。
このニホンザルは、極寒の地に住み、高山に登り、水中昆虫を食べ、人間に依存しない独自の生態系を維持しています。
しかしながら、近年、人慣れが進んだことにより人間とニホンザルの距離が近くなり、このままでは、人間を襲って食べ物を奪ったり、自然の中で生きられなくなることが懸念されています。
ニホンザルの「人慣れ」が問題となり始めた頃の新聞記事
(記事提供:市民タイムス2006年9月12日版)
「人慣れ」により人間との距離が近くなりますが、絶対にエサは与えないでください!
建物をかじる等の問題も起こっています。
その対策として、平成18年頃から専門家のご意見をいただき、人間とニホンザルの「適切な距離」を保つために、上高地に関わる人々とともに「巡視」や「追い払い」、「普及啓発活動」を行っています。
巡視:テレメトリー(遠隔計測装置)によりサルの位置を確認する上高地自然公園財団職員
(写真提供:上高地自然公園財団)
追い払い:パチンコやエアガンでニホンザルを威嚇し、ヒトに近寄らないよう学習させます。
(写真提供:上高地自然公園財団)
普及啓発活動:ニホンザルの生態についての解説や、ニホンザルに出会った際の注意点やエサを与えることのないよう案内を行います。(写真提供:上高地自然公園財団)
専門家によると、人間にとってもニホンザルにとってもハッピーな関係を保つためには、このような努力を継続的に根気強く続けていくことが大切だそうです。
ちょっと憎たらしいところもあるサルですが、よくよく見るとかわいい連中です。
家で過ごすことの多いこの機会に、上高地のニホンザルに興味を持っていただき、上高地にお越しの際は、ニホンザルと「適切な距離」を保っていただくほか、「追い払い活動」にご理解いただければ幸いです。
北アルプス山岳地域の山小屋は小屋泊・テント泊ともに営業自粛しております。
5月7日現在、上高地へ至るバスは全便運休、タクシーも運行していません。
地震もまだ続いており、山では雪崩や土砂崩れの危険があります。今は登山に適した環境ではありません。
全国的な外出自粛の観点からも、中部山岳国立公園ならびに上高地地域の利用(散策・登山等)自粛をお願いいたします。
詳しくは、以下のHPをご覧ください。
◆上高地公式サイト
https://www.kamikochi.or.jp/info
それでは、みなさま、いつか来る楽しい日のために一緒に頑張りましょう!!
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中部山岳国立公園では、コロナウイルス感染拡大防止の政府方針を受け、当面の利用の自粛をお願いしています。早期収束に向け、みなさまのご理解ご協力をお願いいたします。
なお、この投稿は「#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト」に基づいて実施しています。
・#STAYHOME おうちで国立公園を楽しもう!プロジェクト