ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2018年11月16日室堂平の利用について

中部山岳国立公園 木村慈延

こんにちは、立山管理官事務所の中山です。

立山黒部アルペンルートの営業も残り半月となりました。

1113日に、室堂平における積雪期利用ルールを記載したポスター・リーフレットを立山黒部アルペンルートの各駅や山小屋に配布しました。

室堂平は標高2,450メートルに位置していることから、11月月の気候は大変厳しいものとなります。

配布したポスター・リーフレットは、みなさまの安全と自然環境保全を目的として、地域関係者で決定しているものです。ぜひご一読ください。

秋期リーフレット表 秋期リーフレット裏

13日現在、室堂平にはあまり雪がありません。

11月上旬にある程度まとまった降雪がありましたが、その後の好天により雪が溶けたようです。

歩道や植生が出ている場所が多く、スキーやボードでの滑走はできる状態ではありませんでした。

【植生や立山の山肌が分かるくらいの積雪量です】

植生や立山の山肌

【仮設野営場開設予定地もほとんど雪がありません】

仮設野営場開設予定地

仮設野営場開設予定地も上の写真の通り、ほとんど雪がありません。

例年、山小屋の営業終了後(11/25~)からはみくりが池前の慰霊塔周辺で仮設野営場を設置していますが、

地表面を覆うだけの積雪がない場合は、本来の野営場である雷鳥沢で幕営していただく可能性があります。

ただし、雷鳥沢野営管理所は既に冬季閉鎖しているため、トイレ、水場は使用できませんので、携帯トイレや水を予めご準備ください。春になってお花畑に屎尿が散乱することの無いようにお願いします。

最新の情報を確認し、防寒対策をしっかりと行った上でお出かけください。

・立山黒部アルペンルートオフィシャルサイト(室堂平のライブ映像を見ることができます)→https://www.alpen-route.com/index.php

・立山室堂山岳スキー情報→http://toyamaken-sotaikyo.jp/

【木々がうっすらと雪化粧していて綺麗でした】

木々はうっすら雪化粧

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2018年11月12日続・巡視のこと ~赤い看板やフラッグのついた鳥~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 西部理恵

みなさま、藤前干潟からこんにちは。

アクティブレンジャーの西部です。

先日、山﨑ARから私たち名古屋自然保護官事務所のメンバーによる鳥獣保護区巡視の報告がありました。

今日は、巡視の時に私たちが何をチェックしているのか、少しご紹介したいと思います。

まずは、これ。ご存知ですか?

赤い看板 鳥獣保護区を示す標識看板

<鳥獣保護区を示す制札、いわゆる看板>

この赤い看板が指定の位置にちゃんと立っているか、壊れていないかなどを確認します。

山に登られる方などは、見たことがあるかもしれません。

見たことないな、知らないよ、と言う方は、ぜひ今度山に行かれる際には探してみてください。

写真では「環境省」となっていますが、これが都道府県になっていることもあります。

鳥獣保護区は国または都道府県のどちらかで指定されるのですが、「環境省」と言う文字が入っている場合は、国指定の鳥獣保護区、と言うことがわかります。

そして、なんといってもその季節ごとの鳥獣保護区の様子。

2018年11月5日 セグロカモメとハマシギの群れ

<11月5日:セグロカモメとハマシギの群れ>

寒い季節には人間界でもインフルエンザが流行りますが、鳥界でもインフルエンザが流行ることがあるため、鳥たちの様子も巡視の際には観察しています。

藤前干潟の景色

<ヨシ原が夏の緑から、薄茶色へと変化し、秋の色合い>

山﨑ARが日記に書いてくれた巡視の日には、なんと飛来したハマシギの中に「フラッグ」をつけたハマシギが混じっていました。

2018年11月5日 ハマシギ(フラッグ)

<どのハマシギにフラッグがついているか、わかります?>

アップしてみましょう。

2018年11月5日 ハマシギ(フラッグ)

<左から3番目:フラッグのついたハマシギ>

このようなフラッグを「標識」と言いますが、これは渡り鳥の生態を解明するために考えられた調査として行われているものです。

環境省では、金属の足環を使って調査を実施していますが、その他の国や調査によってはカラーフラッグを使用している場合もあり、カラーの組み合わせや装着している部位などによって取り付けられた日時や場所などが分かるようになっています。

このような調査から、渡り鳥がどのようなルートを通って渡りを行っているのか、何年くらい生きるのか、と言った様々なことがわかってきています。

いつも観察しているフィールドの鳥たちの中に、こうしたフラッグを付けた鳥を見つけるのも楽しいですね。

もしも、こうした鳥を見つけた方は、ぜひ下記までお知らせください。

自分の見つけた情報が調査に一役買っている、と思うとワクワクしませんか?

http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#ashiwa

ちなみに、このハマシギは、カムチャッカ半島で放鳥されたとのことです。

標識調査について、もっと詳しく知りたい!と言う方は、ぜひ下記を参照してみてください。

●鳥類標識調査

http://www.biodic.go.jp/banding/index.html

●(公財)山階鳥類研究所

http://www.yamashina.or.jp/hp/ashiwa/ashiwa_index.html#ashiwa

●渡り鳥に関する情報

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/migratory/index.html

このほかにも、巡視の際には不法投棄や密猟、危険行為をする人などがいないか等、様々なことを確認します。

藤前干潟で双眼鏡を持って、揃いの緑色の服で歩いている人たちを見かけたら、それはもしかすると名古屋自然保護官事務所のメンバーかもしれません。

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2018年11月08日* 子どもパークレンジャー大活躍 @乗鞍高原 *

中部山岳国立公園 丸山由起子

11月4日(日)、乗鞍高原で子どもパークレンジャーを開催しました。

活動のテーマは『 乗鞍高原一の瀬園地 景観回復大作戦! 』というものです。

 

乗鞍高原の一部は中部山岳国立公園に指定されていますが、地域の人が生活の場として

利用する里山でもあります。

昔は燃料として木を切ったり、つい数年前までは牛を放牧していたりと盛んに活用されていました。

そのため一の瀬園地は放牧によって形成された半自然草地で、草原景観の広がる場所だったそうです。

 

【 長野県乗鞍自然保護センターに展示されている昔の写真 】

  

 

環境省の中部山岳国立公園南部地域管理計画書にも「保全すべき自然環境」として

「乗鞍高原の半自然草地」とあります。

しかし最近は生活様式や時代の変化により木はそれほど必要とされなくなり、

草や木の芽生えを食べる牛もいなくなって、シラカンバやハンノキなどの成長が著しく

草原景観が失われつつあります。

 

そこで子どもパークレンジャーのみんなに、一の瀬園地の草原景観を復活させるべく

活動をしてもらいました。

 

まずは長野県乗鞍自然保護センターで乗鞍の自然や昔の生活のことを学びました。

 

そして一の瀬園地へ移動し、草原景観回復のため幼木の伐採を行う準備です。

 

みんなで【 さぁ、やるぞー!! 】のかけ声。

おや?あまりノリが良くないかな?

 

彼らの後ろに写っている場所では、シラカンバの幼木が下の写真のように

ヒョロヒョロとたくさん生えてきてしまっています。

今回はこれらの幼木を切ってもらいます。

 

かけ声のノリはいまひとつでしたが、根気のいる作業をみんな熱心にやってくれました。

 

切った幼木はリサイクルとして後で鉛筆作りに使うので枝切りばさみを使って

枝を切り落としておきます。

 

 

みんなで力を合わせ、1時間半ほどの作業でこんなにすっきりとさせることができました。

 

景観回復大作戦は大成功ですね♪

  

最後は切った木に芯を入れて削り、色鉛筆を作りました。

みんな個性豊かな色鉛筆ができたね♪

 

【 ボクは赤・青・緑の色鉛筆をつくったよ! 】

 

色鉛筆づくりが早く終わった子は、その色鉛筆を使って絵を描いてくれました。

 

今回参加してくれた子どもたちが乗鞍高原の自然の守り手になってくれることを期待します!

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2018年11月06日* 国立公園写真展☆開催中 @新穂高 *

中部山岳国立公園 丸山由起子

みなさん、こんにちは!

秋の紅葉がきれいだな~と思っていたら、早くも北アルプスは北の方や高い山を中心に

積雪で白くなってきました。

 

【 西穂高口駅山頂展望台からの笠ヶ岳(2898m) 】

 

 

【 左端のとんがりは槍ヶ岳(3180m) 夕日を受けてバラ色に輝く 】

  

 

このような北アルプスの美しい風景を楽しみに新穂高ロープウェイにお越しの際には

ぜひ国立公園写真展にもお立ち寄りください!

しらかば平駅1階のギャラリー「飛騨乃風」にて開催しております。 

 

 

信越自然環境事務所管内の3つの国立公園(中部山岳国立公園、妙高戸隠連山国立公園、

上信越高原国立公園)のアクティブ・レンジャーが昨年度の活動中に撮影した写真の数々を

展示しています。

きれいな風景だけではなく、活動の視点からの写真が数多くあります。

「こんな活動をしてるんだね」などと知っていただければ大変嬉しいです。

  

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国立公園写真展   入場無料 !!

 開催場所: 新穂高ロープウェイ しらかば平駅1階 ギャラリー「飛騨乃風」

 開催期間: 2018年11月3日(土)~11月27日(火)

 開催時間: 午前9時~午後16時30分

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寒くなって温泉のぬくもりが恋しくなる季節。

ロープウェイで高い山を見に行った後は温泉でのんびり♪ なんていうプランはいかがでしょうか?

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