ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [中部地区]

中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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上信越高原国立公園

258件の記事があります。

2017年07月24日カヤの平高原ではニッコウキスゲが見頃です

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは。長野県木島平村にあるカヤの平高原ではニッコウキスゲが見頃です。

<ニッコウキスゲの見頃は例年7月中旬から下旬です。しかし、今年は開花が少し遅く見頃の時期が後ろにずれているそうです。>


<ワタスゲの綿毛も見頃です。>


<アキアカネもたくさん飛んでいました。>


この湿原は北ドブ湿原という名前で、カヤの平高原総合案内所という中心的な施設(駐車スペースあり)から約45分歩きます。そこまで歩く途中のブナ林も見事です。


<ギンリョウソウ。漢字では「銀竜草」を当てるようです。腐生植物(成長に必要な養分を、共生する菌類から得て生活する植物)。>



カヤの平高原は標高約1,400mから1,700mにかけて広がる高原です。

宿泊は、カヤの平高原ロッジと2種類のテントサイト(車乗り入れ可能なテントサイトと常設のテントサイト)があります。泊りがけで避暑や星空を見るのも楽しそうです。

どうぞお出かけください。


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2017年07月14日アクティブ・レンジャー写真展開催中@東御市

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

現在、長野県東御市でアクティブ・レンジャー写真展を開催しています。

今回は、「湯の丸自然学習センター」と「池の平インフォメーションセンター」の2会場で同時開催しています。

【湯の丸自然学習センター 外観】


【池の平インフォメーションセンター 外観】

展示されている写真には、それぞれのアクティブ・レンジャーの想いを込めたコメントも添えています。この写真展は7月23日(日)までの開催となります。

また、標高1,7002,000mに位置する湯の丸高原や池の平湿原は、高原ならではの心地よい環境が広がります。登山道や遊歩道沿いには可憐なかわいい花々を見ることができるんですよ。ぜひ、写真展と共にお楽しみくださいね(o´∀`o)

今ならこんな景色が広がっています!

【池の平湿原にてアヤメの群落】

また、足下にはキレイな色の"シャジクソウ"を確認できました☆

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2017年06月22日山麓燃える菅平!

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子

梅雨に入っても雨が降らない・・・!

今日は菅平の登山者カウンターの点検を行ってきました。

 

6月の菅平といえば・・・レンゲツツジ!

01レンゲツツジ燃える菅平

 

根子岳の山麓も遠くから見てほのかに赤くなっていました。

02山麓燃える根子岳

 

カウンターのすぐ近くに蟻の巣があるので、作業をしていると蟻たちが騒がしくでてきます。

03ありがいっぱい

 

菅平湿原ではアカゲラが元気に飛び回っていました!

04菅平湿原のアカゲラ

 

菅平にも是非遊び下さい!

○菅平高原観光協会HP

http://sugadaira.com/

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2017年06月05日根子岳開山!

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子

6月3日(土)は根子岳の開山祭!

01根子神事

 

開山祭ではどこのお山も神事を行いますが、菅平はそれだけではありません!

同時に「菅平高原カントリーフェスティバル」が開催されているのです!

02菅平サマーフェス

 

昨年と変わって会場をサニアパークに移して開催されていましたが、大盛況!

フリーマーケットや・・・

03菅平サマーフェスフリマ

 

なんとバルーンで遊べる場所も・・・!

04菅平サマーフェスバルーン

 

レタス盛りや山菜天ぷらもとっても人気でした!

05山菜天ぷら

 

帰り道、お猿にでくわしました。何か食べています・・・。

06小猿

 

これからレタスがとっても美味しい季節!

涼しい菅平に是非遊びに来て下さい♪

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2017年06月05日万座インフォメーションセンター(仮称)建設中

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

現在、万座温泉にインフォメーションセンターを建設しています。

安全保護のため、工事区域への立ち入りはご遠慮いただいております。

ただし、万座名物の「空吹き(からぶき)」をご覧いただけるよう歩道を確保しご案内しています。

工事現場の向かって右側にスペースを設け、そこから歩いて空吹きを見学いただく形となります。足下など、十分ご注意いただきご利用ください。ご迷惑をおかけしておりますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

万座インフォメーションセンター(仮称)は、周辺の自然・歴史の紹介や観光情報の発信を行うほか、災害時における緊急時対応拠点施設として設置します。

施設内には休憩スペースや展示コーナーを設け、訪れる方に周辺の案内を行う予定です。

ぜひ、楽しみにしていただければと思います(o´∀`o)


【完成予想図】(オープンは平成30年度を予定)

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2017年05月25日根子岳で遭難対策協会の春期訓練がありました

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子

5月24日(火)に菅平湯の丸地区山岳遭難防止対策協会(略して遭対協)の春期訓練がありました。

01訓練開始

 

遭対協の春期訓練では、本格的登山シーズンに入る前に登山道の安全点検なども行っています。

登山道に覆い被さっている倒木をよけたり、道迷いしないように目印をつけたり・・・みなさんが安全に登山できるように遭対協の方々が現地確認をして下さっているんです。

02倒木処理

 

根子岳の登山道には桜やショウジョウバカマが咲いていました。

03桜

 

04ショウジョウバカマ

 

高校生の修学旅行の学校登山の一行に遭遇!登山中もおしゃべりに花が咲き、高校生は超元気です(笑)

04高校生

 

根子岳山頂からは四阿山が見えます。まだまだ雪が沢山残っています。

05四阿山

※四阿山の山頂付近や四阿山~根子岳への縦走ルートには沢山の雪が残っています。

 お気をつけ下さい。

 

根子岳から小根子岳の間にも雪が残っていました!

06根子~残雪

 

下山中にキジや・・・

07キジ

 

モズの姿も!

08モズ遠望

 

09モズ拡大

 

これから本格的に登山シーズンに入ります。

遭対協の方々のお世話にならないよう、登山の際は十分な準備と下調べをして臨んで下さいね!

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2017年05月23日まだまだ豊富な雪。スキーができます。

上信越高原国立公園 志賀高原 アクティブレンジャー則武 敏史

こんにちは、上信越高原(じょうしんえつこうげん)国立公園の志賀高原地区担当です。

志賀高原の標高の高いところでは、まだまだ雪が豊富です。まだ営業中のスキー場があります!!

滑り足りないと感じておられる皆様、最後の滑りにお出かけください。


<渋峠のスキー場の営業は今週がラスト。撮影地点の標高は約2,150m。5月16日撮影。>



さて、上はスキー場の写真ですが、山の中はどうでしょう。

5月17日に、硯川から四十八池湿原(しじゅうはちいけしつげん)まで1時間ほど歩いて向かいました。四十八池湿原の標高は約1,890mです。


<四十八池湿原に向かう。写真奥に向かって無積雪期の道が続いていますが雪が積もっているので地面を見ることができません。積雪は約1mでした。結局、ほとんどの区間は雪の上を歩きました。>


<四十八池湿原の脇にある休憩所。ここも約1mの積雪。柱の周りから雪が溶け始めているのが面白い。>


<環境省が整備した公衆便所。雪による被害はみられませんでした。>


<四十八池湿原内は雪が溶け始めているところも見られました。湿原内を歩く際は雪の上を歩いて、植生の上を歩かないようにお願いします。木道が見える場合は木道を歩いてください。>



志賀高原の標高の高いところではまだ雪が豊富ですが、標高およそ1,500mの志賀高原自然保護官事務所の周辺では雪が溶け、春に向けて季節が変わりつつあることを感じます。


<志賀高原自然保護官事務所のすぐ近くにある蓮池。一面を厚く覆っていた雪はほとんど溶けました。>



6月になると開山祭が行われグリーンシーズンが始まります。また、志賀高原のソウルフードとも言われるネマガリタケのタケノコの季節ももうすぐです。景色だけでなく食も楽しみに志賀高原にお出かけください。

なお、志賀高原でタケノコを採取できるのは土地所有者が許可した限られた人のみです。一般の方の採取は原則禁止ですので、ご注意ください。



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2017年05月09日菅平高原にカウンターを設置しました!

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 前田久美子

5月2日に根子岳登山口や菅平湿原に登山者カウンターを設置しました!

01湿原カウンタ

 

根子岳には登山者の方もちらほら。まだまだ登山口には雪がありました。

02登山口

 

この日はとっても天気が良かったので、サンセットテラスからは北アルプス(中部山岳国立公園)が見渡せました!

03サンセットテラス

 

登山口で作業中、思わぬ出会いも!キビタキです♪

04キビタキ

 

遠いですが、ホオジロも!

05ホオジロ

 

今の時期は新芽が芽吹く前なので、野鳥が観察しやすいです。

ぜひ、菅平湿原でゆっくり観察してみて下さい!

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2017年04月24日この時期限定!雪の回廊♪

上信越高原国立公園 アクティブレンジャー 小林映絵

あちらこちらから桜の開花情報が聞かれるようになってきました。

桜の開花についてはマダですが、万座管内にも春の便りが(ノ´∀`)

群馬県草津町と長野県山ノ内町をつなぐ、国道292号線 志賀草津高原ルートの再開通式が執り行われました。

再開通式。ちょっとこの言葉に引っかかりますよね。なぜ"再"開通なのか・・・

その問いにお答えいたしましょう!

この国道292号線は、国道の中でも標高の一番高い場所を通っています。

冬期間は降雪量が多いため安全性を考慮し、11月中旬から4月下旬まで道路閉鎖が毎年行われています。

そのため、4月下旬には"再開通式"が執り行われるのです。

そしてこの開通式直後の目玉は"雪の回廊"です。

再開通式の後に早速撮影してきましたよ^^

雪回廊は、雪のあるこの時期限定です。

今年は降雪量が多く、高いところでは7mの雪の壁があります。

このお休みに足をお運びになってはいかがでしょう。

【草津白根山と雪の回廊】

なお、現在、草津白根山は火山警戒レベル2の状況であり、殺生ロープウェイ山麓駅ゲートから万座三叉路間は8:00から17:00まで通行のみ利用可となっております。夜間の利用や駐停車、一部の歩道の利用については規制が行われております。安全管理のためご理解とご協力をお願いいたします。

詳しくは群馬県及び草津町HPをご確認ください。

群馬県HP→http://www.pref.gunma.jp/06/h2800047.html

草津町HP→http://www.town.kusatsu.gunma.jp/www/contents/1492505340385/index.html

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2017年02月21日2017年シーズン、活動開始!

上信越高原国立公園 湯原敦子

2月18日、群馬県登山指導センターの開所式が行われました。

このセンターは、昭和41年12月20日に制定された群馬県谷川岳遭難防止条例により、設置された施設です。約50年の歴史を持ち、谷川岳登山の安全を、長い間、見守ってきました。

■群馬県谷川岳遭難防止条例制定までの経緯■(群馬県谷川岳登山指導センターHPから抜粋)

『谷川岳はその独特の山容から年間を通じて多くの登山者が訪れ、

 中でも一ノ倉岳を中心とする急峻な岩場地帯には、滑落の危険にもかかわらず、

 登坂成功の喜びと達成感を得るため、多くのクライマーが果敢に挑戦しています。

 遭難防止条例が制定された昭和41年までには455人にのぼる登山者が、尊い命を落とし、

 特に昭和41年には37人もの命が失われています。

 この当時の登山者には、登山経験が未熟なうえ、十分な登山計画や山岳装備を持たず

 に入山するケースが多く、また天候の急変など様々な原因が影響し、遭難事故に至っています。

 このため、これらの不慮の事故発生を防止し、かけがえのない尊い命を守るため、

 群馬県谷川岳遭難防止条例が制定されました。

 この条例では、特に死亡事故の発生数が多い、

 一ノ倉岳から南面の山域を登山危険地区と位置づけ、ここへ入山する登山者に対し、

 登山届け、又は登山計画書の提出を義務づけることにより、遭難事故を未然に防止し、

 登山に対する心構えと、安全啓発を行うことを目的としています。』



当日は、雪混じりの強風が吹く中、約20名が出席しました。

 
 【関係機関】群馬県観光局観光物産課

       登山指導員

       群馬県警沼田警察署

       谷川岳警備隊

       谷川岳ロープウエー株式会社

       みなかみ町長(代理:観光商工課)

       群馬県山岳連盟会長

       谷川自然保護官事務所










登山指導センター所長から、ザイルやピッケルの装備品が、登山指導員一人一人へ貸与されました。

その受け取る手から、任務への強い思いが伝わってきます。








登山指導員主任から、宣誓の言葉。










センター長の挨拶後、群馬県警沼田警察署長、みなかみ町長(代理:観光商工課)、群馬県山岳連盟会長らが、祝辞を述べました。

        【群馬県山岳連盟会長】

昨年12月の閉所式以来、館内に眠っていた看板を表に出し――――



















谷川岳登山指導センター、谷川岳警備隊、

2017年シーズン、いよいよ活動開始です!

登山指導員、谷川岳警備隊の笑顔が、遭難や事故を吹き飛ばしてくれそうです!

谷川岳登山指導センターには、
山岳に詳しいプロフェッショナルな登山指導員の方々がいらっしゃいますので、

登山についてのご不明な点など、気軽にたずねてみてはいかがでしょうか。

昭和41年の37名以降、死亡者は年々減少し、平成28年は2名でした。

ただ、この2名は、一ノ倉沢の岩場での死亡ではなく、一般登山道上で、発作や転倒によるものです。

           今年も、みなさん無事に、谷川岳周辺を楽しめますように―――

                    【昨年の夏の様子】

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