ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年03月13日外来植物の分布調査をまとめる

中部山岳国立公園 関根陽太

こんにちは。

   

先日、外来植物の分布調査について書きましたが、

GPS機能付きカメラで撮影した後は、どうするのか紹介したいと思います。

   

   

これが、調査で撮った写真です。

パソコンで確認すると、位置情報が記録されているのが分かります。

    

    

この位置情報を活用しGIS(地理情報システム)ソフトで処理すれば・・・

    

   

あっという間に分布図ができあがり。

   

    

メッシュ状に分布密度を表すこともできます!

    

この調査方法のいいところは、

・目印の少ない大自然の中でも位置情報を記録しやすい

・後からでも撮影した写真から同定ができるので、誰でも調査に参加できる

・写真を撮るだけなので、判別記録の為に植物を採らずに済む

・とりまとめる人が交代しても、引き継ぎがしやすい

などなど、沢山あります。

    

上高地では調査結果をもとに、

種類ごとの危険度や分布図の経年変化などを参考にして対策にあたっています。

    

詳しい結果は信越自然環境事務所のホームページに掲載しましたので、ぜひご覧になってください。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/30_6.html

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2019年03月12日とがくし保育園のちびっ子と春を探してお散歩!

妙高戸隠連山国立公園 戸隠 アクティブレンジャー 前田久美子

3月12日(火)、とがくし保育園のちびっ子とお散歩に行きました。

とがくし保育園は「信州やまほいく」の認定園で、昨年から国立公園を守る『レンジャー』と一緒にお散歩もしています。

 

今回はや秋に続き、3回目!

秋は「妙高戸隠連山国立公園」の名前を覚えてもらいました!笑

01秋のお散歩 02名前しっかり覚えました!

 

3回目ともなると緑の制服を見て「レンジャーさんだー!」と

元気よく手を振ってくれます(^^♪

03Kレンジャーから説明 04お散歩行くよー!

 

今回は・・・黒田レンジャーからミッションが出題されました。

ミッションは3つ。みんな達成できるかな?

05Kレンジャーからミッション! 06ミッションは3つあります

 

ルーペを持って、色々なものをじ~~~っくり見て探します。

07かおはあるかな~? 08はるはあるかなあ~?

 

「あ、顔見つけたー!」「フキノトウだ!」「オオイヌノフグリだ!」「これはヒメオドリコソウ!美味しいよ!」「こっちは黄色いお花があるよ!」・・・みんな次々ミッション達成!

09オオイヌノフグリだよ! 10フクジュソウだよ!

 

ほんとだ!足元には春がいっぱい!

それにしても・・・流石とがくしっ子。植物の名前をかなり知っています。

11フキノトウだ~! 12ヒメオドリコソウだ~

 

雪の塊に登ったり、畑の横でも春探し。元気に駆けまわります(´▽`)

13雪の山をのぼるー! 14畑の横でも・・・

 

ちなみに・・・前回のお散歩の時に教えた国立公園の名前を聞いてみると・・・

「みょうこうとがくしレンジャーこくりつこうえん!」と答えてくれました!

 

ん・・・?何か違う気もするけど・・・(笑)

覚えていてくれた事に感動です(゜Д゜)スゴい!!!

 

戸隠山がよ~く見える場所でお昼ご飯。

山をバックに格好良くおにぎりを食べる子もいました☆

15シーツをひろげて~ 16おにぎり美味しいね~

 

保育園に戻ってからは、ミッション達成の証としてミニノートをプレゼント♪

17ミッション達成できたかな? 18ミニノートをプレゼント

 

年長さんは春から小学校にあがります。

小学校へ行っても外に出て、色々な事に触れて感じて

戸隠の自然や国立公園で遊んでもらいたいですね(^∀^)

 

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2019年03月12日~藤前干潟をフィールドとして学習~

国指定藤前干潟鳥獣保護区 山﨑 陽子

皆さま、こんにちは。アクティブレンジャーの山﨑です。

あっという間に3月に入り、最近は暖かい日も増えて来ました。

先日、地元の野跡小学校の4年生が1年間を通して藤前干潟の学習をし、学習の最後のまとめとして、稲永ビジターセンターで清掃活動を実施しました。

この1年間、藤前干潟を地元ならではのフィールド学習として、どんな風に取り組んできたのかをご紹介したいと思います。

<4月>

稲永ビジターセンターに来館し、稲永ビジターセンターのスタッフの案内で、DVDを見たり、館内の展示物などを使って藤前干潟について学習をしました。

<6月>

AR(アクティブレンジャー)が行う出前講座で「干潟ってどんな所?・藤前の生きものたち・藤前干潟がこまっている?」などの学習やシジミの浄化実験を通して干潟の重要性を学びました。

→出前講座の報告はこちらでもご覧いただけます。

<http://chubu.env.go.jp/wildlife/mat/m_1_1_6.html>

<6月末>

稲永ビジターセンタースタッフの案内で、実際に干潟に入り、カニなどの生きもの観察を行いました。

<9月>

児童集会で学習したことを他の学年のみんなに知ってもらうため、手作りで藤前干潟を再現した劇を発表しました。干潟の紹介をする博士役、トビハゼ、カニ役など、クイズ形式で干潟の仕組みなどを紹介し、他の学年の児童たちは熱心に見入っていました。

<3月>

1年間の学習の最後のまとめとして、4年生みんなで藤前干潟の清掃活動を行いました。また、稲永ビジターセンターのスタッフから、マイクロプラスチックのお話しもあり、みんながごみを拾った場所にも無数にそれはありました。「土ごと拾えばいい、でも干潟の土がなくなってしまう・・・」などの意見が出て、それぞれが考えてくれる場面がありました。

担任の先生と4年生のみなさんに清掃活動で感じたこと、1年間藤前干潟を学習してきて印象に残ったことなどをインタビューさせていただいたので、ご紹介したいと思います。

【担任の先生の感想】

今回の清掃で感じたことは、大きいごみより細かいごみが多い。もともとあったものではなく、流れてきたようなごみがたくさんあるので、それを見て今まで勉強してきたこと、「山・川・海は繋がっている、自分たちの住んでいる所から流れてきている、昔、埋立られる計画が持ち上がり、干潟がなくなるかもしれなかったこと」など、実際に藤前干潟で清掃活動を通して、ごみの様子をみて実感しているように感じる。

藤前干潟を学習してからは、関心を持ち、休みの日に藤前干潟に来る子もいるようだ。ここはとても有名な所で大事にしていかなくてはいけない場所であることを年間の学習を通して理解出来たと思う。

子どもたちを連れて来るのは大変だが、いつも楽しみにしている。

ごみを捨ててはいけない、また、それを注意できる人になってくれると嬉しいと思う。

【子ども達の清掃活動の感想】

・缶やペットボトル、ディスク、注射器、袋、布団などがあった。

・ペットボトルがないのにキャップだけがたくさんあった。

・捨てずにリサイクル出来るものはすればいいのに、と思う。

・いろんな人にごみを無くしてほしい。

・実際藤前干潟でごみ拾いをして、たくさんごみが流れ着いているのを見て、環境のことを気にしていない人がいるんだ、と嫌な思いをした。

【藤前干潟の感想】

・鳥の名前や干潟のいろんなことを知ることが出来た。

・藤前干潟はいろんな生き物がいてすごいと思った。

子ども達の意見を聞いて、担任の先生の思いがとても伝わっているのでは、と感じました。

清掃活動の最後にそれぞれのグループが干潟についてまとめたポスターの贈呈式が行われました。

こちらは稲永ビジターセンターで大切に展示させていただきます。

それぞれ違うタイトルでまとめがしてあり、学習したこと、感想が書かれていました。

・ラムサール条約について

・環境問題について

・藤前干潟の鳥たち

・藤前干潟が大変!

・藤前干潟の歴史

・鳥以外の生きものについて

これからも藤前干潟やごみ問題に関心を持ち、学習したことを思い出してくれると嬉しいです。


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2019年03月12日外来植物を探す

中部山岳国立公園 関根陽太

こんにちは。

上高地は国立公園、山岳観光地として昔から多くの人が訪れています。

大自然の中で人が活動すると問題になってくるのが、外来植物です。

  

もともと上高地には生えていなかった植物が定着してしまうと、

景色を変えてしまったり、生態系に影響を及ぼしてしまったりすることもあります。

  

そんな外来植物を除去する活動もありますが、上高地では分布調査もしています。

  

  

夏に調査した様子を見てみましょう!

  

  

釜トンネルから横尾までの約13キロの谷にある車道や歩道をくまなく歩いて調査します!

歩きながらも目を光らせ、外来植物があればGPS機能が付いたカメラで撮影します。

  

上の写真は、発芽したばかりの外来植物を見つけたところです。

おしゃべりに夢中になると見落としてしまいそうになります!!

  

果てしなく地味で作業量が多いですが、この積み重ねが外来植物の蔓延を防ぐのです。

  

実はこの調査、パークボランティアさんの有志活動がきっかけで平成11年頃に始まりました!

その後、管理官事務所と信州大学が協力して調査方法を確立させてきたのです。

  

上高地の景色の裏には、こんな活動もあることを知ってもらえると嬉しいです。

  

詳しい結果は信越自然環境事務所のホームページに掲載しましたので、ぜひご覧になってください。

http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/30_6.html

  

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